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ワインのペアリングってなに?基本知識と具体例

ワインと料理の相性を表す言葉として「マリアージュ」というのは有名です。しかし最近注目されているのが「ペアリング」。ではこのペアリングとはどのようなものなのでしょうか。今回はワインのペアリングの基礎知識や具体例についてご紹介します。

ワインのペアリングってなに?基本知識と具体例
目次

01ペアリングとは?

そもそもワインのペアリングとはどのようなものなのでしょうか。

1-1ワインと料理の組み合わせのこと

ワインのペアリングとは、簡単に言えば「ワインと料理の組み合わせ」のこと。ワインにも料理にも様々な個性がありますが、ペアリングではその個性の組み合わせを楽しむもの。ワインと料理をそれぞれ単体で味わうよりも、相乗効果でよりよい味を楽しむことができます。

1-2コース料理の1皿に1種類ずつワインを変えて楽しむ

最近注目されているペアリングのスタイルは、コースメニューの一皿に対して、ひとつのワインを楽しむというものです。
コースの場合、前菜からデザートまでいくつかの料理が提供されますが、それぞれのメニューに応じて、一種類ずつ異なるワインを楽しむのがペアリングの魅力です。

1-3自分で選んだり、ソムリエに任せたりする

ペアリングの楽しみは自分でワインを選ぶということ。そのためには料理がどのようなものか、どんなソースが使われているのかをくわしく知ることができるとともに、新しいワインの魅力を引き出すことも可能になります。
といっても、それほどワインや料理の知識がない人でも、ソムリエに任せるだけで簡単にペアリングを楽しむことができます。

02マリアージュとの違い

料理とワインの組み合わせといえば、「マリアージュ」という言葉が有名です。ではマリアージュとペアリングではどのような違いがあるのでしょうか。

2-1マリアージュはフランス語で結婚のこと

「マリアージュ」とはフランス語で「結婚」を意味する言葉です。ワインと料理が結婚したように最適の組み合わせを楽しむのがマリアージュということができます。

2-2ペアリングは相性を楽しむ(ハーモニー)

それでは、マリアージュとペアリングではどのような違いがあるのでしょうか。簡単に言えば、ワインと料理のペアリングを意識すると、マリアージュが生まれるということになります。もともとワインは食事をしながら楽しむためのお酒。そのため、料理との相性は非常に重要です。つまりペアリングは料理とのハーモニーを楽しんだり考えたりすることを指す言葉。一方のマリアージュはそのペアリングから生まれた状態を示しています。

03ペアリングの方法

それでは具体的にペアリングを楽しみたいというときにはどんな方法があるのでしょうか。

3-1似ているもの同士を合わせる

ワインと料理のペアリングを楽しみたいというときには、まず似ているもの同士を組み合わせるという方法があります。たとえば、コクのあるものとコクのあるもの。しっかりとしたボディを持った赤ワインや、スパイスの香りを感じるワインには、しっかりとしたビーフステーキや黒コショウなどスパイスの利いたものを合わせるという方法です。
また、さっぱりとした料理には、同じくさっぱりとしたワインを合わせるというのも良い方法です。

3-2対照的なものを合わせる

似ているもの同士を合わせるのとは逆に、対照的なものを組み合わせるというのもよいペアリングの方法です。
日本でも、ぜんざいに塩昆布が添えてあることなどと同じように、塩気の強い料理に甘味の強いワインや、ハチミツなどの香りのするワインを合わせるといった方法です。
もし上手なペアリングを行いたい場合には、個性の強い料理と個性の強いワインを合わせると成功することが多いようです。

04ペアリングの具体例

ペアリングはワインや料理の知識がないと難しいものというイメージがあるかもしれませんが、実はちょっとしたポイントを押さえるだけで簡単にペアリングを行うことができます。

4-1トマトのパスタと辛口の白ワイン

家庭のメニューとしても登場することの多いトマトのパスタですが、アンチョビやオリーブといった塩気の強い食材を使うと、ワインの苦味が和らいでまろやかに感じることができます。たとえば辛口の白ワインであれば、トマトの酸味とのペアリングも楽しめます。

4-2フルーツソースと赤ワイン

日本ではお酒とスイーツを合わせる習慣はあまり一般的ではありませんが、ワインの場合、果物やハチミツなどの甘味が加わると、コクが加わって感じられます。
たとえば、カモ肉や鶏肉にリンゴやドライプルーンなどを加えたソースと赤ワインのペアリングは、コクと酸味、深みが加わるためおすすめです。

4-3ビーフストロガノフと白ワイン

ワインと料理には酸味や甘味などの共通点がありますが、うま味もそのひとつ。このうま味の相乗効果もペアリングの魅力です。たとえば、たまねぎをたっぷり使ったビーフストロガノフは白ワインと合わせるとうま味がアップ。さらに、この組み合わせは白ワインの果実感を落ち着かせるため、若さや青さを感じるワインを、より深みのある味わいに変化させることができます。

05レストランでペアリングを楽しむポイント

家庭だけでなくレストランでもペアリングも楽しいもの。ではレストランでペアリングを楽しむときにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

5-1ペアリングコースがあるお店を選ぶ

レストランでワインのペアリングを楽しみたいというとき、なんといってもおすすめなのはペアリングコースがあるお店を選ぶこと。あらかじめコースが用意されているお店なら、簡単にペアリングを楽しむことができます。
また、専門のコースがないというお店でも、予約の電話のときに相談すれば対応してくれるところも少なくありません。
ペアリングコースのあるお店の場合、ちょうどよい飲み頃のワインに当たる可能が高いというのも大きなメリット。
というのも、あまりワインが出ない店の場合、抜栓してから時間が経ったものや、酸化が始まっているものに当たる可能性もありますが、ペアリングコースのあるお店の場合、ワインの回転も早いため、劣化の心配がありません。

5-2予算をみておく

レストランでワインを飲むとき、心配になるのが予算です。もしレストランでワインを頼むと、予算オーバーしてしまうかもしれないという心配があるときには、あらかじめきちんと予算を計算しておきましょう。
レストランでペアリングを楽しむときには、料理とワインを合わせて一万円程度が一般的。もちろん、レストランによって価格は異なるため、あらかじめレストランに確認しておくと安心です。

5-3苦手なワインはあらかじめ申告

レストランでペアリングのコースを頼むときには、提供されるワインはあらかじめ決まっているもの。そのためワインを選ぶ必要はありませんが、もし苦手なワインがある場合、あらかじめ申告しておくとよいでしょう。
その場合、別のワインに変えてもらえることがほとんどです。せっかくワインを楽しみに来ているのに無理をする必要はありません。といっても、あまり好き嫌いを考えるとせっかくのペアリングも楽しめなくなってしまいます。苦手なものがあってもまずは試してみるのがよいでしょう。

06まとめ

一見、難しい知識が必要なペアリングも、実はポイントを押さえるだけで簡単に楽しめます。食卓の料理にちょっと手を加えるだけで、驚くような味の変化を感じることができるはず。まずはワインと料理のペアリングを意識してみることがスタートです。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
勝山美幸
勝山美幸 先生
社団法人日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ(No.1676)
北海道 美瑛町生まれ札幌市在中
1999年 当時日本で最年少で社団法人日本ソムリエ協会ソムリエ資格を取得。
2002年 C.I.V.C日本シャンパーニュ委員会デュプロム取得 No.235
2005年 札幌大通り公園で毎年5月に開催されるさっぽろライラック祭り内で、7丁目に北海道のワインと食のイベント「ワインガーデン」を自らプロデュースし立ち上げる。
(総合プロデュースは2005年〜2009年)
2011年FBO唎酒師呼称資格認定
2012年 社団法人日本ソムリエ協会シニアソムリエ資格取得
2015年 シャンパーニュ騎士団ショバリエ叙任
(フランス、ルイ14世時代から続く歴史的、由緒正しき伝統ある騎士団)
2016年 フランスシャンパーニュ地方「ニコラフィアット社」公式アンバサダー任命 (世界初のニコラフィアットアンバサダーに任命)※15年連続フランス国内生産量No.1
2017年豆腐マイスター、おから味噌インストラクターライセンス取得
2018年 シャンパーニュ騎士団オフィシエ叙任
2019年から現在、料理屋botanの専属シニアソムリエール
勝山美幸

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