これがおすすめ!プランターで手軽に作れる秋冬野菜について
気候が穏やかな秋は新しいことを始めるには最適の季節です。もし新しい趣味として、プランターで楽しむベランダ菜園を始めようとしている方にも秋はおすすめのシーズン。秋は気温や天気も安定しているため、新しい野菜を植えるには最適の季節です。今回はプランターで手軽に作れる秋冬野菜についてご紹介します。
- 目次
01秋から始めるプランター栽培
スポーツの秋や読書の秋など、秋は趣味に最適の季節と言われています。もちろん野菜のプランター栽培にとってもベストな季節。というのも、秋栽培は春や夏に比べて害虫が少ないというメリットがあるから。さらに秋冬は野菜の値段が高くなることがありますが、鍋料理や煮物など、野菜が食卓には欠かせなくなるもの。そんなときに備えてプランターで野菜を栽培しておくと毎日の食卓をさらに充実させることができます。
02初心者ならまずこれ!秋から始めてすぐに収穫できるおすすめの野菜
ベランダで野菜を育てるときにはなるべく早く収穫を楽しみたいものです。では秋から始める野菜の中でもすぐに収穫できるものにはどのような種類があるのでしょうか。
2-1ラディッシュ
ラディッシュは「二十日大根」と呼ばれる野菜で、短い時間で収穫できるため初心者にもおすすめの野菜です。
ラディッシュは三月から十月まで、真夏の時期を除いて植え付けることが可能。過湿を嫌うため、水はけのよい土で育てましょう。
また、株同士が密着していると、形が悪くなってしまいます。こまめに間引きを行うことで、形の整ったラディッシュを収穫することができます。小型のプランターでも十分育てることができるため、ベランダ菜園初心者にとってはまずチャレンジしてみたい野菜と言えるでしょう。
2-2リーフレタス
リーフレタスは夏にも栽培できますが、秋に植え付けるときには九月下旬から十月上旬、十月下旬から十一月中旬にかけて収穫を行うことができます。
リーフレタスは生命力が強く、外葉から収穫することで長期間楽しめる野菜ですが、虫がつきやすいのが難点。葉を楽しむ野菜なので殺虫剤や農薬はできるだけ避けて、防虫ネットなどで害虫を防ぐようにしましょう。
また、長期間光が当たるとトウが立ってしまうため、夜間に部屋から当たる光にも注意するとよいでしょう。
2-3小松菜
煮物やあえ物だけでなく、生でも楽しむことができる小松菜はオールシーズンを通して栽培できる野菜です。植え付けは二月から十一月で、種をまいてから三十日前後で収穫することができます。
小松菜を育てるときには、生育が遅いものや元気がないものなどをきちんと間引くことが必要です。あまり込み合いすぎると、根が絡んですべての株が小さくなってしまうため、株同士がきちんと余裕のある間隔を保てるように注意しましょう。
間引いた株はそのままサラダや炒めもので楽しむことができます。
なお、高さが20センチから25センチになれば収穫のタイミング。タイミングを逃すと葉や茎が固くなってしまうため注意しましょう。
2-4ほうれん草
ほうれん草は寒さに強い植物で、それほど日当たりがよくないという場合でも十分に成長するためベランダ菜園には最適です。
ほうれん草の種まきは九月から十月にかけて。早ければ十月下旬から収穫することができます。
ほうれん草は寒さや日光不足に強い野菜ですが、葉物なので虫に食べられやすいのが欠点。それを防ぐためにも、種まきから二週間程度で防虫カバーを使用するのがよいでしょう。また、高温多湿の環境ではナメクジなども発生します。ナメクジを防ぐためには、アルミホイルに米のとぎ汁を入れてプランターのそばに置くと効果があると言われています。なお、ほうれん草は高さ20センチから25センチになったら収穫のタイミング。あまり置きすぎるとトウが立って風味が落ち、葉も固くなってしまうため、収穫のタイミングには注意しましょう。
2-5水菜
鍋や煮物などにも活躍する水菜は水と土があれば育つと言われるほど丈夫な野菜です。
特に冬の水菜は柔らかいため、九月から十月にかけての秋まきがおすすめ。特に秋まきは害虫の被害も少ないため、安心して栽培することができます。
ただし、霜などに当たると味が落ちるため、夜間の気温には注意しましょう。また、肥料が多すぎると葉や茎が固くなります。そのため肥料のやり過ぎには気をつけましょう。
03底が深いプランターを使えば簡単!秋から始められるおすすめの根菜
ベランダ菜園はプランターで栽培するため、根菜には向いていないというイメージ。しかし、底が深いプランターを使用することで、ベランダでも簡単に根菜を栽培することができます。
3-1大根
寒い季節に美味しくなるのがダイコンです。特におでんなどの具材として欠かせないものですが、ダイコンもベランダ菜園で栽培することが可能です。
ベランダ菜園の場合、種まきは八月中旬から九月上旬。順調に成長すると、十一月ごろから栽培が可能です。
ダイコンの場合、下に伸びていくためプランターは深さ30センチ以上のものがベストです。土は培養土でも構いませんが、異物などがあると大根がまっすぐに育たなくなってしまいます。購入した土に植えるときには、ダイコンの生育を邪魔するものがないかチェックしておきましょう。
ベランダ菜園のダイコンは種から育てるのが一般的ですが、その場合にはきちんと間引きすることが必要。間引きは本場が一枚の頃、三枚から四枚の頃、六枚から七枚のころと三度に分けて行うのが一般的。間引きを行うときには根を傷つけないように注意しましょう。乱暴に間引きをすると、残したい株の根も傷ついてしまうため、間引きする苗の根元を押さえてゆっくり引き抜くのがよいでしょう。
3-2カブ
寒さが増すことで甘さが増していくのがカブ。カブは短期間で収穫できるためベランダ菜園にもぴったりの野菜です。カブの種まきは九月いっぱい行うことができます。収穫は十一月から十二月上旬にかけて。
カブもダイコンと同様、間引きをきちんと行うことが大切です。
本葉が一枚の頃には、隣の株との間が3センチから4センチになるように間引きを行います。その後本葉が三枚程度に増えたら、6センチから7センチ、根の直径が2センチを越えたら、株と株の間が10センチ程度になるように合計三回間引きを行います。
さらにカブにはアブラムシや青虫などの害虫がつきやすいもの。飼育を行うときには防虫カバーなどを使用するのがよいでしょう。
また、収穫を行うまでには水を切らさないこと。水が不足するとカブに亀裂が入ってしまいます。この亀裂は、収穫のタイミングが遅れたときにも発生するため、収穫の時期になったらできるだけ早く取り入れることをおすすめします。
3-3じゃがいも
一年を通じて様々な料理に活躍する根菜といえばじゃがいもです。秋冬にじゃがいもを植えるときには、八月下旬から九月上旬が植え付けの季節。この時期に植え付けを行うと、約100日程度で収穫することができます。
じゃがいもには様々な種類がありますが、食感を楽しみたいなら男爵、煮込みならメークインやインカのめざめ、色を楽しみたいならシャドークイーンなど、どのような味や料理を楽しむかによって植える品種を選ぶのがおすすめ。
じゃがいもは芽が出たものをそのまま植えれば育てられると思っている方もいらっしゃいますが、食用として市販されているものは栽培には向いていません。新しくじゃがいもを育てるときには、専用の種イモを用意して、適度な日差しがあり、風通しの良い場所で芽出しをしてから植え付けを行うとスムーズにジャガイモを育てることができます。
また、じゃがいもはプランターではなく、麻や布の袋などを用いて栽培することもできます。他の野菜を植えていてベランダにスペースがない、おしゃれにベランダ菜園を楽しみたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
3-4タマネギ
家庭で育てるのが難しいというイメージのタマネギも、プランターで栽培することができます。
タマネギの植え付けは十一月。栽培にはやや時間がかかり、収穫は五月から六月ごろになります。
タマネギは苗から育てるのが一般的ですが、このときに良い苗を選ぶことがポイント。苗は高さ20センチから30センチ程度のもので、根が白くしっかりと伸びているものを選びましょう。もし根が少ない苗は成長の速度が遅くなることがあります。
また、タマネギは多くの肥料を必要とする野菜。十二月ごろと三月ごろに追肥を行うようにしましょう。
タマネギを収穫するタイミングは、葉が八割以上倒れたとき。晴れた日を狙ってすべてを一度に収穫します。その後、数日間風通しのよい場所で乾燥させ、葉を取り除いてカゴなどの中で保管を行います。
3-5ニンニク
様々な料理に活躍するニンニクもプランターで育てることができます。ニンニクの植え付けの時期は九月から十月。暑さが残っている時期に植え付けると、病気にかかりやすくなるため、九月でもまだ気温が高いという場合には、少し植え付けを遅らせるとよいでしょう。
また、乾燥には強い反面、水が多すぎたり過湿の状態だったりという場合には成長が遅れるため、水のやり過ぎにも注意しましょう。
ニンニクの収穫は六月ごろ。葉が枯れた頃が収穫のタイミングですが、その前の時期に花の咲く茎が伸びてくるので、根に栄養が回りやすくなるため、花の咲く茎は早めに摘み取っておくのがよいでしょう。
04秋からでも大きく育つ!おすすめの葉野菜
天候や気候によって価格の上下が激しいのが葉野菜。葉野菜もベランダで栽培することで、常に新鮮なとれたてを食卓で楽しむことができます。
4-1ニラ
ニラは比較的寒さに強く、秋に育てるにも最適です。種まきは九月から十月上旬が目安。酸性の土を嫌うため、あらかじめ堆肥や石灰を入れて土づくりをしておくことが必要です。
また、ニラは数年にわたって収穫できる多年草なので、あらかじめスペースを開けておくとよいでしょう。
4-2ワケギ
ワケギは八月から九月に植え付けると、十月と翌年春の二回収穫できる野菜です。また、六月ごろに球根を取り出すと、さらに種として使用することができます。
ワケギを栽培するときには株同士の間隔をしっかり開けておくこと。また、植え付けのときには球根の先端が土から顔を出す程度、浅く植えるとよいでしょう。
4-3キャベツ
キャベツは暑さや寒さに強い野菜ですが、28℃を越えると病気にかかりやすくなり、生育も遅くなります。秋まきの場合には九月から十月にかけてが植え付けの季節ですが、暑さが残っている場合には、植え付けの時期をずらすなどの工夫が必要です。
秋まきはその他の季節に比べると育てやすいと言われていますが、ある程度の大きさになると花芽ができてトウが立ってしまうため、小さい苗で育てる、トウが立ちにくい品種を選ぶなどの工夫が必要です。
4-4スナップエンドウ
スナップエンドウは低温に強く、栽培しやすい野菜です。十月に種をまいて春に収穫する秋まき春取りが一般的ですが、株が大きくなった状態では寒さへの耐性が弱くなるため、あまり早すぎる時期に種をまくのは避けましょう。
また、酸性の土には向かないため、植える前には苦土石灰などで酸性度を下げておくことが必要です。
なお、収穫は花が咲いてから二十五日が目安ですが、タイミングをすぎると実が固くなるため注意しましょう。
05冬が近くても栽培可能!暑さ寒さに強いハーブ類
ベランダで育てていると役立つのがハーブです。必要に応じて収穫してすぐに楽しめるのがベランダ菜園でのハーブの魅力。では、冬が近くても栽培が可能なハーブにはどのようなものがあるのでしょうか。
5-1ローズマリー
肉やじゃがいものローストに香り付けとして使われるローズマリーは、九月から十月に植え付ければ、その後一年を通して楽しむことができます。湿気を嫌い、土が乾燥すれば水をやればいいので、ついつい水を切らせて植物を枯らしてしまうという方にも最適です。
ベランダのプランターなどで育てるときには、タテに成長するタイプのものを選ぶのがポイント。その他にもローズマリーには横に育つタイプの種類もありますが、成長すると株が大きくなってプランターからはみ出して限られたスペースに収まらなくなってしまいます。
5-2ミント
さわやかな香りのあるミントは夏のハーブと考えがちですが、九月から十一月に植え付けを行うことで秋冬にも楽しむことができます。
ミントは生命力が強く、ベランダでも株を大きく育てることができるため、初心者にもおすすめのハーブ。
特にミントの香りは虫を予防する効果もあると言われているため、天然の防虫剤として育てておくと周囲の野菜も虫から守ってくれる効果が期待できます。
5-3ルッコラ
サラダなどに使われるルッコラは、冬の寒さが厳しい時期を除けば一年中栽培が可能。秋に種をまいた場合、四十五日から六十日程度で収穫できるため、植えてすぐに野菜を楽しみたいという方にもおすすめの野菜です。
特にルッコラは発芽しやすい野菜なので、種から育てたいという方にもぴったり。
ルッコラの種をまくときには、種と種が重ならないようにすることが重要。水をやると種が流れてしまい。どうしても重なってしまうため、最初は霧吹きなどを使うとよいでしょう。
また、ルッコラを大きく育てるためには、定期的に間引きを行うことが重要です。特にルッコラは成長が早いため、少し込み合ってきたと思ったら適当な間隔が保てるようにこまめに間引きをするとよいでしょう。
なお、間引きしたルッコラはサラダなどとしても楽しむことができます。
もしプランターなどでルッコラの芽が込み合いすぎて間引きが難しいという場合には、お箸やピンセットなどを使うと、小さな芽を上手に間引きすることができます。
5-4イタリアンパセリ
料理の彩りとして育てておくと便利なのがイタリアンパセリ。イタリアンパセリは九月から十一月が種まきの季節。十日ほどで発芽しますが、乾燥が苦手なハーブなので、土が可愛いたらしっかりと水を与えましょう。
また、イタリアンパセリは半日陰の環境でも育てられるのがメリットですが、肥料が不足すると葉が黄色くなってしまうことがあります。
液体肥料や緩効性の肥料などを使用して土を良い状態に保つとよいでしょう。
5-5カモミール
ハーブティーなどで活躍するカモミールを育てるときには、水はけのよい土が重要です。ハーブ専用の培養土を使うと便利ですが、自分でブレンドする場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜるなどして水はけのよい土を作りましょう。
また、カモミールは酸性の土壌ではうまく育てることができないため、あらかじめ苦土石灰などを混ぜて酸性度を低くしておくのがよいでしょう。
06まとめ
秋はプランターで育てるベランダ菜園には最適の季節です。野菜の種類を選べば初心者でも美味しい野菜を収穫できるので、興味があるという方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2-1ラディッシュ
ラディッシュは「二十日大根」と呼ばれる野菜で、短い時間で収穫できるため初心者にもおすすめの野菜です。
ラディッシュは三月から十月まで、真夏の時期を除いて植え付けることが可能。過湿を嫌うため、水はけのよい土で育てましょう。
また、株同士が密着していると、形が悪くなってしまいます。こまめに間引きを行うことで、形の整ったラディッシュを収穫することができます。小型のプランターでも十分育てることができるため、ベランダ菜園初心者にとってはまずチャレンジしてみたい野菜と言えるでしょう。
2-2リーフレタス
リーフレタスは夏にも栽培できますが、秋に植え付けるときには九月下旬から十月上旬、十月下旬から十一月中旬にかけて収穫を行うことができます。
リーフレタスは生命力が強く、外葉から収穫することで長期間楽しめる野菜ですが、虫がつきやすいのが難点。葉を楽しむ野菜なので殺虫剤や農薬はできるだけ避けて、防虫ネットなどで害虫を防ぐようにしましょう。
また、長期間光が当たるとトウが立ってしまうため、夜間に部屋から当たる光にも注意するとよいでしょう。
2-3小松菜
煮物やあえ物だけでなく、生でも楽しむことができる小松菜はオールシーズンを通して栽培できる野菜です。植え付けは二月から十一月で、種をまいてから三十日前後で収穫することができます。
小松菜を育てるときには、生育が遅いものや元気がないものなどをきちんと間引くことが必要です。あまり込み合いすぎると、根が絡んですべての株が小さくなってしまうため、株同士がきちんと余裕のある間隔を保てるように注意しましょう。
間引いた株はそのままサラダや炒めもので楽しむことができます。
なお、高さが20センチから25センチになれば収穫のタイミング。タイミングを逃すと葉や茎が固くなってしまうため注意しましょう。
2-4ほうれん草
ほうれん草は寒さに強い植物で、それほど日当たりがよくないという場合でも十分に成長するためベランダ菜園には最適です。
ほうれん草の種まきは九月から十月にかけて。早ければ十月下旬から収穫することができます。
ほうれん草は寒さや日光不足に強い野菜ですが、葉物なので虫に食べられやすいのが欠点。それを防ぐためにも、種まきから二週間程度で防虫カバーを使用するのがよいでしょう。また、高温多湿の環境ではナメクジなども発生します。ナメクジを防ぐためには、アルミホイルに米のとぎ汁を入れてプランターのそばに置くと効果があると言われています。なお、ほうれん草は高さ20センチから25センチになったら収穫のタイミング。あまり置きすぎるとトウが立って風味が落ち、葉も固くなってしまうため、収穫のタイミングには注意しましょう。
2-5水菜
鍋や煮物などにも活躍する水菜は水と土があれば育つと言われるほど丈夫な野菜です。
特に冬の水菜は柔らかいため、九月から十月にかけての秋まきがおすすめ。特に秋まきは害虫の被害も少ないため、安心して栽培することができます。
ただし、霜などに当たると味が落ちるため、夜間の気温には注意しましょう。また、肥料が多すぎると葉や茎が固くなります。そのため肥料のやり過ぎには気をつけましょう。
03底が深いプランターを使えば簡単!秋から始められるおすすめの根菜
ベランダ菜園はプランターで栽培するため、根菜には向いていないというイメージ。しかし、底が深いプランターを使用することで、ベランダでも簡単に根菜を栽培することができます。
3-1大根
寒い季節に美味しくなるのがダイコンです。特におでんなどの具材として欠かせないものですが、ダイコンもベランダ菜園で栽培することが可能です。
ベランダ菜園の場合、種まきは八月中旬から九月上旬。順調に成長すると、十一月ごろから栽培が可能です。
ダイコンの場合、下に伸びていくためプランターは深さ30センチ以上のものがベストです。土は培養土でも構いませんが、異物などがあると大根がまっすぐに育たなくなってしまいます。購入した土に植えるときには、ダイコンの生育を邪魔するものがないかチェックしておきましょう。
ベランダ菜園のダイコンは種から育てるのが一般的ですが、その場合にはきちんと間引きすることが必要。間引きは本場が一枚の頃、三枚から四枚の頃、六枚から七枚のころと三度に分けて行うのが一般的。間引きを行うときには根を傷つけないように注意しましょう。乱暴に間引きをすると、残したい株の根も傷ついてしまうため、間引きする苗の根元を押さえてゆっくり引き抜くのがよいでしょう。
3-2カブ
寒さが増すことで甘さが増していくのがカブ。カブは短期間で収穫できるためベランダ菜園にもぴったりの野菜です。カブの種まきは九月いっぱい行うことができます。収穫は十一月から十二月上旬にかけて。
カブもダイコンと同様、間引きをきちんと行うことが大切です。
本葉が一枚の頃には、隣の株との間が3センチから4センチになるように間引きを行います。その後本葉が三枚程度に増えたら、6センチから7センチ、根の直径が2センチを越えたら、株と株の間が10センチ程度になるように合計三回間引きを行います。
さらにカブにはアブラムシや青虫などの害虫がつきやすいもの。飼育を行うときには防虫カバーなどを使用するのがよいでしょう。
また、収穫を行うまでには水を切らさないこと。水が不足するとカブに亀裂が入ってしまいます。この亀裂は、収穫のタイミングが遅れたときにも発生するため、収穫の時期になったらできるだけ早く取り入れることをおすすめします。
3-3じゃがいも
一年を通じて様々な料理に活躍する根菜といえばじゃがいもです。秋冬にじゃがいもを植えるときには、八月下旬から九月上旬が植え付けの季節。この時期に植え付けを行うと、約100日程度で収穫することができます。
じゃがいもには様々な種類がありますが、食感を楽しみたいなら男爵、煮込みならメークインやインカのめざめ、色を楽しみたいならシャドークイーンなど、どのような味や料理を楽しむかによって植える品種を選ぶのがおすすめ。
じゃがいもは芽が出たものをそのまま植えれば育てられると思っている方もいらっしゃいますが、食用として市販されているものは栽培には向いていません。新しくじゃがいもを育てるときには、専用の種イモを用意して、適度な日差しがあり、風通しの良い場所で芽出しをしてから植え付けを行うとスムーズにジャガイモを育てることができます。
また、じゃがいもはプランターではなく、麻や布の袋などを用いて栽培することもできます。他の野菜を植えていてベランダにスペースがない、おしゃれにベランダ菜園を楽しみたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
3-4タマネギ
家庭で育てるのが難しいというイメージのタマネギも、プランターで栽培することができます。
タマネギの植え付けは十一月。栽培にはやや時間がかかり、収穫は五月から六月ごろになります。
タマネギは苗から育てるのが一般的ですが、このときに良い苗を選ぶことがポイント。苗は高さ20センチから30センチ程度のもので、根が白くしっかりと伸びているものを選びましょう。もし根が少ない苗は成長の速度が遅くなることがあります。
また、タマネギは多くの肥料を必要とする野菜。十二月ごろと三月ごろに追肥を行うようにしましょう。
タマネギを収穫するタイミングは、葉が八割以上倒れたとき。晴れた日を狙ってすべてを一度に収穫します。その後、数日間風通しのよい場所で乾燥させ、葉を取り除いてカゴなどの中で保管を行います。
3-5ニンニク
様々な料理に活躍するニンニクもプランターで育てることができます。ニンニクの植え付けの時期は九月から十月。暑さが残っている時期に植え付けると、病気にかかりやすくなるため、九月でもまだ気温が高いという場合には、少し植え付けを遅らせるとよいでしょう。
また、乾燥には強い反面、水が多すぎたり過湿の状態だったりという場合には成長が遅れるため、水のやり過ぎにも注意しましょう。
ニンニクの収穫は六月ごろ。葉が枯れた頃が収穫のタイミングですが、その前の時期に花の咲く茎が伸びてくるので、根に栄養が回りやすくなるため、花の咲く茎は早めに摘み取っておくのがよいでしょう。
04秋からでも大きく育つ!おすすめの葉野菜
天候や気候によって価格の上下が激しいのが葉野菜。葉野菜もベランダで栽培することで、常に新鮮なとれたてを食卓で楽しむことができます。
4-1ニラ
ニラは比較的寒さに強く、秋に育てるにも最適です。種まきは九月から十月上旬が目安。酸性の土を嫌うため、あらかじめ堆肥や石灰を入れて土づくりをしておくことが必要です。
また、ニラは数年にわたって収穫できる多年草なので、あらかじめスペースを開けておくとよいでしょう。
4-2ワケギ
ワケギは八月から九月に植え付けると、十月と翌年春の二回収穫できる野菜です。また、六月ごろに球根を取り出すと、さらに種として使用することができます。
ワケギを栽培するときには株同士の間隔をしっかり開けておくこと。また、植え付けのときには球根の先端が土から顔を出す程度、浅く植えるとよいでしょう。
4-3キャベツ
キャベツは暑さや寒さに強い野菜ですが、28℃を越えると病気にかかりやすくなり、生育も遅くなります。秋まきの場合には九月から十月にかけてが植え付けの季節ですが、暑さが残っている場合には、植え付けの時期をずらすなどの工夫が必要です。
秋まきはその他の季節に比べると育てやすいと言われていますが、ある程度の大きさになると花芽ができてトウが立ってしまうため、小さい苗で育てる、トウが立ちにくい品種を選ぶなどの工夫が必要です。
4-4スナップエンドウ
スナップエンドウは低温に強く、栽培しやすい野菜です。十月に種をまいて春に収穫する秋まき春取りが一般的ですが、株が大きくなった状態では寒さへの耐性が弱くなるため、あまり早すぎる時期に種をまくのは避けましょう。
また、酸性の土には向かないため、植える前には苦土石灰などで酸性度を下げておくことが必要です。
なお、収穫は花が咲いてから二十五日が目安ですが、タイミングをすぎると実が固くなるため注意しましょう。
05冬が近くても栽培可能!暑さ寒さに強いハーブ類
ベランダで育てていると役立つのがハーブです。必要に応じて収穫してすぐに楽しめるのがベランダ菜園でのハーブの魅力。では、冬が近くても栽培が可能なハーブにはどのようなものがあるのでしょうか。
5-1ローズマリー
肉やじゃがいものローストに香り付けとして使われるローズマリーは、九月から十月に植え付ければ、その後一年を通して楽しむことができます。湿気を嫌い、土が乾燥すれば水をやればいいので、ついつい水を切らせて植物を枯らしてしまうという方にも最適です。
ベランダのプランターなどで育てるときには、タテに成長するタイプのものを選ぶのがポイント。その他にもローズマリーには横に育つタイプの種類もありますが、成長すると株が大きくなってプランターからはみ出して限られたスペースに収まらなくなってしまいます。
5-2ミント
さわやかな香りのあるミントは夏のハーブと考えがちですが、九月から十一月に植え付けを行うことで秋冬にも楽しむことができます。
ミントは生命力が強く、ベランダでも株を大きく育てることができるため、初心者にもおすすめのハーブ。
特にミントの香りは虫を予防する効果もあると言われているため、天然の防虫剤として育てておくと周囲の野菜も虫から守ってくれる効果が期待できます。
5-3ルッコラ
サラダなどに使われるルッコラは、冬の寒さが厳しい時期を除けば一年中栽培が可能。秋に種をまいた場合、四十五日から六十日程度で収穫できるため、植えてすぐに野菜を楽しみたいという方にもおすすめの野菜です。
特にルッコラは発芽しやすい野菜なので、種から育てたいという方にもぴったり。
ルッコラの種をまくときには、種と種が重ならないようにすることが重要。水をやると種が流れてしまい。どうしても重なってしまうため、最初は霧吹きなどを使うとよいでしょう。
また、ルッコラを大きく育てるためには、定期的に間引きを行うことが重要です。特にルッコラは成長が早いため、少し込み合ってきたと思ったら適当な間隔が保てるようにこまめに間引きをするとよいでしょう。
なお、間引きしたルッコラはサラダなどとしても楽しむことができます。
もしプランターなどでルッコラの芽が込み合いすぎて間引きが難しいという場合には、お箸やピンセットなどを使うと、小さな芽を上手に間引きすることができます。
5-4イタリアンパセリ
料理の彩りとして育てておくと便利なのがイタリアンパセリ。イタリアンパセリは九月から十一月が種まきの季節。十日ほどで発芽しますが、乾燥が苦手なハーブなので、土が可愛いたらしっかりと水を与えましょう。
また、イタリアンパセリは半日陰の環境でも育てられるのがメリットですが、肥料が不足すると葉が黄色くなってしまうことがあります。
液体肥料や緩効性の肥料などを使用して土を良い状態に保つとよいでしょう。
5-5カモミール
ハーブティーなどで活躍するカモミールを育てるときには、水はけのよい土が重要です。ハーブ専用の培養土を使うと便利ですが、自分でブレンドする場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜるなどして水はけのよい土を作りましょう。
また、カモミールは酸性の土壌ではうまく育てることができないため、あらかじめ苦土石灰などを混ぜて酸性度を低くしておくのがよいでしょう。
06まとめ
秋はプランターで育てるベランダ菜園には最適の季節です。野菜の種類を選べば初心者でも美味しい野菜を収穫できるので、興味があるという方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
3-1大根
寒い季節に美味しくなるのがダイコンです。特におでんなどの具材として欠かせないものですが、ダイコンもベランダ菜園で栽培することが可能です。
ベランダ菜園の場合、種まきは八月中旬から九月上旬。順調に成長すると、十一月ごろから栽培が可能です。
ダイコンの場合、下に伸びていくためプランターは深さ30センチ以上のものがベストです。土は培養土でも構いませんが、異物などがあると大根がまっすぐに育たなくなってしまいます。購入した土に植えるときには、ダイコンの生育を邪魔するものがないかチェックしておきましょう。
ベランダ菜園のダイコンは種から育てるのが一般的ですが、その場合にはきちんと間引きすることが必要。間引きは本場が一枚の頃、三枚から四枚の頃、六枚から七枚のころと三度に分けて行うのが一般的。間引きを行うときには根を傷つけないように注意しましょう。乱暴に間引きをすると、残したい株の根も傷ついてしまうため、間引きする苗の根元を押さえてゆっくり引き抜くのがよいでしょう。
3-2カブ
寒さが増すことで甘さが増していくのがカブ。カブは短期間で収穫できるためベランダ菜園にもぴったりの野菜です。カブの種まきは九月いっぱい行うことができます。収穫は十一月から十二月上旬にかけて。
カブもダイコンと同様、間引きをきちんと行うことが大切です。
本葉が一枚の頃には、隣の株との間が3センチから4センチになるように間引きを行います。その後本葉が三枚程度に増えたら、6センチから7センチ、根の直径が2センチを越えたら、株と株の間が10センチ程度になるように合計三回間引きを行います。
さらにカブにはアブラムシや青虫などの害虫がつきやすいもの。飼育を行うときには防虫カバーなどを使用するのがよいでしょう。
また、収穫を行うまでには水を切らさないこと。水が不足するとカブに亀裂が入ってしまいます。この亀裂は、収穫のタイミングが遅れたときにも発生するため、収穫の時期になったらできるだけ早く取り入れることをおすすめします。
3-3じゃがいも
一年を通じて様々な料理に活躍する根菜といえばじゃがいもです。秋冬にじゃがいもを植えるときには、八月下旬から九月上旬が植え付けの季節。この時期に植え付けを行うと、約100日程度で収穫することができます。
じゃがいもには様々な種類がありますが、食感を楽しみたいなら男爵、煮込みならメークインやインカのめざめ、色を楽しみたいならシャドークイーンなど、どのような味や料理を楽しむかによって植える品種を選ぶのがおすすめ。
じゃがいもは芽が出たものをそのまま植えれば育てられると思っている方もいらっしゃいますが、食用として市販されているものは栽培には向いていません。新しくじゃがいもを育てるときには、専用の種イモを用意して、適度な日差しがあり、風通しの良い場所で芽出しをしてから植え付けを行うとスムーズにジャガイモを育てることができます。
また、じゃがいもはプランターではなく、麻や布の袋などを用いて栽培することもできます。他の野菜を植えていてベランダにスペースがない、おしゃれにベランダ菜園を楽しみたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
3-4タマネギ
家庭で育てるのが難しいというイメージのタマネギも、プランターで栽培することができます。
タマネギの植え付けは十一月。栽培にはやや時間がかかり、収穫は五月から六月ごろになります。
タマネギは苗から育てるのが一般的ですが、このときに良い苗を選ぶことがポイント。苗は高さ20センチから30センチ程度のもので、根が白くしっかりと伸びているものを選びましょう。もし根が少ない苗は成長の速度が遅くなることがあります。
また、タマネギは多くの肥料を必要とする野菜。十二月ごろと三月ごろに追肥を行うようにしましょう。
タマネギを収穫するタイミングは、葉が八割以上倒れたとき。晴れた日を狙ってすべてを一度に収穫します。その後、数日間風通しのよい場所で乾燥させ、葉を取り除いてカゴなどの中で保管を行います。
3-5ニンニク
様々な料理に活躍するニンニクもプランターで育てることができます。ニンニクの植え付けの時期は九月から十月。暑さが残っている時期に植え付けると、病気にかかりやすくなるため、九月でもまだ気温が高いという場合には、少し植え付けを遅らせるとよいでしょう。
また、乾燥には強い反面、水が多すぎたり過湿の状態だったりという場合には成長が遅れるため、水のやり過ぎにも注意しましょう。
ニンニクの収穫は六月ごろ。葉が枯れた頃が収穫のタイミングですが、その前の時期に花の咲く茎が伸びてくるので、根に栄養が回りやすくなるため、花の咲く茎は早めに摘み取っておくのがよいでしょう。
4-1ニラ
ニラは比較的寒さに強く、秋に育てるにも最適です。種まきは九月から十月上旬が目安。酸性の土を嫌うため、あらかじめ堆肥や石灰を入れて土づくりをしておくことが必要です。
また、ニラは数年にわたって収穫できる多年草なので、あらかじめスペースを開けておくとよいでしょう。
4-2ワケギ
ワケギは八月から九月に植え付けると、十月と翌年春の二回収穫できる野菜です。また、六月ごろに球根を取り出すと、さらに種として使用することができます。
ワケギを栽培するときには株同士の間隔をしっかり開けておくこと。また、植え付けのときには球根の先端が土から顔を出す程度、浅く植えるとよいでしょう。
4-3キャベツ
キャベツは暑さや寒さに強い野菜ですが、28℃を越えると病気にかかりやすくなり、生育も遅くなります。秋まきの場合には九月から十月にかけてが植え付けの季節ですが、暑さが残っている場合には、植え付けの時期をずらすなどの工夫が必要です。
秋まきはその他の季節に比べると育てやすいと言われていますが、ある程度の大きさになると花芽ができてトウが立ってしまうため、小さい苗で育てる、トウが立ちにくい品種を選ぶなどの工夫が必要です。
4-4スナップエンドウ
スナップエンドウは低温に強く、栽培しやすい野菜です。十月に種をまいて春に収穫する秋まき春取りが一般的ですが、株が大きくなった状態では寒さへの耐性が弱くなるため、あまり早すぎる時期に種をまくのは避けましょう。
また、酸性の土には向かないため、植える前には苦土石灰などで酸性度を下げておくことが必要です。
なお、収穫は花が咲いてから二十五日が目安ですが、タイミングをすぎると実が固くなるため注意しましょう。
05冬が近くても栽培可能!暑さ寒さに強いハーブ類
ベランダで育てていると役立つのがハーブです。必要に応じて収穫してすぐに楽しめるのがベランダ菜園でのハーブの魅力。では、冬が近くても栽培が可能なハーブにはどのようなものがあるのでしょうか。
5-1ローズマリー
肉やじゃがいものローストに香り付けとして使われるローズマリーは、九月から十月に植え付ければ、その後一年を通して楽しむことができます。湿気を嫌い、土が乾燥すれば水をやればいいので、ついつい水を切らせて植物を枯らしてしまうという方にも最適です。
ベランダのプランターなどで育てるときには、タテに成長するタイプのものを選ぶのがポイント。その他にもローズマリーには横に育つタイプの種類もありますが、成長すると株が大きくなってプランターからはみ出して限られたスペースに収まらなくなってしまいます。
5-2ミント
さわやかな香りのあるミントは夏のハーブと考えがちですが、九月から十一月に植え付けを行うことで秋冬にも楽しむことができます。
ミントは生命力が強く、ベランダでも株を大きく育てることができるため、初心者にもおすすめのハーブ。
特にミントの香りは虫を予防する効果もあると言われているため、天然の防虫剤として育てておくと周囲の野菜も虫から守ってくれる効果が期待できます。
5-3ルッコラ
サラダなどに使われるルッコラは、冬の寒さが厳しい時期を除けば一年中栽培が可能。秋に種をまいた場合、四十五日から六十日程度で収穫できるため、植えてすぐに野菜を楽しみたいという方にもおすすめの野菜です。
特にルッコラは発芽しやすい野菜なので、種から育てたいという方にもぴったり。
ルッコラの種をまくときには、種と種が重ならないようにすることが重要。水をやると種が流れてしまい。どうしても重なってしまうため、最初は霧吹きなどを使うとよいでしょう。
また、ルッコラを大きく育てるためには、定期的に間引きを行うことが重要です。特にルッコラは成長が早いため、少し込み合ってきたと思ったら適当な間隔が保てるようにこまめに間引きをするとよいでしょう。
なお、間引きしたルッコラはサラダなどとしても楽しむことができます。
もしプランターなどでルッコラの芽が込み合いすぎて間引きが難しいという場合には、お箸やピンセットなどを使うと、小さな芽を上手に間引きすることができます。
5-4イタリアンパセリ
料理の彩りとして育てておくと便利なのがイタリアンパセリ。イタリアンパセリは九月から十一月が種まきの季節。十日ほどで発芽しますが、乾燥が苦手なハーブなので、土が可愛いたらしっかりと水を与えましょう。
また、イタリアンパセリは半日陰の環境でも育てられるのがメリットですが、肥料が不足すると葉が黄色くなってしまうことがあります。
液体肥料や緩効性の肥料などを使用して土を良い状態に保つとよいでしょう。
5-5カモミール
ハーブティーなどで活躍するカモミールを育てるときには、水はけのよい土が重要です。ハーブ専用の培養土を使うと便利ですが、自分でブレンドする場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜるなどして水はけのよい土を作りましょう。
また、カモミールは酸性の土壌ではうまく育てることができないため、あらかじめ苦土石灰などを混ぜて酸性度を低くしておくのがよいでしょう。
06まとめ
秋はプランターで育てるベランダ菜園には最適の季節です。野菜の種類を選べば初心者でも美味しい野菜を収穫できるので、興味があるという方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
5-1ローズマリー
肉やじゃがいものローストに香り付けとして使われるローズマリーは、九月から十月に植え付ければ、その後一年を通して楽しむことができます。湿気を嫌い、土が乾燥すれば水をやればいいので、ついつい水を切らせて植物を枯らしてしまうという方にも最適です。
ベランダのプランターなどで育てるときには、タテに成長するタイプのものを選ぶのがポイント。その他にもローズマリーには横に育つタイプの種類もありますが、成長すると株が大きくなってプランターからはみ出して限られたスペースに収まらなくなってしまいます。
5-2ミント
さわやかな香りのあるミントは夏のハーブと考えがちですが、九月から十一月に植え付けを行うことで秋冬にも楽しむことができます。
ミントは生命力が強く、ベランダでも株を大きく育てることができるため、初心者にもおすすめのハーブ。
特にミントの香りは虫を予防する効果もあると言われているため、天然の防虫剤として育てておくと周囲の野菜も虫から守ってくれる効果が期待できます。
5-3ルッコラ
サラダなどに使われるルッコラは、冬の寒さが厳しい時期を除けば一年中栽培が可能。秋に種をまいた場合、四十五日から六十日程度で収穫できるため、植えてすぐに野菜を楽しみたいという方にもおすすめの野菜です。
特にルッコラは発芽しやすい野菜なので、種から育てたいという方にもぴったり。
ルッコラの種をまくときには、種と種が重ならないようにすることが重要。水をやると種が流れてしまい。どうしても重なってしまうため、最初は霧吹きなどを使うとよいでしょう。
また、ルッコラを大きく育てるためには、定期的に間引きを行うことが重要です。特にルッコラは成長が早いため、少し込み合ってきたと思ったら適当な間隔が保てるようにこまめに間引きをするとよいでしょう。
なお、間引きしたルッコラはサラダなどとしても楽しむことができます。
もしプランターなどでルッコラの芽が込み合いすぎて間引きが難しいという場合には、お箸やピンセットなどを使うと、小さな芽を上手に間引きすることができます。
5-4イタリアンパセリ
料理の彩りとして育てておくと便利なのがイタリアンパセリ。イタリアンパセリは九月から十一月が種まきの季節。十日ほどで発芽しますが、乾燥が苦手なハーブなので、土が可愛いたらしっかりと水を与えましょう。
また、イタリアンパセリは半日陰の環境でも育てられるのがメリットですが、肥料が不足すると葉が黄色くなってしまうことがあります。
液体肥料や緩効性の肥料などを使用して土を良い状態に保つとよいでしょう。
5-5カモミール
ハーブティーなどで活躍するカモミールを育てるときには、水はけのよい土が重要です。ハーブ専用の培養土を使うと便利ですが、自分でブレンドする場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜるなどして水はけのよい土を作りましょう。
また、カモミールは酸性の土壌ではうまく育てることができないため、あらかじめ苦土石灰などを混ぜて酸性度を低くしておくのがよいでしょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
元・航空会社勤務。
海外での出産、育児の中でオーガニック、無農薬野菜の大切さに目覚める。
帰国後、当時海外ほど無農薬食材が普及していない日本の現状に気付き、自ら栽培を始める。