ハーブの寄せ植えの仕方は?コツ・選び方・利用方法!
ハーブの寄せ植えは、魅力的で実用的なガーデニングの楽しみ方です。
様々なハーブを組み合わせることで、見た目も美しく、香りや味を楽しむことができます。
まずは、日当たりや水はけの良い場所を選び、育てやすいハーブを選びましょう。
バジル、ミント、ローズマリーなど、相性の良いハーブを集めるのがコツです。
プランターを使ったベランダ菜園では様々な野菜を育てることができますが、中でもおすすめなのがハーブです。特にハーブ栽培で楽しみたいのがいくつかの種類を組み合わせた寄せ植え。今回はハーブの寄せ植えのコツや、ハーブの組み合わせなどについてご紹介します。

- 目次
- 1. ハーブの寄せ植えのコツ
- 1-1. 相性の良いハーブを選ぶ
- 1-2. 目的に応じた植え付け
- 1-3. 寄せ植えに不向きな植物を理解する
- 2. 相性の良いハーブの選び方
- 2-1. 乾燥を好む種類
- 2-2. 湿気を好む種類
- 2-3. 暑さに強い種類
- 2-4. 日陰を好む種類
- 3. 寄せ植えの方法
- 3-1. 寄せ植えに必要な準備
- 3-2. 実際の手順
- 4. ベランダでハーブを育てる際の注意点
- 4-1. 避難経路を妨げない
- 4-2. 排水溝を詰まらせないようにする
- 4-3. 落下防止の対策
- 5. ハーブのメンテナンス
- 5-1. 定期的な水やり
- 5-2. 剪定と成長促進
- 5-3. 病害虫の管理
- 6. ハーブの利用方法
- 6-1. 料理に活かす
- 6-2. アロマやハーブティーの作り方
- 6-3. DIYコスメへの応用
- 7. ハーブの寄せ植えのコツとは?
- 8. 相性のいいハーブの選び方
- 9. 寄せ植えの仕方
- 10. ベランダでハーブを育てる際の注意点
- 11. まとめ
01ハーブの寄せ植えのコツ
1-1相性の良いハーブを選ぶ
ハーブの寄せ植えを成功させるためには、相性の良いハーブを選ぶことが重要です。 まず、成長条件が似ているハーブを組み合わせると、育てやすくなります。 例えば、日当たりを好むハーブ同士を選ぶと、互いに光を求める競争が減ります。 おすすめの組み合わせとしては、バジル、オレガノ、タイムなどの地中海系ハーブです。 これらは乾燥を好み、同じ環境で元気に育ちます。 また、ミントやパセリは水分を多く必要としますが、ミントは成長が旺盛なので、鉢で育てるのがベストです。 さらに、香りや風味を楽しむために、色や形の異なるハーブを組み合わせると、視覚的にも楽しい寄せ植えができます。 例えば、ラベンダーの紫とバジルの緑を組み合わせると美しいアクセントになります。 寄せ植えの際は、植物の成長を考慮して、背の高いものを後ろ、低いものを前に配置すると良いでしょう。 こうした工夫で、見た目も楽しめるハーブガーデンが完成します。
1-1目的に応じた植え付け
ハーブの寄せ植えを行う際には、目的に応じた植え付けが大切です。 まず、料理用のハーブを育てる場合は、バジル、ローズマリー、タイムなど、よく使うものを選びましょう。 これらは料理の風味を引き立てるだけでなく、育てる楽しさも感じられます。 次に、リラックス効果を狙う場合は、ラベンダーやミントがおすすめです。 特にラベンダーは、乾燥した環境でも育ちやすく、寄せ植えの中でもアクセントになります。 また、ティー用のハーブを育てたい場合は、カモミールやレモンバームを選ぶと良いでしょう。 これらは、ハーブティーとして楽しむことができ、日常生活に癒しをもたらします。 最後に、寄せ植えのバランスを考慮して、高さや色合いに変化を持たせることで、見た目にも楽しい仕上がりになるでしょう。 目的に応じて選ぶことで、より充実したハーブガーデンが楽しめます。
1-1寄せ植えに不向きな植物を理解する
ハーブの寄せ植えを成功させるためには、不向きな植物を理解することが重要です。 まず、根が非常に広がる植物や成長が早いものは寄せ植えに適しません。 例えば、ミントは旺盛に育つため、他のハーブを圧迫してしまいます。 ミントを育てたい場合は、単独で鉢に植えることが推奨されます。 また、水分や育成条件が異なる植物も組み合わせないようにしましょう。 湿気を好むハーブ(パセリ)と乾燥を好むハーブ(オレガノ)を一緒に植えると、どちらかが育ちにくくなります。 このような相性の悪い組み合わせは、全体の成長を妨げる原因になります。 さらに、病害虫に弱い植物も注意が必要です。 他の植物に感染を広げる可能性があるため、健康なものを選ぶことが大切です。 寄せ植えに不向きなハーブを理解し、適切な選択をすることで、より美しく健康的な寄せ植えを楽しむことができます。
01相性の良いハーブの選び方
1-1乾燥を好む種類
相性の良いハーブを選ぶ際、乾燥を好む種類を集めることは非常に効果的です。 これらのハーブは、同じ環境条件で育てやすく、互いに成長を助け合います。 まず、ローズマリーは、肉料理やパスタに華やかな風味を加える人気のハーブです。 次に、オレガノは、特にイタリア料理に欠かせない存在で、乾燥した環境でも元気に育ちます。 風味豊かな葉が特徴で、料理のアクセントにもなるでしょう。 タイムもおすすめです。 このハーブは小さな葉を持ち、料理に奥行きを与えます。 日なたで育てると香りが増し、乾燥した土を好むため、他の乾燥好きなハーブと相性が良いです。 最後に、セージは独特の香りを持ち、特に肉料理やスープに合います。 水はけの良い土壌で育てるため、乾燥を好むハーブと一緒に寄せ植えするのに最適です。 これらのハーブを組み合わせることで、見た目にも美しい寄せ植えを楽しむことができます。
1-1湿気を好む種類
相性の良いハーブを選ぶ際、湿気を好む種類を集めることも重要です。 これらのハーブは、同じ環境で育てることで相互に良い影響を与えます。 まず、ミントは人気のあるハーブで、さわやかな香りと風味が特徴です。 湿った土を好み、日陰でも育つため、他の湿気を好むハーブと一緒に植えると良いでしょう。 次に、パセリは、料理の彩りや風味を引き立てる万能なハーブです。 湿気を好み、比較的日陰で育ちます。 ミントと相性が良く、一緒に寄せ植えすると、見た目も楽しくなります。 バジルも湿気を好むハーブで、特に日当たりの良い場所を好みますが、しっかりと水分を与えることが大切です。 最後に、レモンバームは、甘酸っぱい香りが特徴で、湿った土壌で元気に育ちます。 これらの湿気を好むハーブを組み合わせることで、豊かな香りと風味を楽しむ寄せ植えが実現します。
1-1暑さに強い種類
相性の良いハーブを選ぶ際、暑さに強い種類を集めることは非常に効果的です。 これらのハーブは、高温の環境でもしっかり育つため、夏場のガーデニングにぴったりです。 まず、バジルは、特に暑い季節に元気に育ちます。 豊かな香りと甘い風味が特徴で、トマト料理やサラダに最適です。 次に、ローズマリーは、乾燥にも強く、高温の環境でもしっかり育ちます。 肉料理やパスタに使われることが多く、香りが料理を引き立てます。 タイムも暑さに強く、乾燥した土壌を好むため、他のハーブと組み合わせて育てやすいです。 特に料理に深い味わいを加えるため、非常に重宝します。 そして、セージは、独特の香りを持ち、暑さにも耐えることができるハーブです。 肉料理やスープに使われ、風味を引き立てます。 これらの暑さに強いハーブを集めることで、夏の高温でも元気に育つ寄せ植えを楽しむことができるでしょう。
1-1日陰を好む種類
相性の良いハーブを選ぶ際、日陰を好む種類を集めることは重要になります。 これらのハーブは、直射日光を避けて育つため、庭の暗い場所や半日陰での寄せ植えに最適です。 まず、ミントは、日陰でも元気に育つハーブです。 さわやかな香りが特徴で、料理や飲み物に幅広く活用できます。 次に、パセリは、日陰で育てやすく、料理の彩りや風味を引き立てる万能ハーブです。 栄養価も高く、サラダやスープに使われることが多いです。 また、レモンバームも日陰を好むハーブで、甘酸っぱい香りが特徴になるでしょう。 ハーブティーやデザートに使えるため、寄せ植えに多様性を加えます。 さらに、チャイブは、細長い葉が特徴で、玉ねぎのような風味があります。 日陰でもよく育ち、サラダや料理のトッピングに使われることが多いです。 これらの日陰を好むハーブを組み合わせることで、光の少ない場所でも美味しく育つ寄せ植えが楽しめます。
01寄せ植えの方法
1-1寄せ植えに必要な準備
寄せ植えを始めるには、事前の準備が大切です。 まず、使用する鉢を選びます。 排水穴がある鉢を選ぶことで、根腐れを防ぎます。 次に、培養土を用意するときは、ハーブ専用の培養土や水はけの良い土を選ぶと良いでしょう。 次に、選ぶハーブを決めます。 相性や成長条件を考慮し、乾燥を好むハーブや湿気を好むハーブを組み合わせるのがポイントです。 また、同じ成長速度のものを選ぶと、全体のバランスが良くなります。 さらに、手袋、スコップ、ジョウロ、剪定ばさみなどの道具を用意します。 最後に、植え付ける場所を選びましょう。 準備が整ったら、いよいよ寄せ植えの作業に入ります。 これらの準備をしっかり行うことで、成功する寄せ植えが実現します。
1-1実際の手順
寄せ植えを行う際の実際の手順は以下の通りです。 まず、鉢に培養土を入れます。 鉢の底に少し土を敷いてから、ハーブの根が隠れる程度まで土を入れます。 次に、ハーブを選びましょう。 相性の良いハーブを決めて、それぞれのポットから丁寧に取り出します。 その後、根元を軽くほぐし、根が広がるようにすることで、新しい土に根がしっかり定着しやすくなります。 次に、選んだハーブを鉢に配置し、高いものを後ろ、低いものを前に置くと、見た目が美しくなるでしょう。 配置が決まったら、土を追加して根を覆います。 隙間がないようにしっかりと土を詰め、軽く押さえたら、たっぷりと水を与えます。 水が土にしっかり浸透するまで、ゆっくりと与えましょう。 これで寄せ植えの完成です。 日当たりや風通しを考慮して、適切な場所に置き、成長を楽しみましょう。
01ベランダでハーブを育てる際の注意点
1-1避難経路を妨げない
ベランダでハーブを育てる際の注意点の一つは、避難経路を妨げないことです。 特に、火災や緊急時の避難を考慮し、ハーブの配置には十分な配慮が必要です。 まず、ハーブを育てる際は、ベランダの手すりや壁際に植木鉢を並べるのが一般的ですが、避難経路を確保するために、出入り口や非常口からの距離を考えましょう。 鉢が通路を塞ぐことがないように、通行の妨げにならない位置に配置します。 また、ハーブの高さにも注意が必要です。 高い植物が視界を遮ると、避難時に周囲の状況が確認しづらくなります。 低めのハーブや、地面に近い場所で育てることで、視界を確保しやすくなります。 さらに、ハーブの鉢を安定させるために、風に飛ばされないように重心を低く保つ工夫をしましょう。 こうした注意を払うことで、安全にハーブを楽しむことができます。
1-1排水溝を詰まらせないようにする
ベランダでハーブを育てる際の注意点の一つは、排水溝を詰まらせないようにすることです。 特に、鉢植えの水やりを行うと、土や根から小さなゴミや残骸が流れ出ることがあります。 これが排水溝に溜まると、詰まりの原因になり、雨水の流れにも影響を与えます。 まず、鉢の底にネットや布を敷くことで、土が流れ出るのを防ぎ、排水がスムーズになり、土や根が排水溝に入るのを防げるでしょう。 また、鉢の水やりの際には、余分な水が溢れないように注意し、適量を与えることが大切です。 さらに、定期的な掃除も忘れずに行いましょう。 排水溝周辺にたまった葉っぱやゴミを取り除くことで、詰まりを予防できます。 これらの対策を講じることで、ハーブを育てながら排水システムを健全に保つことができ、快適なベランダ環境を維持できます。
1-1落下防止の対策
ベランダでハーブを育てる際の注意点の一つは、落下防止の対策を講じることです。 特に高い場所に鉢を置く場合や風の強い日に注意が必要です。 まず、鉢の選定が重要になります。 重みのある鉢や、底が広いタイプを選ぶことで、安定性が増し、風に飛ばされにくくなります。 また、鉢のサイズや形状に応じて、適切な場所に配置することが大切です。 次に、鉢の固定も考慮しましょう。 特に高い位置にある鉢は、風で揺れやすいため、専用のスタンドや棚を使用して安定させると良いです。 さらに、鉢を結束バンドやロープで固定することで、落下のリスクを減らせます。 また、風の強い日は避けることも大切です。 特に台風や強風の予報がある日は、鉢を室内に移動させることで、安全を確保できます。 これにより、ハーブを育てる楽しみを安心して続けることができます。
01ハーブのメンテナンス
1-1定期的な水やり
ハーブのメンテナンスにおいて、定期的な水やりは非常に重要です。 ハーブは成長を続けるために適切な水分が必要ですが、過剰な水やりは根腐れを引き起こす原因になります。 まず、土の表面が乾いているかどうかを確認しましょう。 指を土に差し込み、湿り気が感じられない場合は水を与えるサインです。 水やりのタイミングは、季節や気候によって変わります。 夏は蒸発が早いため、1日に1回程度の水やりが必要ですが、冬は頻度を減らしても大丈夫です。 特に、鉢の底に排水穴があることを確認し、余分な水が溜まらないようにしましょう。 また、午前中に水を与えることにより、土が適度に湿り、植物が温まる時間を持つことができます。 さらに、ハーブの種類によって水分の好みが異なるため、特性を理解して適切な管理を心がけましょう。 定期的な水やりを行うことで、健康で美味しいハーブを育てることができます。
1-1剪定と成長促進
ハーブのメンテナンスにおいて、剪定は成長促進に欠かせない作業です。 定期的に剪定を行うことで、植物の健康を保ち、豊かな収穫を得ることができます。 まず、剪定のタイミングですが、新芽が出始める春や、成長が活発な夏が最適です。 葉や茎が混み合っている部分や、枯れた葉を取り除くことで、風通しが良くなり、病気の予防にもつながります。 剪定の際は、切り口を斜めにカットすることで、水が溜まりにくくなり、腐敗を防げます。また、成長点を残すように心がけると、新しい枝が出やすくなるでしょう。 さらに、剪定後には適度な水やりと栄養補給を行うと、成長が促進されます。 ハーブの特性を理解し、適切な剪定を行うことで、健康的で美味しいハーブを楽しむことができます。
1-1病害虫の管理
ハーブのメンテナンスにおいて、病害虫の管理は非常に重要です。 健康なハーブを育てるためには、早期発見と対策が鍵となります。 まず、定期的に観察*ることが大切です。 葉の変色や穴、白い粉のようなものが見られたら、病害虫の兆候かもしれません。 特にアブラムシやダニ、カビなどは一般的な害虫を見つけたら、早めに対応しましょう。 自然な対策としては、軽度の虫害であれば、葉を優しく水で洗い流すことで効果的です。 また、ニームオイルや石鹸水を使ったスプレーも、害虫を退治するのに有効です。 さらに、コンパニオンプランツを利用するのも良いでしょう。 例えば、ナスタチウムを植えると、アブラムシを寄せ付けにくくなります。 最後に、健康な土と適切な水やりを行うことで、ストレスの少ない環境を提供し、病害虫の発生を防ぎましょう。 定期的な管理を行うことで、ハーブを健康に育てることができます。
01ハーブの利用方法
1-1料理に活かす
ハーブは料理に豊かな風味を加える素晴らしい食材です。 まず、バジルは、トマト料理やパスタに欠かせないハーブで、フレッシュな葉をサラダに加えると香りが引き立ちます。 特にバジルソースやピザに使うと、料理が格段に美味しくなります。 次に、ローズマリーは、肉料理やジャガイモのローストに最適です。 香ばしい香りが食材の旨味を引き出し、生のまま使うだけでなく、オリーブオイルに浸けて香りを楽しむのもおすすめです。 タイムは、スープや煮込み料理に加えると、深い味わいをもたらし、鶏肉や魚との相性が良く、風味がきわだつでしょう。 さらに、ミントはデザートや飲み物に活用できます。 フルーツサラダやアイスクリームに加えると爽やかさが増し、また、モヒートなどのカクテルにもぴったりです。 新鮮なハーブを使って、ぜひ色々な料理を楽しんでみてください。
1-1アロマやハーブティーの作り方
ハーブはアロマやハーブティーとしても楽しむことができます。 まず、ハーブティーの作り方ですが、新鮮なハーブを使うと香りが豊かになります。 例えば、カモミールやミントが人気です。 ハーブを手で軽くつぶして香りを引き出し、ティーポットに入れ、お湯を注ぎ、約5〜10分蒸らすと、風味豊かなハーブティーが完成します。 好みに応じて、ハチミツやレモンを加えても美味しくいただけます。 次に、アロマとしての利用法です。 ハーブを乾燥させて、ポプリやサシェを作るのが簡単です。 例えば、ラベンダーやローズマリーを乾燥させ、小さな袋に詰めた物を、クローゼットや引き出しに置くと、爽やかな香りが広がります。 これらを使って、リラックスしたいときやリフレッシュしたいときに活用しましょう。 ハーブの多様な利用法で、日常生活に香りと癒しを取り入れてみてください。
1-1DIYコスメへの応用
ハーブはDIYコスメにも活用でき、自然な香りや効果を楽しむことができます。 まず、ハーブオイルを作ることから始めましょう。 例えば、ラベンダーやカモミールを使ったオイルは、リラックス効果があるのです。 オリーブオイルやホホバオイルにハーブを浸け込み、日光に当てて1〜2週間置くと、香り豊かなハーブオイルが完成します。 次に、ハーブの抽出液を利用した化粧水も簡単に作れます。 乾燥したハーブを水で煮出し、冷ましてからスプレーボトルに入れて、顔や体にスプレーすることで、保湿効果や肌の引き締め効果が得られるでしょう。 また、ハーブの粉末を使ったフェイスマスクもおすすめです。 乾燥したハーブを粉末状にし、ヨーグルトやハチミツと混ぜてペーストを作り、顔に縫って10〜15分置いてから洗い流すと、肌がしっとりとします。 このように、ハーブを使ったDIYコスメは手軽で効果的です。
01ハーブの寄せ植えのコツとは?
素敵な寄せ植えを見かけると、自分でもやってみたくなるもの。でも寄せ植えというと難しいというイメージを持っている方も多いかもしれません。では寄せ植えにはどのようなコツがあるのでしょうか。
1-1相性のいいハーブを選ぶ
ハーブの寄せ植えを成功させる最大のコツは、相性のいいハーブを選ぶということです。ハーブには乾燥を好むものや寒さや暑さに強いもの、多湿が苦手なものなど様々な種類があります。もし好みが対立するハーブを植えてしまうと、どちらかのハーブが弱ってしまうという結果に。また、ハーブは生育の速度にも大きな違いがあります。もし生育の速度がまったく違うハーブを一緒に植えてしまうと、最初に育つハーブがすべての栄養を奪ってしまうため、あとから育つハーブがきちんと成長することができません。
まずはハーブの相性を見て、似た性質を持ったものを組み合わせるのがよいでしょう。
1-2繁殖力が強いものは、鉢を分けるなど工夫する
ハーブの中には非常に繁殖量の強いものがあります。そういったハーブは寄せ植えに不向き。というのも繁殖力の強いハーブは、一緒に植えた植物の栄養を吸い取るだけでなく、相手を枯らしてしまうこともあります。
繁殖力が強いハーブは鉢やプランターを分けて植えたほうがよいでしょう。どうしてもそのハーブを寄せ植えに加えたいという場合には、鉢ごと土に植えて、根が隣の株に絡まないようにするなどの工夫が必要になります。
1-3目的別に植えると便利
ハーブの寄せ植えを行うときには、目的別に植えるという方法もあります。たとえば料理に使うもの、ハーブティに使うものといったように、用途によって寄せ植えを作ると、収穫して使用するときに非常に便利。また、洋のハーブ、和のハーブといったように、使用する料理ごとに寄せ植えを作るのも良い方法です。
1-4寄せ植えに向かない・難しいもの
ハーブの中にはどうしても寄せ植えに向いていないものや、寄せ植えが難しいものがあります。たとえば、根が大きく広がってしまうタイプのハーブ。このハーブは一種類を育てるときにも大きな鉢やプランターが必要で、一緒に他のハーブを植えてもきちんと育たないことがあります。
また、成長すると横に広がっていくタイプのハーブも不向きです。横に広がるタイプのハーブは大きな鉢が必要で、さらに一緒に植えたハーブの上に成長すると日照を奪ってしまうこともあります。
02相性のいいハーブの選び方
すでに説明したように、ハーブの寄せ植えにはハーブ同士の相性に注目することが重要です。特に似た環境を好むハーブを組み合わせることが重要です。
2-1乾燥を好むタイプ
ハーブの中には、乾燥した地中海を原産とするものが少なくありません。これらのハーブは二本で育てた場合でも乾燥した環境を好みます。このハーブの代表的な存在がセージやオレガノなど。これらのハーブは似た環境を好むため、寄せ植えに最適です。
また、使用される料理も共通するものが多いため、一緒に植えると収穫して調理するときにも役立ちます。ただしこれらのハーブは生命力が強いものが多いため、種類を増やしすぎると株が枯れてしまうことがあります。
2-2湿気を好むタイプ
海外を原産地とするハーブの多くは多湿を嫌いますが、日本のハーブであるシソや三つ葉は湿った土を好む性質を持っています。
この二つは和のハーブとして活躍する機会も多いため、寄せ植えにはぴったりです。特にシソには様々な種類がありますが、同じシソの仲間は寄せ植えにも最適。たとえば赤しそや青しそを組み合わせると、似た環境を好むだけでなく、お互いの株を強く成長させる働きもあります。
2-3寒さに強いタイプ
寒さに強い耐寒性に優れたハーブといえばローズマリー。ローズマリーは特にケアをせずにも冬越しをすることができます。このローズマリーと組み合わせる場合にはローリエやタイム、セージなどがおすすめ。これらは用途も似ているため、様々な料理に用いるのに便利です。
ローズマリーは上に伸びるタイプや下に垂れ下がるもの、二つのタイプの中間のもといった様々な種類がありますが、寄せ植えには上に伸びるタイプの品種が向いています。
2-4暑さに強いタイプ
ベランダはコンクリートの輻射熱やエアコンの室外機などによって気温が上がりがち。そんな場合には東南アジアやインドが原産のハーブを組み合わせるのがよいでしょう。おすすめはコリアンダーとレモンバーム。コリアンダーはタイ語でパクチーとも呼ばれるもので、最近非常に人気の高いハーブです。
この組み合わせは同じ環境を好むだけでなく、それぞれの成分によって害虫防止にも効果があります。
ただし、日当たりのよい場所を好むものの乾燥には弱いという特徴があるため、土が乾いたらしっかり水やりを行うようにしましょう。
2-5日陰を好むタイプ
直射日光よりも柔らかい日差しや反日陰を好むハーブと言えば、チャイブやチャービル。特にチャイブとチャービルの組み合わせは、お互いをサポートする関係にあります。
チャイブの根からは病害虫の予防や土を浄化する成分が含まれ、チャービルはチャイブの成長を促します。つまり、二つを一緒に植えるとそれぞれにメリットがあるということ。この組み合わせは室内でも栽培できるため、初心者やマンションのベランダの日当たりが悪いという場合にもおすすめです。
03寄せ植えの仕方
ハーブの寄せ植えをするときには事前の準備も大切です。さらに、ちょっとしたポイントを押さえることで、簡単に寄せ植えを楽しむことができます。
3-1寄せ植えのために準備するもの
└ハーブの苗
ハーブの寄せ植えにまず必要なものは苗。ハーブは種から育てることもできますが、発芽させるのが難しい種類もあり、初心者にとってはある程度成長している苗から育てたほうが簡単です。特に寄せ植えの場合には土にじかに種をまくとハーブの場所などを決めるのが難しいもの
どうしても種を使いたいというときには、ポットなどに種をまいて成長させてからプランターに移植するとよいでしょう。
└鉢やプランター
寄せ植え用の鉢やプランターを選ぶときにはまず大きさに注意しましょう。寄せ植えはきっちりと植えたほうが見栄えが良くなりますが、根が張る種類のハーブの場合にはどうしても根詰まりが起きやすくなります。
その場合には鉢ごと植えるという方法もありますが、それに備えて余裕がある大き目の鉢やプランターを使用しましょう。
└鉢底ネット・鉢底石
単体でハーブを植えるときと同様に、鉢底ネットや鉢底石も必要です。プランターによっては鉢底ネットが一体化しているものもあります。鉢底石は発泡スチロールなどでも代用できますが、根などを傷つけないように専用のものを購入するとよいでしょう。
└培養土
ハーブを育てるときには、それぞれの種類にあった土を用いることが必要です。土は自分でブレンドすることもできますが、寄せ植えのすべての植物の好みに合った土を選ぶのは初心者にはなかなか難しいもの。
その場合には、ハーブ用の培養土を用意しましょう。培養土はすでに複数の種類がブレンドされた土で、肥料も混ぜ込まれているため非常に便利。また、きちんと処理が行われているため雑菌による病気の心配もありません。
└はさみ
園芸を行うときに役立つのが園芸用のはさみです。家庭用のはさみで代用することもできますが、家庭用のものは切れ味が悪く、枝や茎を痛めてしまうことも。また、切った部分から雑菌に感染することもあります。できれば切れ味のよく、使いやすいはさみを用意しておくとよいでしょう。
└じょうろ
寄せ植えの場合、植え替えを行った直後はたくさん水を上げる必要があります。じょうろを選ぶときは、できるだけ穴の多いものを選ぶと土がえぐれて根が露出することを防げます。
容量が小さすぎると何度も水を足さなければいけませんが、多すぎると重くなり扱いづらくなるため、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
3-2やり方
└鉢底ネット、鉢底石を入れる
寄せ植えを行うときは、まずプランターや鉢の底にネットを指揮、その上に鉢底石を入れていきます。鉢底石はプランターの底が隠れる程度と言われていますが、ハーブの場合には通気性を高く保つ必要がある品種も多いため、心持ち多めに鉢底石を使うのがよいでしょう。
└鉢の半分ほどまで土入れ
鉢底ネットと鉢底石を入れ終わったら、次に培養土を入れていきます。このとき、土の量に注意。一種類の野菜やハーブを植えるときはやや土を高めに入れて穴をあけて、そこに苗を入れるという方法もありますが、寄せ植えの場合は複数の苗が入ります。
そのため、苗を配置しやすいように、まずは半分程度の高さに抑えておくのがよいでしょう。
└苗を仮置きして配置を決める
土が入ったら、次に苗を入れていきます。ただし、いきなりポットを外して植えないこと。寄せ植えを行うときはどこにどの苗を入れるかが重要になります。まずは苗をポットのまま土の上に置いて、どのような寄せ植えにしたいのかを考えましょう。このとき、どちら向きに鉢を置くかということも忘れないようにしましょう。
どこにどのハーブを置くかという配置が決まったら、苗からポットを外していきます。もしポットの中で苗が絡まっている場合や、土が締まっている場合にはハサミで根っこに十字の切り目を入れたり、軽くほぐしておくとよいでしょう。ただし、パセリやコリアンダーなど、土や環境に適応するための時間がかかる品種は、土をほぐさずそのまま植えるとよいでしょう。
苗を植えていくときには後ろ側から植えていきましょう。
寄せ植えの後ろ側は背景に当たるもの。後ろ側をしっかり決めると、バランスのよい寄せ植えになります。
すべての苗を売れ終えたら。苗と苗の隙間に残った土を入れていきます。土を入れるときは手で軽く叩きながら土を詰めておくのがよいでしょう。ただし、あまり強く押さえすぎないように注意しましょう。
また、中心の苗と苗の間にも土を入れることを忘れないようにしましょう。しっかりと土が入っていないと、苗が傾いてバランスが崩れてしまいます。
└たっぷり水やりする
土を入れたら、たっぷり水やりを行います。目安は鉢底から水が流れる程度。ハーブは寄せ植えを行った直後は元気がなくなるもの。また、水が切れると枯れる株も出てきます。そのため、最初の水やりは意識してしっかり与えるのがよいでしょう。
04ベランダでハーブを育てる際の注意点
ちょっとしたポイントを押さえておけば、初心者にも簡単に楽しめるハーブの寄せ植え。ただし、ベランダでハーブを育てるときには、注意したい点があります。
4-1避難経路をふさがない
マンションのベランダは実は共有スペース。そのため、地震や火災などが発生した場合には、ベランダが避難経路となります。そのため、プランターを置く場合には避難経路を塞がないように注意しましょう。
特に隣の部屋との仕切りの前にプランターや大きな鉢を置くと、万が一の場合に避難ができなくなってしまいます。
4-2排水溝を詰まらせない
マンションなどのベランダは風が通りやすく乾燥しやすい場所です。特にハーブの場合、水切れに弱い種類が多く、どうしても水やりの回数も増えてしまいがち。
しかし、鉢の底から土を含んだ水が流れるとベランダの排水口が詰まってしまうことも。また、ベランダ菜園では枝や葉が落ちてしまうことがありますが、それらも排水口を詰まらせる原因となります。
鉢の底にはネットを敷き、排水口はこまめに掃除を行いましょう。
4-3落下しないようにする
ベランダ菜園でもっとも気を付けたいのが鉢やプランターの落下です。鉢が落下して人に当たってケガをすることがないように、高い台に鉢を置いたり、鉢を吊ったりするのは避けたほうがよいでしょう。
01まとめ
ハーブの寄せ植えは楽しく、手軽に始められます。
選ぶハーブは、香りや用途が異なるものを組み合わせると良いでしょう。
植え付けの際、根が絡まないように注意し、スペースを持たせて配置します。
また、日当たりの良い場所に置き、水やりは土が乾いたら行いましょう。
収穫したハーブは料理やお茶に使えて、新鮮な香りを楽しめます。
寄せ植えは見た目も美しく、キッチンやベランダに彩りを加えてくれるので、ぜひ挑戦してみてください。
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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1-1相性のいいハーブを選ぶ
ハーブの寄せ植えを成功させる最大のコツは、相性のいいハーブを選ぶということです。ハーブには乾燥を好むものや寒さや暑さに強いもの、多湿が苦手なものなど様々な種類があります。もし好みが対立するハーブを植えてしまうと、どちらかのハーブが弱ってしまうという結果に。また、ハーブは生育の速度にも大きな違いがあります。もし生育の速度がまったく違うハーブを一緒に植えてしまうと、最初に育つハーブがすべての栄養を奪ってしまうため、あとから育つハーブがきちんと成長することができません。
まずはハーブの相性を見て、似た性質を持ったものを組み合わせるのがよいでしょう。
1-2繁殖力が強いものは、鉢を分けるなど工夫する
ハーブの中には非常に繁殖量の強いものがあります。そういったハーブは寄せ植えに不向き。というのも繁殖力の強いハーブは、一緒に植えた植物の栄養を吸い取るだけでなく、相手を枯らしてしまうこともあります。
繁殖力が強いハーブは鉢やプランターを分けて植えたほうがよいでしょう。どうしてもそのハーブを寄せ植えに加えたいという場合には、鉢ごと土に植えて、根が隣の株に絡まないようにするなどの工夫が必要になります。
1-3目的別に植えると便利
ハーブの寄せ植えを行うときには、目的別に植えるという方法もあります。たとえば料理に使うもの、ハーブティに使うものといったように、用途によって寄せ植えを作ると、収穫して使用するときに非常に便利。また、洋のハーブ、和のハーブといったように、使用する料理ごとに寄せ植えを作るのも良い方法です。
1-4寄せ植えに向かない・難しいもの
ハーブの中にはどうしても寄せ植えに向いていないものや、寄せ植えが難しいものがあります。たとえば、根が大きく広がってしまうタイプのハーブ。このハーブは一種類を育てるときにも大きな鉢やプランターが必要で、一緒に他のハーブを植えてもきちんと育たないことがあります。
また、成長すると横に広がっていくタイプのハーブも不向きです。横に広がるタイプのハーブは大きな鉢が必要で、さらに一緒に植えたハーブの上に成長すると日照を奪ってしまうこともあります。
2-1乾燥を好むタイプ
ハーブの中には、乾燥した地中海を原産とするものが少なくありません。これらのハーブは二本で育てた場合でも乾燥した環境を好みます。このハーブの代表的な存在がセージやオレガノなど。これらのハーブは似た環境を好むため、寄せ植えに最適です。
また、使用される料理も共通するものが多いため、一緒に植えると収穫して調理するときにも役立ちます。ただしこれらのハーブは生命力が強いものが多いため、種類を増やしすぎると株が枯れてしまうことがあります。
2-2湿気を好むタイプ
海外を原産地とするハーブの多くは多湿を嫌いますが、日本のハーブであるシソや三つ葉は湿った土を好む性質を持っています。
この二つは和のハーブとして活躍する機会も多いため、寄せ植えにはぴったりです。特にシソには様々な種類がありますが、同じシソの仲間は寄せ植えにも最適。たとえば赤しそや青しそを組み合わせると、似た環境を好むだけでなく、お互いの株を強く成長させる働きもあります。
2-3寒さに強いタイプ
寒さに強い耐寒性に優れたハーブといえばローズマリー。ローズマリーは特にケアをせずにも冬越しをすることができます。このローズマリーと組み合わせる場合にはローリエやタイム、セージなどがおすすめ。これらは用途も似ているため、様々な料理に用いるのに便利です。
ローズマリーは上に伸びるタイプや下に垂れ下がるもの、二つのタイプの中間のもといった様々な種類がありますが、寄せ植えには上に伸びるタイプの品種が向いています。
2-4暑さに強いタイプ
ベランダはコンクリートの輻射熱やエアコンの室外機などによって気温が上がりがち。そんな場合には東南アジアやインドが原産のハーブを組み合わせるのがよいでしょう。おすすめはコリアンダーとレモンバーム。コリアンダーはタイ語でパクチーとも呼ばれるもので、最近非常に人気の高いハーブです。
この組み合わせは同じ環境を好むだけでなく、それぞれの成分によって害虫防止にも効果があります。
ただし、日当たりのよい場所を好むものの乾燥には弱いという特徴があるため、土が乾いたらしっかり水やりを行うようにしましょう。
2-5日陰を好むタイプ
直射日光よりも柔らかい日差しや反日陰を好むハーブと言えば、チャイブやチャービル。特にチャイブとチャービルの組み合わせは、お互いをサポートする関係にあります。
チャイブの根からは病害虫の予防や土を浄化する成分が含まれ、チャービルはチャイブの成長を促します。つまり、二つを一緒に植えるとそれぞれにメリットがあるということ。この組み合わせは室内でも栽培できるため、初心者やマンションのベランダの日当たりが悪いという場合にもおすすめです。
03寄せ植えの仕方
ハーブの寄せ植えをするときには事前の準備も大切です。さらに、ちょっとしたポイントを押さえることで、簡単に寄せ植えを楽しむことができます。
3-1寄せ植えのために準備するもの
└ハーブの苗
ハーブの寄せ植えにまず必要なものは苗。ハーブは種から育てることもできますが、発芽させるのが難しい種類もあり、初心者にとってはある程度成長している苗から育てたほうが簡単です。特に寄せ植えの場合には土にじかに種をまくとハーブの場所などを決めるのが難しいもの
どうしても種を使いたいというときには、ポットなどに種をまいて成長させてからプランターに移植するとよいでしょう。
└鉢やプランター
寄せ植え用の鉢やプランターを選ぶときにはまず大きさに注意しましょう。寄せ植えはきっちりと植えたほうが見栄えが良くなりますが、根が張る種類のハーブの場合にはどうしても根詰まりが起きやすくなります。
その場合には鉢ごと植えるという方法もありますが、それに備えて余裕がある大き目の鉢やプランターを使用しましょう。
└鉢底ネット・鉢底石
単体でハーブを植えるときと同様に、鉢底ネットや鉢底石も必要です。プランターによっては鉢底ネットが一体化しているものもあります。鉢底石は発泡スチロールなどでも代用できますが、根などを傷つけないように専用のものを購入するとよいでしょう。
└培養土
ハーブを育てるときには、それぞれの種類にあった土を用いることが必要です。土は自分でブレンドすることもできますが、寄せ植えのすべての植物の好みに合った土を選ぶのは初心者にはなかなか難しいもの。
その場合には、ハーブ用の培養土を用意しましょう。培養土はすでに複数の種類がブレンドされた土で、肥料も混ぜ込まれているため非常に便利。また、きちんと処理が行われているため雑菌による病気の心配もありません。
└はさみ
園芸を行うときに役立つのが園芸用のはさみです。家庭用のはさみで代用することもできますが、家庭用のものは切れ味が悪く、枝や茎を痛めてしまうことも。また、切った部分から雑菌に感染することもあります。できれば切れ味のよく、使いやすいはさみを用意しておくとよいでしょう。
└じょうろ
寄せ植えの場合、植え替えを行った直後はたくさん水を上げる必要があります。じょうろを選ぶときは、できるだけ穴の多いものを選ぶと土がえぐれて根が露出することを防げます。
容量が小さすぎると何度も水を足さなければいけませんが、多すぎると重くなり扱いづらくなるため、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
3-2やり方
└鉢底ネット、鉢底石を入れる
寄せ植えを行うときは、まずプランターや鉢の底にネットを指揮、その上に鉢底石を入れていきます。鉢底石はプランターの底が隠れる程度と言われていますが、ハーブの場合には通気性を高く保つ必要がある品種も多いため、心持ち多めに鉢底石を使うのがよいでしょう。
└鉢の半分ほどまで土入れ
鉢底ネットと鉢底石を入れ終わったら、次に培養土を入れていきます。このとき、土の量に注意。一種類の野菜やハーブを植えるときはやや土を高めに入れて穴をあけて、そこに苗を入れるという方法もありますが、寄せ植えの場合は複数の苗が入ります。
そのため、苗を配置しやすいように、まずは半分程度の高さに抑えておくのがよいでしょう。
└苗を仮置きして配置を決める
土が入ったら、次に苗を入れていきます。ただし、いきなりポットを外して植えないこと。寄せ植えを行うときはどこにどの苗を入れるかが重要になります。まずは苗をポットのまま土の上に置いて、どのような寄せ植えにしたいのかを考えましょう。このとき、どちら向きに鉢を置くかということも忘れないようにしましょう。
どこにどのハーブを置くかという配置が決まったら、苗からポットを外していきます。もしポットの中で苗が絡まっている場合や、土が締まっている場合にはハサミで根っこに十字の切り目を入れたり、軽くほぐしておくとよいでしょう。ただし、パセリやコリアンダーなど、土や環境に適応するための時間がかかる品種は、土をほぐさずそのまま植えるとよいでしょう。
苗を植えていくときには後ろ側から植えていきましょう。
寄せ植えの後ろ側は背景に当たるもの。後ろ側をしっかり決めると、バランスのよい寄せ植えになります。
すべての苗を売れ終えたら。苗と苗の隙間に残った土を入れていきます。土を入れるときは手で軽く叩きながら土を詰めておくのがよいでしょう。ただし、あまり強く押さえすぎないように注意しましょう。
また、中心の苗と苗の間にも土を入れることを忘れないようにしましょう。しっかりと土が入っていないと、苗が傾いてバランスが崩れてしまいます。
└たっぷり水やりする
土を入れたら、たっぷり水やりを行います。目安は鉢底から水が流れる程度。ハーブは寄せ植えを行った直後は元気がなくなるもの。また、水が切れると枯れる株も出てきます。そのため、最初の水やりは意識してしっかり与えるのがよいでしょう。
04ベランダでハーブを育てる際の注意点
ちょっとしたポイントを押さえておけば、初心者にも簡単に楽しめるハーブの寄せ植え。ただし、ベランダでハーブを育てるときには、注意したい点があります。
4-1避難経路をふさがない
マンションのベランダは実は共有スペース。そのため、地震や火災などが発生した場合には、ベランダが避難経路となります。そのため、プランターを置く場合には避難経路を塞がないように注意しましょう。
特に隣の部屋との仕切りの前にプランターや大きな鉢を置くと、万が一の場合に避難ができなくなってしまいます。
4-2排水溝を詰まらせない
マンションなどのベランダは風が通りやすく乾燥しやすい場所です。特にハーブの場合、水切れに弱い種類が多く、どうしても水やりの回数も増えてしまいがち。
しかし、鉢の底から土を含んだ水が流れるとベランダの排水口が詰まってしまうことも。また、ベランダ菜園では枝や葉が落ちてしまうことがありますが、それらも排水口を詰まらせる原因となります。
鉢の底にはネットを敷き、排水口はこまめに掃除を行いましょう。
4-3落下しないようにする
ベランダ菜園でもっとも気を付けたいのが鉢やプランターの落下です。鉢が落下して人に当たってケガをすることがないように、高い台に鉢を置いたり、鉢を吊ったりするのは避けたほうがよいでしょう。
01まとめ
ハーブの寄せ植えは楽しく、手軽に始められます。
選ぶハーブは、香りや用途が異なるものを組み合わせると良いでしょう。
植え付けの際、根が絡まないように注意し、スペースを持たせて配置します。
また、日当たりの良い場所に置き、水やりは土が乾いたら行いましょう。
収穫したハーブは料理やお茶に使えて、新鮮な香りを楽しめます。
寄せ植えは見た目も美しく、キッチンやベランダに彩りを加えてくれるので、ぜひ挑戦してみてください。
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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3-1寄せ植えのために準備するもの
└ハーブの苗
ハーブの寄せ植えにまず必要なものは苗。ハーブは種から育てることもできますが、発芽させるのが難しい種類もあり、初心者にとってはある程度成長している苗から育てたほうが簡単です。特に寄せ植えの場合には土にじかに種をまくとハーブの場所などを決めるのが難しいもの
どうしても種を使いたいというときには、ポットなどに種をまいて成長させてからプランターに移植するとよいでしょう。
└鉢やプランター
寄せ植え用の鉢やプランターを選ぶときにはまず大きさに注意しましょう。寄せ植えはきっちりと植えたほうが見栄えが良くなりますが、根が張る種類のハーブの場合にはどうしても根詰まりが起きやすくなります。
その場合には鉢ごと植えるという方法もありますが、それに備えて余裕がある大き目の鉢やプランターを使用しましょう。
└鉢底ネット・鉢底石
単体でハーブを植えるときと同様に、鉢底ネットや鉢底石も必要です。プランターによっては鉢底ネットが一体化しているものもあります。鉢底石は発泡スチロールなどでも代用できますが、根などを傷つけないように専用のものを購入するとよいでしょう。
└培養土
ハーブを育てるときには、それぞれの種類にあった土を用いることが必要です。土は自分でブレンドすることもできますが、寄せ植えのすべての植物の好みに合った土を選ぶのは初心者にはなかなか難しいもの。
その場合には、ハーブ用の培養土を用意しましょう。培養土はすでに複数の種類がブレンドされた土で、肥料も混ぜ込まれているため非常に便利。また、きちんと処理が行われているため雑菌による病気の心配もありません。
└はさみ
園芸を行うときに役立つのが園芸用のはさみです。家庭用のはさみで代用することもできますが、家庭用のものは切れ味が悪く、枝や茎を痛めてしまうことも。また、切った部分から雑菌に感染することもあります。できれば切れ味のよく、使いやすいはさみを用意しておくとよいでしょう。
└じょうろ
寄せ植えの場合、植え替えを行った直後はたくさん水を上げる必要があります。じょうろを選ぶときは、できるだけ穴の多いものを選ぶと土がえぐれて根が露出することを防げます。
容量が小さすぎると何度も水を足さなければいけませんが、多すぎると重くなり扱いづらくなるため、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
3-2やり方
└鉢底ネット、鉢底石を入れる
寄せ植えを行うときは、まずプランターや鉢の底にネットを指揮、その上に鉢底石を入れていきます。鉢底石はプランターの底が隠れる程度と言われていますが、ハーブの場合には通気性を高く保つ必要がある品種も多いため、心持ち多めに鉢底石を使うのがよいでしょう。
└鉢の半分ほどまで土入れ
鉢底ネットと鉢底石を入れ終わったら、次に培養土を入れていきます。このとき、土の量に注意。一種類の野菜やハーブを植えるときはやや土を高めに入れて穴をあけて、そこに苗を入れるという方法もありますが、寄せ植えの場合は複数の苗が入ります。
そのため、苗を配置しやすいように、まずは半分程度の高さに抑えておくのがよいでしょう。
└苗を仮置きして配置を決める
土が入ったら、次に苗を入れていきます。ただし、いきなりポットを外して植えないこと。寄せ植えを行うときはどこにどの苗を入れるかが重要になります。まずは苗をポットのまま土の上に置いて、どのような寄せ植えにしたいのかを考えましょう。このとき、どちら向きに鉢を置くかということも忘れないようにしましょう。
どこにどのハーブを置くかという配置が決まったら、苗からポットを外していきます。もしポットの中で苗が絡まっている場合や、土が締まっている場合にはハサミで根っこに十字の切り目を入れたり、軽くほぐしておくとよいでしょう。ただし、パセリやコリアンダーなど、土や環境に適応するための時間がかかる品種は、土をほぐさずそのまま植えるとよいでしょう。
苗を植えていくときには後ろ側から植えていきましょう。
寄せ植えの後ろ側は背景に当たるもの。後ろ側をしっかり決めると、バランスのよい寄せ植えになります。
すべての苗を売れ終えたら。苗と苗の隙間に残った土を入れていきます。土を入れるときは手で軽く叩きながら土を詰めておくのがよいでしょう。ただし、あまり強く押さえすぎないように注意しましょう。
また、中心の苗と苗の間にも土を入れることを忘れないようにしましょう。しっかりと土が入っていないと、苗が傾いてバランスが崩れてしまいます。
└たっぷり水やりする
土を入れたら、たっぷり水やりを行います。目安は鉢底から水が流れる程度。ハーブは寄せ植えを行った直後は元気がなくなるもの。また、水が切れると枯れる株も出てきます。そのため、最初の水やりは意識してしっかり与えるのがよいでしょう。
4-1避難経路をふさがない
マンションのベランダは実は共有スペース。そのため、地震や火災などが発生した場合には、ベランダが避難経路となります。そのため、プランターを置く場合には避難経路を塞がないように注意しましょう。
特に隣の部屋との仕切りの前にプランターや大きな鉢を置くと、万が一の場合に避難ができなくなってしまいます。
4-2排水溝を詰まらせない
マンションなどのベランダは風が通りやすく乾燥しやすい場所です。特にハーブの場合、水切れに弱い種類が多く、どうしても水やりの回数も増えてしまいがち。
しかし、鉢の底から土を含んだ水が流れるとベランダの排水口が詰まってしまうことも。また、ベランダ菜園では枝や葉が落ちてしまうことがありますが、それらも排水口を詰まらせる原因となります。
鉢の底にはネットを敷き、排水口はこまめに掃除を行いましょう。
4-3落下しないようにする
ベランダ菜園でもっとも気を付けたいのが鉢やプランターの落下です。鉢が落下して人に当たってケガをすることがないように、高い台に鉢を置いたり、鉢を吊ったりするのは避けたほうがよいでしょう。
01まとめ
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。