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赤ちゃんの気持ちを知りたい!赤ちゃんの感情の発達と変化について

生まれて間もない赤ちゃんを育てるのは大変なもの。特に新米ママさんにとって、赤ちゃんが何をどのように感じているのか分からないことが不安だということも少なくありません。それでは、赤ちゃんの感情はどのように読み取ればよいのでしょうか。今回は赤ちゃんの感情の発達や変化についてご紹介します。

赤ちゃんの気持ちを知りたい!赤ちゃんの感情の発達と変化について
目次

01赤ちゃんの感情

生まれて間もない赤ちゃんは全身を使って感情を表現しているように思えます。しかし、実際には赤ちゃんの感情はどのように変化しているのでしょうか。

1-1産まれて間もない赤ちゃんは感情面が未発達

実は生まれて間もない赤ちゃんの場合、感情面はまだまだ未発達なもの。感情は生まれてすぐに備わっているように思えますが、実際には身体の成長と同じように、感情も毎日成長しています。

1-2主な感情は興奮、快・不快感

生まれてすぐの赤ちゃんが持っている主な感情は「興奮」と「快・不快」の二種類だと言われています。
特に生まれた当初は、「興奮」というシンプルな感情だけを持っているもの。
その後、生後三か月程度を過ぎるころから「快」「不快」が感情に加わります。

1-3環境や発育とともに感情があらわれてくる

その後はさらに感情が多様化。大人と同じように、単なる興奮や快・不快だけでなく、様々な感情を感じるようになります。
といっても、これらの感情の成長は個人差が非常に大きいもの。環境や発育の状態によっても、感情の獲得が速い遅いという違いが生まれてきます。
これらの感情を獲得する速度は、早ければよいというものではありません。また、赤ちゃんは自分の言葉で感じていることを表現できないもの。
そのため、しっかりと毎日の変化を観察することが必要になります。

02感情の変化と発達

それでは、赤ちゃんの感情はどのように変化し、発達していくのでしょうか。

2-1新生児…興奮のみ

生まれてすぐの新生児が感じているのは、「興奮」という感情だけだといわれています。
というのも、赤ちゃんにとって生まれたての世界は刺激だらけ。そのため、多くの刺激に反応して、泣いたり笑ったりを繰り替えします。
また、この時期の赤ちゃんは長い時間眠っていますが、この眠りによって外界からの刺激のバランスを取ろうとしているとも考えられています。

2-23ヶ月児…快、不快

三か月を過ぎる頃になると、赤ちゃんにも「快」「不快」という感情が芽生えてきます。
それはこれまでの学習によるもの。単に刺激にしか過ぎなかったものが、自分にとって快適なものと不快なものの二種類があるということを学ぶようになります。

2-36ヶ月児…怒り、恐怖

生後半年以降の赤ちゃんには不快の中にも種類があるということを理解していきます。
たとえば「怒り」「嫌悪」「恐怖」といったもの。同じように不快な状況でも、その不快の理由によって、異なる感情が生まれるということを少しずつ分かっていくのがこの時期の特徴です。

2-41歳児…愛情、疲労など

一歳を過ぎた赤ちゃんは、今度は「快」の中にも種類があるということを理解し始めます。それが「愛情」や「できることが増えてうれしい」といった感情。同時に不快の中にも「疲労」「悲しみ」といった感情が生まれていきます。

2-51歳6ヶ月児…年下への愛情、嫉妬

生後一歳半になると、赤ちゃんの中に「他者」という存在が登場します。他者の中には、自分と同じような子供や、守るべき対象としての年下の子供がいることを理解して、相手への愛情が生まれます。
ここでは、愛情と共に「嫉妬」という感情も芽生え始めます。

2-62歳児…共感

二歳の子供は「イヤイヤ期」と呼ばれることもありますが、それは感情が完成しつつある証拠です。またこの時期には、「共感」という人間にとって非常に重要な感情が生まれます。

2-7赤ちゃんの笑顔

子育て中の方にとって、赤ちゃんの笑顔は癒しになるもの。しかし、赤ちゃんの笑顔の中には様々な秘密が隠されています。

2-8赤ちゃんの笑顔は生理的微笑と社会的微笑の2種類

赤ちゃんは新生児の頃から笑うことがあります。しかし、実際には赤ちゃんの笑顔には二つの種類があります。それが「生理的微笑」「社会的微笑」と呼ばれるものです。

2-9生理的微笑

生まれたばかりの赤ちゃんの笑顔は「天使の笑顔」と呼ばれることもありますが、実はこの新生児期~生後2ヶ月頃に赤ちゃんが浮かべる笑顔は「生理的微笑」と呼ばれるものです。
実は生理的微笑の場合、赤ちゃんが笑おうとして笑っているわけではありません。生理的微笑とは、いわば本能的な行動。
生理的微笑は「自分が笑うと、周囲が優しくなる」と考える、赤ちゃんの自己防衛の手段だと言われています。というのもこの時期はまだ赤ちゃんは視力が発達していないもの。その時期には、自分が笑うことで周囲がどのように変化するのかを肌で感じて、赤ちゃんは笑顔になるのです。
またこの時期の赤ちゃんはよく笑うような顔になりますが、これは「楽しい」という気持ちの表れではなく、顔の神経の反射によるもの。
そこで周囲の反応を学習することで赤ちゃんは次第に「笑う」ということの意味を理解していきます。

2-10社会的微笑

赤ちゃんのもうひとつの笑いは「社会的微笑」と呼ばれています。この社会的微笑は「あやし笑い」と言われることもあります。
社会的微笑が生まれるのは、生後三か月を過ぎた頃からだと言われています。
この時期の赤ちゃんは視力も発達、自分に笑いかけるパパやママの顔もしっかり確認できるようになります。また聴覚も発達しているため、赤ちゃんはパパやママの表情や声を真似しようとします。
そうして生まれるのが社会的微笑。この時期には、たくさん笑いかけたり、話しかけたりすることで、多くの刺激を受け取って感情面での発育を進めていきます。
なお、社会的微笑が始まるまでには、三か月から半年と個人差も多いため、「あまり笑わない」「表情が少ない」という場合でも、心配する必要はありません。

03感情の発達を促す行動

赤ちゃんにとっては、感情は学習するもの。それではパパやママはどうすれば赤ちゃんの感情の発達を促すことができるのでしょうか。

3-1スキンシップ

赤ちゃんの感情の発達にとって、スキンシップは非常に重要と言われています。
スキンシップを行うと、人間の身体の中には「オキシトシン」というホルモンが分泌、このオキシトシンは安らぎを感じる効果があると言われています。
この安心感が感情を育むためには非常に大切。もし安心感が生まれなければ、赤ちゃんは警戒を続けなければならないため、感情の発達が阻害される可能性もあります。

3-2信頼感をあたえる

赤ちゃんは言葉によるコミュニケーションを行うことができません。そのため、表情や身体の動きなどで自分の感情を伝えようとします。そこでパパやママがしっかり答えてあげると、赤ちゃんの中に信頼感が生まれます。すると、言葉以外の部分でのコミュニケーション能力が発達、感情面に対してもプラスの影響を与えることにつながります。

3-3手が離せない状況でも定期的に声をかける、笑顔を見せる

子育ては時間に追われることも多いものですが、手が離せない状況でも、定期的に声をかけたり、笑顔を見せてあげましょう。
赤ちゃんの成長には非常に個人差が大きいもの。視力や聴覚など、発達の度合いは人それぞれです。
しかし、声を掛けたり、笑顔を見せたり、赤ちゃんに触れてあげると、赤ちゃんはパパやママの存在を感じ取ることができます。
この安心感を高めると、赤ちゃんは感情の面で大きく成長してくれるでしょう。

04まとめ

赤ちゃんは毎日少しずつ成長しているもの。そのときに重要なのがパパとママの笑顔です。笑顔の多い家庭を作ることは、赤ちゃんの成長につながると言えるでしょう。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
古山あかり 先生
子供心理カウンセラー講師
千葉県出身。東北大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士と公認心理師の資格を持ち、首都圏公立学校のスクールカウンセラーや不妊カウンセリング、司法関係に携わる。神奈川県緊急支援対策チームスーパーバイザー。東京都千代田区でカウンセリングルーム「Hanacel」を運営。

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