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編み図ってなに?編み図 記号と読み方について

編み物の本を参考に作品を作る場合、欠かせないのが編み図を読むことです。といっても、自信を持って編み図を正しく読めるという人は意外に少ないもの。今回は編み図の記号や読み方についてご紹介します。

編み図ってなに?編み図 記号と読み方について
目次

01編み図とは?

編み物をしていると耳にする機会が多い「編み図」。ではそもそも編み図とはどのようなものなのでしょうか。

1-1編み物を製作するための手順図

編み図とは、簡単に言えば「編み物を作るための手順図」です。これは編み物の設計図のようなもので、編み図に書いてあるように通りに編むことができれば、誰でも正しく作品を作れます。
この編み図は「パターン」とも呼ばれていて、編み上がりの形だけでなく、どれぐらいの毛糸の量が必要かなどなど、作品を作るための情報を知ることができます。

1-2ルールを持つ編み図記号で表現

この編み図は、一定のルールを持った「編み記号」を使って書かれています。文字によって編み方や注意点などの指示が書いてあることはありません。逆に言えば、特に何も書いていない場合であっても、記号さえ理解できればその部分をどう編んでいけばよいのか分かるのが編み図のメリットです。
最近ではインターネットで編み図をダウンロードできるホームページなども増加、編み物を趣味にしている人にとって、編み図を読む機会はますます広がっています。
ただし、編み図の書き方には統一されたルールはありません。ある程度はJIS規定の共通のものが使用されていますが、出版社や編集者、ニット作家など、編み図を書く人によっても細かい部分が異なることがあり、上級者であっても編み図を読むときには注意が必要です。

02編み図からわかること

それでは、編み図を読むことができればどのようなことが分かるのでしょうか。

2-1全体の形

編み物から分かるのは、まずは全体の形です。これは記号の詳しい知識がなくても、編み図をぱっと見ただけで理解することができます。そのため、編み図を見るときには全体を見て、これからどのようなものを作ろうとしているのかを知ることが重要となります。
さらに編み図を細かく見ていくと、○や×、+、T字のような形が見つかるはず。
これらは編み方を示す編み目の記号です。編み物をするときには、一種類の編み方だけでなく、場所やデザインなどによって様々な編み方が用いられるもの。その編み方をどこでどう変えるのかを教えてくれるのが編み方の記号です。編み図において、この編み方の記号がもっとも重要な存在です。

2-2寸法・目数・段数

さらに編み図は、寸法や目数、段数などが記してあります。寸法は完成品のサイズを知ることができるもの。目数や段数はどこから始めていくつの目を編むのかという編み物づくりの道筋を示しているものです。
編み物では特に重要なのが目の増減ですが、これも編み図にはしっかりと書いてあり、編み図通りに編むことができれば失敗することはありません。
また編み図には、使用する針のサイズや毛糸の量なども記載されています。もちろん、編み図通りに編みたいというときには、きちんと針のサイズなどを守る必要があります。

03編み図の種類

初心者の頃は、同じ編み図でも細かいものと大雑把なものと、種類の違いがあることに戸惑ってしまうこともあります。そのため、読み方に困ることもしばしば。では編み図の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。

3-1詳細編み図

一口に編み図といっても、その中には「詳細編み図」「簡易編み図」という二つの種類があります。
詳細編み図は、編み目をひとつずつ四角で表したものです。非常に細かい編み図を見た場合、それは詳細編み図と呼ばれるものだと考えるとよいでしょう。
詳細編み図の特徴は、一目一目の編み方がきちんと記載されているもの。そのため、ごちゃごちゃしている、複雑だと感じることも少なくありません。それを避けるため、頻出する編み目の記号を省略するタイプの詳細編み図が使わることがあります。
また、詳細編み図で注意しなければいけないのが伏せ目の記載。編み物は編み針を外すときに最終的に伏せ目をすることが必要ですが、伏せ目を一番上で行う場合、編み目としては表現されることがありません。
言い換えれば、通常の場合であれば伏せ目は編み図の段数に含まれないということ。
そのため、伏せ目をするかどうかは編み図ではなく、編み方の説明に書かれているものが多いもの。詳細編み図の中でも、伏せ目には注意が必要です。

3-2簡易編み図

簡易編み図は、詳細編み図を簡易的に表現したもの。
先ほど説明したように、編み図を詳細に記載するとどうしても細かく、読みづらくなってしまうもの。それを避けるため、ある程度の目をまとめて記載したのが簡易編み図です。
特に中級者以上に向けた編み図は省略されていることも多く、詳細編み図に比べるとシンプルな印象を受けます。
といっても製作に必要な情報はすべて記載されていて、省略部分についても、細かい編み方が別に記載されているケースも多いため、見逃さないように気を付けることが重要です。

04編み図の読み方

慣れていない間は、なかなか編み図を読み取ることも難しいもの。では、編み図はどのように読んでいけばよいのでしょうか。

4-1編み始め

編み図を読むときに、まず大切なのは、編み図は下の段から読んでいくということ。
編み図のもっとも下には「1」という数字がありますが、これは「一段目」という意味。まずそこからスタートするのが編み図の基本となります。
ただし、編み図によっては下を見ても数字が見つからないことや、遠景の作品で上下が存在しないことも。
その場合には、図の中心に注目しましょう。
特にかぎ針編みの場合には、中心からスタートする場合があります。

4-2矢印(→←)が編み進んでいく方向

編み図には数字と共に矢印が書いてありますが、これは編み進んでいく方向を意味しています。
例えば「→」の場合には左から右にという意味。
ただし、このときに注意が必要なのは、編み図はできあがりを表から見た図だということ。
実際に編んでいくときには、右から左と編んでいくのが基本になりますが、編み図を読むときは右から左、左から右と往復することを考えることが必要。つまり、奇数段は右から左、偶数段は左から右ということ。
ただし、偶数が裏編みだけの編み図に慣れてしまうと、うっかり編み図を読み飛ばしてしまい、いつも通り右から左に読んでしまうことがあります。
また、注意しなければいけないのはそれだけでありません。
それが「輪編み」の場合。輪編みを行うときは往復で編むときとは異なり、編み図はいつも右から左に読んでいく必要があります。これは輪編みのときは常に表から見た状態になることによるもの。
これらは編み図を読み慣れていないうちには失敗しがちなものですが、編み図をきちんとみることによって、失敗を防ぐことができます。

05編み図記号の見方

編み図で難しいのが、編み図記号です。編み図記号には様々な種類があります。

5-1棒針編みの記号

表目
表目は棒針編みの基本となる記号です。メリヤス編みとも呼ばれ、棒針編みの編み図の中でももっとも頻繁に使用されるものです。
裏目
裏目も棒針編みの中で表目同様に使われる記号です。裏メリヤス編みと呼ばれることもあります。
かけ目
かけ目は増し目や透かし模様を作るときに使われるもので、中級者以上にとってはお馴染みの記号です。

5-2かぎ針編みの記号

鎖編み
鎖編み目はかぎ針編みの基礎になる編み方で、編み図の中でももっとも多く使われます。
細編み
細編みは立ち上がりに前段編み目の頭鎖に針を入れて鎖一目分の糸を引き出します。
引き抜き編み目
引き抜き編み目は針に糸をかけて一度に引き抜く編み目です。

06まとめ

編み図をきちんと読めるようになると作品作りの幅も広がるもの。苦手意識を持っているという人も、まずは一度正しい知識を学んでみてはいかがでしょうか。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
めんま 先生
棒針編み監修者
1993年生まれ、東京都出身。
学生の頃に編み物の自由な世界観に魅了され独学で編み物を始める。
その後、めんまとしてSNSで活動を開始。
輪針を使って編む手編...
中尾結美 先生
かぎ針編み監修者
1983年生まれ。愛知県出身。
幼い頃から手芸と芸術が好きで小中学で絵画教室に通い、高校で家政科、ジュエリーの専門学校でデザインを学び、百貨店での販売員勤務をしながら編み物小物の委託販売...
my floret 先生
アフガン編み監修者
育児休業中にかぎ針編みを始める。
minne、Creemaでかぎ針編み専門店「my floret~マイフローレット~」を運営。
新しい表現方法を模索する中でアフガン編みに出...

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