メディカルハーブの種類と効能について
自然の植物の薬効を利用して健康の維持や自然治癒力を高めるメディカルハーブ。メディカルハーブには様々な種類があり、それによって効能も異なります。今回はメディカルハーブの種類と効能についてご紹介します。
01メディカルハーブの効果とは?
メディカルハーブとは、薬効成分を豊富に含んだハーブのこと。メディカルハーブには様々な効能が含まれています。
1-1メディカルハーブは心身に作用する
メディカルハーブの大きな特徴のひとつは、身体だけでなく心や精神にも作用するということ。メディカルハーブの中には、精神安定や不安の解消、緊張をほどき心をリラックスさせるという効果があるものもあります。これらのハーブを日常的に使用することで、毎日のストレスを軽減し、健全な心と身体を保つことができます。
1-2疲労回復、デトックス、リラックスなど
メディカルハーブの中には、肉体疲労の回復やデトックスに効果が高いものもあります。これはメディカルハーブに含まれる薬効作用によるもので、元々は植物が害虫や紫外線といった有害な物質から身を守るために作り出したもの。
それらの成分を取り入れることで、人間の身体にもプラスの効果をもたらしてくれます。
1-3自然治癒力を高めて病気やアレルギーを未然に防ぐ役割
メディカルハーブは自然療法のひとつだと言われています。自然療法とは、天然の物質を用いて、人間がもともと持っている自然治癒力を高めるための療法。西洋医学では、病気や不調によって表に現れた症状に対して薬などを用いて改善を図りますが、自然療法ではそもそも病気になりにくい体質づくりを目指したり、病気になってもすぐに回復できるような身体を作ることを目的としています。
メディカルハーブを用いた自然療法でも、もともと人間が持っているエネルギーを向上させて、健康維持を図っています。
02メディカルハーブの種類と効能
メディカルハーブとして使用できる植物は非常に豊富。ではそれぞれのメディカルハーブにはどのような効能があるのでしょうか。
2-1ハイビスカス
南国の花をして知られるハイビスカスですが、実はメディカルハーブの一種でもあります。メディカルハーブとしてのハイビスカスの効果で有名なのは美容効果。ハイビスカスは豊富にビタミン類を含んでいるため、美容には最適。さらに含まれているミネラルやクエン酸やリンゴ酸といった植物酸は代謝アップにも効果を発揮してくれます。そのため、ダイエットや肌トラブルの予防といった美容目的での摂取がおすすめです。
また、ハイビスカスは疲労回復に関する薬効も豊富に含んでいます。そのため、肉体疲労時やスポーツのあとなどに摂取すると、スムーズに疲労からの回復を行うことができます。
その他にも、ハイビスカスはむくみの解消、眼精疲労対策、食欲不振といった幅広い分野に対して効果が期待できるため、メディカルハーブ初心者にもぴったりといえるでしょう。
2-2ネトル
ネトルは日本では「セイヨウイラクサ」として知られている植物です。ビタミンやミネラルが非常に豊富で、栄養が不足気味の人や妊娠中の女性への薬として昔から使用されてきました。
さらに血液中で酸素を運ぶ、ヘモグロビンに似た構造のクロロフィルを豊富に含んでいることから、浄血・造血の効果に優れています。特にアレルギー症状であるアトピーや花粉症などは浄血効果が必要なため、これらの症状の緩和にも用いられます。
鉄分やビタミンも豊富なので、外食が多く野菜不足だという方にもおすすめです。
2-3マルベリー
中国原産のマルベリーは日本ではそれほど馴染みのない植物と考えがちですが、日本では「桑の葉」という名前で古くから健康のための民間薬として使用された歴史を持っています。
マルベリーのもっとも大きな特徴は、食事の前に摂取すると糖の吸収を抑えてくれるということ。マリベリーの葉に含まれているDNJという成分が体内に働き、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があります。
もし血糖値が急上昇すると、インシュリンの働きが乱れて糖尿病になってしまうこともありますが、マルベリーは糖尿病を始めとした生活習慣病に役立つメディカルハーブということができます。
また、血糖値が上昇すると急激に脂肪が合成されてしまいますが、マルベリーはそれを抑えるだけでなく、余ったと異質を大腸に回して善玉菌の働きを高めるため、腸内環境の改善にも役立ちます。
ダイエットや生活習慣病の予防など、現代人に最適のメディカルハーブといえるかもしれません。
2-4マテ
マテは南米原産の植物で、日本では「マテ茶」としても親しまれています。マテは「飲むサラダ」と言われることもあるほどビタミンやミネラルが豊富。そのため、マテ茶は世界三大ティーのひとつともされています。
さらにマテ茶は、心身の疲労回復にも効果的。適度なカフェインを含んでいるため、中枢神経を刺激、心と身体をリフレッシュしてくれます。その他にも、高い代謝促進や便秘効果もあることから、栄養を補給しながらダイエットができるメディカルハーブと考えられていて、ウエイトコントロールや体質改善のプログラムでも積極的に用いられています。
2-5リンデン
リンデンはヨーロッパを原産とする樹木ですが、昔から1000の効果があると言われるほどに豊富な効能を持っています。
特に精神面にもたらす効果が大きく、緊張や不安の緩和などの効果から「癒しのメディカルハーブ」と言われることもあります。
また、発汗や利尿作用にも優れているため、風邪や咳といった症状にも用いられます。
なお、リンデンは花と樹木によって作用が異なるため、必要に応じて使い分けることが必要です。
2-6ローズヒップ
バラ科の一種であるローズヒップは、豊富なビタミンCが含まれている植物です。さらにローズヒップが含んでいるビタミンCは、他の野菜などに含まれるよりも熱に強いのが特徴。そのため、ハーブティーなどとして摂取するときにも非常に便利です。
ビタミンCは発熱や炎症が起きているときに消耗されるビタミンなので、これら身体の不調があるときに摂取すると、自然の回復力をサポートしてくれます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成には欠かせない物質。そのため、肌トラブルの予防や美肌、シミ、シワなどのお肌の悩みがあるときに最適。
緩やかな利尿作用や便秘解消効果もあるため、デトックスを行うときにも効果を発揮します。
03メディカルハーブの相乗効果
メディカルハーブはそれぞれに役立つ効能を持っているものですが、一種類だけでなく、複数のハーブを同時に摂取することで相乗効果も期待できます。
3-1メディカルハーブは単体だけでなく組み合わせて使用できる
西洋医学の薬の場合、持っている成分が組み合わさるとマイナスの作用を生むこともありますが、自然の存在であるメディカルハーブは複数を組み合わせて摂取することが可能です。中には、ブレンドによって効果が高くなることもありますが、ブレンドによっては互いの効果を低くしてしまうこともあり、ブレンドに際しては正しい知識が必要になります。
3-2求める効果、香りを楽しみながらブレンドして効果を上げる
メディカルハーブの中にはクセの強いものもあり、単体で摂取すると飲みにくいものも少なくありません。
しかし、複数のメディカルハーブを組み合わせると、香りが高くなったり、飲みやすくなったりという効果も生まれます。
そのため、もし苦手な味や香りという場合にも、別のメディカルハーブと組み合わせることで飲みやすくなる場合があります。
04まとめ
メディカルハーブは様々な効能を持っているもの。種類も豊富で、ブレンドも含めるとその数は無限大ということができます。もし興味を持った方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
「リンパケアサロン にーな」を運営。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
関連記事を見る
- 防虫効果のあるハーブについて
- メディカルハーブの種類と効能について
- ハーブ資格のおすすめ資格8選!種類や受験資格メリットを解説
- ハーブ・メディカルハーブの勉強方法
- メディカルハーブとは?
- ブレンドハーブティーのおすすめの組み合わせ
- ハーブの副作用について
- ハーブの使い方・用途について
- ハーブの栄養について
- ハーブデトックスのやり方
- ハーブティーの作り方
- ハーブティーの効能について
- アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ
- ハーブティーダイエットのやり方と効果
- ハーブは多年草を選ぼう!初心者でも育てやすい多年草のハーブ
- ハーブでアレルギー?!主なアレルギー症状は?緩和するハーブもある?
- ハーブを地植えするためにやるべきこと
- ハーブティーをもっと美味しく飲むための組み合わせ
- 乾燥ハーブ(ドライハーブ)の作り方と保存方法
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
1-1メディカルハーブは心身に作用する
メディカルハーブの大きな特徴のひとつは、身体だけでなく心や精神にも作用するということ。メディカルハーブの中には、精神安定や不安の解消、緊張をほどき心をリラックスさせるという効果があるものもあります。これらのハーブを日常的に使用することで、毎日のストレスを軽減し、健全な心と身体を保つことができます。
1-2疲労回復、デトックス、リラックスなど
メディカルハーブの中には、肉体疲労の回復やデトックスに効果が高いものもあります。これはメディカルハーブに含まれる薬効作用によるもので、元々は植物が害虫や紫外線といった有害な物質から身を守るために作り出したもの。
それらの成分を取り入れることで、人間の身体にもプラスの効果をもたらしてくれます。
1-3自然治癒力を高めて病気やアレルギーを未然に防ぐ役割
メディカルハーブは自然療法のひとつだと言われています。自然療法とは、天然の物質を用いて、人間がもともと持っている自然治癒力を高めるための療法。西洋医学では、病気や不調によって表に現れた症状に対して薬などを用いて改善を図りますが、自然療法ではそもそも病気になりにくい体質づくりを目指したり、病気になってもすぐに回復できるような身体を作ることを目的としています。
メディカルハーブを用いた自然療法でも、もともと人間が持っているエネルギーを向上させて、健康維持を図っています。
02メディカルハーブの種類と効能
メディカルハーブとして使用できる植物は非常に豊富。ではそれぞれのメディカルハーブにはどのような効能があるのでしょうか。
2-1ハイビスカス
南国の花をして知られるハイビスカスですが、実はメディカルハーブの一種でもあります。メディカルハーブとしてのハイビスカスの効果で有名なのは美容効果。ハイビスカスは豊富にビタミン類を含んでいるため、美容には最適。さらに含まれているミネラルやクエン酸やリンゴ酸といった植物酸は代謝アップにも効果を発揮してくれます。そのため、ダイエットや肌トラブルの予防といった美容目的での摂取がおすすめです。
また、ハイビスカスは疲労回復に関する薬効も豊富に含んでいます。そのため、肉体疲労時やスポーツのあとなどに摂取すると、スムーズに疲労からの回復を行うことができます。
その他にも、ハイビスカスはむくみの解消、眼精疲労対策、食欲不振といった幅広い分野に対して効果が期待できるため、メディカルハーブ初心者にもぴったりといえるでしょう。
2-2ネトル
ネトルは日本では「セイヨウイラクサ」として知られている植物です。ビタミンやミネラルが非常に豊富で、栄養が不足気味の人や妊娠中の女性への薬として昔から使用されてきました。
さらに血液中で酸素を運ぶ、ヘモグロビンに似た構造のクロロフィルを豊富に含んでいることから、浄血・造血の効果に優れています。特にアレルギー症状であるアトピーや花粉症などは浄血効果が必要なため、これらの症状の緩和にも用いられます。
鉄分やビタミンも豊富なので、外食が多く野菜不足だという方にもおすすめです。
2-3マルベリー
中国原産のマルベリーは日本ではそれほど馴染みのない植物と考えがちですが、日本では「桑の葉」という名前で古くから健康のための民間薬として使用された歴史を持っています。
マルベリーのもっとも大きな特徴は、食事の前に摂取すると糖の吸収を抑えてくれるということ。マリベリーの葉に含まれているDNJという成分が体内に働き、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があります。
もし血糖値が急上昇すると、インシュリンの働きが乱れて糖尿病になってしまうこともありますが、マルベリーは糖尿病を始めとした生活習慣病に役立つメディカルハーブということができます。
また、血糖値が上昇すると急激に脂肪が合成されてしまいますが、マルベリーはそれを抑えるだけでなく、余ったと異質を大腸に回して善玉菌の働きを高めるため、腸内環境の改善にも役立ちます。
ダイエットや生活習慣病の予防など、現代人に最適のメディカルハーブといえるかもしれません。
2-4マテ
マテは南米原産の植物で、日本では「マテ茶」としても親しまれています。マテは「飲むサラダ」と言われることもあるほどビタミンやミネラルが豊富。そのため、マテ茶は世界三大ティーのひとつともされています。
さらにマテ茶は、心身の疲労回復にも効果的。適度なカフェインを含んでいるため、中枢神経を刺激、心と身体をリフレッシュしてくれます。その他にも、高い代謝促進や便秘効果もあることから、栄養を補給しながらダイエットができるメディカルハーブと考えられていて、ウエイトコントロールや体質改善のプログラムでも積極的に用いられています。
2-5リンデン
リンデンはヨーロッパを原産とする樹木ですが、昔から1000の効果があると言われるほどに豊富な効能を持っています。
特に精神面にもたらす効果が大きく、緊張や不安の緩和などの効果から「癒しのメディカルハーブ」と言われることもあります。
また、発汗や利尿作用にも優れているため、風邪や咳といった症状にも用いられます。
なお、リンデンは花と樹木によって作用が異なるため、必要に応じて使い分けることが必要です。
2-6ローズヒップ
バラ科の一種であるローズヒップは、豊富なビタミンCが含まれている植物です。さらにローズヒップが含んでいるビタミンCは、他の野菜などに含まれるよりも熱に強いのが特徴。そのため、ハーブティーなどとして摂取するときにも非常に便利です。
ビタミンCは発熱や炎症が起きているときに消耗されるビタミンなので、これら身体の不調があるときに摂取すると、自然の回復力をサポートしてくれます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成には欠かせない物質。そのため、肌トラブルの予防や美肌、シミ、シワなどのお肌の悩みがあるときに最適。
緩やかな利尿作用や便秘解消効果もあるため、デトックスを行うときにも効果を発揮します。
03メディカルハーブの相乗効果
メディカルハーブはそれぞれに役立つ効能を持っているものですが、一種類だけでなく、複数のハーブを同時に摂取することで相乗効果も期待できます。
3-1メディカルハーブは単体だけでなく組み合わせて使用できる
西洋医学の薬の場合、持っている成分が組み合わさるとマイナスの作用を生むこともありますが、自然の存在であるメディカルハーブは複数を組み合わせて摂取することが可能です。中には、ブレンドによって効果が高くなることもありますが、ブレンドによっては互いの効果を低くしてしまうこともあり、ブレンドに際しては正しい知識が必要になります。
3-2求める効果、香りを楽しみながらブレンドして効果を上げる
メディカルハーブの中にはクセの強いものもあり、単体で摂取すると飲みにくいものも少なくありません。
しかし、複数のメディカルハーブを組み合わせると、香りが高くなったり、飲みやすくなったりという効果も生まれます。
そのため、もし苦手な味や香りという場合にも、別のメディカルハーブと組み合わせることで飲みやすくなる場合があります。
04まとめ
メディカルハーブは様々な効能を持っているもの。種類も豊富で、ブレンドも含めるとその数は無限大ということができます。もし興味を持った方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
「リンパケアサロン にーな」を運営。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
関連記事を見る
- 防虫効果のあるハーブについて
- メディカルハーブの種類と効能について
- ハーブ資格のおすすめ資格8選!種類や受験資格メリットを解説
- ハーブ・メディカルハーブの勉強方法
- メディカルハーブとは?
- ブレンドハーブティーのおすすめの組み合わせ
- ハーブの副作用について
- ハーブの使い方・用途について
- ハーブの栄養について
- ハーブデトックスのやり方
- ハーブティーの作り方
- ハーブティーの効能について
- アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ
- ハーブティーダイエットのやり方と効果
- ハーブは多年草を選ぼう!初心者でも育てやすい多年草のハーブ
- ハーブでアレルギー?!主なアレルギー症状は?緩和するハーブもある?
- ハーブを地植えするためにやるべきこと
- ハーブティーをもっと美味しく飲むための組み合わせ
- 乾燥ハーブ(ドライハーブ)の作り方と保存方法
2-1ハイビスカス
南国の花をして知られるハイビスカスですが、実はメディカルハーブの一種でもあります。メディカルハーブとしてのハイビスカスの効果で有名なのは美容効果。ハイビスカスは豊富にビタミン類を含んでいるため、美容には最適。さらに含まれているミネラルやクエン酸やリンゴ酸といった植物酸は代謝アップにも効果を発揮してくれます。そのため、ダイエットや肌トラブルの予防といった美容目的での摂取がおすすめです。
また、ハイビスカスは疲労回復に関する薬効も豊富に含んでいます。そのため、肉体疲労時やスポーツのあとなどに摂取すると、スムーズに疲労からの回復を行うことができます。
その他にも、ハイビスカスはむくみの解消、眼精疲労対策、食欲不振といった幅広い分野に対して効果が期待できるため、メディカルハーブ初心者にもぴったりといえるでしょう。
2-2ネトル
ネトルは日本では「セイヨウイラクサ」として知られている植物です。ビタミンやミネラルが非常に豊富で、栄養が不足気味の人や妊娠中の女性への薬として昔から使用されてきました。
さらに血液中で酸素を運ぶ、ヘモグロビンに似た構造のクロロフィルを豊富に含んでいることから、浄血・造血の効果に優れています。特にアレルギー症状であるアトピーや花粉症などは浄血効果が必要なため、これらの症状の緩和にも用いられます。
鉄分やビタミンも豊富なので、外食が多く野菜不足だという方にもおすすめです。
2-3マルベリー
中国原産のマルベリーは日本ではそれほど馴染みのない植物と考えがちですが、日本では「桑の葉」という名前で古くから健康のための民間薬として使用された歴史を持っています。
マルベリーのもっとも大きな特徴は、食事の前に摂取すると糖の吸収を抑えてくれるということ。マリベリーの葉に含まれているDNJという成分が体内に働き、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する効果があります。
もし血糖値が急上昇すると、インシュリンの働きが乱れて糖尿病になってしまうこともありますが、マルベリーは糖尿病を始めとした生活習慣病に役立つメディカルハーブということができます。
また、血糖値が上昇すると急激に脂肪が合成されてしまいますが、マルベリーはそれを抑えるだけでなく、余ったと異質を大腸に回して善玉菌の働きを高めるため、腸内環境の改善にも役立ちます。
ダイエットや生活習慣病の予防など、現代人に最適のメディカルハーブといえるかもしれません。
2-4マテ
マテは南米原産の植物で、日本では「マテ茶」としても親しまれています。マテは「飲むサラダ」と言われることもあるほどビタミンやミネラルが豊富。そのため、マテ茶は世界三大ティーのひとつともされています。
さらにマテ茶は、心身の疲労回復にも効果的。適度なカフェインを含んでいるため、中枢神経を刺激、心と身体をリフレッシュしてくれます。その他にも、高い代謝促進や便秘効果もあることから、栄養を補給しながらダイエットができるメディカルハーブと考えられていて、ウエイトコントロールや体質改善のプログラムでも積極的に用いられています。
2-5リンデン
リンデンはヨーロッパを原産とする樹木ですが、昔から1000の効果があると言われるほどに豊富な効能を持っています。
特に精神面にもたらす効果が大きく、緊張や不安の緩和などの効果から「癒しのメディカルハーブ」と言われることもあります。
また、発汗や利尿作用にも優れているため、風邪や咳といった症状にも用いられます。
なお、リンデンは花と樹木によって作用が異なるため、必要に応じて使い分けることが必要です。
2-6ローズヒップ
バラ科の一種であるローズヒップは、豊富なビタミンCが含まれている植物です。さらにローズヒップが含んでいるビタミンCは、他の野菜などに含まれるよりも熱に強いのが特徴。そのため、ハーブティーなどとして摂取するときにも非常に便利です。
ビタミンCは発熱や炎症が起きているときに消耗されるビタミンなので、これら身体の不調があるときに摂取すると、自然の回復力をサポートしてくれます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成には欠かせない物質。そのため、肌トラブルの予防や美肌、シミ、シワなどのお肌の悩みがあるときに最適。
緩やかな利尿作用や便秘解消効果もあるため、デトックスを行うときにも効果を発揮します。
03メディカルハーブの相乗効果
メディカルハーブはそれぞれに役立つ効能を持っているものですが、一種類だけでなく、複数のハーブを同時に摂取することで相乗効果も期待できます。
3-1メディカルハーブは単体だけでなく組み合わせて使用できる
西洋医学の薬の場合、持っている成分が組み合わさるとマイナスの作用を生むこともありますが、自然の存在であるメディカルハーブは複数を組み合わせて摂取することが可能です。中には、ブレンドによって効果が高くなることもありますが、ブレンドによっては互いの効果を低くしてしまうこともあり、ブレンドに際しては正しい知識が必要になります。
3-2求める効果、香りを楽しみながらブレンドして効果を上げる
メディカルハーブの中にはクセの強いものもあり、単体で摂取すると飲みにくいものも少なくありません。
しかし、複数のメディカルハーブを組み合わせると、香りが高くなったり、飲みやすくなったりという効果も生まれます。
そのため、もし苦手な味や香りという場合にも、別のメディカルハーブと組み合わせることで飲みやすくなる場合があります。
04まとめ
メディカルハーブは様々な効能を持っているもの。種類も豊富で、ブレンドも含めるとその数は無限大ということができます。もし興味を持った方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
「リンパケアサロン にーな」を運営。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
関連記事を見る
- 防虫効果のあるハーブについて
- メディカルハーブの種類と効能について
- ハーブ資格のおすすめ資格8選!種類や受験資格メリットを解説
- ハーブ・メディカルハーブの勉強方法
- メディカルハーブとは?
- ブレンドハーブティーのおすすめの組み合わせ
- ハーブの副作用について
- ハーブの使い方・用途について
- ハーブの栄養について
- ハーブデトックスのやり方
- ハーブティーの作り方
- ハーブティーの効能について
- アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ
- ハーブティーダイエットのやり方と効果
- ハーブは多年草を選ぼう!初心者でも育てやすい多年草のハーブ
- ハーブでアレルギー?!主なアレルギー症状は?緩和するハーブもある?
- ハーブを地植えするためにやるべきこと
- ハーブティーをもっと美味しく飲むための組み合わせ
- 乾燥ハーブ(ドライハーブ)の作り方と保存方法
3-1メディカルハーブは単体だけでなく組み合わせて使用できる
西洋医学の薬の場合、持っている成分が組み合わさるとマイナスの作用を生むこともありますが、自然の存在であるメディカルハーブは複数を組み合わせて摂取することが可能です。中には、ブレンドによって効果が高くなることもありますが、ブレンドによっては互いの効果を低くしてしまうこともあり、ブレンドに際しては正しい知識が必要になります。
3-2求める効果、香りを楽しみながらブレンドして効果を上げる
メディカルハーブの中にはクセの強いものもあり、単体で摂取すると飲みにくいものも少なくありません。
しかし、複数のメディカルハーブを組み合わせると、香りが高くなったり、飲みやすくなったりという効果も生まれます。
そのため、もし苦手な味や香りという場合にも、別のメディカルハーブと組み合わせることで飲みやすくなる場合があります。
04まとめ
メディカルハーブは様々な効能を持っているもの。種類も豊富で、ブレンドも含めるとその数は無限大ということができます。もし興味を持った方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
「リンパケアサロン にーな」を運営。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
関連記事を見る
- 防虫効果のあるハーブについて
- メディカルハーブの種類と効能について
- ハーブ資格のおすすめ資格8選!種類や受験資格メリットを解説
- ハーブ・メディカルハーブの勉強方法
- メディカルハーブとは?
- ブレンドハーブティーのおすすめの組み合わせ
- ハーブの副作用について
- ハーブの使い方・用途について
- ハーブの栄養について
- ハーブデトックスのやり方
- ハーブティーの作り方
- ハーブティーの効能について
- アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ
- ハーブティーダイエットのやり方と効果
- ハーブは多年草を選ぼう!初心者でも育てやすい多年草のハーブ
- ハーブでアレルギー?!主なアレルギー症状は?緩和するハーブもある?
- ハーブを地植えするためにやるべきこと
- ハーブティーをもっと美味しく飲むための組み合わせ
- 乾燥ハーブ(ドライハーブ)の作り方と保存方法
この講座は!プロの監修を受けています!
「リンパケアサロン にーな」を運営。
- 防虫効果のあるハーブについて
- メディカルハーブの種類と効能について
- ハーブ資格のおすすめ資格8選!種類や受験資格メリットを解説
- ハーブ・メディカルハーブの勉強方法
- メディカルハーブとは?
- ブレンドハーブティーのおすすめの組み合わせ
- ハーブの副作用について
- ハーブの使い方・用途について
- ハーブの栄養について
- ハーブデトックスのやり方
- ハーブティーの作り方
- ハーブティーの効能について
- アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ
- ハーブティーダイエットのやり方と効果
- ハーブは多年草を選ぼう!初心者でも育てやすい多年草のハーブ
- ハーブでアレルギー?!主なアレルギー症状は?緩和するハーブもある?
- ハーブを地植えするためにやるべきこと
- ハーブティーをもっと美味しく飲むための組み合わせ
- 乾燥ハーブ(ドライハーブ)の作り方と保存方法