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空間ディスプレイデザイナー®

こんなにあった!照明と照明器具の種類について

空間のイメージを変えたい場合、注目するべきは照明。照明の色や種類を変えるだけでも空間の雰囲気をチェンジすることができます。では、照明によって生まれる違いとはどのようなものなのでしょうか。今回は空間デザインの照明の役割や、照明器具の種類についてご紹介します。

こんなにあった!照明と照明器具の種類について
目次

01空間デザインにおける照明の役割

空間デザインにおいて、照明は非常に重要です。では照明は空間に対してどのような効果を与えるのでしょうか。

1-1空間デザインの4要素のひとつが「光」

一般的に、空間のデザインは4つの要素で構成されると言われています。それが「形」や「素材」、「色」。「形」は高さや広さなど空間の形そのもの、「素材」は空間を構成するコンクリートや木材など、「色」はどのような色を用いるかということ。
そして、その4つの要素のひとつが「光」です。

1-2照明によってさまざまな光をデザイン

それでは「光」は空間にどのような要素を与えるのでしょうか。
まず「光」の重要な役割が雰囲気づくり。たとえば蛍光灯と白熱灯では、同じ光でも空間に与える雰囲気が異なるもの。まったく同じ広さとインテリアの空間でも、光の質や色によって、人の心に与える印象は大きく違います。
また、「光」にはものをはっきり見せるという役割があります。そのため、本を読む場所や文字を書く場所では明るい光、逆にリラックスするための場所は少し暗くなど、空間の用途によって使用する光を変化させることが必要です。
さらに光には空間に奥行きを持たせるという効果もあります。すべてがはっきりと見える照明を使うと、ものが見やすくなる反面、空間の隅々まで照明が届き、奥行きが失われるもの。逆にある程度の場所に暗さを残すことで、空間はじっさいよりも高く、広く感じることがあります。

02照明の種類

照明の器具や電球には様々な種類があります。空間に効果的な照明を選ぶためには、まずそれぞれの特徴を知っておくことが必要です。

2-1照明器具と電球

一口に照明器具と言っても、その種類は様々な。取り付ける場所や形によっても種類が異なり、それぞれの効果も異なります。
一方の電球の場合、家庭で使われるのは主に蛍光灯、白熱球、LED電球の3種類です。
また、電球の色にも特徴があります。一般的に販売されているのは「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類。電球色はオレンジ色の光で、逆に昼光色は青白い光になります。また、電球色は温かみがあり目が疲れにくい、昼光色は集中力が高まり細かい部分まで見やすいという特徴も。
これらの色は空間のイメージを左右する重要な要素。家具の色にも影響を与えるため、色を選ぶことも必要です。

2-2建築化照明

「建築化照明」とは、吊り下げ式の照明ではなく、壁や天井など、建物と一体になった照明のこと。壁に取り付けたパネルの裏側が照明になっているものもあり、構造物と一体化しているのが特徴です。建築化照明の特徴は光が間接的に当たるということ。そのため、柔らかい光を得ることができ、空間にも広がりを感じることができます。

2-3照明方式

照明は、種類だけでなく、光をどのように当てるかという「照明方式」によっても違いが生まれます。
照明方式には、照明器具のレイアウトの違いによって3つの種類があります。
まずもっとも一般的なのが「全般照明方式」。全般照明方式は空間の明るさを均質にするために用いられるもので、オフィスなど明るく、はっきりとした照明が必要なときに行われます。
全般照明方式では均一な光を得るため、等間隔で照明を設置します。
一方、必要な場所だけに光を当てるのが「局部照明方式」。スポットライトなどが代表的なもので、光がある部分とない部分の差が大きくなります。
もうひとつの照明方式が「タスクアンビエント照明方式」。タスクアンビエント照明方式とは、全般照明方式と局部照明方式を組み合わせたもので、空間全体を照らしながら、必要なものにも照明を当てる方式です。

2-4配光

照明は器具によって光の強さや形も異なります。この器具による光の違いを「配光」と呼びます。配光は器具や電球の種類と同じぐらい照明では重要な要素。
配光は照明の形や素材によっても違いが生まれるため、どのような光を必要としているのかあらかじめイメージすることが必要です。

03照明器具の用途と形

照明器具は用途と形によって様々な名称があります。照明器具の名称や特徴を覚えておくことは、効果的に光を利用するために必要です。

3-1シーリングライト

「シーリングライト」は、天井に直接取り付けるタイプの照明器具。吊り下げるタイプの照明とは異なり、平らな形状をしているため、空間全体を均等に照らすことができます。
照明器具自体の厚みがないこともあり、部屋を広く見せる効果があります。

3-2ダウンライト

「ダウンライト」は天井に埋め込んで使用する照明器具です。天井に張り付けるような形のシーリングライトに対して、天井にくぼみを作る形のもので、開口部が小さいため、照明器具が目立たないという特徴があります。
ダウンライトは家庭の場合には廊下などに使用されますが、ショップなどではディスプレイを目立たせるために使われることがあります。
ダウンライトは器具の中に鏡を付けて効率よく広い範囲を照らすことができる「コーン型」や、壁に沿って光を当てる「ウォールウォッシャー型」、角度を変えることでスポットライトの効果を得ることができる「ユニバーサル型」、光を制御するためのレンズがついている「ピンスポット型」など様々なタイプがあります。
タイプによって効果が異なるため、空間デザインでは多用される照明器具ということができるでしょう。

3-3ペンダントライト

ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明器具で、ダイニングルームやリビングルームなど、家庭で使われる機会が多い照明器具のひとつ。
ペンダントライトはカサの大きさや素材によって光をコントロールできるという特徴があり、高さを変えることでも様々な光を演出することができます。
なお、ペンダントライトにはレールに取り付けるものもあり、複数の光を使うことでさらに多様な空間演出が可能になります。
ちなみに、装飾性が高く、複数のライトなどを使用したペンダントライトはシャンデリアと呼ばれます。

3-4ブラケットライト

「ブラケットライト」は壁に直接取り付けるタイプの照明器具です。壁から突き出す形になるため、高い位置に設置されることが一般的です。固定されているため、取り付けるときにはあらかじめ光の当たり具合をイメージする必要があります。

3-5スタンドライト

「スタンドライト」は、スタンドと一体型になった照明器具で、場所を移動できることが特徴。床に置くものやデスクに置くものなどの種類があり、家庭でも使われることの多い照明器具です。

3-6足元灯

「足元灯」は暗い場所で足元を照らすために使われる照明器具です。場所を移動できるものや、あらかじめ壁や階段に埋め込まれることもあります。また、屋内だけでなく、門から玄関までのアプローチなど、屋外で使用されるケースもあり、実用性だけでなく、空間演出に使われることも少なくありません。

04まとめ

照明は単なる明かりだけでなく、空間の雰囲気を演出するために重要な役割を果たします。もしお部屋の雰囲気やイメージを変えたいという場合には、照明器具選びから始めてみてはいかがでしょうか。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
StudioAndante
StudioAndante 先生
大阪市出身。家具売場の販売員として勤務する傍ら夜間専門学校に入学し、建築士資格を取得。
百貨店建装部・設計事務所・工務店勤務等を経て空間デザイン事務所「スタジオアンダンテ/竹ノ内美代子インテリアデザイン事務所」を設立。
StudioAndante

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