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どう対処すればいい?猫の分離不安症について、その原因と対策
ペット・動物・生き物の資格

犬猫ストレスケアアドバイザーW資格取得講座

犬猫ストレスケアアドバイザー

どう対処すればいい?猫の分離不安症について、その原因と対策

分離不安症という言葉をご存じでしょうか。分離不安症はペットに起きる症状のことで、一度分離不安症になってしまうと、部屋を荒らしたり、粗相をしたりといった問題行動につながってしまうこともあります。もし飼っている猫が問題行動を起こしている場合には分離不安症が原因となっている可能性も。今回は猫の分離不安症の原因や症状、対策などについてご紹介します。

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01猫の分離不安症とは

猫はクールでマイペースな生き物というイメージ。でも実際は飼い主さんに強い愛情を持っているものです。実はその愛情が分離不安症の原因となることがあります。

1-1強烈な愛着を抱くもの(多くは飼い主)と距離が離れることで大きな不安に襲われること

分離不安症とは、飼い主さんとの距離が離れることで強い不安に襲われる症状のこと。不安が強すぎるため、その不安やストレスを和らげようとする行動がエスカレートして様々な問題行動につながってしまいます。
また、単に行動に問題が生まれるだけでなく、ストレスから身体に変調を起こしたり、実際の病気になってしまうこともある恐ろしいもの。
そのため、猫を飼っている飼い主さんにとって、自分のペットが分離不安症になっていないかどうか常に注意する必要があります。

1-21匹でいることにトラウマがあったり、精神的に自立していないことで起こる

分離不安症はペットの中では珍しい症状ではありません。分離不安症になりやすいペットとしては犬が知られています。
犬はもともと群れを作って集団で生活する生き物。いつも仲間や親、兄弟などと一緒に生活しています。これは食べ物を得るために狩りをしたり、外敵から身を守るためには必要な行動で、逆にひとりきりになってしまうと、敵に襲われる可能性も高くなり、強い不安を感じてしまいます。
しかし猫の場合は、群れを作って生活する動物ではありません。なぜそのような猫にも分離不安が起きるのでしょうか。
猫が分離不安症になる根本的な原因として、様々なことが考えられます。
たとえば、一匹だけでいることにトラウマがある場合。敵に襲われた、食べるものを手に入れることができなかったといった過去の経験がよみがえり、一匹だけでいることが強い不安と緊張を感じる原因になります。
また、猫が精神的に自立していない場合にも分離不安症が起こりやすくなります。
精神的に自立していないとは、いつまでたっても子猫のような気持ちでいるということ。子猫はかわいいものですが、同時に自分では何もできない無力な存在。そのため、母猫や飼い主さんの助けが必要です。そういった気持ちを成長しても持ち続けていると、少し飼い主さんと離れているだけで、自分は生きていけないのではないかという不安が生まれ、問題行動の原因となってしまいます。

02分離不安症の症状

それでは、猫が分離不安症になってしまった場合にはどのような症状が生まれるのでしょうか。

2-1留守の間に激しく暴れまわる、ずっと鳴いている

飼い主さんが留守の間、常に暴れている、大きな声で鳴き続けるというのが分離不安症の典型的な症状です。
これは飼い主さんが出かけてしまうことによる不安が原因で、症状がひどい場合には、飼い主さんが出かけようとする気配を察知しただけで、暴れたり、鳴いたりといった行動も珍しくありません。

2-2ストレスで下痢や嘔吐をしてしまう

猫も人間と同じように、ストレスで下痢や嘔吐をすることがあります。もともと、猫は下痢や嘔吐の多い動物ですが、ストレスが強すぎる場合、胃腸の働きが低下、摂取した食べ物を消化しきれなかったり、十分吸収しきれなかったりといった症状が起こり、下痢や嘔吐につながってしまいます。
・不適切な場所で排尿・排せつをしてしまう
猫は非常にきれい好きな生き物。そのため、トイレが清潔になっていない場合や、きれいになっていてもにおいが残っている場合など、排泄を我慢することもあります。
しかし分離不安症になってしまうと、トイレだけでなく不適切な場所で排泄行為を行ってしまいます。

2-3過度なグルーミングがみられる

グルーミングとは毛づくろいのことで、これは猫にとっては非常に重要な行動。グルーミングによって、猫は自分の毛並みを清潔に整えたり、ダニなどの寄生虫から身を守っています。そのほかにもグルーミングは体温を調節するといった役割もありますが、中でも重要なのが、ストレスを解消するという目的。
グルーミングによって身体を舐めることは猫の心を落ち着ける効果があります。
そのため、猫は飼い主さんに怒られたり、驚いたりしたときにもグルーミングを行うもの。
しかし分離不安症になって強いストレスを感じると、どれだけグルーミングをしても気持ちを落ち着けることができません。
そのため、毛が抜けてもやめられないといった過度なグルーミングにつながってしまうことがあります。

03分離不安症が疑われるチェックポイント

自分の猫が分離不安症になっていないかどうかは飼い主さんにとって心配なもの。それでは、猫の分離不安症はどのような行動で見分ければよいのでしょうか。

3-1過度に愛着のある人(飼い主さん)の後追いをする

猫は本来単独での行動を好むものです。飼い主さんが遊んであげようとしても、気が向かない場合には近寄ってくることもありません。
そんな猫が飼い主さんの後追いばかりしているのは分離不安症が疑われる状態。もちろん、遊んで欲しい、食事が欲しいといったはっきりした欲求がある場合や、甘えたい場合などにも猫が後追いをすることがありますが、部屋の中だけでなく、トイレやお風呂までついてくるといった場合には、分離不安症になっている可能性が高くなります。

3-2愛着者(飼い主さん)が外出する時、または外出を察知した時から不安の症状が出る

分離不安症は飼い主さんがいなくなることに対する不安が表われるもの。そのため、飼い主さんが外出しようとしたときに普段と違う行動を取るというのは危険なサインです。
特に敏感な猫の場合には、実際に外出するだけでなく、外出の支度や着替えなどの気配を察知しただけでも問題行動が現れることがあります。
特に、猫の視界から飼い主さんがいなくなっただけでも落ち着かなくなる、大きな声で鳴き始めるという場合には分離不安症が疑われます。

3-3愛着者(飼い主さん)が帰宅した時に興奮して激しく迎え入れる

犬の場合には、飼い主さんが外出から帰って来ると玄関まで出迎えたり、尻尾を振って迎えてくれるというのはそれほど珍しい行動ではありません。
ただし、猫の場合には飼い主さんの帰宅を迎えてくれるのは珍しいもの。もちろん、大好きな飼い主さんを迎えてくれる猫もいますが、そのときの様子が落ち着かず、非常に興奮していたり、冷静さを失っているような危険なサイン。特にうれしさのあまり、おしっこをしてしまう状態は注意が必要です。

04分離不安症の原因

猫が分離不安症になってしまうと日常生活にも支障が出るもの。では分離不安症の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

4-1生活習慣の乱れ

まず考えられるのが、生活習慣。猫はマイペースな生き物ですが、実際はそれぞれの猫には独自の生活習慣があります。
その習慣が崩されるのは、猫にとって大きなストレスになるもの。
たとえば、飼い主さんが就職や進学で留守番をする機会が増えた場合、留守番に慣れていない猫は分離不安に陥りがちになります。小さなころから少しずつ留守番に慣れている場合には、留守番もひとつの生活習慣になりますが、突然飼い主さんが留守がちになった場合など、猫は大きな不安を感じてしまいます。
また、引越しや家族との死別、出産や結婚による家族の増加などライフスタイルの変化も分離不安症の引き金になります。

4-2愛情が強すぎることも問題に

生活環境や習慣の変化以外にも、飼い主さんの愛情が強すぎることも分離不安症の危険を高めます
たとえば家にいるときに、飼い主さんが猫を構いすぎていると、不在のときとのギャップが大きくなり、猫が落ち着かなくなってしまいます。
また、帰宅したときの愛情表現が強くなりすぎることも、さらにギャップを強くすることになり、飼い主さんの不在を余計に感じやすくなります。

4-3留守番時の経験がトラウマになることも

以前は留守番が出来ていたのに、急に問題行動が増えたという場合には、留守番をしていたときの経験がトラウマになっている可能性があります。
たとえば、留守番をしているときに急に雷が鳴った、停電した、地震が起きたという場合、猫は強い恐怖を感じてしまいます。さらに、怖い経験をしたことが飼い主さんの不在と結びつき、「飼い主さんが出かけるとまた怖いことが起きるのではないか」と思い込んで、分離不安症につながってしまいます。
このトラウマには災害だけでなく、飼い主さんが留守の日中に工事の騒音が続いたなどが含まれることもあります。
なお、猫は子どもの頃よりも、高齢になったほうが不安傾向が強くなります。そのため、以前はきちんと留守番が出来ていた猫も、加齢によって分離不安症になってしまうことがあります。

05分離不安症を予防するために

一度分離不安症になってしまうと、飼い主さんにとっても猫のとってもストレスが増えてしまいます。分離不安症は予防が重要。
では、分離不安症を予防するためにはどうすればよいのでしょうか。
まず大切なのが日頃から猫との距離を保つこと。大切な猫は思い切り可愛がりたいものですが、猫が要求するままに撫でたり遊んだりすると、猫が飼い主さんに依存してしまいます。猫が「なんでもいうことを聞いてくれる」と思ってしまうと、さらに行動がエスカレートしてしまうので、過剰な愛情表現や構いすぎは避けたほうがよいでしょう。逆に、きちんと鳴くのをやめたり、後追いをやめることができたらしっかりほめてあげましょう。
また、留守番の練習をさせたり、遊ぶときは徹底的に遊んで体力を発散させることも重要。
もし問題行動が起きて粗相やスプレーをしたときは、叱らず冷静に掃除しましょう。飼い主さんに叱られると、猫はさらにストレスを感じてしまい、問題行動がひどくなってしまうことがあります。

06分離不安症と診断されてしまったら

分離不安症が悪化した場合、飼い主さんの努力だけでなく、獣医師など専門家のアドバイスを求めることも必要です。

6-1行動療法

行動療法とは、行動診療医のアドバイスのもと行う治療法のこと。猫の行動を通じて、少しずつ分離不安症を治療していきます。徐々に留守番を長くしていき慣れされる、留守番後に美味しいおやつをご褒美にあげるといったしつけを行うことで、猫の行動改善を行います。

6-2環境整備

猫の分離不安症を治療するためには、猫がストレス解消をしやすい環境を整備することも必要になります。
たとえば、猫が安心できるクレートやハウスを猫が好む高いところに用意すると、ちょっとしたストレスを感じたときも、猫自身が手軽にストレス解消を行うことができます。
また、猫が自分で楽しめるおもちゃや爪とぎボードを用意するのも効果的。
さらに環境整備には、飼い主さん自身の行動改善も含まれます。たとえば外出のときに、別れを惜しんだり、心配する様子を見せると、それだけで猫が不安になるもの。「行ってきます」という言葉が不安の引き金になってしまうこともあるので、外出するときはできるだけ猫に気づかれないように支度をする、できるだけあっさりと外出するといった工夫を行いましょう。

6-3薬物療法

もし分離不安がひどい場合には、薬物により治療が行われることもあります。薬物の中には、不安を取り除くものや精神を安定させるものだけでなく、ストレスによってダメージを受けた胃腸の治療薬が使用されることも。
薬物治療というと抵抗のある飼い主さんもいらっしゃいますが、精神が安定し、胃腸の状態が改善すると、結果的に猫にとっては楽な状況につながることも少なくないため、獣医さんと相談して治療方法を決定することがおすすめです。

07まとめ

猫の分離不安症は軽視すると次第に悪化して深刻な状態になってしまうこともあります。問題行動だけでなく、身体の不調から病気につながってしまう可能性も。分離不安症は早く飼い主さんが気づいてあげることと、対策を行うことが重要です。

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