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ペットの気持ちを理解するために!しぐさから分かる犬の気持ちと心理状態について

犬を飼っていると、いまどんな気持ちなのかを知りたくなることがあります。残念ながら犬は言葉を話すことができません。しかし、実は犬は様々な仕草で自分の気持ちを伝えています。犬のしぐさや行動をしっかり観察していると、ペットの気持ちを知ることができます。今回は仕草から分かる犬の気持ちと心理状態についてご紹介します。

ペットの気持ちを理解するために!しぐさから分かる犬の気持ちと心理状態について
目次

01犬の感情表現方法

犬は言葉を話すことはできませんが、非常に感情豊かな生き物です。そのため、様々な行動によって自分の気持ちを知ってもらおうとしています。

1-1ボディランゲージ

犬が気持ちを表すときに重要なのがボディランゲージです。人間もボディランゲージによって気持ちを伝えたり、現在の感情を表したりということがありますが、犬の場合は言葉を話すことができないため、ボディランゲージが特に重要になります。
さらに人間の場合、同じボディランゲージでも年齢や文化的な背景、性別などによってその意味が変わることがありますが、犬の場合にはほぼ世界で共通しています。
これは犬のボディランゲージが本能から発生していることが理由。また、犬は群れを作り、子どもの頃は親と密接に育つ生き物ですが、同じ群れの仲間や親兄弟からコミュニケーションの手段としてボディランゲージを学びます。
では、子どもの頃に親や兄弟から引き離されて育った犬の場合ではどうでしょう。このタイプの犬の場合には、ボディランゲージが身についていない、上手く使えずコミュニケーションができないというケースも少なくありません。しかし、犬のボディランゲージは本能的な行動。そのため、きちんとしつけを行い、コミュニケーションを取りながら成長させることで、やがてボディランゲージを上手に使えるようになります。

1-2犬と人間のボディランゲージの違い

このように犬にとってボディランゲージは非常に重要。ペットとして犬を飼っているときにも、ボディランゲージは犬の気持ちを知るためのヒントになります。
このときに覚えておきたいのが、犬のボディランゲージと人間のボディランゲージは意味が異なるものもあるということ。
たとえば、よそ見。人間の場合、よそ見は退屈しているときや集中できないとき、気を抜いているときに出るものですが、犬の場合には緊張しているときや、緊張を和らげたいときに現れることがあります。
もっとも代表的なのが叱られているときのよそ見。人間のボディランゲージでは、叱られているときによそ見をするなどもってのほかと思われますが、犬の場合にはそれが緊張の結果ということも少なくありません。
そのため、よそ見をしたからといってさらに犬を叱ってしまうと、犬は恐怖を感じてしまうことになります。
このように犬と人間ではボディランゲージの意味が異なることも多いため、犬の気持ちを知る上では、人間の常識だけで考えないことが必要になります。

02代表的なしぐさと心理状態

犬には代表的ないくつかのしぐさがあります。これらのしぐさの意味を知っておくと、犬の考えが分かるようになります。

2-1甘噛み

犬の中でも、特に子犬に多い行動が「甘噛み」です。甘噛みは歯を立てて強く噛みつくのではなく、相手を軽く噛む行動。では、甘噛みはどのような犬の心理を表しているのでしょうか。
甘噛みをするのは犬が遊んでいるとき。これは相手を脅かそうとか威嚇しようとしているわけでなく、遊ぶことができてうれしいということ。
ただし、子犬の頃は力のコントロールができないもの。そのため、どの程度強く噛んで分からないということもあります。
もし犬の甘噛みが強い場合にはタイミングよく注意することが必要です。
さらに回数が多すぎる甘噛みには注意が必要。その場合、犬が不安を感じていたり、自分が優位に立っていることを示そうとしている可能性があります。

2-2お腹をみせる

犬がお腹を見せる場合、それは相手に服従して、相手がリーダーであることを認めている証拠です。
お腹が犬にとっては急所のひとつ。そのため、犬はできるだけお腹を隠す姿勢を取ります。そんなお腹を見せているということは、相手を信頼して証拠になります。
また、犬がお腹を見せる場合には、「お腹をなでてほしい」という気持ちが現れていることも。これも犬が相手を信頼している証拠。もしお腹を見せてきた場合、しっかりとお腹をなでてあげるとよいでしょう。

2-3飼い主の顔をなめる

犬が飼い主の顔をなめるのは愛情を表している証拠です。特に子犬の場合、母親に甘えるときに顔や口の周りをなめる行動が現れますが、相手が飼い主の場合でもそれは同じこと。
さらに信頼や服従の証でもあります。
また、犬が飼い主の顔を舐める場合には、「お腹が空いている」「おやつが欲しい」といった欲求を訴えていることもあります。

03注意したい犬のしぐさ

犬のしぐさは可愛いものが多く、見ていると心が和むものですが、その中にはちょっと注意したいものもあります。

3-1あくび

人間の場合、あくびをするのは眠いとき。それ以外にも、退屈しているときにもあくびがでます。
ただし、犬の場合には注意が必要。犬があくびをする場合には、強い恐怖や不安を感じていることがあります。
たとえば、犬は飼い主に叱られているときにあくびをすることがありますが、これは退屈していたり、話を聞いていないわけではありません。むしろ、飼い主に叱られていることに恐怖や緊張を感じて、強いストレスを抱えている証拠。
そのときに、あくびをして人の話を聞いていないと感じてさらに叱ってしまう飼い主さんもいますが、これは犬に強いストレスを与えてしまいます。
また、初対面の犬と会ったときにあくびをする犬もいますが、これも相手に対して不安を感じている証拠。そのときに無理に犬を近づけるとパニックになってしまうこともあるため、犬があくびをしたときはちょっと注意をしてあげる必要があります。

3-2背中を向ける

飼い主さんが命令したり、叱ったりする場合、犬が背中を向けることがあります。これも恐怖や不安の表れです。
あくびと同じく、叱っている最中に背中を見せると、どうしても反省していないと思ってしまうことがありますが、そこでさらに強く叱ると、犬が恐怖を感じてしまうため注意が必要です。

3-3ゆっくり動く

飼い主さんが犬を呼んだとき、犬がわざとゆっくり動くことがあります。これは反抗的に見えますが、実際は飼い主を怖がっている証拠です。
犬がゆっくり動くのは、その間に飼い主さんの気持ちが変わるのを待っているから。また、犬が身体の側面を見せるのは相手に対して服従したり、敵意がないことを示したりするサインです。
そのため、わざと回り道をしているように見えてしまうこともあります。

04寝相でみる犬の心理状態

犬は起きているときだけでなく、眠っているときも気持ちを表現しているもの。犬の気持ちを知りたいと思ったときには寝相にも注目してみましょう。

4-1うつぶせ

犬の寝相の中でもっとも多いのがうつぶせです。犬がうつ伏せを好むのは、すぐに起き上がることができるから。また、お腹を地面につけることで体温を保つという働きもあります。さらに犬は地面の振動を感知して、周囲の異変をいち早く知ることができます。
そのため、うつぶせで寝ている場合には、リラックスしているというよりも周囲の状況に気を配っているということになります。

4-2仰向け

お腹を見せた仰向けの姿勢で寝る場合、犬がリラックスしている証拠です。
すでに説明したように、お腹は犬の急所のひとつ。そのため、できるだけ敵に襲われないように隠しているのが自然な姿勢です。
しかしそのお腹を見せているということは、飼い主さんや生活環境に満足し、安心しているという証拠になります。

4-3丸まって寝る

身体を丸めて寝る犬も多いものですが、この寝相にはふたつの意味があります。
ひとつは寒さを感じているということ。身体を丸めることで外気に触れる面積を少なくして、できるだけ体温を逃さないようにしています。
もうひとつは外敵から身体を守るという意味。丸まっている場合、お腹をしっかりと守ることができるため、周囲に警戒をしているということになります。

4-4寄りそって寝る

飼い主さんに寄り添って寝る犬も多いものですが、それは犬が飼い主さんを信頼している証拠です。特に飼い主さんに密着しているというのは、相手に愛情と尊敬を感じているということになります。
逆に犬と寄り添って寝ようとしたけど拒まれてしまったという場合には、まだまだ信頼関係が築けていないということができるかもしれません。

05しぐさを理解するメリット

このように犬は姿勢やしぐさなどによって自分の気持ちを表現しています。ではしぐさを理解することにはどんなメリットがあるのでしょうか。
しぐさを理解する大きなメリットは犬の気持ちを知ることでさらに仲良くなれるということ。犬がどうして欲しいのかという欲求にこたえられるようになると、犬との信頼関係が築きやすくなります。
また、重要なのが犬の健康を維持できるということ。たとえば自分の尻尾を追いかけ続けるなど、普段と違うしぐさをする場合、犬が強いストレスを感じていることがあります。
さらに壁に頭をこすりつけたりする場合、病気やケガが原因となっていることもあります。脳の病気や毒などを食べた場合にも同じような行動が現れるため、その場合にはすぐに対処してあげることが必要。
このように、しぐさは動物にとって身体の異常を知らせるサインのひとつにもなります。

06まとめ

言葉が話せないペットにとって、行動や仕草は気持ちを伝えるために重要な存在。飼い主にとっても犬が何を考えているのかを知る大きなヒントになります。もしペットの気持ちを知りたいというときには、ペットの仕草と行動に注目してみてはいかがでしょうか。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
岸本誠也 先生
犬友学園運営
1992年生まれ。神戸出身。大阪の動物病院、整形外科リハビリテーション科に勤務。個人ではペット服のセレクトショップやオンラインマッサージ教室を経営。愛犬のためのオンラインサロン「犬友学園」を運営。

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