今人気の手作り石鹸資格を通信講座で自宅にいながら簡単に最短で資格取得できます
コールド・プロセスソープマイスター®

こうすれば上手くいく!手作り石鹸の着色と色付けについて

石鹸を手作りする楽しみのひとつが、自分の好きな色を付けること。石鹸の着色には様々な着色素材と方法が用いられますが、ちょっと一工夫するだけで、自分の好みのあざやかな色を実現できることも。今回は手作り石鹸の着色と色付けについてご紹介します。

こうすれば上手くいく!手作り石鹸の着色と色付けについて
目次

01手作り石鹸の着色素材

手づくり石鹸には様々な着色素材が用いられますが、大きく「原料」「用途」の二種類に分けることができます。

1-1原料別

手づくり石鹸を着色するときには、主に「鉱物色材」「天然色材」「食用色素」の三つが用いられます。
鉱物色材とは、鉱物を原料として作られる顔料のこと。鉱物には色のあざやかなものがあり、少量でもしっかり色がつくのが特徴です。
一方の「天然色材」は植物を原料にした顔料です。ハーブやお花、スパイスが用いられることもあり、口に入っても安心なのがメリット。
「食用色素」は、食べ物やスイーツの色付けとして用いられるもので、食べ物に使われるため、こちらも安心して使用することができます。

1-2用途別

手づくり石鹸の色付けは、製法や用途によって区別することもできます。
たとえばコールドプロセス製法石鹸の着色の場合、色が落ちてしまうため特に注意しなければいけません。
コールドプロセス製法石鹸の特徴は、加熱を行わないこと。加熱を行わない石鹸は熱に弱い有効成分を含ませることもできるなどのメリットがありますが、どうしても時間がかかり、生地が混ざりにくいことがあります。そのため、着色をした場合にはダマができるといった点に注意して、生地に混ざりやすく、退色の少ないものを選ぶことが必要です。
一方、手作り石鹸の中でも人気が高いのが、クリアで透明度の高い石鹸。見た目が美しくプレゼントに最適なこの石鹸は「宝石石鹸」と呼ばれることもあるもの。
これらの石鹸はグリセリンソープと呼ばれる原料を用いて作られますが、その際には、発色のよいものを選ぶことが重要です。
また、宝石石鹸では色付けとともに「グリッター」と呼ばれるラメが用いられることもあります。

1-3色づけ作業がいらいないもの

手づくり石鹸の色付けは、ムラができてしまったり、色がにじんだりとなかなか上手くできないこともあります。
そんなときに便利なのが、色付けが不要の石鹸。たとえば、すでに色がついている石鹸素地などを使うことで、面倒な作業も不要で色付きの石鹸を手作りすることができます。

02手作り石鹸の鉱物色材

手づくり石鹸の色材の中でも、使われることが多いのが鉱物を原料にしたものです。

2-1原料は鉱物、化粧品にも使われている

鉱物色材は鉱物を原料としたもの。鉱物が原料というと、健康への影響を心配するかもしれませんが、化粧品に使われることも多く、比較的安全に使用することができます。
この鉱物色材は「カララント」「マイカ」などの種類があります。
カララントは発色がよく、カラーバリエーションが多いのが特徴。鮮やかな色を付けたいというときに便利です。
一方の「マイカ」は、鉱物の中でも「雲母」を原料にしたもので、独特の光沢が特徴。こちらも変色や退色のリスクも少なく、自分で微妙な色使いを調整することもできます。

2-2アレルギーに注意

これら鉱物色材はあざやかな色が楽しめるだけでなく使いやすいという特徴がありますが、ひとつだけ注意したいこともあります。
それがアレルギー。鉱物色材は化粧品に使われることもあり、安全が確認されたものですが、鉄やニッケル、コバルト、重金属などを含んでいます。
これらの金属は肌のたんぱく質と結合すると、刺激になり、肌が荒れてしまうことも。
もし肌が弱い人の場合、これらのアレルギーには十分に注意しましょう。

03手作り石鹸の天然色材・食用色素

肌に優しいナチュラルな素材で色をつけたい!そう考えている人に人気なのが、天然色材や食用色素です。

3-1クレイ

クレイとは、土に含まれる粘度のこと。このクレイは手作り石鹸の色付けに使うこともできます。
クレイはナチュラルな風合いが特徴で、マーブルやレイヤーなど複雑な模様をつけたいときにも最適です。

3-2植物染料

もし天然の素材にこだわりたいと考えている型におすすめなのが、植物染料。植物染料とは、植物が持っている色素のことで、草木染などに使用することもあります。
たとえば、紫根や紫芋、ニンジン、パプリカなどが有名ですが、ハーブやココア、コーヒー、お茶などを使うこともできます。
植物染料の場合、どちらかというと地味な色合いになりますが、なんといっても植物が原料なので安心して使えるというメリットがあります。
また、同様の植物由来の顔料としてはスパイスを使うという方法があります。
スパイスは、植物染料と比べるとさらに色合いは鈍くなりますが、香りが付けられるというメリットも。また、スパイスの種類によってはリラックス効果なども期待できます。

3-3食用色素は発色が綺麗、天然色素は、色褪せや変色しやすい

これに対して、食用色素は動植物などから採取した色や、人工合成した色素などを用いた顔料です。食品の一種なので、人体に対して害がないということも確認されているため、安心して使用することができます。
特に食用色素は、色付けを目的に作られているものなので発色があざやか。
もしきれいな色を付けたい場合には、食用色素がおすすめです。
逆に天然色素の場合、太陽の光や酸素の影響を受けやすく、色あせや変色が起きやすい傾向があります。

04着色料の形状別の使い方

着色料には種類だけでなく、形状による違いもあります。これらの使い分けることで、石鹸に思い通りの色を付けることができます。

4-1パウダー

着色料の中で一般的なのが粉状に加工されたパウダータイプのもの。パウダータイプの着色料は、保存がしやすく、少量でも発色するため、鮮やかな色を出したいときに便利。
ただし、初心者の場合、手作り石鹸の着色にパウダーを使うと、色が偏ってしまう、ダマができて思い通りにならないなどの失敗をしてしまうことも。
ではその失敗を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。
パウダーを使ってきれいに色付けするためには、オイルを使うのがおすすめです。パウダーを直接石鹸の生地に豆乳すると、どうしても生地の中でパウダーが溶け切らずに、色のムラができてしまいます。
それを避けるためにも、まず少量のオイルにパウダーを溶いて、それを石鹸生地に加えるようにしましょう。その際、乳鉢や乳棒などを使ってしっかりと混ぜ合わせること。この段階でしっかりとオイルにパウダーを溶かしておくことで、色のムラができたり、顔料がダマになったりすることがあります。
もし乳鉢や乳棒がない場合には紙コップなどの小さい容器に入れて、ヘラなどを使ってしっかりとパウダーを溶かしておきましょう。
なお、パウダーを溶かしたオイルを一度に投入すると、色が濃くなりすぎることがあります。石鹸の色は一度で決めようとせず、少しずつ足していき、様子を見ながら調整しましょう。
なお、生地を混ぜるときには底からしっかりと混ぜること。
しっかり混ざっていないと、端のほうだけ色がつかないということもあります。

4-2ジェル・リキッド

もし石鹸の着色に慣れていないという場合には、ジェルやリキッドタイプの着色料がおすすめです。ジェルやリキッドなら、オイルに溶かす手間もいらないだけでなく、一滴ずつ石鹸生地に入れられるため、パウダーより色を調節しやすいというメリットがあります。
ただし、色を混ぜて新しい色を作りたいというときには、パウダータイプ同様、別の小さい容器で試してからのほうがよいでしょう。

05まとめ

手づくり石鹸の色付けは、石鹸づくりの工程の中でも楽しいもののひとつです。様々な方法を試して、自分の思い通りの色付けを楽しんでくださいね。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
あめお
あめお 先生
手作り石鹸教室講師
住宅設計・アクセサリーデザインなど幅広い”作る”仕事を経て、日本初の手作り石鹸専門スタジオ「手作り石鹸教室Ciao*soap(チャオソープ)」を2014年に東京都練馬区に開設。
石鹸の原料をより深く理解するために”シニアオイルソムリエ”を取得、スペインでの石鹸作りディプロマも持つ。
教室の受講者数は2023年11月現在で述べ16000名を超える。
現在は、石鹸作り指導の枠を飛び出して、企業へのレシピ提供なども行う。
2022年にスタジオを東京都墨田区へ移転し、「化粧品製造販売業」許可取得。
あめお

70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
無料資料請求
受講お申し込み
通信講座で資格が取れる!
コールド・プロセスソープマイスター®の講座を詳しくみる

トップ
に戻る