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犬の交配の適齢期と繁殖の注意点資格取得講座
犬・猫ペットブリーダー

犬の交配の適齢期と繁殖の注意点

犬の交配を行うのは非常に難しいものです。しかし、基本的な知識とポイントを押さえるだけで、ブリーディングはぐっと身近なものとして感じられます。今回は犬の交配の適齢期と、繁殖の上での注意点をご紹介します。

知っておきたい!犬の交配の適齢期と繁殖の注意点

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目次

01交配に最適な時期とは?

まず、犬の交配を考えるとき、重要なのは最適な時期に交配を行うことです。では、どのような時期が犬の交配に適しているのでしょうか。

1-1出産するのに適した年齢は2~5歳くらい

一般的に、犬が出産するのに適しているのは、二歳から五歳ぐらいの時期と言われています。その理由として、大きく関係しているのが母体への影響です。もし一歳程度で出産をしてしまうと、母体が摂取した栄養のほとんどが胎児に行ってしまうため、母体の成長がそれ以上阻まれてしまいます。一歳というのは、母体にとってまだまだ成長の段階。そのため、しっかりと母体の成長を待ち、交配を行うというのが一般的な考え方です。

1-21歳程度では遺伝病の保有の有無が分からない

犬の出産の最適な時期が二歳からということについては、胎児への影響も考慮されます。一歳程度の場合、まだまだ遺伝的な影響がはっきり分からない時期。そのため、出産した子どもに遺伝病の影響が出る場合があります。遺伝病の保有の有無がはっきりする、二歳以降に出産を行うことは、子どもの健康にも有益です。

1-36歳を過ぎてからの出産は母体への負担が大きい

では、六歳を過ぎてからの出産はどうなのでしょうか。六歳を過ぎた段階では、母体の負担が大きく、さらに難産になりやすいこともあり、できるだけ避けたほうがいいとされています。これは筋肉が衰えるせいで、その結果として生まれてくる子どもにも先天疾患の発症率が上昇するなどトラブルが起きることも少なくありません。そのため、出産を行うときには、母体の年齢が二歳から五歳というのがベストな時期ということができます。犬の五歳は人間で例えると約四十歳程度。出産最適な時期は、人間も犬もほとんど変わりません。

02メス犬の発情と排卵

犬の繁殖を行うときはもちろん、繁殖を行わないときにも、犬の繁殖のシステムを理解しておくことは非常に重要です。ここでは雌犬の発情と排卵、交配の仕組みを解説します。

2-1メス犬の発情周期は6~12ヶ月

人間の場合、発情期はありませんが、犬には発情期があり、交配に際してはこの発情期を把握することが非常に重要です。一般的に、メスの発情周期は半年から一年と言われています。発情周期とは、発情が終わってから次の発情までの期間。つまり、犬のメスには一年に一度か二度の発情期があるということになります。
また、春先には犬や猫が発情期を迎えるという俗説がありますが、実は春でなくてもメスは発情することが可能です。
なお、一年経っても発情がない場合、無発情と言われる症状に該当します。

2-2発情による出血から9日目くらいに排卵

発情期では、メスは陰部から出血、それによって発情期を見分けることができます。人間の場合、排卵後に着床がなかった場合、卵子が血液とともに排出される状態が生理と呼ばれますが、犬ではメカニズムが異なります。
犬の場合、出血は機能性出血と呼ばれるもので、子宮や筋肉が発達する過程で出血が起こります。そのため、排卵が起きるのは出血のあと。通常、発情による出血から九日前後で排卵が起こります。正確に言えば、排卵前の出血となることから生理と呼ぶのはふさわしくないのですが、便宜上、機能性出血も生理と呼ばれることになります。
排卵が起きた後は、受精が可能な状態になるには二日程度が必要です。その後、卵子が成熟、さらに二日ほどの期間受精が可能になります。

03交配の基本パターン

犬の交配には、交配する相手の血縁や系統、相手の種類などによっていくつかのパターンに分類できます。

3-1ラインブリーディング(系統繁殖)

ラインブリーディングは、比較的血縁関係の薄い犬で交配を行う繁殖の方法です。ラインとは「血統」を指す言葉で、通常は三世代から五世代にかけての同じ血統に属する犬の中から交配が行われます。このラインブリーディングは、濃い血縁の中で行う交配に比べて、遺伝子による危険が少なくなる半面、長所や形態の固定化も薄いという特徴があります。しかし、遺伝形態が比較的安定しているため、安心して交配を行いたいときに進められる交配の方法です。

3-2アウトブリーディング(遠親繁殖)

アウトブリーディングとは、系統的にも血縁的にもほぼ無関係の、遠い血統の犬同士で行う交配のことです。遺伝的に遠い位置にいる犬による交配のため、安定した性質の犬が誕生することは稀ですが、予想外の特質が生まれることもあります。そういった良質の犬を求めて行われるほかにも、遺伝的な問題を抱える犬が生まれにくいというのもアウトブリーディングのメリットだと言われています。

3-3インターブリーディング(亜種繁殖)

インターブリーディングとは、同一品種の中での変種同士を交配させる方法です。たとえば、同じ品種内でサイズや毛質、毛の長さなどが異なる品種を交配させることで、新しい品種を誕生させる目的で行われます。ただし、イギリスなどではすでに禁止されているほか、多くの国でも認められていません。日本ではまれに血統書が発行されることがあるため、インターブリーディングが行われることもありますが、健康をはじめとする遺伝的な問題があり、望ましいとは言えないという意見が一般的です。

04繁殖時の注意点

では、実際に犬の繁殖を行うときには、具体的にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。

4-1交配前に必ず獣医師の診断を受けること

まず交配を考えるときには、必ず獣医師の診断を受けることが必要です。犬種によって、自然の交配よりも人口受精が望ましい品種や、自然分娩が危険な犬種も少なくないため、自分でなんとかできるとは考えないようにしましょう。どうように交配相手の犬も同様に検査を行いましょう。
また、ペットショップで購入した犬の中には、繁殖には不向きな犬も少なくありません。というのも、ブリーダーが繁殖を行うときには、身体の特徴や性格などについて親をさかのぼってしっかりと履歴を管理し、最適な組み合わせを決めて繁殖を行いますが、ペットショップで販売されている犬には、そういったデータがありません。そのため、親犬に遺伝的な疾患などを調べることができず、生まれた子どもに重大な疾患が生まれることがあります。
実際に、妊娠期間に問題が見つかったり、身体の一部に異常のある子犬が捨てられたりといった悲劇は少なくありません。

4-2インブリーディング(近親交配)に注意

繁殖を行うときには、インブリーディングに注意することも必要です。インブリーディングとは、親子や兄弟姉妹といった、近い血縁関係の犬同士で交配を行うこと。その系統のタイプの特徴がはっきり現れ、長所を固定しやすいというメリットはありますが、近すぎる近親交配が続くと、身体が弱かったり、遺伝的な疾患を抱えて生まれてきたりということがあります。インブリーディングは、専門家がしっかりとした計画を立てて行うもの。自分の判断で行うことは絶対にやめましょう。

05まとめ

犬の交配は非常に奥が深く、知識が必要なもの。もしもブリーディングを始めたいという場合には、しっかりと事前に勉強し、知識を手に入れることが必要になります。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
ほしのたかき 先生
犬の飼育に関する記事執筆・監修
1994年生まれ。北海道出身。高等学校卒業後に消防職員として8年間勤務。その後Webライターとして活動。
ほしのたかき

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