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音楽の持つ力

「音楽療法」という言葉を耳にしたことはありますか?
「音楽療法士」は日本ではまだまだメジャーではありません。「音楽療法士」として専門的に働く人よりも、看護師や介護士として働く人たちが、現場で音楽療法をしているというのが現状です。
しかし、言い方を変えれば、「音楽の持つ力」さえきちんと知っておけば誰にでも音楽を使って人を助けていくための入り口には立つことができるということです。

音楽の持つ力
目次

01音楽と身体

私たちは、音楽を聴くことで自然と足が動いたり、知らず知らずのうちにからだをゆすったりしています。
それはある時は激しく、またある時は緩やかに、音楽と同じ調子で、音楽に「同調」しているようですね。
こんな報告があります。
ある脳性マヒの子どもに刺激的な音楽を聞かせるととても混乱し、けいれんを起こしてしまったのです。しかし、規則正しくなだらかな拍子のメロディーの音楽であれば、スピードの速い音楽であっても心を落ち着かせたというのです。
また、パーキンソン病の患者に一定のリズム(メトロノーム音)に音楽(クラシック音楽のメロディー)を重ね合わせた音楽を聴いてもらうと、今まで運動指令が乱れて歩行障害となっていた症状を、改善することができたという報告もあります。これは近年「パーキンソン病」の患者への「有効的な音楽療法」として定着しつつあります。
私たちがウォーキングやランニングのときにリズミカルな音楽を聴きながら身体を動かすというのも、同じですよね。
このように、「音楽」と「身体」は密接に関係しているのです。

02音楽と心

少し前まではイライラしていたのに、好きな音楽を聴いて今は気持ちが落ち着いている、そんな経験はありませんか?
「落ち込んでいるから音楽でも聞いて元気になりたい」とか、「嫌なことを忘れたいから音楽を聴く」なんていうことも日常ではよくあることかもしれません。
個人差はあるかもしれませんが、一般的には癒されたいときはゆったりした音楽を聴くことで気持ちがリラックスできたり、活動的になりたいときはリズミカルな曲を聴くことでモチベーションをあげることができたりします。
このように、気分転換できるということは、「音楽」と「心」もまた、密接に関係してるのです。

2-1音楽と記憶

懐かしい音楽を聴くことで、その当時のことが鮮明に蘇ってきたり、いま忘れているような感情がこみあげてきたりした経験はありませんか?
好きだった人がよく聞いていた音楽を聴くと、その人のことまでも思い出されたり、受験勉強をしていたころに流れていた音楽を聴くと、勉強に励んでいた頃を思い出す、また、小学校の頃の掃除の時間に流れていた音楽は、その曲名よりも先に「掃除の音楽だ」と思って聞いてしまったり・・・
このように「音楽」はさまざまな「記憶」と結びつきやすいという性質も持っています。

2-2音楽と励まし

次は、先ほどの音楽を記憶と置き換えたりというような間接的な影響ではなく、直接的な影響をご紹介します。
私たちは、好きなアーティストの音楽を聴いたり、好きなドラマの主題歌を聴いたりすることで、「励まされたい」とか「慰めてほしい」というような気持ちを「音楽」そのものに求めてしまうことがあります。
この場合、曲だけではなく、歌詞の内容に求めてしまうことも多いですよね。その歌詞に「共感」できたり、またそれを「代弁してくれている」と捉えることもあるでしょう。
また、友達がその曲を聴いて励まされたという体験を聞くことで、自分も同じ曲で励まされたい!と思うこともあります。
このように、「音楽」そのものに「励まし」を求めて聞くこともしばしばあります。

2-3マスキング効果

歯医者さんに訪れたとき、待合室や診察室で流れている音楽を想像してみてください。
きっと、ゆったりとした音楽で、決して暗く悲しい音楽ではないでしょう。また、室内楽のような小編成のものやオルゴールの音色のような傾向が多いと思います。大編成のオーケストラやロックバンドなどの演奏はめったにありませんよね。
一般的に歯の治療を受けるということは、私たちにとってストレスがかかるものです。その不安を軽くするためというのはもちろんですが、「小さな音に神経を集中させる」ことで歯の治療の雑音から逃れることができるという効果もあるのです。
このように「包み隠す」という効果を「マスキング効果」と言いますが、音楽は日常生活の中で私たちにこんな効果も及ぼしてくれているのです。

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03音楽と社会性

ひとりで歌を歌ったり、楽器を演奏することによって、「満足感」や「達成感」を味わうこともできます。
しかし、誰かと一緒に歌を歌ったり、楽器を演奏したりすると、自分勝手に演奏することはできません。なぜなら、相手の音を聴いたり、相手がしようとしていることを理解しようとしたりするなど、さまざまな「協調性」が求められるからです。
周囲を良く見ながら、自分が何をするべきかという判断力、つまり「社会性」が必要になります。協調性や社会性が高まると、ひとりの時と比べて、大きな「満足感」や「達成感」を味わうことができます。
それは、合唱や合奏、アンサンブルを経験したことがある人はすぐに想像できるでしょう。
私たちは音楽を通じて、コミュニケーションを高めることができるのです。言葉では言い表せないようなことでも「自己実現」できるといっても過言ではありません。
このように、「音楽」は人間の「社会性」に大きな影響をもたらします。

04音楽療法とは

今までご説明してきたとおり、「音楽」は私たちの心身に大きな影響を与えます。その「音楽」を用いた療法が「音楽療法」と呼ばれています。
その「音楽療法」には世界中にさまざまな定義がありますが、日本音楽療法学会は「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」としています。
・・・難しい言葉ばかりですが、先ほどの「音楽」と「社会性」に結びつけて身近な例で考えてみましょう。
集団の中に入ったり、集団で物事をするのが苦手な子どもがいたとします。その子どもにとっては、まず不安を取り除くことが必要です。無理強いするのではなく少しずつ集団に入っていくことができるように「誘導」するのです。つまり、周囲の人が楽しそうだったり、周りに受け入れられているという安心感が、大きな一体感につながり、自己実現することへの不安が解消されるというわけです。
合唱や合奏などの音楽をするという楽しみがその動機づけになり、周囲の人に関心を持ち、社会性を持つための第一歩となる場合もあります。
無理に社会に適応させようと頑張るのではなく、「みんなで音楽をする」という機会を作ってあげてみるだけで良いのです。
これも立派な「音楽療法」と言えるでしょう。
いかがでしたか?
皆さんもご存知だったはずの「音楽の持つ力」を見つめなおすだけで、それが新しい扉を開けることになるかもしれません。
是非、音楽をもっと身近なものとして生活に取り入れてみてくださいね。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
川島光将
川島光将 先生
指揮者・作曲家・編曲家
1980年代生まれ。東海地方出身。音楽教員として中学高等学校で勤務。現在は指揮者・作曲家・編曲家として活動。また障がい児への音楽療法に携わる。
川島光将

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