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猫の育て方アドバイザー

猫に関わる仕事の種類と就業方法

猫が好きという方の中には、猫に関した仕事をしたいと考えている人も多いかもしれません。現在では猫の飼育数は増加の傾向にあり、猫に関する仕事の種類も増えています。今回は猫に関わる仕事の種類や内容、必要なスキルや資格、就職方法などを解説します。

どんなものがある?自分にもなれる?猫に関わる仕事の種類と就業方法
目次

01国家資格や深い専門知識が必要な仕事

猫に関する仕事には様々な種類がありますが、中でも猫の命や病気に関する仕事では国家資格や深い専門知識が必要になります。
では、それらの仕事にはどのような種類があるのでしょうか。

1-1獣医師

獣医師は動物のお医者さんですが、動物の命を守る重要な仕事。そのため、国が行う国家試験に合格し、国家資格を取得することが必要です。猫をはじめとするペットに関する資格には様々なものがありますが、動物に関わる資格の中で国家資格なのは獣医師のみ。
そのため、獣医師になるためにはまず獣医学科のある大学で六年間学び、国家試験の受験資格を取得する必要があります。
ここで注意しなければならないのは、四年生の大学や専門学校を卒業しても獣医師の国家試験受験資格は得られないということ。また、獣医大学の数は限られているため、非常に狭き門と言われています。
獣医師は猫だけでなくあらゆる動物を扱う仕事。動物病院などで働く場合には、診察に来る猫だけでなく、犬や鳥、ハムスターなどあらゆる動物を相手にしなければいけません。
もし猫だけと関わりたいという場合、猫の診察を中心に行っている動物病院を探して就職するか、NPO法人などが運営している猫の保護団体で働くのがよいでしょう。

1-2動物看護師

動物に関するスペシャリストとしては、獣医師以外にも「動物看護師」という職業があります。
動物看護師は動物病院で獣医師をサポート、受診する動物のケアを行う仕事です。また、動物だけでなく飼い主さんと獣医師の間に立って、コミュニケーションを図ることもあります。
動物看護師の場合、動物病院などに就職するときには必ずしも資格は必要なく、無資格でも動物看護士として働くことができましたが、最近では動物看護士資格を統一するため、専門学校や短大、大学などで動物看護学を履修し、「認定動物看護師統一試験」に合格することが必要だという流れになっています。認定動物看護師統一試験は、これまで別々に資格試験などを主催していた団体が協力して行うもので、学校などで動物看護学を履修しなくても、動物看護師として三年以上の勤務経験があれば受験資格を得ることができます。
動物看護師の資格は民間資格ですが、国家資格化の動きもあるようです。

02専門知識が必要な仕事

獣医師や動物看護師ほどではなくても、動物に関わる仕事には専門知識が必要な仕事がほとんどです。これらの資格では、民間資格の取得や、大学・専門学校・通信講座などでの履修が望ましいといわれています。。
また、トリマー、ブリーダー、セラピスト、シッターなど、特定分野の勉強や民間資格の取得が必要な仕事と、「愛玩動物飼養管理士」のように動物の習性や適正な飼養管理の知識を持っていることが有利になる仕事があります。

2-1トリマー

トリマーはペットの美容師とも言われる仕事ですが、実際にはカットだけを行うわけではなく、ブラッシングやシャンプー、爪切り、耳掃除、歯磨きなど、猫のお世話一般に関わることができます。
これらのケアは見た目をよくするだけでなく、健康管理においても非常に重要。特にトリマーの場合、定期的にペットと触れ合うことになるため、動物の健康状態に関するトラブルや異常に気付くことも多く、「第二の獣医師」と呼ばれることもあります。
そのため、トリマーにとっては動物の健康について学ぶことも重要。
トリマーになるためには資格は必要ではありませんが、動物の骨格や保定の方法、ハサミやバリカンの使い方など豊富な知識や高度の専門技術も必要になるため、専門学校に通うか通信講座で学び、さらに民間団体の資格を取得することが一般的です。

2-2ブリーダー/キャットブリーダー

ブリーダーは動物を繁殖さえて販売する仕事です。その中でも、猫専門のブリーダーはキャットブリーダーと呼ばれています。
キャットブリーダーも仕事を始めるためには資格は不要。キャットブリーダーになるためには、ブリーダーとして就職するか、すでに活躍しているブリーダーの元に弟子入りし、技術やノウハウなどを学ぶことになります。
また、キャットブリーダーの中には副業という形で特定の猫種を繁殖させているという働き方をしている人たちもいます。
ただし、キャットブリーダーになるためには、猫の繁殖に関する豊富な知識が必要。
もし知識がなく無計画に繁殖を行った場合、遺伝的疾患を抱えた子猫を生み出してしまったり、猫を繁殖させすぎて世話をしきれなくなる多頭崩壊に陥ってしまうことも考えられます。
それを防ぐためにもキャットブリーダーの専門学校や通信教育で猫の繁殖に関する正しい知識を身につけることが重要です。

2-3ペットセラピスト(猫のストレスケア)

ペットセラピストは、ペットのストレスを軽減する専門家。ペットを使ったセラピーといえば、動物とのふれあいを通じて人間の病気やストレスによい影響を与えるアニマルセラピーが有名ですが、ペットセラピストは、ペットに対してストレスケアを行うことで、ペットの問題行動を予防することが大きな目的です。
ペットセラピストになるには資格は不要。そのため、自分で名乗るだけでペットセラピストになることができますが、実際には言葉のしゃべれないペットの行動や仕草からストレスのサインを読み取ることが求められます。
また、資格を取得していることでお客様からの信頼を得やすいというメリットもあるため、猫専門のペットセラピストになりたいという場合には、キャットケアスペシャリストや、キャットフレンドリーパーソン検定といった資格を取得する人が多いようです。
また、ペットセラピストは動物病院に行くほどではないけれど何となくペットの元気がないのが気になるといった飼い主さんの相談を受け入れることも多いため、今後成長する仕事として大きな注目を集めています。

2-4ペットシッター/キャットシッター

ペットシッターは旅行や出張などで飼い主さんが家を留守にするときなど、ペットのお世話をする仕事です。ペットシッターの中でも、猫を専門にしたシッターはキャットシッターと呼ばれ、単身の人が猫を飼うことが増えた現在では、需要が高まっている仕事です。
ペットシッターとして働くためには資格は必ずしも必要ではありませんが、動物関連の資格を持っていると就職にも非常に有利です。
というのも、ペットシッターは飼い主に代わってペットの命と健康を守るというのが仕事。特にまだ小さな動物の場合にはどのようなことが起きるかわかりません。
そのため、ペットシッターには動物に関する知識やしつけのテクニックなどは欠かせないもの。
さらに最近では、トリミングを始めとするケアを依頼されるケースもあるため、動物に関する知識は必須ともなりつつあります。
資格の取得以外にも、ペットショップでの勤務経験や、動物関係の職業経験がある場合には就職に有利になります。

2-5動物プロダクション職員

動物に関する職業の中でも、ちょっと変わったものが動物プロダクションの職員です。
動物プロダクションとは、テレビや映画、CM、広告の印刷物やパンフレット、イベントなどに登場する動物を派遣する会社で、いわば、芸能プロダクションの動物版といった存在。
その企業で働いているのが動物プロダクションの職員です。動物プロダクションの職員は、依頼された動物を派遣するだけでなく、動物の日々の健康管理やしつけ、訓練などを主な職業としています。
また、実際に動物が派遣されるときにも同伴して、動物がきちんと仕事を行えるように環境を整えます。
そのため、動物プロダクションの職員には豊富な動物に対する知識と動物への経験が求められます。
さらに多くの場合、動物は見知らぬ環境に派遣されるため、動物たちが不安にならないように信頼関係を築くことも必要になります。
動物プロダクションの職員になるためには、特に資格は不要で、動物プロダクションの求人に応募することが必要。
ただし、動物関係の専門学校や短大、大学に通っていた経験や動物に関する資格を持っていると就職が有利になります。

2-6動物保護施設スタッフ

動物保護施設は保健所などから犬や猫を一時的に保護するための施設です。保護された生き物は、その後里親などに預けられることになります。
また、動物保護施設の中には病院や外来診療などが設けられていることがあります。
動物保護施設のスタッフになるためには、病院で働く獣医師や動物看護士以外の場合、特別な資格が求められることはありません。
しかし動物保護施設では動物のしつけや訓練、トリミングなどを行うこともあり、様々な専門知識を持っていると就職が有利に働きます。
動物保護施設に保護されている動物の場合、人間に不信感を抱いていることも少なくありません。そういった動物と良好な関係を築くためのコミュニケーションも必要です。
そのため、資格は必要ではなくても、専門学校や通信教育で知識を身につけておくことが求められます。
動物保護施設のスタッフになるためには、施設の求人に応募することが必要ですが、保護施設の中には国や自治体が運営する愛護センターなども含まれています。そういった公的な施設への就職を望む場合には公務員として就職することが必要になります。

2-7愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は、動物の飼育や愛護、正しい飼育の方法の普及啓発活動を行うために十分な知識を身につけた人に与えられる資格です。
愛玩動物飼養管理士は公益社団法人日本愛玩動物協会が主催する認定を行う資格で、独学で取得できるのがポイント。
資格を取得するためには、教本で勉強した後、講習会に出席したり、課題を提出したりすることで受験資格を得ることができます。
資格を取得していると、学習を通じてペットに関する知識を身につけられるとともに、動物関係の仕事に就職する際にも有利に働きます。

03未経験や資格がなくても始めやすい仕事

動物に関わる仕事は専門知識や経験が必要なものがほとんど。ではまったく未経験の人は動物に関わる仕事に就くことは難しいのでしょうか。実は動物に関わる仕事の中には、未経験な人でも始めやすいものも少なくありません。まずはそれらの仕事を入口にして経験を積み、より深い知識の必要な仕事にステップアップするという方法があります。

3-1動物病院スタッフ(受付・事務など)

動物病院で働いているのは獣医師や動物看護師だけではありません。動物病院には受付や事務などを行うスタッフも必要です。
もし動物に関する仕事の経験がなく、資格も取得していないという場合、これら動物病院の受付や事務からスタートするというのもひとつの方法です。

3-2ペットショップ店員

動物関係の仕事が未経験の場合、まずペットショップ店員として勤務するという方法があります。
ペットショップでは飼育するペットのお世話が主な仕事。さらに最近ではペットホテルやペットサロンを併設するペットショップも増えているため、それらの受付なども仕事となります。
ペットショップの店員になるためにはまずアルバイトとして就職、正社員を目指すのが一般的。
多くのペットショップでは猫以外の動物も飼育されているため、それ以外の動物の担当になることもあります。

3-3ペットホテル従業員

飼い主が留守の場合にペットを預けるのがペットホテル。ペットの世話は経験が豊富で資格を持っているスタッフが担当しますが、もし未経験でもそれ以外の受付や掃除などを行うスタッフとして入社することが可能です。
特にペットホテルの場合、学歴や資格などを問われないのはもちろん、猫専門の施設が多いこともポイント。
どうしても猫と関わる仕事がしたいという方にもおすすめです。

3-4猫カフェ店員

猫と関わる仕事の中でも注目度が高いのが猫カフェの店員です。
猫カフェの場合、資格や経験が問われることはほぼありません。仕事内容も他の仕事よりも比較的複雑ではないため、初心者にとっても挑戦しやすい仕事だと言えるでしょう。
また、猫カフェの場合、飼っているのは猫だけなので、猫好きさんには最適。
ただし、猫カフェで働きたいという人は多いため、競争率は高めとなっています。

3-5ペット用品メーカー

動物に関わる仕事に就きたいという場合、ペット用品メーカーに就職する方法もあります。
ペット用品メーカーの場合、多くは新卒による採用なので、ペット関連の資格がなくても就職することは可能。さらにペット用品には様々なジャンルがあるため、幅広くペットに関われるという魅力があります。
ただし、一般採用となるため、就職活動を通じて内定を得ることが条件です。

04まとめ

専門知識や資格、分野など非常に様々なペットに関する仕事。非常に難易度の高いものだけでなく、比較的ハードルの低いものもあるので、憧れているとい方は思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
ねこもり
ねこもり 先生
1976年生まれ。
ホテルエステサロン勤務後、三宮・北野でプライベートサロンを開業して16年。
幼少期から動物と共に暮らしてきたことから、念願の動物のお仕事もスタート。
猫さんがストレスなく過ごせる猫専門ホテルを2023年神戸にOPEN。猫専門のペットシッター「ねこもり」としても活動中。
ねこもり

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