これですっきり!インテリアの基本配置とおすすめの配置
広々とした居心地のいいお部屋は誰もが憧れるもの。しかし、実際には部屋の広さには限りがあるため、なかなか思い通りにはなりません。そんなとき、工夫したいのが家具の配置。家具の配置を適切に行うことで、どんな部屋でも居心地のいいお場所に変身させることができます。今回はインテリアの基本的な配置とおすすめの配置をご紹介します。
- 目次
- 1. インテリアの基本配置
- 1-1. スムーズに動けるように動線を考える
- 1-2. 人が楽に通れる通路をつくる(横向き、正面、2人)
- 1-3. 立つ座るの動作が楽にできる(椅子が壁にぶつからない)
- 2. 部屋を広く見せるインテリアの位置
- 2-1. 壁際にまとめて配置する
- 2-2. 視線の妨げにならないように配置する
- 2-3. 背の低い家具は入口ではなく奥の窓側
- 3. リラックスできるインテリアの配置
- 3-1. ソファは真ん中
- 3-2. 低めの家具、座われるスタイルをつくる
- 4. 生活感のないおしゃれな部屋にするインテリの配置
- 4-1. 衝立や棚で仕切るように配置する
- 4-2. カーテンをつけて眼隠しをする
- 4-3. グリーンでキッチンなどを仕切る
- 5. まとめ
01インテリアの基本配置
実はインテリアの配置には基本的なルールがあります。このルールを守ることで部屋の印象は大きく変わります。
1-1スムーズに動けるように動線を考える
インテリアの配置を考える上で、まず注意したいのが「動線」です。動線とは、部屋の中をどのように人が移動するかというルートのこと。このルートを考えることで、部屋の使いやすさもアップします。
動線を考えるときには、どうすれば最短距離で目的の場所を移動できるのかということに注目しましょう。
たとえばリビングルームの場合、目的の場所は部屋のソファ。そこまでの道のりをまず確保して、その周囲に家具を配置するだけでも使いやすい部屋が出来上がります。
1-2人が楽に通れる通路をつくる(横向き、正面、2人)
動線を考えるときには、家族構成についても注意することが必要です。よく通るルートの場合、人が二人通ってもすれ違えるスペースが必要になります。逆にあまり通らない場所の場合、横向きで通れるスペースさえあれば十分です。
その他にも、大きな荷物を持って通る場所は少し余分にスペースを確保するなどすると、生活の上でのストレスを軽減することができます。
1-3立つ座るの動作が楽にできる(椅子が壁にぶつからない)
お部屋のスペースが必要になるのは、移動するときだけではありません。たとえば椅子に座っている場合、立つときには後ろに椅子を引くためのスペースも必要です。もし椅子を後ろに引いたとき、別の家具にぶつかってしまったり、十分に椅子を後ろに引けなかったりと言った場合、非常に使いにくい部屋になってしまいます。
椅子以外にも、引き出しや戸棚、下のものを取り出すときには、しゃがむためのスペースも必要です。
インテリアを配置するときには、立ったり座ったりという動作が楽にできるかどうかにも気を付けましょう。
02部屋を広く見せるインテリアの位置
日本の住宅事情では、なかなか広い部屋を持つことは難しいものです。しかし、インテリアの配置を工夫することで、実際よりも部屋を広く感じさせることができます。
2-1壁際にまとめて配置する
部屋を広く見せたいという場合、おすすめなのが家具をまとめて壁際に配置するという方法です。一般的に、適切な家具の量は床面積の三分の一と言われています。もしそれ以上の家具を置いた場合、床が見える面積が少なくなるため、実際以上に部屋が狭く感じられてしまいます。
本来であれば、多すぎる家具は処分したいところですが、収納の量などを考えると、そうはいかないことがほとんど。そんなとき、壁際に家具をまとめて配置すると、空いた床の面積が実際以上に広く感じられるため、結果として部屋を広く見せることができます。
2-2視線の妨げにならないように配置する
部屋を広く見せたいとき、視線について考えることも必要です。たとえばいつも座るソファから窓や庭が見える場合、実際よりも部屋を広く感じることができますが、反対にすぐに視線が途切れてしまうと、なんだか部屋が狭くなったように感じます。
このように、部屋を広く見せたいという場合には視線が抜けるかどうかが重要です。窓の近くに大きな家具を置かない、できるだけ視線を外に誘導するといった工夫によって、視線の抜けが良くなり、実際よりも部屋が広く感じられます。
2-3背の低い家具は入口ではなく奥の窓側
室内に家具を置く場合、背が高いものが多いとどうしても圧迫感を与えてしまいます。そのため、部屋を広く見せたいときには、できるだけ背の低い家具をそろえることが重要になります。
ただし、どうしても背の高い家具を置かなければならないという場合は部屋の入口近くがおすすめ。部屋の入口の壁際や隅に背の高い家具を置くことで、家具の圧迫感を避けることができます。
逆に背の低い家具は、入口ではなく奥の窓側に配置しましょう。そうすることで、目に入る窓の面積が大きくなるだけでなく、遠近感が生まれることでより一層部屋を広く感じることができます。
03リラックスできるインテリアの配置
リビングルームは家の中でももっともリラックスできる場所。しかし、インテリアの配置をまちがうと、なんだか居心地の悪い場所になってしまいます。では、リラックスできるリビングにするためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
3-1ソファは真ん中
もしソファに座ってリラックスしたいという場合、ソファはリビングの真ん中に配置しましょう。その際、人の動きや物の多いキッチンやダイニングを背中側に、窓やテレビなどを正面に置くと、生活感のあるものが目に入らなくなるため、リラックスしてくつろぐことができます。
この配置の場合、来客の際にも、お客さんに慌ただしい感じを与えないというメリットもあります。
3-2低めの家具、座われるスタイルをつくる
リビングのインテリアでおすすめなのが、できるだけ低い家具を集めること。すでに説明したように、高い家具に囲まれているとどうしても圧迫感を感じますが、視線の高さより低い家具の場合では、リラックスした状態で過ごすことができます。
さらにリラックスしたいという場合には、思い切って座れるスタイルをつくることもおすすめです。
04生活感のないおしゃれな部屋にするインテリの配置
生活感のない部屋はおしゃれで憧れるものです。では、どうすればお部屋の生活感を隠せるのでしょうか。
4-1衝立や棚で仕切るように配置する
生活感を隠すため、役に立つのが衝立や棚。衝立や棚を使って空間を仕切ることで、生活のスペースとリラックスのための場所を分けることができます。なお、高い棚は圧迫感が出てしまうため、背の低い棚を使うのがおすすめです。なお、仕切りのための棚に物をたくさん入れてしまうと、それが生活感の原因になることもあるので注意しましょう。
4-2カーテンをつけて眼隠しをする
もし生活感を完全にシャットアウトしたいなら、カーテンを付けて見られたくないものを隠してしまうという方法もあります。カーテンならすぐに取り付けることができるだけでなく、衝立や棚のように場所を取ることもないため、狭い部屋にもおすすめです。
ただし、暗い色のカーテンを使うとその部分が重くなり、逆に目立ってしまうこともあるため、できるだけ明るい色を使うとよいでしょう。
4-3グリーンでキッチンなどを仕切る
空間の仕切りとして役立つのが、観葉植物などのグリーン。植物を使うと空間を仕切るだけでなく、陰影によってスペースに奥行きが生まれ、実際よりも部屋を広く感じることができます。また衝立や棚、カーテンのように面で仕切るだけでなく、ワンポイントとして区切ることもできるため、リビングとベッドルームなどの間に置くだけでも大きく部屋の印象を変えることができます。
05まとめ
基本的な配置さえ覚えておけば、インテリアによっておしゃれな部屋を作ることは意外に簡単なものです。もし興味が出てきたという方は、インテリアについてもっとくわしく調べてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
設計・インテリアコーディネート業務のほか、セミナー講師やコラム執筆などにも精力的に携わっている。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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- どう違うの?ヘアメイクとスタイリストの関係とヘアスタイリストについて
- 知っておくとおしゃれ度アップ!ファッションコーディネートの基本
- 気になるスタイリストの年収はどのくらい?
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- 快適なインテリアを作るなら!部屋に使う色の効果と選び方
- あの人の性格もすぐに分かる!色の好みから分かる性格について
- カラーセラピーの色の意味
- カラーセラピーの種類と効果
- 日本古来の色を調べてみよう 冬編
- どうすればいい?インテリデザイナーになるには
- どれを選べばいい?インテリア関連の資格について
- これですっきり!インテリアの基本配置とおすすめの配置
- 押さえておきたいインテリアの基本配色と印象別の配色
- これは知っておきたい!インテリアの基本知識
- こんなにあった!インテリアに関わる仕事の種類
- あこがれの職業・インテリアデザイナーの仕事と資格取得のメリットとは?
- 意外と知らないインテリアデザイナーとインテリアコーディネートの違いとは
- 注目のお仕事・インテリアアドバイザーとは
- 気になる!インテリアデザイナーの年収は
- 子どもとの暮らしをハッピーなものにする住空間とは
- 格子窓でおしゃれなインテリアをつくるためのヒント
- ホワイトボード活用術♪クリエイティブな「書けるインテリア」を作ろう
- インテリア設計士ってどんな資格
- 理系文系インテリアデザインの仕事が面白く複雑な理由
- インテリアデザイナー資格4種の概要と難易度解説!
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- 色彩検定1級合格への道:心構えと健康管理の秘訣
- 独学でカラーコーディネーター試験に挑む!成功へのステップとポイント
- 色彩のプロが活躍する世界:カラーコーディネーターの可能性
- 成功のためのカラーコーディネーター試験対策:詳細と準備法
- カラーコーディネーターとは?役割とその重要性を徹底解説
- 色彩検定を独学で取得するための効果的な学習法とは?
- 色彩検定2級取得でプロフェッショナルへの道を拓く
- 色彩検定資格3級入門:資格のメリットと試験のポイント
- カラーコーディネーターと色彩検定の違いを徹底比較
- 色彩検定を独学でクリアする秘訣:効果的な学習ツールと勉強法の全貌
- カラーコーディネーターと色彩検定の違いとは?各資格の特徴を徹底解説
- 色彩に関する資格の全貌:カラーコーディネーター検定から色彩検定まで
- カラーセラピストの多彩な役割と実践的活動
- カラーセラピー診断の効果と実践事例:心と体のバランスを整える方法
- カラーボトルで彩る心と体のバランス:セラピーの秘密
- 色彩がもたらす癒しの力:カラーセラピーのメカニズムと効果
- 日常に取り入れるカラーセラピー:色彩の力で豊かな生活を
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
1-1スムーズに動けるように動線を考える
インテリアの配置を考える上で、まず注意したいのが「動線」です。動線とは、部屋の中をどのように人が移動するかというルートのこと。このルートを考えることで、部屋の使いやすさもアップします。
動線を考えるときには、どうすれば最短距離で目的の場所を移動できるのかということに注目しましょう。
たとえばリビングルームの場合、目的の場所は部屋のソファ。そこまでの道のりをまず確保して、その周囲に家具を配置するだけでも使いやすい部屋が出来上がります。
1-2人が楽に通れる通路をつくる(横向き、正面、2人)
動線を考えるときには、家族構成についても注意することが必要です。よく通るルートの場合、人が二人通ってもすれ違えるスペースが必要になります。逆にあまり通らない場所の場合、横向きで通れるスペースさえあれば十分です。
その他にも、大きな荷物を持って通る場所は少し余分にスペースを確保するなどすると、生活の上でのストレスを軽減することができます。
1-3立つ座るの動作が楽にできる(椅子が壁にぶつからない)
お部屋のスペースが必要になるのは、移動するときだけではありません。たとえば椅子に座っている場合、立つときには後ろに椅子を引くためのスペースも必要です。もし椅子を後ろに引いたとき、別の家具にぶつかってしまったり、十分に椅子を後ろに引けなかったりと言った場合、非常に使いにくい部屋になってしまいます。
椅子以外にも、引き出しや戸棚、下のものを取り出すときには、しゃがむためのスペースも必要です。
インテリアを配置するときには、立ったり座ったりという動作が楽にできるかどうかにも気を付けましょう。
02部屋を広く見せるインテリアの位置
日本の住宅事情では、なかなか広い部屋を持つことは難しいものです。しかし、インテリアの配置を工夫することで、実際よりも部屋を広く感じさせることができます。
2-1壁際にまとめて配置する
部屋を広く見せたいという場合、おすすめなのが家具をまとめて壁際に配置するという方法です。一般的に、適切な家具の量は床面積の三分の一と言われています。もしそれ以上の家具を置いた場合、床が見える面積が少なくなるため、実際以上に部屋が狭く感じられてしまいます。
本来であれば、多すぎる家具は処分したいところですが、収納の量などを考えると、そうはいかないことがほとんど。そんなとき、壁際に家具をまとめて配置すると、空いた床の面積が実際以上に広く感じられるため、結果として部屋を広く見せることができます。
2-2視線の妨げにならないように配置する
部屋を広く見せたいとき、視線について考えることも必要です。たとえばいつも座るソファから窓や庭が見える場合、実際よりも部屋を広く感じることができますが、反対にすぐに視線が途切れてしまうと、なんだか部屋が狭くなったように感じます。
このように、部屋を広く見せたいという場合には視線が抜けるかどうかが重要です。窓の近くに大きな家具を置かない、できるだけ視線を外に誘導するといった工夫によって、視線の抜けが良くなり、実際よりも部屋が広く感じられます。
2-3背の低い家具は入口ではなく奥の窓側
室内に家具を置く場合、背が高いものが多いとどうしても圧迫感を与えてしまいます。そのため、部屋を広く見せたいときには、できるだけ背の低い家具をそろえることが重要になります。
ただし、どうしても背の高い家具を置かなければならないという場合は部屋の入口近くがおすすめ。部屋の入口の壁際や隅に背の高い家具を置くことで、家具の圧迫感を避けることができます。
逆に背の低い家具は、入口ではなく奥の窓側に配置しましょう。そうすることで、目に入る窓の面積が大きくなるだけでなく、遠近感が生まれることでより一層部屋を広く感じることができます。
03リラックスできるインテリアの配置
リビングルームは家の中でももっともリラックスできる場所。しかし、インテリアの配置をまちがうと、なんだか居心地の悪い場所になってしまいます。では、リラックスできるリビングにするためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
3-1ソファは真ん中
もしソファに座ってリラックスしたいという場合、ソファはリビングの真ん中に配置しましょう。その際、人の動きや物の多いキッチンやダイニングを背中側に、窓やテレビなどを正面に置くと、生活感のあるものが目に入らなくなるため、リラックスしてくつろぐことができます。
この配置の場合、来客の際にも、お客さんに慌ただしい感じを与えないというメリットもあります。
3-2低めの家具、座われるスタイルをつくる
リビングのインテリアでおすすめなのが、できるだけ低い家具を集めること。すでに説明したように、高い家具に囲まれているとどうしても圧迫感を感じますが、視線の高さより低い家具の場合では、リラックスした状態で過ごすことができます。
さらにリラックスしたいという場合には、思い切って座れるスタイルをつくることもおすすめです。
04生活感のないおしゃれな部屋にするインテリの配置
生活感のない部屋はおしゃれで憧れるものです。では、どうすればお部屋の生活感を隠せるのでしょうか。
4-1衝立や棚で仕切るように配置する
生活感を隠すため、役に立つのが衝立や棚。衝立や棚を使って空間を仕切ることで、生活のスペースとリラックスのための場所を分けることができます。なお、高い棚は圧迫感が出てしまうため、背の低い棚を使うのがおすすめです。なお、仕切りのための棚に物をたくさん入れてしまうと、それが生活感の原因になることもあるので注意しましょう。
4-2カーテンをつけて眼隠しをする
もし生活感を完全にシャットアウトしたいなら、カーテンを付けて見られたくないものを隠してしまうという方法もあります。カーテンならすぐに取り付けることができるだけでなく、衝立や棚のように場所を取ることもないため、狭い部屋にもおすすめです。
ただし、暗い色のカーテンを使うとその部分が重くなり、逆に目立ってしまうこともあるため、できるだけ明るい色を使うとよいでしょう。
4-3グリーンでキッチンなどを仕切る
空間の仕切りとして役立つのが、観葉植物などのグリーン。植物を使うと空間を仕切るだけでなく、陰影によってスペースに奥行きが生まれ、実際よりも部屋を広く感じることができます。また衝立や棚、カーテンのように面で仕切るだけでなく、ワンポイントとして区切ることもできるため、リビングとベッドルームなどの間に置くだけでも大きく部屋の印象を変えることができます。
05まとめ
基本的な配置さえ覚えておけば、インテリアによっておしゃれな部屋を作ることは意外に簡単なものです。もし興味が出てきたという方は、インテリアについてもっとくわしく調べてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
設計・インテリアコーディネート業務のほか、セミナー講師やコラム執筆などにも精力的に携わっている。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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- 色彩がもたらす癒しの力:カラーセラピーのメカニズムと効果
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Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
2-1壁際にまとめて配置する
部屋を広く見せたいという場合、おすすめなのが家具をまとめて壁際に配置するという方法です。一般的に、適切な家具の量は床面積の三分の一と言われています。もしそれ以上の家具を置いた場合、床が見える面積が少なくなるため、実際以上に部屋が狭く感じられてしまいます。
本来であれば、多すぎる家具は処分したいところですが、収納の量などを考えると、そうはいかないことがほとんど。そんなとき、壁際に家具をまとめて配置すると、空いた床の面積が実際以上に広く感じられるため、結果として部屋を広く見せることができます。
2-2視線の妨げにならないように配置する
部屋を広く見せたいとき、視線について考えることも必要です。たとえばいつも座るソファから窓や庭が見える場合、実際よりも部屋を広く感じることができますが、反対にすぐに視線が途切れてしまうと、なんだか部屋が狭くなったように感じます。
このように、部屋を広く見せたいという場合には視線が抜けるかどうかが重要です。窓の近くに大きな家具を置かない、できるだけ視線を外に誘導するといった工夫によって、視線の抜けが良くなり、実際よりも部屋が広く感じられます。
2-3背の低い家具は入口ではなく奥の窓側
室内に家具を置く場合、背が高いものが多いとどうしても圧迫感を与えてしまいます。そのため、部屋を広く見せたいときには、できるだけ背の低い家具をそろえることが重要になります。
ただし、どうしても背の高い家具を置かなければならないという場合は部屋の入口近くがおすすめ。部屋の入口の壁際や隅に背の高い家具を置くことで、家具の圧迫感を避けることができます。
逆に背の低い家具は、入口ではなく奥の窓側に配置しましょう。そうすることで、目に入る窓の面積が大きくなるだけでなく、遠近感が生まれることでより一層部屋を広く感じることができます。
03リラックスできるインテリアの配置
リビングルームは家の中でももっともリラックスできる場所。しかし、インテリアの配置をまちがうと、なんだか居心地の悪い場所になってしまいます。では、リラックスできるリビングにするためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
3-1ソファは真ん中
もしソファに座ってリラックスしたいという場合、ソファはリビングの真ん中に配置しましょう。その際、人の動きや物の多いキッチンやダイニングを背中側に、窓やテレビなどを正面に置くと、生活感のあるものが目に入らなくなるため、リラックスしてくつろぐことができます。
この配置の場合、来客の際にも、お客さんに慌ただしい感じを与えないというメリットもあります。
3-2低めの家具、座われるスタイルをつくる
リビングのインテリアでおすすめなのが、できるだけ低い家具を集めること。すでに説明したように、高い家具に囲まれているとどうしても圧迫感を感じますが、視線の高さより低い家具の場合では、リラックスした状態で過ごすことができます。
さらにリラックスしたいという場合には、思い切って座れるスタイルをつくることもおすすめです。
04生活感のないおしゃれな部屋にするインテリの配置
生活感のない部屋はおしゃれで憧れるものです。では、どうすればお部屋の生活感を隠せるのでしょうか。
4-1衝立や棚で仕切るように配置する
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もし生活感を完全にシャットアウトしたいなら、カーテンを付けて見られたくないものを隠してしまうという方法もあります。カーテンならすぐに取り付けることができるだけでなく、衝立や棚のように場所を取ることもないため、狭い部屋にもおすすめです。
ただし、暗い色のカーテンを使うとその部分が重くなり、逆に目立ってしまうこともあるため、できるだけ明るい色を使うとよいでしょう。
4-3グリーンでキッチンなどを仕切る
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河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
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4-1衝立や棚で仕切るように配置する
生活感を隠すため、役に立つのが衝立や棚。衝立や棚を使って空間を仕切ることで、生活のスペースとリラックスのための場所を分けることができます。なお、高い棚は圧迫感が出てしまうため、背の低い棚を使うのがおすすめです。なお、仕切りのための棚に物をたくさん入れてしまうと、それが生活感の原因になることもあるので注意しましょう。
4-2カーテンをつけて眼隠しをする
もし生活感を完全にシャットアウトしたいなら、カーテンを付けて見られたくないものを隠してしまうという方法もあります。カーテンならすぐに取り付けることができるだけでなく、衝立や棚のように場所を取ることもないため、狭い部屋にもおすすめです。
ただし、暗い色のカーテンを使うとその部分が重くなり、逆に目立ってしまうこともあるため、できるだけ明るい色を使うとよいでしょう。
4-3グリーンでキッチンなどを仕切る
空間の仕切りとして役立つのが、観葉植物などのグリーン。植物を使うと空間を仕切るだけでなく、陰影によってスペースに奥行きが生まれ、実際よりも部屋を広く感じることができます。また衝立や棚、カーテンのように面で仕切るだけでなく、ワンポイントとして区切ることもできるため、リビングとベッドルームなどの間に置くだけでも大きく部屋の印象を変えることができます。
05まとめ
基本的な配置さえ覚えておけば、インテリアによっておしゃれな部屋を作ることは意外に簡単なものです。もし興味が出てきたという方は、インテリアについてもっとくわしく調べてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
設計・インテリアコーディネート業務のほか、セミナー講師やコラム執筆などにも精力的に携わっている。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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