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防虫効果のあるハーブとは?種類や使い方・管理方法を徹底解説!

ハーブは、料理や香りを楽しむだけでなく、防虫効果があるものも多く存在します。
特に、虫を寄せ付けない特性を持つハーブを利用することで、自然な形で害虫対策が可能です。
自宅で手軽に育てられるハーブを取り入れ、快適な生活環境を手に入れましょう。
ハーブには様々な効能がありますが、中でも注目したいのが防虫効果。ハーブの防虫効果を利用すれば、殺虫剤を使わずにお部屋の虫を防いだり、農薬を使わずベランダの植物を害虫から守ったりすることができます。今回はハーブの防虫効果や利用の方法についてご紹介します。

これなら安心。防虫効果のあるハーブについて
目次

01防虫効果のあるハーブとは?

防虫効果のあるハーブとは?以下の通りです。 ・防虫効果を持つハーブの種類 ・防虫ハーブの効果的な使い方 ・虫除けハーブの効果と成分 こちらを順にご紹介します。

1-1防虫効果を持つハーブの種類

防虫効果を持つハーブには、さまざまな種類があります。 まず、ラベンダーはその香りが特に強く、蚊や蛾を寄せ付けません。 庭やバルコニーに植えると、見た目も楽しめます。 次に、ミントは爽やかな香りが特徴で、アリやハエを遠ざける効果があります。 料理にも使えるので、一石二鳥です。 バジルは、蚊が嫌う成分を含んでおり、特に夏場に効果を発揮します。 さらに、タイムはアブラムシやダニを撃退する効果があり、これらのハーブは料理や香りを楽しむだけでなく自然な防虫対策としても非常に役立ちます。 育てやすいので、家庭菜園に取り入れてみましょう。

1-1防虫ハーブの効果的な使い方

防虫効果のあるハーブを効果的に活用する方法はいくつかあります。 まず、乾燥させたハーブをポプリにして、引き出しやクローゼットに置くと、虫を寄せ付けない香りがします。 特にラベンダーやミントが効果的です。 次に、エッセンシャルオイルを使用する方法があります。 ラベンダーやティーツリーオイルを数滴水に混ぜてスプレーボトルに入れ、部屋や庭にスプレーすると、虫を遠ざけることができます。 また、ハーブの鉢植えを庭やベランダに置くのも良いアイデアです。 バジルやローズマリーを育てることで、自然に虫を防ぎつつ、料理にも利用できます。 さらに、ハーブを料理に加えることで、食材自体を虫から守る効果も期待でき、これらの方法を取り入れて家庭内での虫対策を簡単に実践しましょう。

1-1虫除けハーブの効果と成分

虫除け効果のあるハーブは、その香りや成分によって害虫を遠ざける働きを持っています。 例えば、ラベンダーには「リナロール」という成分が含まれ、これが蚊や蛾を寄せ付けません。香りが心地よいため、室内でも人気です。 ミントには「メントール」が含まれ、アリやハエを嫌がらせる効果があります。 この成分は、特に新鮮なミントに多く含まれています。 バジルには「オイゲノール」が含まれ、これは蚊を遠ざけるのに効果的です。 ローズマリーは、抗菌作用も持ちつつ、虫に対する抵抗力が高いハーブです。 成分として「カンファー」が含まれ、これが害虫を防ぐ作用を持ちます。 最後に、タイムには「チモール」という成分があり、アブラムシやダニを撃退する効果があり、これらのハーブを活用することで自然な虫対策が可能になります。

01人気の防虫ハーブ

人気の防虫ハーブは以下の通りです。 ・ローズマリーの魅力と使い方 ・ラベンダーの防虫効果 ・ペパーミントの効能と活用法 こちらを順にご紹介します。

1-1ローズマリーの魅力と使い方

ローズマリーは、人気の防虫ハーブの一つで、香りや料理への利用だけでなく、防虫効果もあります。 主成分の「カンファー」は、特に害虫に対して強い抵抗力を持ち、アブラムシや蚊を寄せ付けません。 また、その爽やかな香りが空間を明るくしてくれるため、インテリアとしても優れています。 使い方は多彩です。 まず、鉢植えとして育てることで、庭やバルコニーに虫除けの効果を持たせることができます。 さらに、乾燥させたローズマリーをポプリとして利用すれば、引き出しやクローゼットに置いて虫を防ぐことができるでしょう。 料理では、肉料理やスープに加えることで、風味を引き立てるだけでなく、虫除け効果も期待できます。 ハーブティーとして楽しむことも可能で、健康にも良い影響を与えます。 ローズマリーは、魅力的な香りと多機能性を兼ね備えたハーブとして、ぜひ取り入れたい一品です。

1-1ラベンダーの防虫効果

ラベンダーは、その美しい花と心地よい香りで人気の防虫ハーブです。 特に、ラベンダーに含まれる「リナロール」という成分が、蚊や蛾を寄せ付けない効果を持っています。 このため、ラベンダーを庭やバルコニーに植えることで、自然な虫除けが可能になるでしょう。 ラベンダーの防虫効果は、乾燥させた花をポプリとして使うことでも発揮され、引き出しやクローゼットに置くと虫を防ぐだけでなく、爽やかな香りで空間をリフレッシュします。 また、エッセンシャルオイルとしても利用でき、スプレーボトルに水と混ぜて部屋や庭にスプレーすることで、虫を寄せ付けない環境を作ることができます。 さらに、ラベンダーは料理やハーブティーにも使われ、風味を引き立てるだけでなく、リラックス効果も期待できるでしょう。 美しさと実用性を兼ね備えたラベンダーは、家庭に取り入れたいハーブの一つです。

1-1ペパーミントの効能と活用法

ペパーミントは、爽やかな香りと強力な防虫効果で人気のハーブです。 その主要成分「メントール」は、アリやハエを寄せ付けない特性があり、家庭内での虫対策に大変効果的です。 ペパーミントの活用法は多岐にわたります。 まず、鉢植えとして育てることで、自然な虫除けを実現でき、庭やバルコニーに置くと香りが周囲を爽やかにしながら虫を遠ざけます。 また、乾燥させた葉をポプリとして使用することもおすすめです。 引き出しやクローゼットに置くことで、虫を防ぎつつ良い香りを楽しめます。 さらに、ペパーミントのエッセンシャルオイルを水と混ぜてスプレーし、部屋や庭にスプレーすることで、手軽に虫を寄せ付けない環境を作ることができるでしょう。 料理では、サラダやデザートに加えることで、風味を引き立てることができます。 ペパーミントは、実用性と美味しさを兼ね備えたハーブとして、ぜひ取り入れたい存在です。

01自宅で簡単にできる虫除けスプレーの作り方

自宅で簡単にできる虫除けスプレーの作り方は以下の通りです。 ・材料と必要な道具 ・スプレーの効果的な使用方法 ・注意点と保存方法について こちらを順にご紹介します。

1-1材料と必要な道具

自宅で簡単に作れる虫除けスプレーは、手軽で効果的です。 以下に必要な材料と道具を紹介します。 材料 ・エッセンシャルオイル – 約10〜20滴 ・無水エタノールまたはウォッカ – 大さじ1 ・水 – 100ml ・グリセリン – 大さじ1 必要な道具 ・スプレーボトル – 100ml以上の容量があるもの ・計量スプーン – 大さじと小さじ ・混ぜる容器 – ボウルやカップ ・攪拌棒またはスプーン – よく混ぜるために 作り方の概要 ・スプレーボトルに無水エタノールまたはウォッカを入れます。 ・エッセンシャルオイルを加え、よく混ぜます。 ・水を加え、さらに混ぜます。 ・必要に応じてグリセリンを加え、最後に軽く振って完成です。 このスプレーは、肌に直接スプレーすることができ、自然な虫除け効果を発揮します。 使用前によく振ってから使いましょう。

1-1スプレーの効果的な使用方法

自宅で作った虫除けスプレーを効果的に使用する方法を紹介します。 ・使用前に振る スプレーを使用する前に、ボトルをよく振って成分を均一に混ぜます。 エッセンシャルオイルが分離するため、しっかりと混ぜることが大切です。 ・肌に直接スプレー 虫が寄ってくる場所に直接スプレーします。 特に、露出している肌や首、手首、足首に適量を吹きかけましょう。 ただし、敏感肌の方は事前にパッチテストを行うと安心です。 ・衣服や周囲にスプレー 衣服や周囲の環境にもスプレーできます。 特に、屋外での活動前に服やハットに吹きかけると効果的です。 ・定期的に再スプレー 虫除け効果は時間とともに薄れるため、特に汗をかいたり、水に濡れたりした後は、再度スプレーすることをおすすめします。 ・屋内でも活用 部屋の隅や窓際に吹きかけると、虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。 自然な香りを楽しみながら、快適な空間を保ちましょう。

1-1注意点と保存方法について

自宅で作った虫除けスプレーを安全に使用するための注意点と保存方法について説明します。 注意点 ・パッチテスト 初めて使うエッセンシャルオイルは、肌に直接スプレーする前に少量を塗布し、アレルギー反応がないか確認してください。 ・目や口に入らないように注意 スプレーを使用する際は、目や口に入らないように注意しましょう。 万が一入った場合は、すぐに水で洗い流してください。 ・妊婦や子供への使用 妊娠中や授乳中の方、子供に使用する際は、使用するオイルの成分を確認し、必要に応じて医師に相談してください。 保存方法 ・冷暗所に保管 スプレーは直射日光を避け、冷暗所に保管することで、エッセンシャルオイルの効果を保持できます。 ・密閉容器に入れる スプレーボトルはしっかりと蓋を閉め、空気に触れないようにしましょう。 これにより成分の劣化を防げます。 ・使用期限 手作りスプレーは一般的に1ヶ月以内に使い切るのが理想です。 変色や異臭がする場合は、使用を控えてください。 これらの注意点と保存方法を守ることで、安心して虫除けスプレーを利用できます。

01ハーブを使った虫除けの方法

ハーブを使った虫除けの方法は以下の通りです。 ・地植えと鉢植えの違い ・サシェの作り方と活用法 ・虫寄せを防ぐハーブの置き場所 こちらを順にご紹介します。

1-1地植えと鉢植えの違い

ハーブを使った虫除けには、地植えと鉢植えの2つの方法があります。 それぞれの特徴を理解することで、効果的に虫除けができます。 ・地植えの特徴 地植えは、庭や花壇にハーブを直接植える方法です。 この方法の利点は、根を深く張ることで、植物が持つ自然な防虫効果を最大限に引き出せることです。 また、広いスペースを持つことで、複数のハーブを組み合わせて植えることもできます。 さらに、成長が早く、収穫量も多いのが特徴です。ただし、土壌や日照条件に注意が必要です。 ・鉢植えの特徴 鉢植えは、鉢やコンテナにハーブを植える方法で、場所を選ばず育てられるのが大きな利点です。 ベランダやバルコニーでも手軽に楽しめ、移動も簡単です。 鉢植えは、限られたスペースでも育てられるため、都市部でも人気があります。 ただし、根が狭い環境になるため、地植えよりも育成が難しい場合があります。 どちらの方法も、それぞれの利点を活かして虫除け効果を得ることができるでしょう。 選択は、育てる環境やスペースに応じて行いましょう。

1-1サシェの作り方と活用法

ハーブを使った虫除けの一つに、サシェがあります。 サシェは、乾燥したハーブを小袋に詰めたもので、虫を寄せ付けず、爽やかな香りを楽しめるアイテムです。 以下に作り方と活用法を紹介します。 サシェの作り方 ・材料を準備する ラベンダー、ミント、ローズマリーなど、虫除け効果のあるハーブを乾燥させたものを用意します。 ・小袋を用意 布や不織布でできた小袋を用意します。 サイズはお好みですが、10cm×10cm程度が使いやすいです。 ・ハーブを詰める 準備したハーブを適量、小袋に詰めます。 香りが強いものを選ぶと効果的です。 ・袋を閉じる 袋の口をしっかりと結んで閉じます。 活用法 ・クローゼットや引き出し サシェをクローゼットや引き出しに置くことで、虫を防ぎつつ、衣類に良い香りを付けます。 ・車内 車の中にサシェを置けば、車内を爽やかに保ちながら虫を寄せ付けません。 ・お部屋のインテリア サシェを飾りとして置くだけでも、香りを楽しめます。 サシェは手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。

1-1虫寄せを防ぐハーブの置き場所

ハーブを使った虫除けにおいて、ハーブの置き場所は非常に重要です。 効果的な置き場所をいくつか紹介します。 まず、庭や花壇です。地植えにしたハーブは、庭や花壇の中心や周りに配置することで、広範囲に虫除け効果を発揮します。 特に、ラベンダーやミントは香りが強く、虫を寄せ付けません。 次に、ベランダやバルコニーです。 鉢植えのハーブをベランダやバルコニーに置くことで、屋外での虫対策が可能になります。 日当たりの良い場所を選び、風通しを良くすることが大切です。 また、窓際も効果的です。 室内では、窓際にハーブを置くことで、開放的な場所で虫が侵入しやすいのを防げます。 ラベンダーやバジルを置くと、自然な防虫効果が期待できます。 最後に、玄関や入口です。 玄関や入口周辺にハーブを植えることで、家の中に虫が入るのを防げます。 特に、ペパーミントやローズマリーは効果的な防虫ハーブです。 これらの場所にハーブを適切に配置することで、自然な虫除け効果を高めることができます。

01防虫ハーブの効果を高める管理方法

防虫ハーブの効果を高める管理方法は以下の通りです。 ・日当たりと水はけのポイント ・風通しを良くするための工夫 ・初心者にもおすすめの栽培法 こちらを順にご紹介します。

1-1日当たりと水はけのポイント

防虫ハーブの効果を高めるためには、日当たりと水はけの管理が重要です。 以下にそれぞれのポイントを紹介します。 ・日当たり ハーブは一般的に日光を好み、特にラベンダーやローズマリーなどの防虫効果が高いハーブは、直射日光をしっかり受けることで成長が促進されます。 理想的には、1日に6〜8時間の直射日光が必要です。 日当たりの良い場所に植えることで、香り成分が増加し、虫を寄せ付けにくくなります。 特に、鉢植えの場合は、日がよく当たる位置に定期的に移動させることが大切です。 ・水はけ 水はけも非常に重要です。 ハーブは湿気に弱く、根が水に浸かると腐ってしまう可能性があります。 植え付ける際には、排水性の良い土を使用し、鉢植えの場合は底に穴が開いているものを選びましょう。 地植えの場合は、土壌改良を行い、砂や腐葉土を混ぜることで水はけを改善できます。 また、特に雨が続く時期には、土の湿り具合を確認し、必要に応じて水やりを調整しましょう。 これらのポイントを守ることで、防虫ハーブの成長を促し、その効果を最大限に引き出すことができます。

1-1風通しを良くするための工夫

防虫ハーブの効果を高めるためには、風通しを良くすることが非常に重要です。 まず、適切な間隔を保つことです。 ハーブを植える際には、株間を十分に空け、一般的には各植物の成長を考慮して30〜50cmの間隔を設けると良いでしょう。 これにより、風が通りやすくなり、湿気がこもるのを防ぎます。 次に、整理整頓も重要です。 鉢植えの場合、鉢の配置を工夫することで風通しを改善できます。 互いに重ならないように配置し、植物同士が密集しないよう心掛けましょう。 また、枯れ葉や雑草を定期的に取り除くことで、通気性を良くします。 さらに、定期的な剪定も効果的です。 ハーブは成長が早いため、定期的に剪定を行うことが重要です。 特に茂りすぎた部分を切り取ることで、風が通りやすくなり、病気の予防にもつながります。 剪定は、成長期の春から夏にかけて行うと効果的です。 最後に、鉢の選択も考慮しましょう。 鉢植えの場合、底に通気孔がある鉢を選ぶと、根元の通気性が向上します。 また、陶器やテラコッタの鉢は通気性が良いので、ハーブの健康に役立ちます。 これらの工夫を取り入れることで、風通しを良くし、防虫ハーブの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

1-1初心者にもおすすめの栽培法

防虫ハーブを初心者でも簡単に栽培するための方法を紹介します。 まず、適切な場所を選ぶことが大切です。 ハーブは日当たりを好むため、日光が6〜8時間当たる場所を選びましょう。 庭やバルコニー、窓際など、明るい場所が理想です。 次に、簡単な土を使うことです。 市販のハーブ専用の培養土を使用するのが簡単で、水はけの良い土を選ぶことで根腐れを防ぎます。 土の中に肥料が含まれているものを選ぶと、初期の成長を助けます。 さらに、適切な水やりも重要です。 ハーブは湿気に弱いので、水やりは土の表面が乾いてから行います。 鉢植えの場合は、鉢の底から水が流れ出るまでしっかり与え、余分な水は捨てましょう。 定期的な剪定も忘れずに行いましょう。 成長が早いハーブは、定期的に剪定を行うことで茂りすぎを防ぎます。 特に新芽を摘むことで風通しが良くなり、虫の発生を抑える効果もあります。 最後に、病害虫のチェックを行いましょう。 定期的に葉の裏や茎をチェックし、虫や病気の兆候がないか確認します。 見つけたら早めに対処することで、健康なハーブを育てることができます。

01ハーブの忌避効果

ハーブの防虫効果は「忌避効果」と呼ばれています。
・身を守るためハーブには虫や害虫の忌避効果がある
ハーブはもともとは自然界に自生している植物です。そのため、ハーブ自身も害虫やハーブをエサとする植物から身を守ることが必要になります。
そこでハーブは害虫が嫌う匂いを作り出し、そのことで害虫から自分の身を守っています。これがハーブの「忌避効果」。これを利用することで、家庭でもハーブを利用して虫や害虫を防ぐことができるのです。

1-1ベランダや玄関、部屋におくことで虫をよせつけない

ハーブの忌避効果は虫よけで、スプレーのように虫を殺すことはできません。しかし、ハーブを置いておくだけでそもそも虫が寄ってこないため、スプレーなどを散布する必要もなくなります。
ハーブを家庭菜園やベランダに植えれば周囲の植物を虫から守ることができ、玄関やお部屋に置けば、虫よけとして役立ってくれます。

02防虫効果のあるハーブ

では、実際にはどんなハーブが防虫に効果的なのでしょうか。

2-1ペパーミント

ペパーミントは強いハッカの香りが特徴的なシソ科のハーブです。ペパーミントのメンソールの香りは人間にとってはさわやかに感じますが、この香りは害虫全般が苦手とするもの。ミントは高い防虫効果を誇っていますが、中でもペパーミントはハッカの成分が強いため、虫よけの効果が高いといわれています。
特にペパーミントの葉を熱湯で煮だして作ったミントウォーターは、蚊やハエ、アリなどに効果があります。

2-2ラベンダー

リラックスできる香りが人気のラベンダーも防虫に効果を発揮します。ラベンダーの香りに含まれているリナロールや酢酸リナリルには高い防虫効果があり、特に蛾に効果が高いと言われています。
ラベンダーはドライフラワーやポプリとしても活用されますが、これらも防虫に効果を発揮してくれます。

2-3レモングラス

東南アジア原産のレモングラスは、料理やハーブティーなどにも使われることが多いハーブです。このレモングラスは爽快感のある香りが特徴ですが、これらは葉や茎に含まれる「シトラール」と言う成分によるもの。このシトラールはレモンにも似ていて、人間によってはさわやかでよい香りですが、虫には忌避効果を発揮してくれます。
レモングラスは葉などを乾燥させてクローゼットやタンスに入れておくと衣類につく害虫を防いでくれるほか、キッチンなどに置いておくとゴキブリよけにも効果があります。

2-4ゼラニウム

ゼラニウムは美しい花も人気のハーブですが、実はゼラニウムは「蚊嫌草」という別名を持つ植物で、蚊よけに大きな効果を発揮します。
これはゼラニウムに含まれている「シトロネラ―ル」という成分によるもの。蚊は人間から発する二酸化炭素を察知して寄ってきますが、シトロネラ―ルはこの探知能力を鈍らせるため、人間に近づくことが難しくなります。
ゼラニウムを蚊よけに利用するときは、窓際に鉢ごと置いておく以外にも、葉の香りがあれば防虫効果が期待できるため、葉だけを容器などに入れておくという方法もあります。

2-5タンジ―

ヨーロッパ産の植物で、日本では「ヨモギギク」と呼ばれるタンジーは、食欲増進や寄生虫駆除の民間薬として利用されてきました。強い香りが特徴で、この香りも防虫に利用できます。
タンジーは様々な害虫に効果を発揮しますが、栽培しておくとハエなどが発生しにくくなるとも言われています。
また、カーペットやラグの下に乾燥させたタンジーを置いておくと、ノミやダニを防いでくれます。
自然な植物で口に入っても安全なので、ペットのいる家庭でも安心して使用できます。

2-6ローズマリー

料理に使われることも多いローズマリーは地中海原産のシソ科のハーブです。料理の香りづけの他、殺菌作用や血行増進などの効果があるため、民間薬として使われてきました。
ローズマリーは独特の香りを持ったハーブですが、この香りは「ロスマリン酸」という成分によるもの。このロスマリン酸は防虫の効果を持っています。
ローズマリーは鉢植えなどが一般的ですが、鉢を玄関や窓辺に置いておくだけで窓からの害虫の侵入を防いでくれます。
さらに乾燥したローズマリーをクローゼットに入れておくと洋服につく害虫を防ぎ、床の近くに置いておくとダニよけの効果を発揮します。

03防虫ハーブの活用方法

ハーブは様々な害虫を防いでくれるもの。防虫用としては様々な方法で活用することが可能です。

3-1防虫ハーブの寄せ植え

もしベランダやお庭などで植物を育てている場合には、防虫ハーブの寄せ植えがおすすめです。
ハーブは防虫効果が高いものもありますが、害虫の中には特定のハーブのにおいを感じないという種類もあり、その場合、せっかくのハーブ自体に虫がついてしまうことも考えられます。
しかし複数のハーブを一緒に植えておく寄せ植えなら、違う種類の香り成分によってハーブ同士で互いを害虫から守ってくれます。
鉢植えを行うときには、大きくなりにくくて可愛いハーブがおすすめ。ラベンダー、ローズマリー、センテッドゼラニウムなどの種類であれば、初心者でも扱いやすく可愛い鉢植えを作ることができます。
なお、寄せ植えを作るときには、多くの種類を使いたいからと苗を密集させて押し込まないこと。無理に力を入れると、根が傷ついてしまいます。

3-2オーガニックの虫除けスプレー

市販の虫よけスプレーは強力で使いやすい反面、含まれている成分が気になるものです。
しかし、ハーブを使った虫よけスプレーであれば、子どもでも安心して使うことができます。
ハーブを使ったオーガニックの虫よけスプレーに必要なのは、アルコールとミネラルウォーター。
アルコール1に対して約15の水を加えて、あとはミントなどのハーブを入れるだけ。このとき、葉と茎を同時に加えればよりハーブの香気成分をしっかりと抽出することができます。
この虫よけスプレーを網戸やカーテンなど虫が入りやすい場所にスプレーしておけば、虫よけを行うことができます。
なお、季節によってはフレッシュなハーブが手に入らないこともありますが、その場合にはハーブから抽出したエッセンシャルオイルなどを使うと手軽で便利です。

3-3キッチンハーブで虫よけ

ハーブの楽しみといえば、料理の香りや風味付けですが、キッチンハーブでも虫よけを行うことができます。
方法は簡単で、風通しのよいキッチン周りの場所でハーブを育てるだけ。そうすることで、キッチンハーブを使った虫よけになります。ただし、ハーブは日当たりが重要なので、キッチンでハーブを育てるときには窓際などできるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。
また、水を上げすぎると根腐れを起こしてしまうため、あまり水を与えすぎないことが重要です。
キッチンハーブの種類はローズマリーやペパーミント、バジルなどが防虫効果も高く、料理にも応用しやすいのでおすすめです。

01まとめ

防虫効果のあるハーブは、自然な害虫対策として非常に有効です。 代表的なものには、ラベンダー、ミント、バジル、ローズマリーなどがあります。 これらのハーブは、虫が嫌う香りを放つため、庭や室内での利用が効果的です。 使い方としては、乾燥させてポプリにしたり、エッセンシャルオイルを使用したりする方法があります。 また、育てる際は日当たりの良い場所で管理し、水やりや剪定を適切に行うことが大切です。 これらのハーブを取り入れて、快適な空間を保ちましょう。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
「リンパケアサロン にーな」を運営。

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