建築模型の写真撮影について
建築模型は手先が器用な人におすすめの趣味。ただ模型を作るだけでなく、写真を撮影するとさらに違った楽しみを得ることができます。ちょっとしたコツを知っておくだけでも建築模型はさらに美しい写真になるもの。今回は建築模型の写真撮影についてご紹介します。
01建築模型を写真撮影する目的
せっかく作った建築模型。写真に撮影するのは当然のことに思えるかもしれません。
しかし、実際には建築模型を写真撮影する場合、様々な目的があります。
まず建築模型を写真撮影する大きなメリットは、見て欲しい角度からの視点を伝えることができるということ。
模型は立体的なものなので、どんな角度からも眺めることができますが、写真に撮影した場合は、その模型が最も美しく見える視点を提案することにつながります。
さらに、写真撮影はどの場所にフォーカスするのか、どんなものをクローズアップするのかといった点も自由に決められるもの。そのため、構造物の雰囲気やスケール感、臨場感などをしっかり伝えることができます。
02建築模型の写真撮影に必要な準備
それでは、建築模型の写真撮影を行う場合、どのような道具を準備すればよいのでしょうか。
2-1デジタルカメラ
写真撮影を行うとき、欠かせないのがカメラです。デジタルカメラには様々な種類がありますが、やはり美しい写真を撮影したいなら一眼レフがおすすめ。ただし、一眼レフは非常に高価。そのため、家庭にあるデジタルカメラや携帯のカメラで代用しても構いません。
ただし、カメラにどのような機能がついているのか、しっかり確認しておくことが必要です。
たとえば、コンパクトカメラなどの場合、細かい設定ができないものもあります。もしこだわって写真撮影を行いたいという場合には、出来るだけ手動で設定を変更できるものを選びましょう。
2-2三脚
きれいな写真を撮るときには、カメラの性能以上に重要なのが三脚です。三脚を使わないという場合にはどうしても写真がぶれてしまうということも少なくないもの。特に建築模型の写真では、シャッタースピードを遅くしたほうがきれいな写真が撮影できますが、三脚なしの場合にはどうしてもブレが起きてしまいます。
安いもので構いませんので、三脚は必ず用意しておきましょう。
2-3照明
照明は写真の美しさを決める大きな要素です。といっても、専用の本格的な機材や、大きなライトを購入しなければいけないというわけではありません。
おすすめの光は自然光。できるだけ晴れた日に、窓際などの明るい場所で撮影するだけでも写真のクオリティーがアップします。
また、反射板を使うのも便利です。反射板と使うと、当てたい場所に光を誘導することができます。使い方にはちょっとしたコツがありますが、経験を重ねていくと上手に光を当てられるようになるでしょう。
反射板は「レフ板」など、専用のものが販売されていますが、真っ白な板や紙などでも代用することができます。
もし自然光以外で撮影を行いたい場合、市販のライトでもOK。もし「こんな光が欲しい」というイメージがある場合には、ソケットと電球だけを購入し、自作のライトを製作するという方法もあります。
2-4背景
どれだけ模型が美しく出来ていても、生活感のある背景が映りこんでしまうと台無しです。それを避けるために、背景は必ず使用しましょう。
背景には光沢がない布や暗幕などがおすすめ。写真撮影の機会が多い人は、専用の背景紙などを持っていると便利です。また、木製のテーブルを横にして、天板を背景替わりにする方法もあります。
2-5撮影後に画像修正を行う場合
もし撮影後に画像修正を行う場合、Photoshopなどの画像編集ソフトを揃えておく必要があります。
画像編集ソフトはちょっとした影や輪郭線を修正できるだけでなく、色を調整することで写真のイメージを変えることができる便利な存在。ただし、あまり修正を行ってしまうと、本来の良さが消えてしまうこともあるため注意したいところ。
スマートフォンのカメラなどを使用する場合、使いやすい画像編集アプリなどを利用するのも手軽でおすすめです。
03建築模型写真を撮影するコツ
建築模型の写真を撮影したいけれど、カメラの技術に自信がないという方も多いかもしれません。初心者でも美しい写真を撮影したいというときには、ちょっとしたコツを知っておくと便利です。
3-1構図、角度
写真を撮影するとき、大切なのが写真の構図や角度です。構図や角度というと、非常に難しいものというイメージですが、なによりも気を付けるべきなのは、「自分がどんな写真を撮影したいのか」ということ。
まず撮影したい模型を様々な角度から眺めて、どういった写真を撮影したいのかを考えましょう。とにかく全体を見せたいのか、なにか一つのポイントに集中したいのかを考えておくと、雰囲気の締まった写真を撮影することができます。
3-2雰囲気を伝えるライティング
光は写真の雰囲気を伝えるための重要な要素です。光の種類を変えるだけでも写真のイメージは大きく変化するもの。
照明の色や強さなどはそれぞれの好みで選んで構いませんが、避けたいのが蛍光灯や白熱電球の光を使うこと。生活しているときにはあまり気になりませんが、これらの光は独特の色味を持っているため、写真が安っぽい印象になってしまいます。
同様の理由で、カメラについているフラッシュも使用しないほうがよいでしょう。
04最低限知っておきたい写真の知識
写真の知識は非常に奥が深いもの。勉強するときりがありませんが、趣味として写真を楽しむために便利な知識を紹介します。
4-1RAWデータとJPEGデータ
デジタルカメラで撮影を行う場合、画像のデータは「RAW」や「JPEG」といった形式で保存されます。もしどちらかを選べるという場合にはRAWがおすすめ。JPEGのデータは保存されるとき、自動的にデータが圧縮されてしまいますが、RAWのデータは撮影したそのままの状態で記録されるため、後で画像やサイズを調整したいときに便利です。
4-2絞り、シャッタースピード、被写界深度
写真にくわしくないという人でも、「絞り」や「シャッタースピード」、「被写界深度」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言えば、「絞り」や「シャッタースピード」はカメラの中に入る光を調整する仕組み。「絞り」の数値が大きくなると、光の量は少なくなり、逆に少なくなると光の量は多くなります。
また、「シャッタースピード」はシャッターが開いて閉じるまでの時間のことですが、光の量が少ない場合にはシャッタースピードは遅く、量が多くなると早くなります。
さらに「被写界深度」は、写真のピントが合って見える範囲を示しています。「被写界深度」が浅ければピントが合う範囲が狭く、深ければ範囲は広くなります。
これらの数値を変えることで写真の雰囲気はまったく異なるため、まずは様々な方法を試して、雰囲気の変化を感じてみるのがおすすめです。
4-3色温度
写真にとって重要な色は「色温度」という基準で表されます。色温度は高ければ青みの強い写真に、低ければ赤みの強い写真になります。
色温度はライトによって異なりますが、撮影した後に画像修正ソフトなどによって修正することも可能です。
05まとめ
建築模型はカメラや照明、背景を工夫することで、美しい写真に収めることができるもの。SNSなどで活用すればさらに交流の幅も広がるかもしれませんね。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
小林裕貴 先生
小林建築模型運営
1995年生まれ。福岡県出身。建築専門学校を卒業後、建築模型の世界へ。福岡を拠点に全国から模型製作の受注を受けている。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
しかし、実際には建築模型を写真撮影する場合、様々な目的があります。
まず建築模型を写真撮影する大きなメリットは、見て欲しい角度からの視点を伝えることができるということ。
模型は立体的なものなので、どんな角度からも眺めることができますが、写真に撮影した場合は、その模型が最も美しく見える視点を提案することにつながります。
さらに、写真撮影はどの場所にフォーカスするのか、どんなものをクローズアップするのかといった点も自由に決められるもの。そのため、構造物の雰囲気やスケール感、臨場感などをしっかり伝えることができます。
02建築模型の写真撮影に必要な準備
それでは、建築模型の写真撮影を行う場合、どのような道具を準備すればよいのでしょうか。
2-1デジタルカメラ
写真撮影を行うとき、欠かせないのがカメラです。デジタルカメラには様々な種類がありますが、やはり美しい写真を撮影したいなら一眼レフがおすすめ。ただし、一眼レフは非常に高価。そのため、家庭にあるデジタルカメラや携帯のカメラで代用しても構いません。
ただし、カメラにどのような機能がついているのか、しっかり確認しておくことが必要です。
たとえば、コンパクトカメラなどの場合、細かい設定ができないものもあります。もしこだわって写真撮影を行いたいという場合には、出来るだけ手動で設定を変更できるものを選びましょう。
2-2三脚
きれいな写真を撮るときには、カメラの性能以上に重要なのが三脚です。三脚を使わないという場合にはどうしても写真がぶれてしまうということも少なくないもの。特に建築模型の写真では、シャッタースピードを遅くしたほうがきれいな写真が撮影できますが、三脚なしの場合にはどうしてもブレが起きてしまいます。
安いもので構いませんので、三脚は必ず用意しておきましょう。
2-3照明
照明は写真の美しさを決める大きな要素です。といっても、専用の本格的な機材や、大きなライトを購入しなければいけないというわけではありません。
おすすめの光は自然光。できるだけ晴れた日に、窓際などの明るい場所で撮影するだけでも写真のクオリティーがアップします。
また、反射板を使うのも便利です。反射板と使うと、当てたい場所に光を誘導することができます。使い方にはちょっとしたコツがありますが、経験を重ねていくと上手に光を当てられるようになるでしょう。
反射板は「レフ板」など、専用のものが販売されていますが、真っ白な板や紙などでも代用することができます。
もし自然光以外で撮影を行いたい場合、市販のライトでもOK。もし「こんな光が欲しい」というイメージがある場合には、ソケットと電球だけを購入し、自作のライトを製作するという方法もあります。
2-4背景
どれだけ模型が美しく出来ていても、生活感のある背景が映りこんでしまうと台無しです。それを避けるために、背景は必ず使用しましょう。
背景には光沢がない布や暗幕などがおすすめ。写真撮影の機会が多い人は、専用の背景紙などを持っていると便利です。また、木製のテーブルを横にして、天板を背景替わりにする方法もあります。
2-5撮影後に画像修正を行う場合
もし撮影後に画像修正を行う場合、Photoshopなどの画像編集ソフトを揃えておく必要があります。
画像編集ソフトはちょっとした影や輪郭線を修正できるだけでなく、色を調整することで写真のイメージを変えることができる便利な存在。ただし、あまり修正を行ってしまうと、本来の良さが消えてしまうこともあるため注意したいところ。
スマートフォンのカメラなどを使用する場合、使いやすい画像編集アプリなどを利用するのも手軽でおすすめです。
03建築模型写真を撮影するコツ
建築模型の写真を撮影したいけれど、カメラの技術に自信がないという方も多いかもしれません。初心者でも美しい写真を撮影したいというときには、ちょっとしたコツを知っておくと便利です。
3-1構図、角度
写真を撮影するとき、大切なのが写真の構図や角度です。構図や角度というと、非常に難しいものというイメージですが、なによりも気を付けるべきなのは、「自分がどんな写真を撮影したいのか」ということ。
まず撮影したい模型を様々な角度から眺めて、どういった写真を撮影したいのかを考えましょう。とにかく全体を見せたいのか、なにか一つのポイントに集中したいのかを考えておくと、雰囲気の締まった写真を撮影することができます。
3-2雰囲気を伝えるライティング
光は写真の雰囲気を伝えるための重要な要素です。光の種類を変えるだけでも写真のイメージは大きく変化するもの。
照明の色や強さなどはそれぞれの好みで選んで構いませんが、避けたいのが蛍光灯や白熱電球の光を使うこと。生活しているときにはあまり気になりませんが、これらの光は独特の色味を持っているため、写真が安っぽい印象になってしまいます。
同様の理由で、カメラについているフラッシュも使用しないほうがよいでしょう。
04最低限知っておきたい写真の知識
写真の知識は非常に奥が深いもの。勉強するときりがありませんが、趣味として写真を楽しむために便利な知識を紹介します。
4-1RAWデータとJPEGデータ
デジタルカメラで撮影を行う場合、画像のデータは「RAW」や「JPEG」といった形式で保存されます。もしどちらかを選べるという場合にはRAWがおすすめ。JPEGのデータは保存されるとき、自動的にデータが圧縮されてしまいますが、RAWのデータは撮影したそのままの状態で記録されるため、後で画像やサイズを調整したいときに便利です。
4-2絞り、シャッタースピード、被写界深度
写真にくわしくないという人でも、「絞り」や「シャッタースピード」、「被写界深度」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言えば、「絞り」や「シャッタースピード」はカメラの中に入る光を調整する仕組み。「絞り」の数値が大きくなると、光の量は少なくなり、逆に少なくなると光の量は多くなります。
また、「シャッタースピード」はシャッターが開いて閉じるまでの時間のことですが、光の量が少ない場合にはシャッタースピードは遅く、量が多くなると早くなります。
さらに「被写界深度」は、写真のピントが合って見える範囲を示しています。「被写界深度」が浅ければピントが合う範囲が狭く、深ければ範囲は広くなります。
これらの数値を変えることで写真の雰囲気はまったく異なるため、まずは様々な方法を試して、雰囲気の変化を感じてみるのがおすすめです。
4-3色温度
写真にとって重要な色は「色温度」という基準で表されます。色温度は高ければ青みの強い写真に、低ければ赤みの強い写真になります。
色温度はライトによって異なりますが、撮影した後に画像修正ソフトなどによって修正することも可能です。
05まとめ
建築模型はカメラや照明、背景を工夫することで、美しい写真に収めることができるもの。SNSなどで活用すればさらに交流の幅も広がるかもしれませんね。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
小林裕貴 先生
小林建築模型運営
1995年生まれ。福岡県出身。建築専門学校を卒業後、建築模型の世界へ。福岡を拠点に全国から模型製作の受注を受けている。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
2-1デジタルカメラ
写真撮影を行うとき、欠かせないのがカメラです。デジタルカメラには様々な種類がありますが、やはり美しい写真を撮影したいなら一眼レフがおすすめ。ただし、一眼レフは非常に高価。そのため、家庭にあるデジタルカメラや携帯のカメラで代用しても構いません。
ただし、カメラにどのような機能がついているのか、しっかり確認しておくことが必要です。
たとえば、コンパクトカメラなどの場合、細かい設定ができないものもあります。もしこだわって写真撮影を行いたいという場合には、出来るだけ手動で設定を変更できるものを選びましょう。
2-2三脚
きれいな写真を撮るときには、カメラの性能以上に重要なのが三脚です。三脚を使わないという場合にはどうしても写真がぶれてしまうということも少なくないもの。特に建築模型の写真では、シャッタースピードを遅くしたほうがきれいな写真が撮影できますが、三脚なしの場合にはどうしてもブレが起きてしまいます。
安いもので構いませんので、三脚は必ず用意しておきましょう。
2-3照明
照明は写真の美しさを決める大きな要素です。といっても、専用の本格的な機材や、大きなライトを購入しなければいけないというわけではありません。
おすすめの光は自然光。できるだけ晴れた日に、窓際などの明るい場所で撮影するだけでも写真のクオリティーがアップします。
また、反射板を使うのも便利です。反射板と使うと、当てたい場所に光を誘導することができます。使い方にはちょっとしたコツがありますが、経験を重ねていくと上手に光を当てられるようになるでしょう。
反射板は「レフ板」など、専用のものが販売されていますが、真っ白な板や紙などでも代用することができます。
もし自然光以外で撮影を行いたい場合、市販のライトでもOK。もし「こんな光が欲しい」というイメージがある場合には、ソケットと電球だけを購入し、自作のライトを製作するという方法もあります。
2-4背景
どれだけ模型が美しく出来ていても、生活感のある背景が映りこんでしまうと台無しです。それを避けるために、背景は必ず使用しましょう。
背景には光沢がない布や暗幕などがおすすめ。写真撮影の機会が多い人は、専用の背景紙などを持っていると便利です。また、木製のテーブルを横にして、天板を背景替わりにする方法もあります。
2-5撮影後に画像修正を行う場合
もし撮影後に画像修正を行う場合、Photoshopなどの画像編集ソフトを揃えておく必要があります。
画像編集ソフトはちょっとした影や輪郭線を修正できるだけでなく、色を調整することで写真のイメージを変えることができる便利な存在。ただし、あまり修正を行ってしまうと、本来の良さが消えてしまうこともあるため注意したいところ。
スマートフォンのカメラなどを使用する場合、使いやすい画像編集アプリなどを利用するのも手軽でおすすめです。
03建築模型写真を撮影するコツ
建築模型の写真を撮影したいけれど、カメラの技術に自信がないという方も多いかもしれません。初心者でも美しい写真を撮影したいというときには、ちょっとしたコツを知っておくと便利です。
3-1構図、角度
写真を撮影するとき、大切なのが写真の構図や角度です。構図や角度というと、非常に難しいものというイメージですが、なによりも気を付けるべきなのは、「自分がどんな写真を撮影したいのか」ということ。
まず撮影したい模型を様々な角度から眺めて、どういった写真を撮影したいのかを考えましょう。とにかく全体を見せたいのか、なにか一つのポイントに集中したいのかを考えておくと、雰囲気の締まった写真を撮影することができます。
3-2雰囲気を伝えるライティング
光は写真の雰囲気を伝えるための重要な要素です。光の種類を変えるだけでも写真のイメージは大きく変化するもの。
照明の色や強さなどはそれぞれの好みで選んで構いませんが、避けたいのが蛍光灯や白熱電球の光を使うこと。生活しているときにはあまり気になりませんが、これらの光は独特の色味を持っているため、写真が安っぽい印象になってしまいます。
同様の理由で、カメラについているフラッシュも使用しないほうがよいでしょう。
04最低限知っておきたい写真の知識
写真の知識は非常に奥が深いもの。勉強するときりがありませんが、趣味として写真を楽しむために便利な知識を紹介します。
4-1RAWデータとJPEGデータ
デジタルカメラで撮影を行う場合、画像のデータは「RAW」や「JPEG」といった形式で保存されます。もしどちらかを選べるという場合にはRAWがおすすめ。JPEGのデータは保存されるとき、自動的にデータが圧縮されてしまいますが、RAWのデータは撮影したそのままの状態で記録されるため、後で画像やサイズを調整したいときに便利です。
4-2絞り、シャッタースピード、被写界深度
写真にくわしくないという人でも、「絞り」や「シャッタースピード」、「被写界深度」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言えば、「絞り」や「シャッタースピード」はカメラの中に入る光を調整する仕組み。「絞り」の数値が大きくなると、光の量は少なくなり、逆に少なくなると光の量は多くなります。
また、「シャッタースピード」はシャッターが開いて閉じるまでの時間のことですが、光の量が少ない場合にはシャッタースピードは遅く、量が多くなると早くなります。
さらに「被写界深度」は、写真のピントが合って見える範囲を示しています。「被写界深度」が浅ければピントが合う範囲が狭く、深ければ範囲は広くなります。
これらの数値を変えることで写真の雰囲気はまったく異なるため、まずは様々な方法を試して、雰囲気の変化を感じてみるのがおすすめです。
4-3色温度
写真にとって重要な色は「色温度」という基準で表されます。色温度は高ければ青みの強い写真に、低ければ赤みの強い写真になります。
色温度はライトによって異なりますが、撮影した後に画像修正ソフトなどによって修正することも可能です。
05まとめ
建築模型はカメラや照明、背景を工夫することで、美しい写真に収めることができるもの。SNSなどで活用すればさらに交流の幅も広がるかもしれませんね。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
小林裕貴 先生
小林建築模型運営
1995年生まれ。福岡県出身。建築専門学校を卒業後、建築模型の世界へ。福岡を拠点に全国から模型製作の受注を受けている。
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3-1構図、角度
写真を撮影するとき、大切なのが写真の構図や角度です。構図や角度というと、非常に難しいものというイメージですが、なによりも気を付けるべきなのは、「自分がどんな写真を撮影したいのか」ということ。
まず撮影したい模型を様々な角度から眺めて、どういった写真を撮影したいのかを考えましょう。とにかく全体を見せたいのか、なにか一つのポイントに集中したいのかを考えておくと、雰囲気の締まった写真を撮影することができます。
3-2雰囲気を伝えるライティング
光は写真の雰囲気を伝えるための重要な要素です。光の種類を変えるだけでも写真のイメージは大きく変化するもの。
照明の色や強さなどはそれぞれの好みで選んで構いませんが、避けたいのが蛍光灯や白熱電球の光を使うこと。生活しているときにはあまり気になりませんが、これらの光は独特の色味を持っているため、写真が安っぽい印象になってしまいます。
同様の理由で、カメラについているフラッシュも使用しないほうがよいでしょう。
04最低限知っておきたい写真の知識
写真の知識は非常に奥が深いもの。勉強するときりがありませんが、趣味として写真を楽しむために便利な知識を紹介します。
4-1RAWデータとJPEGデータ
デジタルカメラで撮影を行う場合、画像のデータは「RAW」や「JPEG」といった形式で保存されます。もしどちらかを選べるという場合にはRAWがおすすめ。JPEGのデータは保存されるとき、自動的にデータが圧縮されてしまいますが、RAWのデータは撮影したそのままの状態で記録されるため、後で画像やサイズを調整したいときに便利です。
4-2絞り、シャッタースピード、被写界深度
写真にくわしくないという人でも、「絞り」や「シャッタースピード」、「被写界深度」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言えば、「絞り」や「シャッタースピード」はカメラの中に入る光を調整する仕組み。「絞り」の数値が大きくなると、光の量は少なくなり、逆に少なくなると光の量は多くなります。
また、「シャッタースピード」はシャッターが開いて閉じるまでの時間のことですが、光の量が少ない場合にはシャッタースピードは遅く、量が多くなると早くなります。
さらに「被写界深度」は、写真のピントが合って見える範囲を示しています。「被写界深度」が浅ければピントが合う範囲が狭く、深ければ範囲は広くなります。
これらの数値を変えることで写真の雰囲気はまったく異なるため、まずは様々な方法を試して、雰囲気の変化を感じてみるのがおすすめです。
4-3色温度
写真にとって重要な色は「色温度」という基準で表されます。色温度は高ければ青みの強い写真に、低ければ赤みの強い写真になります。
色温度はライトによって異なりますが、撮影した後に画像修正ソフトなどによって修正することも可能です。
05まとめ
建築模型はカメラや照明、背景を工夫することで、美しい写真に収めることができるもの。SNSなどで活用すればさらに交流の幅も広がるかもしれませんね。
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小林裕貴 先生
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1995年生まれ。福岡県出身。建築専門学校を卒業後、建築模型の世界へ。福岡を拠点に全国から模型製作の受注を受けている。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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4-1RAWデータとJPEGデータ
デジタルカメラで撮影を行う場合、画像のデータは「RAW」や「JPEG」といった形式で保存されます。もしどちらかを選べるという場合にはRAWがおすすめ。JPEGのデータは保存されるとき、自動的にデータが圧縮されてしまいますが、RAWのデータは撮影したそのままの状態で記録されるため、後で画像やサイズを調整したいときに便利です。
4-2絞り、シャッタースピード、被写界深度
写真にくわしくないという人でも、「絞り」や「シャッタースピード」、「被写界深度」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言えば、「絞り」や「シャッタースピード」はカメラの中に入る光を調整する仕組み。「絞り」の数値が大きくなると、光の量は少なくなり、逆に少なくなると光の量は多くなります。
また、「シャッタースピード」はシャッターが開いて閉じるまでの時間のことですが、光の量が少ない場合にはシャッタースピードは遅く、量が多くなると早くなります。
さらに「被写界深度」は、写真のピントが合って見える範囲を示しています。「被写界深度」が浅ければピントが合う範囲が狭く、深ければ範囲は広くなります。
これらの数値を変えることで写真の雰囲気はまったく異なるため、まずは様々な方法を試して、雰囲気の変化を感じてみるのがおすすめです。
4-3色温度
写真にとって重要な色は「色温度」という基準で表されます。色温度は高ければ青みの強い写真に、低ければ赤みの強い写真になります。
色温度はライトによって異なりますが、撮影した後に画像修正ソフトなどによって修正することも可能です。