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犬・猫ペットブリーダー

ブリーダーの年収とは

優秀なペットの繁殖や販売を行うブリーダー。犬や猫が好きな人の中には興味があるという方も少なくないはずですが、ちょっと気になるのが年収。ブリーダーの年収はどのようなものなのでしょうか。今回はブリーダーの年収についてご紹介します。

ここは気になる!ブリーダーの年収とは
目次

01ブリーダーの給料事情

実はひとくちにブリーダーといっても、働くスタイルによって、収入には大きな違いがあります。というのも、ブリーダーは大規模な企業が会社規模で行っているものから、ペット好きの個人が繁殖を行っているというケースまで非常に様々。ブリーディングを本業にしている人や、サイドビジネスとしてブリーディングを行っている人、普段は自分のペットを可愛がっていて、依頼があったときに交配を行う人など、その営業形態は本当に多種多様です。
また、ブリーダーの主な収入は生まれた子犬を販売することですが、その販売価格も決まった価格があるわけではありません。
さらに、大規模だからといって収入が高いかと言えばそうではありません。というのも、ブリーダーは単に子犬を誕生させるだけでなく、交配や繁殖、出産、出産後のケアまでを行う総合的な仕事です。そのため、規模を大きくすればその分経費も大きくなるため、純利益という点では大きいからいいとはいえなくなってきます。

02会社に勤務した場合

では、まずブリーダーの会社に勤務した場合の収入について見ていきましょう。
実はブリーダー専門の企業は、ほとんどが中小規模。従業員が100人から999人という中企業の従業員の平均月収は男性が32万200円、女性が24万2300円、従業員が10人から99人の小企業の場合、従業員の平均月収は男性が29万9000円、女性が21万9100円となっています。残念ながら、ブリーダー専門の統計というものはありませんが、これら中小企業の収入水準に準じると考えればよいでしょう。
年収ベースで考えた場合、中企業は男性が384万2400円、女性が290万7600円、小企業は男性が358万8000円、女性が290万7600円となっているため、ブリーダーとして会社勤務した場合の平均的な収入は、この規模だと考えられます。
ここにボーナスや手当などが加わるため、実際の収入は多少アップすることが考えられますが、これは一般的な企業や、その他の職業に比べると賃金が安めといえる水準です。また、ブリーダーは非常に大変な仕事。出産を控えた親犬がいる場合や、産後すぐの犬や、生まれたばかりの子犬がいるときには、その世話をしなければいけません。もちろん、会社勤務の場合、シフトが組まれることになりますが、中小企業で人数が足りない場合や、自分が世話をしている犬が気になるということも少なくないため、結果として、休日も出勤しなければならないと考えられます。
ただし、ブリーダーとして独立して生計を立てようとした場合、多くの人がすでに活躍していくブリーダーに弟子入りのような形で入門、仕事を学ぶか、ブリーダー会社に就職して技術を身につける必要があります。
ブリーダーになるためには特別な資格は必要ではないものの、専門知識や経験が重要なため、実際にブリーダーになりたい場合には、ブリーダー養成の専門学校に通うか、弟子入りするか、会社に入るかという選択肢の中から進路を選択する必要があります。専門学校に通うためには学費などが必要になるため、最初のステップとして会社に就職したあと、しっかりと知識と技術を身につけ、ブリーダーとして独立するケースも多いようです。

03独立開業した場合

では、独立開業した場合、ブリーダーの収入はどのようになるのでしょうか。
実は、独立開業した場合も、ブリーダーの年収は実力によって大きく変わります。ドッグショーやコンテストなどに入賞するような優秀な親犬を抱えていたり、品種改良に取り組んだりという知識や経験のあるトップブリーダーの場合には非常に多額の年収を得ることも可能ですが、逆に自分のペットを繁殖させるといった小規模でのブリーディングを行う場合、必然的に収入は減少します。
たとえば、現実的なブリーダーの収入を見てみると、一匹の犬の発情期は、一年に一度か二度で、犬は多数の子犬を出産しますが、死産や流産と言った可能性や、そもそも交配しても妊娠しないということを考えれば、親犬一匹から年間に出産できるのは約五匹程度ということになります。
この子犬をペットショップに下ろした場合の収入ですが、ペットショップの場合、店頭価格の一割から二割程度が買取価格と言われているため、販売価格が十万円の場合なら、一匹当たり一万円から二万円というのがブリーダーの収入になります。つまり、親犬一匹からブリーダーが得られる収入は五万円から十万円ということになります。
そのため、ブリーダーとして収入を得るためには、親犬を多く抱える必要があります。
しかし、一方ではブリーディングを行うときには経費も必要です。
たとえば、水道代や光熱費、エサ代やサプリメント代、医療費、薬代、ワクチン接種代といったものが代表的なもので、これらは飼育環境や規模によっても変わってきます。
この例では、あくまでも親犬を一匹として考えましたが、当然のことながらブリーディングを行うためには、最低でもオスとメスの二匹が必要になり、経費も倍になります。
それに加えて、ブリーディングを長年行っていると、親犬が高齢化し、新しい親犬を入手しなければならないだけでなく、高齢化した犬の世話も必要になります。
これらのことを考えると、独立開業したとしてもブリーダーだけで高収入を得るのはなかなか難しいかもしれません。
しかし、ブリーダーとして安定した収入を得る方法も存在します。
まずひとつは、ドッグショーやコンテストなどで好成績を収めること。ドッグショーやコンテストなどの場合、犬種として理想的な姿が保たれているか、しつけは行き届いているかといった点が重視され、もし好成績を収めた場合には、ブリーダーとして高い宣伝効果を得ることができます。さらに、ドッグショーやコンテストで好成績を収めた犬に対しては、交配料を払っても交配させたいという依頼もあるため、そういった部分でも収入をアップすることにつながります。
もうひとつは、最初は小規模のブリーディングを行い、徐々に規模を拡大していくという方法です。
実は多くのブリーダーはこの方法を取っています。というのも、ブリーダーの九割以上は個人経営と言われ、自分で飼育しているペットが出産したときに子犬をネットや個人的なルートで販売、利益を上げています。
この方法では、まず多数の犬を飼育する必要がなくなるため、ブリーディングに必要な経費が非常に低く抑えられます。
また、子犬を販売するときも、個人的な取引となるため、ペットショップに子犬を販売したときのような手数料を取られることがなく、ある程度の収入を確保することにつながります。
それ以外にも、ペットホテルを併設したり、トリミングサロンを隣に接地するという方法もあります。もちろん、その場合には別の経費や人件費なども必要になりますが、もしトリマーの資格を持っている場合や、ペットホテルとして活用できる土地があるという場合には、ブリーダーとしての経営を安定させるだけでなく、様々な情報収集の場となるため、ブリーダーとしても有益な結果につながると言えるでしょう。

04まとめ

働き方のスタイルによっても異なりますが、収入面では厳しい部分もあるのがブリーダーの実状です。ただし、本業ではなく副業ととらえた場合には、ある程度の収入が望めるだけでなく自分のライフスタイルと両立できるため非常に魅力的な仕事だと言えるでしょう。

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ほしのたかき
ほしのたかき 先生
犬の飼育に関する記事執筆・監修
1994年生まれ。北海道出身。高等学校卒業後に消防職員として8年間勤務。その後Webライターとして活動。
ほしのたかき

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