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軽視すると危険!留守番させることで猫が感じるストレスについて

仕事や学校など、猫を飼っていてもどうしても家を留守にしなければならないことはあるもの。そんなとき、猫がきちんと留守番できるのか、寂しがっていないか心配になってしまうことがあるもの。では、猫は留守番でどのようなストレスを感じるのでしょうか。また、どれぐらいの期間なら猫に留守番をさせておいても安全なのでしょうか。今回は留守番させることで猫が感じるストレスや、その対策などについてご紹介します。

軽視すると危険!留守番させることで猫が感じるストレスについて
目次

01留守番は猫にとってストレスなのか

猫の留守番で気になるのが、猫にとってどのようなストレスになるかということです。といっても、どうしても残業や出張、予想外の出来事などで留守番が長引いてしまうことはあるもの。
もちろん、ペットホテルや友人に頼むという方法も考えられますが、環境が変わったり、知らない場所に連れて行ったりというのも猫にストレスを与えてしまうかと思うとなかなか決断できないものです。
では、そもそも留守番は猫にどんな影響を与えるのでしょうか。

1-1猫は留守番が得意な動物

実は、きちんとしつけをした大人の猫にとって、短時間の留守番はそれほど心配する必要はありません。
というのも、群れを作って集団で生活する犬の場合、飼い主さんから離れてひとりだけで過ごさなければならないというのはかなり大きなストレスになりますが、猫はもともと単独行動をする動物。そのため、ひとりだけで留守番していても、それほど寂しさを感じることはありません。

1-2一泊二日程度なら大丈夫

さらに犬の場合には、ストレス解消や健康管理のための散歩は不可欠。もし長時間の留守番で散歩ができない場合には、留守番による寂しさにストレスが加わって、さらに不安定な状態になってしまいます。
逆に猫の場合、生活に散歩は不要。さらに猫の場合は夜行性であることに加えて、一日のほとんどを寝て過ごしているため、一泊二日程度の留守番であれば、多くの猫にとっては「少し飼い主の姿が見えない」という程度に感じるため、それほど大きなストレスにはなりません。

1-3準備不足があると猫にとって留守番がストレスに

ただし、猫に留守番をさせるためにはしっかりした準備が必要です。食事や水が不足するといったことはもちろん、トイレが汚いままという状態も猫にとっては大きなストレスになってしまいます。
さらに、いつも同じ時間に出て来るはずの食事やおやつが出てこない、飼い主が不在で遊んでもらえないという状態が続くと、留守番が得意な猫であっても少しずつ不安が強くなってしまいます。
もちろん、身体や生活リズムが安定していない子猫や飼い主さんにべったり甘えるのが好きな性格の猫、介護が必要な高齢の猫や病気を持っている猫の場合、一泊でも留守番をさせることは危険につながってしまいます。

02留守番によって猫が感じるストレスと対策

猫にとって、ストレスが少ない状態で留守番をするためには事前の準備が必要です。では、留守番をしている猫にとってはどのような点がストレスになるのでしょうか。

2-1トイレや飲み水が清潔でない

猫は非常にきれい好きな生き物です。特に猫にとってトイレは重要な場所。もしトイレが清潔ではない場合、トイレを我慢してしまうこともあります。その状態が長く続くと、泌尿器系の病気の原因となってしまうことも。
病気を防ぎ、健康な状態を守るためにも、留守番をさせるときにはしっかりとトイレにも気を配っておきましょう。
留守番のときのトイレの準備としては、まず設置するトイレの個数を増やすこと。さらに出かける前にはしっかり新しい砂を入れておきましょう。
もしどうしても心配だという場合、システムトイレを使用するのも良い方法です。システムトイレは砂とチップ、マットなどの組み合わせによって、においを抑えるトイレのこと。猫はトイレがキレイでもにおいが残っているだけでも排泄を我慢してしまうことがあるので、システムトイレなどでにおい対策を行っておくのがおすすめです。
また、猫の留守番では水も重要。水がなければ猫は生きていくことができません。
そのため、できるだけ多くの水を用意しておくことが必要ですが、ボウルなどの容器に入れておくと、猫がボウルをひっくり返してしまう可能性があります。すべてのボウルをひっくり返してしてしまうと猫が水を飲めなくなってしまうため、猫に留守番をさせるときには、給水器を使用するのがよいでしょう。

2-2食事が新鮮でない

猫だけでなく、すべての動物にとって食事は必要不可欠なもの。しかし、猫は好き嫌いが激しいため、新鮮な食事でなければストレスを感じて食事を食べようとしないことがあります。
留守番を指せるときには、傷んでしまう缶詰よりも、ドライフードがおすすめ。時間になると自動的にエサを与えてくれる自動給餌器などがあればさらに安心です。
また、猫の食事で注意したいのが部屋のにおい。もし人間の食事の残りや生ごみなどが残っている場合、そのにおいで食欲を失ってしまいます。もし猫に留守番をさせるときには、食事の残りや生ごみなどは留守番の前にきちんと捨てておくようにしましょう。

2-3いつも通りに寛げない

猫はマイペースな生き物で、好きな場所を移動するのが好きなものですが、飼い主さんが留守の場合、いつも通りにくつろげないこともストレスになります。
猫に留守番をさせるときには、日常的に猫がくつろいでいる場所は、簡単に行き来ができるようにドアを開けておきましょう。
ただし、すべての部屋のドアを開けておくと、猫が触れてはいけないものに触ってしまう危険があります。
特にロープやひもで遊んでいて、それがからまって動けなくなってしまうこともあるため、猫にとって危険な場所はしっかりと戸締りをしておきましょう。

2-4暑さ(夏場)

猫は暑さや寒さが苦手。そのため、自分にとって不快な温度は大きなストレスになってしまいます。
特に夏場の暑さには注意が必要。というのも、そもそも猫は温度の変化にそれほど敏感ではなく、自分の体温を下げるのもあまり得意ではありません。そのため、気づいたときには熱中症になったり、脱水症状を起こしたりすることがあります。
そういった危険を避けるためにも、夏場のクーラーは28度前後で点けておくことがおすすめです。
さらにクーラーだけでなく、厚手のカーテンでしっかり締め切り、直射日光による温度の上昇を防止する、部屋の中に凍らせたペットボトルを置いて涼しい場所を作るといった対策を行いましょう。

2-5運動不足、欲求不満

飼い主さんが不在の場合、遊んでくれる飼主さんがいないことにより、欲求不満が溜まることがあります。それが原因で猫があちこちの床や柱で爪とぎをしてしまうことも。それを避けるためにも、留守番のときには猫が自分で遊べる新しいおもちゃを用意しておくとよいでしょう。また、爪とぎマットも留守番には役立ちます。

2-6寂しさ

猫にとって最大のストレスになるのが「寂しさ」です。留守番が得意か苦手かは猫の個性にもよりますが、長い時間留守番をしているとどんな猫でも寂しさから不安になってしまうもの。
そのときのために、飼主の匂いが付いた服やタオルを置いておくと短時間でも猫の不安を和らげることができます。
また、外出から帰宅したらたくさん猫を褒めてかまってあげることも重要です。

03留守番をストレスに感じた猫がとる行動

猫が留守番でストレスを感じたかどうかは、猫がどのような行動を取るかで見分けることができます。
たとえば、わざと物を落としたり、爪とぎの回数が増えたりといった行動は、猫がストレスを感じている証拠です。
また、トイレが清潔なのに、それ以外の場所で用を足したり、粗相をしたりするのも強いストレスの表現です。
このように飼い主さんを困らせる行動以外にも、留守番の後に名前を呼んでも出てこない、部屋の隅に隠れている、いじけたように姿を見せない、留守番後に普段以上に鳴いて関心を引こうとする、飼主に構って欲しいとアピールするといった行動で寂しさを伝えていることがあります。

04猫のストレスを緩和するために留守番後にできること

猫も人間と同様に、ストレスを溜めてしまうと問題行動や心身の不調の原因となることがあります。それを防ぐためにも、留守番の後にストレスを緩和することが必要になります。

4-1留守番を褒める

猫がしっかりと留守番ができていたら、まずそれをほめてあげましょう。飼い主さんとのコミュニケーションは猫にとっては理想的なストレスの解消方法。
ありがとう、と声を掛けて猫を撫で、留守番したことをほめてあげれば、猫のストレスも緩和されます。

4-2留守番の後ストレスや寂しさを解消する

猫が留守番をしたあとは、いつもより長く遊んだり、いつもより美味しい食事を用意するというのもよい方法です。
きちんと留守番をすれば良いことがあると猫が学習すれば、次回からもきちんと留守番をしてくれることでしょう。

05留守番からしばらくしてもいたずらや粗相、鳴き声が落ち着かない場合

多くの猫は、飼い主さんが帰ってくれば落ち着きを取り戻すものですが、飼い主さんが帰ってから時間が経ってもいたずらや粗相など、落ち着かない状態が続くことがあります。
この場合、猫が分離不安症に陥っている可能性があります。
分離不安症とは、飼い主さんと離れるストレスによって猫が問題行動を起こす状態。もし分離不安が悪化すると、心身の状態が悪化し、様々な病気に発展することもあります。
もし生活に支障をきたす場合には、動物病院に相談することをおすすめします。

062泊以上留守番はペットホテルやペットシッターを

すでに説明したように、猫は一泊二日程度の留守番ができる動物。少し留守番に慣れてきたリ、留守番が得意な猫の場合には、三泊三日程度の留守番ができるようになることもあります。
ただし、二泊以上の留守番の場合は、無理をさせずペットホテルやペットシッターを利用しましょう。
というのも、どれだけきちんと準備をしていても、二泊以上になるとトイレや飲み水の清潔さを保つのが難しくなります。また、家の中でケガをしたり、食べてはいけないものを飲み込むなど、思わぬトラブルが起きてしまう可能性も。
ただし、縄張り意識の強い猫にとって、他の動物が近くにいるペットホテルはストレスを感じることも多いもの。
できれば自宅にペットシッターに来てもらうほうが、猫にとってストレスが少ない状態で生活することができます。
可能であれば、留守番をする前に一度シッターさんに来てもらい、ある程度世話に慣れた状態を作っておくと、スムーズに留守番をすることができます。
もし初対面のシッターさんの場合、猫が留守番をしているときに知らない人がいきなり家に入って来ると、猫は警戒して大きなストレスを感じてしまうことになります。

07まとめ

猫はきちんと準備と対策さえしておけば、意外に留守番に向いている生き物です。といっても、長い間の留守番は不可能。きちんと事前の準備を行い、猫に無理をさせず、できるだけ早く帰宅することが必要です。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
岸本誠也 先生
犬友学園運営
1992年生まれ。神戸出身。大阪の動物病院、整形外科リハビリテーション科に勤務。個人ではペット服のセレクトショップやオンラインマッサージ教室を経営。愛犬のためのオンラインサロン「犬友学園」を運営。

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