今人気のインテリアデザイナー資格を通信講座で自宅にいながら簡単に最短で資格取得できます
インテリアデザイナー

インテリアの配色とは?印象別の配色パターンを徹底解説!

インテリアの配色は、空間の雰囲気や印象を決定づける重要な要素です。
色は感情に直接影響を与えるため、選ぶ色やその組み合わせによって、居心地の良さや活気、静けさなどが変わります。
例えば、暖色系の色合いは、温かみや親しみを感じさせ、活気のある空間を創出します。
寒色系の色は、リラックスや安らぎをもたらし、クールで洗練された印象を与えるでしょう。
インテリアを考えるとき、色は大切な要素です。色を変えるだけでもお部屋の印象ががらりと変わるだけでなく、色の組み合わせによって様々なイメージを作ることにもつながります。今回は、インテリアの基本配色と色が与える印象について解説します。

押さえておきたいインテリアの基本配色と印象別の配色
目次

01インテリアの配色とは?基本的な知識

インテリアの配色とは?基本的な知識は以下の通りです。 ● 配色の重要性と心理的影響 ● インテリアの配色計画の立て方 ● 代表的なカラーの特性と効果 こちらを順に解説していきます。

1-1配色の重要性と心理的影響

インテリアの配色とは、空間を構成する色の選び方や組み合わせのことを指します。 適切な配色は、居住空間の印象を大きく左右し、居心地よさや機能性を高める重要な要素です。 例えば、明るい色合いは空間を広く感じさせ、暗い色合いは落ち着きを与えることができます。 また、色には心理的な影響があり、選ぶ色によって気分や感情が変わります。 暖色系は、エネルギーや温もりを感じさせ、社交的な雰囲気を作り出し、寒色系は、リラックスや安らぎをもたらし、集中力を高める効果があるのです。 さらに、中性色は、他の色と調和しやすく、落ち着いた印象を与えるでしょう。 このように、インテリアの配色は単なる美しさにとどまらず、住む人の心地よさやライフスタイルにも深く関わっています。 正しい配色を選ぶことで、理想の空間を実現することが可能です。

1-1インテリアの配色計画の立て方

インテリアの配色計画は、空間を魅力的に仕上げるための重要なステップです。 まず、部屋の目的を考え、求める雰囲気を明確にします。 リラックスした空間を目指すなら、寒色系の色合いを選ぶと良いでしょう。 一方、活気のある空間には暖色系が適しています。 次に、配色の基本となるベースカラー、アクセントカラー、サブカラーを決めます。 ベースカラーは空間の大部分を占める色で、落ち着いたトーンを選ぶと安定感が生まれ、サブカラーはベースに調和する色で、空間に深みを与えるでしょう。 アクセントカラーは小物や家具に使い、視覚的なポイントを作る役割を果たします。 さらに、色のバランスを考慮しましょう。 最後に、サンプルを使って実際の空間で色を確認し、自分の理想に合った配色を完成させることが大切です。 これらのステップを踏むことで、調和の取れた魅力的なインテリアが実現します。

1-1代表的なカラーの特性と効果

インテリアの配色において、色は空間の雰囲気や印象を大きく左右します。 代表的なカラーの特性と効果を理解することで、目的に応じた配色が可能になるのです。 ● 赤:エネルギーや情熱を感じさせ、活気ある空間を作りますが、使いすぎると疲れを感じることもあります。 ● 青:冷静さや安らぎをもたらし、リラックスした空間に適しています。 特に寝室におすすめです。 ● 緑:自然を感じさせ、癒しの効果があります。 調和を生み出し、心を落ち着ける空間を演出します。 ● 黄:明るさや幸福感を与え、社交的な雰囲気を作りますが、強いトーンは注意が必要です。 ● グレー:落ち着きと洗練さを持ち、他の色との相性が良い中性色です。 シンプルでスタイリッシュな印象を与えます。 これらの色を組み合わせることで、空間の目的や雰囲気に応じた魅力的なインテリアを実現できます。 色の持つ特性を理解し、効果的に活用することが大切です。

01印象別のインテリア配色パターン

印象別のインテリア配色パターンは以下の通りです。 ● 清潔感を演出するホワイト系 ● 温かみを感じるブラウン系の活用法 ● 気分を明るくするオレンジやイエローの取り入れ方 こちらを順に解説していきます。

1-1清潔感を演出するホワイト系

清潔感を演出するホワイト系のインテリア配色は、明るく爽やかな印象を与え、空間を広く感じさせます。 ホワイトは汎用性が高く、他の色とも組み合わせやすいため、さまざまなスタイルに適しているのです。 ホワイトを基調にした配色では、アクセントとして淡いグレーやベージュを加えることで、柔らかさや温かみをプラスできます。 また、グリーンの植物を取り入れることで、自然の要素を感じさせ、清潔感を保ちながらもリラックスした雰囲気を演出します。 さらに、ホワイト系のインテリアでは、光の反射を活用することがポイントです。 大きな窓から自然光を取り入れることで、明るさが増し、清潔感がより引き立つでしょう。 シンプルなデザインの家具や小物を選ぶことで、洗練された印象を持たせることも可能です。 このように、ホワイト系の配色は、清潔感だけでなく、心地よさや開放感も生み出し、快適な空間を実現します。

1-1温かみを感じるブラウン系の活用法

温かみを感じるブラウン系のインテリア配色は、安心感や落ち着きを与え、心地よい空間を作り出します。 ブラウンは自然素材を連想させるため、リラックスした雰囲気を演出するのに最適です。 ブラウン系を活用するには、まずベースカラーとして薄いベージュやクリーム色を選び、その上に濃いブラウンの家具やアクセントを配置します。 これにより、空間が明るくなりつつも、温かみが感じられるバランスが生まれるのです。 さらに、木材の家具やフロアを取り入れることで、ナチュラルな印象を強調できます。 クッションやカーテンなどのファブリックには、暖色系の色を加えると、さらに温もりが増します。 また、観葉植物を取り入れることで、自然の要素を感じさせつつブラウンとの相性を高め、リラックスできる空間を作ることができるでしょう。 全体的にブラウン系の配色を使うことで、居心地の良い、心温まるインテリアを実現できます。

1-1気分を明るくするオレンジやイエローの取り入れ方

気分を明るくするオレンジやイエローの配色は、インテリアに活気を与え、ポジティブな雰囲気を作ります。 これらの暖色系は、エネルギーを感じさせ、社交的な空間にぴったりです。 オレンジやイエローを取り入れる際は、まずベースカラーにニュートラルな色を選ぶことにより、明るい色が引き立ち、圧迫感を与えずに爽やかさを演出できます。 アクセントとして、オレンジのクッションやイエローのアート作品を配置すると、視覚的なポイントが生まれ、空間が生き生きとします。 また、カーテンやラグに明るい色を使うことで、全体の印象を明るく保つことができるでしょう。 さらに、観葉植物と組み合わせることで、自然の要素を加え、温かみを感じさせる効果もあります。 オレンジやイエローを上手に取り入れることで、明るく楽しいインテリアを実現し、毎日をより活気あるものにすることができます。

01空間の雰囲気を変える色相環の活用

空間の雰囲気を変える色相環の活用は以下の通りです。 ● 補色と同系色の効果的な組み合わせ ● 色彩のトーンで印象を操るテクニック ● トーンを意識したアクセントカラーの選び方 こちらを順に解説していきます。

1-1補色と同系色の効果的な組み合わせ

空間の雰囲気を変えるために色相環を活用することは非常に効果的です。 特に、補色と同系色の組み合わせを理解することで、印象的なインテリアを実現できます。 補色は、色相環で対極に位置する色同士で、互いに引き立て合う効果があります。 例えば、青とオレンジを組み合わせると、爽やかさと温かみが共存し、視覚的なインパクトが生まれるのです。 この組み合わせは、リビングやダイニングに活用すると、活気のある空間を演出できます。 一方、同系色は、同じ色の異なるトーンやシェードを使った配色です。 これにより、調和の取れた落ち着いた印象を与えます。 例えば、淡いグリーンから深いグリーンまでのグラデーションを使うと、自然な一体感が生まれ、リラックスできる空間になるでしょう。 補色と同系色の組み合わせをうまく使うことで、明るさや深みを感じさせる空間を創出し、居心地の良いインテリアを実現できます。

1-1色彩のトーンで印象を操るテクニック

色相環を活用することで、空間の雰囲気を効果的に変えることができます。 特に、色彩のトーンを使い分けるテクニックは、印象を操るのに役立つでしょう。 トーンとは、色の明るさや鮮やかさを示すもので、トーンが異なると印象も大きく変わります。 例えば、明るいパステルカラーは、軽やかで親しみやすい雰囲気を作ります。 一方、ダークトーンの色は、落ち着きや高級感を演出し、シックな印象を与え、リビングや寝室にぴったりです。 さらに、同じ色の異なるトーンを組み合わせることで、奥行きや立体感を生み出すことも可能です。 例えば、淡いブルーと濃いブルーを使うことで、リラックスした雰囲気を持ちながらも深みのある空間を実現できます。 このように、色彩のトーンを意識して配色することで、空間の雰囲気を自在に操ることができます。

1-1トーンを意識したアクセントカラーの選び方

空間の雰囲気を変えるためには、トーンを意識したアクセントカラーの選び方が重要です。 アクセントカラーは、空間に視覚的なポイントを与え、印象を引き締める役割を果たします。 まず、ベースとなる色を決めたら、そのトーンに合ったアクセントカラーを選びます。 明るいトーンのベースカラーには、同じく明るいトーンのアクセントが馴染みやすく、軽やかで爽やかな印象を与えるでしょう。 例えば、淡いグリーンのベースに明るいイエローのクッションを合わせると、明るく楽しい雰囲気になります。 逆に、ダークトーンのベースカラーには、鮮やかな色やコントラストのあるトーンを選ぶと効果的です。 例えば、濃いグレーの壁に赤いアートを飾ることで、シックでありながらも活気のある印象になります。 トーンを意識することで、アクセントカラーが空間全体に調和し、より魅力的なインテリアを実現できます。

01部屋別インテリアカラーのコーディネート

部屋別インテリアカラーのコーディネーターは以下の通りです。 ● リビングにおすすめのカラーコンビネーション ● 寝室に適した穏やかな色合い ● キッチンやダイニングでの明るいカラーパターン こちらを順に解説していきます。

1-1リビングにおすすめのカラーコンビネーション

リビングにおすすめのカラーコンビネーションは、心地よさと活気を両立させることが大切です。 1、ベージュとグリーン: ベージュをベースカラーに使用すると、温かみのある落ち着いた空間が作れます。 アクセントとして淡いグリーンのクッションや観葉植物を取り入れると、自然を感じさせる爽やかな印象になるでしょう。 2、グレーとイエロー:グレーのシックなトーンに、明るいイエローをアクセントに加えると、モダンで活気のある空間になります。 イエローのクッションやアート作品がリビングに明るさをもたらすでしょう。 3、ホワイトとブルー:クリーンなホワイトを基調にし、柔らかなブルーを組み合わせることで、リラックスできる爽やかな雰囲気を演出できます。 特に、海をイメージさせるブルーは、心を落ち着ける効果もあるのです。 これらのカラーコンビネーションを活用することで、居心地の良いリビングを実現できます。

1-1寝室に適した穏やかな色合い

寝室に適した穏やかな色合いは、リラックスと安らぎを提供するために重要です。 まず、ソフトグレーをベースにホワイトを組み合わせると、落ち着いた印象を与えるでしょう。 グレーは優雅さを持ちながら心をリラックスさせる効果があります。 次に、淡いブルーを取り入れると、空や海を思わせる爽やかさが生まれ、心を落ち着ける効果が期待できます。 さらに、温かみのあるクリーム色とベージュの組み合わせもおすすめです。 この二色は柔らかく包み込むような雰囲気を演出し、ナチュラルな素材の家具と合わせることで、リラックスできる居心地の良い空間が出来上がります。 これらの穏やかな色合いを使うことで、寝室は心地よく、安らぎのあるスペースになります。

1-1キッチンやダイニングでの明るいカラーパターン

キッチンやダイニングでの明るいカラーパターンは、食事の楽しさや活気を引き立てるために重要です。 まず、ホワイトをベースにした配色は清潔感を与え、明るく開放的な印象を作ります。 ホワイトの壁に、鮮やかなイエローやオレンジのアクセントを加えることで、明るく元気な雰囲気を演出できます。 次に、淡いパステルカラーの組み合わせもおすすめです。 淡いピンクやミントグリーンを取り入れると、優しさと温かみを感じさせる空間が生まれます。 特に、カーテンやテーブルウェアにこれらの色を使うと、柔らかい印象になるでしょう。 さらに、ターコイズブルーやライムグリーンのような鮮やかな色をアクセントとして使うと、楽しい雰囲気が醸し出されます。 これらの明るいカラーパターンを取り入れることで、キッチンやダイニングは活気に満ちた、楽しい空間になります。

01カーテンや家具で楽しむカラーコーディネート

カーテンや家具で楽しむカラーコーディネーターは以下の通りです。 ● クッションとラグで色のバランスを取る方法 ● 照明の色温度による雰囲気の変化 ● ファブリック選びで個性を引き出すテクニック こちらを順に解説していきます。

1-1クッションとラグで色のバランスを取る方法

クッションとラグを使ったカラーコーディネートは、部屋の色のバランスを取るのに効果的です。 まず、基本となる色を決め、その色を基にクッションとラグを選びます。 例えば、ベースカラーがグレーの場合、クッションには明るいトーンのイエローやグリーンを選ぶと、活気が生まれます。 次に、ラグの色はクッションと調和させることが大切です。 クッションの色の一部をラグにも取り入れると、全体の統一感が増します。 例えば、グレーのソファにイエローのクッションを置き、ラグには淡いグレーやホワイトのパターンを選ぶと、視覚的にバランスが取れた印象になります。 さらに、異なるテクスチャーを組み合わせることもポイントです。 柔らかいファブリックのクッションと、ウールやコットンのラグを組み合わせることで、リッチな雰囲気を演出できます。 クッションとラグで上手に色のバランスを取り入れ、魅力的な空間を作りましょう。

1-1照明の色温度による雰囲気の変化

照明の色温度は、部屋の雰囲気を大きく変える重要な要素です。 一般的に、色温度はケルビンで表され、低い数値は温かみのある暖色系の光を発し、居心地の良さやリラックス感を演出します。 このため、リビングや寝室に適しているでしょう。 一方、色温度が高い場合は、クールな白色光が主になります。 これにより、明るく清潔感のある印象が生まれ、キッチンやダイニングにぴったりです。 集中力を高める効果もあり、作業スペースにも適しているのです。 照明の色温度を上手に使い分けることで、カーテンや家具の色合いと調和させ、心地よい空間を演出できます。 例えば、暖かいトーンのカーテンには暖色系の照明を、クールな色合いの家具には白色光を選ぶと、より一層魅力的なインテリアになります。 色の組み合わせや照明の使い方を工夫することで、より個性的で心地よい空間を作り出しましょう。

1-1ファブリック選びで個性を引き出すテクニック

ファブリック選びは、インテリアに個性を引き出す重要な要素です。 まず、色やパターンを選ぶ際には、自分のスタイルや好みに合ったテーマを決めることが大切です。 例えば、ナチュラルな雰囲気を求めるなら、リネンやコットンの自然素材を選び、アースカラーを基にした色合いを取り入れます。 次に、異なるテクスチャーを組み合わせることで、深みや興味を増すことができます。 柔らかいクッションと、しっかりとしたウールのラグを組み合わせると、視覚的にも触覚的にも楽しめる空間が生まれるでしょう。 また、アクセントファブリックを活用すると、個性が際立ちます。 例えば、シンプルなソファにカラフルな柄のクッションを加えると、遊び心のある印象になります。 このように、ファブリック選びで自分らしさを表現し、魅力的なインテリアを楽しみましょう。

01色の基礎知識

色には様々な種類があり、それらを組み合わせるのは難しいもの。色の組み合わせを成功させるためには、色についての基礎知識が必要です。

1-1「無彩色」と「有彩色」

色は大きく分けて二つの種類に分類できます。ひとつが「無彩色」。これは白や黒といった色味のない色のこと。そのほかにも、グレーなどもこの無彩色に含まれます。
もうひとつが「有彩色」。これは白や黒、グレーとは異なり、それぞれ色味を持っています。

1-2赤、黄、青の3原色

「有彩色」には様々な色の種類があるだけでなく、明るくはっきりした色やくすんだ暗い色など、暗さや明るさ、彩度などにも違いがあります。
しかし、実はこれらの色はどれも「赤」「青」「黄」の三色で出来ています。赤、青、黄の三色の配合を変えるだけで、どのような色でも作ることができるため、これらの色は「色の三原色」と呼ばれています。

1-3反対色と類似色

色の三原色を使って様々な色を並べたものが「色相環」と呼ばれるものです。色相環は隣り合った色は類似色と呼ばれる似通った色合いになります。また、遠いものは反対色と呼ばれます。
たとえば、赤やオレンジ、黄色は類似色ですが、青緑や青、青紫は反対色となります。

02インテリアの基本配色ルール

色の基本を理解したところで、実際にはインテリアではどのような配色を行えばいいのか、その基本的なルールを見ていきましょう。

2-1カラーの配色で基本となる黄金比率は70:25:5

部屋の壁紙や家具、床など、ひとつのスペースの中には様々な色があります。たとえばカラフルな色が好きだからといって、色々な色を混ぜすぎると、部屋の中は落ち着かない印象になり、反対に色が少なすぎると、寂しい印象になってしまいます。
そんなときに覚えておきたいのが、カラーの配色で基本となる黄金比率、「70:25:5」です。
これらはお部屋の中に使われる色の割合を表しています。
まず70となるのが、部屋の基本色。この基本色は部屋の中心となる色合いです。
次に25となるのが、補助色。これは文字通り、基本色を補助する役割のある色です。
最後の5となるのが、強調色です。強調色はアクセントカラーとも呼ばれ、部屋の中でも目立つ色合いです。
これらのバランスを守ることで、バランスの良いインテリアを整えることができます。

2-2壁などのベースカラーで7~8割統一する

まずお部屋のインテリアを整えるときに、重要になるのが基本色。基本色はベースカラーとも呼ばれるもので、お部屋のインテリアのベースラインになります。
ベースカラーは天井や壁の色、または床の色を基本に考えるのがセオリー。といっても、壁と床の色が違うということは少なくありませんが、その場合は床だけでなく、床に置くものの面積と、壁やカーテンの占める面積を比べて、大きいほうをベースカラーに採用します。
まずこのベースカラーで部屋の色の7割から8割を統一しましょう。

2-3アクセントカラー(好きな差し色)を小物などで1~2割入れる 

インテリアの中でも難しいのがアクセントカラー、つまり差し色です。アクセントカラーには明るい色を用いるのが定番で、特に赤や紫、オレンジなどを使用すると、部屋の印象がおしゃれな雰囲気になります。
ただし、アクセントカラーは多すぎると部屋が雑然としてしまうため、小物などを中心に1~2割程度使用するのがおすすめ。狭い部屋の場合、ソファーなどをアクセントカラーにすると、目立ちすぎてしまうこともあります。

2-4ベースカラーとアクセントカラーをとりもつ色をいれる

もしベースカラーとアクセントカラーの間に大きな差がある場合、補助色を活用します。補助色は、ベースカラーとアクセントカラーの間を取り持つ役割があります。たとえば、ベースカラーが白でアクセントカラーが赤の場合、濃いブラウンや落ち着いたオレンジなどがおすすめ。これらの色を取り入れることで部屋にまとまりが生まれます。

03失敗しない配色の法則

インテリアの中でも失敗しがちな色の組み合わせですが、配色のルールを知ることで、失敗を避けることができます。

3-1初心者は類似色で組み合わせる

初心者の場合、おすすめなのが類似色同士を組み合わせること。赤やオレンジ、青や紫といった組み合わせは相性がよく、まとまった印象を与えてくれます。
また、同系色の色の中でも、トーンを変えて組み合わせる方法もあります。同じ色でも、明るいものや鮮やかなもの、灰色がかったものなど様々なトーンがあり、これらの中から色を選ぶとインテリアをすっきりさせることができます。

3-2上級者はトーンも色彩も変えて個性的に

もし個性的なお部屋を作りたいなら、トーンも色彩も変えた色選びがおすすめです。たとえば渋いブラウンに鮮やかな青、はっきりした黄色など、印象の違う色を組み合わせることで、個性の強い印象的なインテリアを作ることができます。
ただし、色選びを間違うと、それぞれの個性が邪魔し合って、まとまりの悪い部屋になってしまうため、色の量や配分には十分に注意しましょう。

04配色でみる部屋の印象

色はインテリアの印象に大きな影響を与えます。そのため、求める雰囲気によってインテリアで使用するべき色は異なります。

4-1グリーンの部屋は癒しの雰囲気

お部屋の観葉植物などを考えればすぐに分かるように、グリーンの部屋には癒しの雰囲気が生まれます。もし落ち着いた部屋を求めているなら、グリーンを活かしたコーディネートがおすすめです。
といっても、グリーンをメインにしてしまうと、どうしても暑苦しく、窮屈な感じになってしまいます。
そんなときにおすすめなのが落ち着いたブラウンやアイボリー系の色。これらの色はベースカラーとしても使いやすく、同時にグリーンの効果を際立ててくれます。
たとえば、ソファーなどをアイボリーにして、ラグなどでグリーンを使用すると、より一層癒しの効果が生まれます。

4-2ブルーとホワイトはリゾートな空間

空や海、雲などを連想させるカラーであるブルーとホワイトは、お部屋をリゾートのような空間に変身させてくれます。特にブルーはアクセントカラーだけではなく、窓から見える空と同様に、お部屋のベースカラーとしても使用することができます。
バランスよくホワイトと組み合わせることで、まるでリゾートホテルのような雰囲気を感じることができます。
ただし、ブルーもホワイトもそれだけではやや冷たい印象を与えることもあるため、補助色としてダークブラウンなどの色を活用するとよいでしょう。

4-3ベージュやブラウンカラーに濃い目のアクセントでラグジュアリーな空間

ベージュやブラウンカラーはベースカラーの定番ですが、そこに濃い目のアクセントカラーを使用すると、ラグジュアリーな空間を演出することができます。
たとえば、ベージュのソファにパープルやレッドのクッションを使用すると、お部屋の高級感がアップして、高級な印象を与えます。この場合、トーンを揃えるなどすれば複数のアクセントカラーを組み合わせても効果があります。

01まとめ

インテリアの配色は、空間の印象を大きく左右します。 例えば、暖色系の色は、温かみや親しみを感じさせ、リビングやダイニングにぴったりです。 逆に、寒色系の色は、落ち着きや清涼感を与え、寝室や書斎に適しているでしょう。 また、モノトーン配色は洗練された印象を与え、シンプルさを追求する際に有効です。 配色の工夫次第で、同じ空間でも全く異なる雰囲気を作り出せるのがインテリアの魅力になります。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
河野由美子
河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
設計・インテリアコーディネート業務のほか、セミナー講師やコラム執筆などにも精力的に携わっている。
河野由美子

80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
無料資料請求
受講お申し込み
通信講座で資格が取れる!
インテリアデザイナー資格取得
に興味がある方はこちら

トップ
に戻る