タロットカード占いの基本とは?スプレッドやリーディングなど解説
タロット占いの基本とはどのようなものでしょうか。大アルカナや小アルカナの意味や他の占いとの関係性、スプレッドやタロットのリーディングとは。今回はタロット占いの基本を分かりやすくまとめてみました。
占いの中でも人気が高いタロットカード。神秘的な雰囲気で奥の深いタロットカードですが、今回は知っておくとさらに楽しくなるタロットカードの基礎知識や歴史、タロットで占えることや占えないことなど、基本的な知識をご紹介します。

- 目次
- 1. タロット占いとは
- 2. タロットの歴史
- 3. タロットの種類とカード構成
- 4. タロットで占えること・占えないこと
- 5. タロットの歴史と基本
- 5-1. 様々な種類のタロットカード
- 5-2. タロットの枚数と順番
- 5-3. 正位置と逆位置の解釈
- 5-4. 生命の木(セフィロトの樹)と大アルカナ
- 6. 占いにおけるタロットとは
- 6-1. 占いの基本「命術・相術・卜術」
- 6-2. 霊術などその他の占い
- 7. タロット占いは難しい?習得の難易度とは
- 7-1. タロット占いの難易度は中程度
- 7-2. 頑張れば一ヶ月で暗記することも可能
- 8. タロットカード占いのスプレッドとは
- 8-1. 質問によってスプレッドを変えていく
- 8-2. まずは清める
- 8-3. シャッフルとカットなどの手順
- 8-4. 覚えておきたい定番のスプレッド
- 9. 占う時のリーディングのコツ
- 9-1. 直感をリーディングに活かす
- 9-2. カードのコンビネーションで読む
- 9-3. 全体を見て受けた印象を伝えても良い
- 9-4. やってはならないこととは
- 10. タロットを極めることで人生を有利な方向に導くことができる
01タロット占いとは
タロットカードは、「死」「力」「世界」などそれぞれ異なる絵柄が掛かれているものですが、そもそもタロットカードを利用した占いとはどのようなものなのでしょうか。
タロット占いは、タロットカードを様々な展開方法で開き、運勢や人の気持を占うものです。
タロットカードによる占いでは、引いたカードや、順番によってそこから意味を見出しますが、引いたカードは偶然によって手元にやってきたというふうには考えません。現れたカードは、占った人の潜在意識によってもたらされたもの。いわば、偶然の中に必然性をもたらすという意味では、「卜占い」の一種ということができるでしょう。タロット占いの基本的な考え方は「出てきたカードは何らかの意味を持つ」ということです。そのため、タロット占いでは、出てきたカードのメッセージをどのように読み取るかということが重要になります。
02タロットの歴史
タロットカードは古い歴史を持っています。
その起源にはいくつかの説があり、はっきりしたことは分かっていませんが、有力なのはイタリアで作られたカードが起源になったというものです。事実、現存している世界最古のカードは、当時のミラノ公であったフランチェスコ・スフォルツァが描かせた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」と言われ、このカードは博物館や図書館などで一部が保存されていますが、すべて手書きで作られたこのカードは、現在のカードとほぼ同じ構成を持っているといわれています。
ただし、当時のタロットカードは占いというよりも、カードゲームの道具としてトランプのように使用されていました。
トランプでもゲームだけでなく占いを行うことができますが、それと同じようにタロットカードもゲーム用のカードから、占いのツールに変化したと考えられています。
そのほかにも、タロットカードにはエジプトに起源を持つという説があります。これは18世紀のフランスの作家だったジェブランが提唱した説ですが、具体的な証拠はなく、現在ではこの説はあまり信じられていないようです。
また、19世紀には神秘思想家のエリファス・レヴィが「ユダヤ起源説」を提唱したこともあります。エリファス・レヴィは「近代西洋魔術の父」とも呼ばれ、当時の作家などに多大な影響を与えた人物ですが、レヴィによれば、タロットカードの枚数とユダヤ人の使うヘブライ文字のアルファベットの数が一致していることを根拠に、タロットカードはユダヤに起源を持つという説を唱えました。ただし、このユダヤ起源説も文字とカードの数が同じと言う以外には、証拠が見つかっていません。
これ以外にも「世界を放浪するジプシーが広めた」という説や「中国の占いである易の六十四卦が西洋に伝わりタロットになった」などの説がありますが、どの説が正しいのか、またイタリアで最初のタロットカードが誕生するまでどのような経緯があったのかについて、はっきりとしたことは分かっていません。
ただし、イタリア以降、タロットカードは木版画の量産品が出回るようになると、一気に庶民の人気を集めるようになりました。ただし、そのときにもまだタロットは主にゲーム用のカードとして使われていました。この時期のタロットのことは「ヒストリカル・タロット」と呼ばれています。
やがて、18世紀から19世紀にかけてはタロットによる占いの手法が確立されるようになり、それまでのゲームという存在から、神秘的なムードを漂わせるようになりました。この時期のタロットは「エソテリック・タロット」と呼ばれています。これ以降の「モダン・タロット」の時期には、ヨーロッパの神秘主義者や思想家がそれぞれタロットの秘教化を進め、タロットはより神秘的な存在になります。
その後タロットはヨーロッパからアメリカにわたり、ニューエイジムーブメントと結びつき、大きな人気を集めます。この時期のタロットは「トランスフォーメーション・タロット」と呼ばれ、新しいデザインが次々と誕生するとともに、一般にもタロット愛好家が拡大していきました。
タロット占いは、タロットカードを様々な展開方法で開き、運勢や人の気持を占うものです。
タロットカードによる占いでは、引いたカードや、順番によってそこから意味を見出しますが、引いたカードは偶然によって手元にやってきたというふうには考えません。現れたカードは、占った人の潜在意識によってもたらされたもの。いわば、偶然の中に必然性をもたらすという意味では、「卜占い」の一種ということができるでしょう。タロット占いの基本的な考え方は「出てきたカードは何らかの意味を持つ」ということです。そのため、タロット占いでは、出てきたカードのメッセージをどのように読み取るかということが重要になります。
その起源にはいくつかの説があり、はっきりしたことは分かっていませんが、有力なのはイタリアで作られたカードが起源になったというものです。事実、現存している世界最古のカードは、当時のミラノ公であったフランチェスコ・スフォルツァが描かせた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」と言われ、このカードは博物館や図書館などで一部が保存されていますが、すべて手書きで作られたこのカードは、現在のカードとほぼ同じ構成を持っているといわれています。
ただし、当時のタロットカードは占いというよりも、カードゲームの道具としてトランプのように使用されていました。
トランプでもゲームだけでなく占いを行うことができますが、それと同じようにタロットカードもゲーム用のカードから、占いのツールに変化したと考えられています。
そのほかにも、タロットカードにはエジプトに起源を持つという説があります。これは18世紀のフランスの作家だったジェブランが提唱した説ですが、具体的な証拠はなく、現在ではこの説はあまり信じられていないようです。
また、19世紀には神秘思想家のエリファス・レヴィが「ユダヤ起源説」を提唱したこともあります。エリファス・レヴィは「近代西洋魔術の父」とも呼ばれ、当時の作家などに多大な影響を与えた人物ですが、レヴィによれば、タロットカードの枚数とユダヤ人の使うヘブライ文字のアルファベットの数が一致していることを根拠に、タロットカードはユダヤに起源を持つという説を唱えました。ただし、このユダヤ起源説も文字とカードの数が同じと言う以外には、証拠が見つかっていません。
これ以外にも「世界を放浪するジプシーが広めた」という説や「中国の占いである易の六十四卦が西洋に伝わりタロットになった」などの説がありますが、どの説が正しいのか、またイタリアで最初のタロットカードが誕生するまでどのような経緯があったのかについて、はっきりとしたことは分かっていません。
ただし、イタリア以降、タロットカードは木版画の量産品が出回るようになると、一気に庶民の人気を集めるようになりました。ただし、そのときにもまだタロットは主にゲーム用のカードとして使われていました。この時期のタロットのことは「ヒストリカル・タロット」と呼ばれています。
やがて、18世紀から19世紀にかけてはタロットによる占いの手法が確立されるようになり、それまでのゲームという存在から、神秘的なムードを漂わせるようになりました。この時期のタロットは「エソテリック・タロット」と呼ばれています。これ以降の「モダン・タロット」の時期には、ヨーロッパの神秘主義者や思想家がそれぞれタロットの秘教化を進め、タロットはより神秘的な存在になります。
その後タロットはヨーロッパからアメリカにわたり、ニューエイジムーブメントと結びつき、大きな人気を集めます。この時期のタロットは「トランスフォーメーション・タロット」と呼ばれ、新しいデザインが次々と誕生するとともに、一般にもタロット愛好家が拡大していきました。
03タロットの種類とカード構成
ひとくちにタロットと言っても、実は大きく分けて二つの種類が存在します。
それが「マルセイユ版」と「ウェイト版」と呼ばれているものです。
マルセイユ版は最初に誕生したタロットの構成などを大きく受け継いでいるもので、木版画の技術が発展したときにフランスのマルセイユで誕生したことから「マルセイユ版」と呼ばれています。マルセイユ版はヨーロッパを中心に使用されているタロットカードです。
一方の「ウェイト版」は、イギリスからアメリカに伝わったもので、現在では世界でもっとも人気のあるタロットして知られています。このウェイト版は「ライダー版」という別名でも知られています。
マルセイユ版、ウェイト版ともに枚数は大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の全部で78枚で、枚数に違いはありませんが、マルセイユ版とウェイト版では大アルカナのカードの番号と内容が入れ替わっているほか、マルセイユ版が小アルカナがトランプのように数字だけが記されているのが中心なのに対して、ウェイト版ではそれぞれに絵柄が書き込まれています。
ちなみに「アルカナ」とは、ラテン語に由来する言葉で「隠されたもの」「秘密」などを意味しています。大アルカナは寓意絵、小アルカナは「杖」「剣」「杯」「硬貨」の四つの組みに分けられ、それぞれ1から10までの数札と4種類の人物札で構成されています。この小アルカナはトランプの基礎になったカードとも言われています。
04タロットで占えること・占えないこと
タロットカードによる占いには、占えることと占えること、またタロットの占いが向いていること、向いていないことがあります。
タロットカードが占えること、またタロットによる占いが向いているのは、近い未来や現在の状況についての占いです。タロットは占う人の直感やインスピレーションを重視した占いの方法なので、たとえばホロスコープのように、その人の人生や運命全体を占うことには不向きです。タロットカードによる占いが適しているのは、現在の状況について、また近い未来のことです。
タロットカードでの占いを行うときは、具体的なことがおすすめです。たとえば「自分の恋愛運はどうか」ということよりも、「好きな人は振り向いてくれるか」など、具体的な解決策を求める質問が向いています。
また、タロットカードではギャンブルに関することなども向いていません。例えば「競馬でどの馬が勝つか」といったことは、本人がどれだけ努力しても結果には影響しないこと。タロットは、結果をもとに自分が行動することで問題を解決する占いです。自分の努力ではどうしようもないことを占うには不向きです。
それは人の生死に関しても同じこと。人間の生死に関しては誰も手出しをすることができません。
01タロットの歴史と基本
タロットの歴史は非常に古く、古代エジプトやユダヤに起源を持つとされます。
長い年月を経てウエイト版(ライダー版)やマルセイユ版、ヴィスコンティ・スフォルツァ版など様々な種類を生み出してきました。
他にもトート版、エッティラ版などもあり、それぞれのカードに個性があり、数字や札の名称が異なることもあります。
1-1様々な種類のタロットカード
タロットには一般的なウエイト版、根強い人気のマルセイユ版などの様々な種類があります。
またサイズも一律ではなく、手のひらサイズのものから小さなものまで様々です。
長方形の物が大半ですが、中には丸かったり正方形だったりするものもあります。
絵柄も豊富である
タロットカードはたくさんの絵柄のものが市販されています。
デザインもシンプルな物から幻想的なもの、美麗なもの、アールヌーボー風など様々なカードがあるようです。
また市販のものだけではなく、個人が作ったオリジナルのタロットカードもあります。
1-1タロットの枚数と順番
タロットは大アルカナが22枚、小アルカナが56枚で一セット(デッキ)です。
大アルカナ22枚のみで占うこともできます。
《ウエイト版(ライダー版)によるカードの順》
0愚者、1魔術師、2女教皇、3女帝、4皇帝、5法王、6恋人、7戦車、8力、9隠者、10運命の輪、11正義、12吊された男、13死神、14節制、15悪魔、16塔、17星、18月、19太陽、20審判、21世界。
8と11が逆に配置されているマルセイユ版のデッキや、札の名称が「女教皇=女司祭」という風に異なるカードもあります。
小アルカナ
1から10の数字が刻まれたカードと、4枚の人物が描かれたカードの14枚により、一つのスートが構成されています。
コートカード(人物札)は「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」です。
この14枚のカードは「棒、金貨、聖杯、剣」の4つのスートごとにシンボルや意味を与えられており、合計56枚で構成されています。
1-1正位置と逆位置の解釈
大アルカナ、小アルカナにはそれぞれ正位置と逆位置が存在します。
正位置の場合、カードの意味がストレートに表われますが、逆位置だと意味が逆になったり、弱まったりすることがあるようです。
逆位置=ネガティブな意味ではない
カードの逆位置が、必ずしも逆の意味にならないこともあります。
代表的なものとして大アルカナ16番目の塔が挙げられるでしょう。
塔は良くないカードの代表格ですが、逆位置も否定的な意味となります。
小アルカナの棒4は平和的なムード漂う安息のカードですが、逆位置も似たような意味です。
1-1生命の木(セフィロトの樹)と大アルカナ
タロットはカバラによる生命の木の概念に対応しています。
第一のセフィラである「ケテル(王冠)」から第十のセフィラである「マルクト(王国)」まであり、それぞれに大アルカナのカードが対応しているようです。
深く学ぶことにより、専門的な解釈が可能となるでしょう。
01占いにおけるタロットとは
占いの置けるタロットカードの立ち位置とはどのようなものでしょうか。
占い全体からタロットカードを観察してみましょう。
1-1占いの基本「命術・相術・卜術」
占いには命術、相術、卜術があります。
《命術とは》
生年月日と暦を元に作成するもので、本人の資質や才能、性格や向いている職業などを割り出していきます。
暦により未来の流れを読み解くことも可能です。
未来だけではなくもちろん、過去の運気を振り返ることもできます。
《相術とは》
本人の相を元に鑑定するものであり、相の吉凶で本人の気性や運気を読み解いていくものです。
《卜術とは》
おみくじのように偶然性により占うものです。
カードやサイコロ、コインや石などで占っていきます。
タロットはこの卜術に該当するようです。
タロット以外の卜術とは
タロットカード占い以外に、このような卜術が存在します。
《主なカード占い》
・ルノルマンカード占い
・トランプ占い
・ルーン占い
・イーチンカード占い
《サイコロや時間など、カード以外で占うもの》
・易
・梅花心易
・パワーストーンによるルーン占い
・コーヒー占い
・紅茶占い
・ダイス占い
・アストロダイス占い
・おみくじ
代表的な命術とは
命術にはこのような占術があります。
プロの鑑定士としてデビューを考える場合、1つは覚えておくことが望ましいとされています。
《西洋占星術》12の星座と12のハウス、太陽や天王星などの10の主要な星、MCやドラゴンヘッドなどの感受点などで占います。
トランジット法やプログレス法による未来予測、ハーフサムやホーラリー、サビアン等の度数での判断など、非常に多岐にわたる占い方があるようです。
《四柱推命》年・月・日・時の4つの柱を基本に、12の干支と正財星などの10の星の組み合わせで運命を読み取ります。
《九星気学》九紫火星など9つの星を年・月・日・時間で見て占うものです。
方位取りによる開運効果が期待できるのがポイントと言えます。
《算命学》10の星などで年・月・日を中心に占います。
《宿曜占星術》27の宿で占います。
月の配置を重視するというインド占星術との共通点もあるのもポイントです。
《インド占星術》西洋占星術と同じく12の星座と12のハウス、木星などの7つの星とラーフ(ドラゴンヘット)などの感受点により占います。
サイデリアルといい、西洋占星術で使用する度数より20数度マイナスされた度数を用いるのがポイントです。
分割図であるナバムシャ、最大120年を占うダーシャなどの方法も用いて深く解釈します。
《数秘術》生年月日による数字から運気や性格などを占う方法です。
誕生日以外に、アルファベットにした名前からも占うことができます。
代表的な相術とは
このような相術が存在します。
命術と同じく、本格的に鑑定士として活躍したい場合は、どれか1つを習得しておくことが望ましいでしょう。
《手相占い》手のひらの線により占います。
手の皺だけではなく厚みや色、ほくろ、指紋も読み取るのがポイントです。
《人相占い》鼻の長さや口の大きさ、目の形などの顔相と言われる特徴から読み取ります。
顔占い、観相学とも呼ばれることがあるようです。
《風水》間取りや方角、家や土地の気の流れから占います。
道路や川などの周辺環境、土地の形などで総合的に判断するのも特徴です。
《家相》中国から伝わった風水を元に作られた、家の間取りなどを読み取ります。
《姓名判断》名前により吉凶を鑑定し、必要であれば改名などを行うようです。
1-1霊術などその他の占い
命術ら3つの基本の占い以外にも、霊感を用いた霊術や、その他の占いがあります。
・水晶占い
・ダウジング占い
・霊視、霊感、前世占い、守護霊占い、サイキックなど
01タロット占いは難しい?習得の難易度とは
タロット占いを学ぶにあたり気になるのが、その難易度です。
すべての占いの中でタロットはどのくらい習得が難しいのでしょうか。
1-1タロット占いの難易度は中程度
タロット占いでは、78枚の正位置・逆位置のシンボルや意味と、並べ方であるスプレッドを暗記することが必要です。
比較対象である、それぞれのカードの枚数とはどのようなものでしょうか。
《ルノルマンカード》36枚。
《ルーン占い》25枚。
《トランプ》52枚。
《イーチンカード》64枚。
卜術のカード占いの中で、タロットカードの78枚は多いと感じるかもしれません。
しかし占い全体から見ると、覚える項目が多い命術や相術の方が、マスターする難易度が高めでしょう。
たとえば命術・四柱推命の場合、主要の10の星を四つの柱で推命し、大運などを見ていく必要があります。
相術でいえば風水は、方位や土地の環境など様々な要素を見て判断する必要があるでしょう。
このためタロットカードの難易度は、中くらいと言えそうです。
卜術で一番難易度が高いのは易
タロットカード占いは78枚のカードの正位置・逆位置を覚えるため、他のカード占いに比べてかなり難しい印象を受けるでしょう。
しかし難解さで言えば、最も卜術でマスターすることが難しいのは易かもしれません。
なぜなら易では、普段は馴染みが無い「鼎」や「蠱」などの難解な漢字や、旧漢字を用いるからです。
「易経」の原文は漢文であり、一連の文章をある程度覚える必要があります。
さらに6つの爻もあり、384通りの吉凶を理解する必要があるため、卜術の中で最もハードルが高いのは易と言えそうです。
1-1頑張れば一ヶ月で暗記することも可能
タロットカードは78枚のカードの意味とスプレッドを暗記することが必要であり、努力すれば一ヶ月程度でマスターすることも可能でしょう。
ここから様々なカードを組み合わせてリーディングしていきます。
上達者はこのリーディングの腕が熟練しているようです。
また、質問の答えを読み取る上で最も重要なのはカードのシンボルや意味と、スプレッドと言えます。
01タロットカード占いのスプレッドとは
タロットカードは占う手順とスプレッド(展開・並べ方)があります。
一枚だけを引く「ワンオラクル」という方法もありますが、詳細を占いたい場合は2枚以上のスプレッドを用いる必要があるでしょう。
1-1質問によってスプレッドを変えていく
占う前に、必ず瞑想やグラウンディング、深呼吸などで意識を集中していく作業が必要です。
汚れや傷が付きにくくなるように、机の上にタロットクロスか布を広げ、その上にカードを置くといいでしょう。
そして次に、質問をより明確にしていきます。
質問をあいまいなままにしておくと、適切なスプレッドを選ぶことができなくなります。
問いかけたいことが二者択一のものか、イエスノーで分かるものか、相手の気持ちなのかなど、はっきりさせておくといいでしょう。
適切なスプレッドを選ぶ必要性
スプレッドはそれぞれ個性があり、何を見るかが変わってきます。
タロット占いでメジャーなケルト十字は、本人の気持ちをじっくり読み解く占いであるため、内面を見ることが得意です。
一方で二者択一法の場合は、それぞれの選択のこれからや近い未来を見ていくため、心の動きを読み取ることはやや不向きでしょう。
逆にワンオラクルのように、特化した部分はないけれど、「どんな質問でも対応できる」ものもあります。
1-1まずは清める
スプレッドで占う前に、この3つが必要です。
《場を清める》
空間を清浄に保つために、クリスタルチューナーなどの音で清めたり、掃除を行ったり、お香を焚いて雰囲気を良くしたりすると良いでしょう。
《手を清める》
占う前に自身の体を清めることも必要です。
触れるカードを清潔に保つためにも、事前に手を洗い清めておくと良いでしょう。
《心を清める》
瞑想やグラウンディング、祈りを捧げるなどの方法で天の啓示を受けやすい精神状態へと導きます。
1-1シャッフルとカットなどの手順
タロットを用意したら、まずタロットクロスの上でよくかき混ぜます。
この時、質問を頭に思い浮かべるといいでしょう。
カードをまとめ、天地を定めます。
これは正位置と逆位置を決める行為であるため、とても重要です。
次にカードの山を三つに分け、それぞれを直感のままに一つずつ重ねていきます。
この作業をカットと呼びますが、占ってほしい人がカットを手伝うといいでしょう。
心が決まったら、カードをスプレッドに従い並べていきます。
1-1覚えておきたい定番のスプレッド
タロットカード占いには様々なスプレッドがありますが、基本として覚えておきたいスプレッドがあります。
これらのスプレッドを覚えておくことで、質問者の問いに対して、スムーズに答えることができるでしょう。
《定番のスプレッド》①ワンオラクル
直感で引いた一枚のカードで占います。
一枚のカードで読み取るため、様々な質問に対応できるのがポイントです。
《定番のスプレッド》②ヘキサグラム
7枚のカードで占うスプレッドです。
対策や過去などの項目を7枚のカードが表します。
《定番のスプレッド》③ケルト十字法
タロットカード占いの定番であり、10枚のカードで占っていきます。
本人の気持ちの動きが非常によく表現されるスプレッドであるため、願望や質問に対する本音を導き出すことができるでしょう。
《定番のスプレッド》④ホロスコープ法
西洋占星術とタロットの二つの占術が融合したスプレッドです。
13枚のカードで占いますが、質問者の様々な運気をテーマ毎に読み取ることが可能なため、とても便利なスプレッドと言えるでしょう。
他にもオリジナルのスプレッドが存在する
他にも様々なスプレッドが存在しますが、中には鑑定する人がオリジナルのスプレッドと考案し、占うこともあります。
オリジナルのスプレッドは、既存のスプレッドを使用者本人にとって質問をより分かりやすくアレンジしたものが多いようです。
自分自身だけのスプレッドは魅力的ですが、まずは基本となる複数のスプレッドをマスターし、上達してから考えるといいでしょう。
01占う時のリーディングのコツ
占う時の読み方や、受け止め方は鑑定者により十人十色です。
このため正解はないかもしれませんが、より当たりやすくするコツは存在します。
1-1直感をリーディングに活かす
タロットカードの多くは、ミステリアスで幻想的な絵柄が描かれています。
これは使用者の直感やインスピレーションを降りて来やすくするための寓意であり、カードから連想することが重要です。
このため、タロットでは意味やシンボルだけではなく、本人の直感も重視します。
たくさんのカードに触れて感じた直感を、大切にするといいでしょう。
1-1カードのコンビネーションで読む
カードを一枚だけで読み取ろうとすると、限界があります。
その場合、複数のカードで読み解いていくといいでしょう。
たとえば現在が魔術師の逆位置で、障害となるのが法王の場合、あなた自身の言動に嘘が混じっていたのかもしれません。
本当は規律に従い行動すべきことを、口先だけでずる賢く立ち回ろうとしたため、「ルール」が妨害に来たのでしょう。
さらに近い未来の流れとして塔の正位置が来た場合、不誠実な言動がトラブルを招いたことが読み取れるかもしれません。
このように、複数のカードで物語のように読み解いていくといいです。
また連想ゲームのように考えてみるのも良いでしょう。
リーディング例を見ていく
他の占い師の鑑定例や、本に書かれている質問とその結果のように、様々なケースのリーディングを見ていくといいでしょう。
多くの鑑定例を見ることにより、パターンが掴めてくるはずです。
1-1全体を見て受けた印象を伝えても良い
スプレッド全体を見て受けた印象も、リーディングでは重要になります。
たとえば全体的にパワーが弱いカードが多い場合、本人の気持ちが後ろ向きであったり、自信が無かったりするかもしれません。
逆に力強くポジティブなカードが多い場合、やる気に満ちており、物事に対処していけるため明るい展開になりやすいでしょう。
小アルカナの場合、4つの属性の偏りでも判断できる
小アルカナには棒、金貨、聖杯、剣の4つのスートがあります。
出てきたカードがいずれかのカードに偏っていた場合、鑑定者の思考パターンや願望などが表されていることもあるので注意してチェックするといいでしょう。
1-1やってはならないこととは
タロットカード占いでは、守るべきルールがいくつかあります。
この4つを頭に入れて占うと良いです。
《①カードの貸し借りは避けよう》
迂闊に他人に自分のカードを触らせない方がいいでしょう。
もちろん鑑定中に必要であれば、相手にカードをめくらせることもあります。
この場合、何ら問題はありませんが、勝手に誰かがあなたのカードで占うのは良くないでしょう。
なぜなら相手の念がこもったり、タロットカードと使用者の絆が弱まったりすることがありえるからです。
すみやかに浄化を行うことにより、カードにこもった念は消え、再び力を取り戻します。
《②鑑定に向かない時間帯は避けておく》
一般的にカード占いは真夜中にするのに適していません。
集中力が妨げられがちになったり、ネガティブ思考に偏ったりすることがあるようです。
《③カードを乱雑に扱わない》
カードは出しっぱなしにせず、きちんとしまって保管すると良いです。
また乱暴に扱うと、紙であるため耐久性が強くないため、カードの使用年数が少なくなってしまいます。
こまめにメンテナンスすることも重要です。
《④占ってはならないテーマとNG質問を避ける》
できれば生死に関わること、誰かの病気についての質問は避けた方がいいでしょう。
また、カードを試すような行為は慎むべきです。
なぜならカードとの絆を弱まらせる行為であり、本気の願いからの質問ではないからでしょう。
同様にギャンブルの結果や、誰かの不幸を望む質問などのネガティブなものも良くないとされます。
依頼されてもいないのに、他者の知られたくないプライベートな悩みについて占うのも、失礼な行為と言えるかもしれません。
・NG例「寿命は残り何年ですか?」→OK例「私はこの一年健康で過ごせますか?」
・NG例「恋敵はいつ不幸になって別れてくれますか?」→OK例「好きな人と接近するチャンスはいつですか?」
01タロットを極めることで人生を有利な方向に導くことができる
タロットカードは非常にスピリチュアルな存在であり、正しい質問には正しく返答してくれます。
あなた自身の悩みに対しても、真剣にヒントを与えてくれるでしょう。
タロットカード占いをマスターすることで、人生の悩みは減り、迷いが晴れて真っ直ぐな気持ちが自分らしい人生を歩むことができます。
また自分自身の本音や、本当の願いをカードが気づかせてくれるでしょう。
タロットを学ぶことはとても有意義であり、学ぶ価値は大きいものです。
学びを深めることにより、プロとして占い師デビューして一生の仕事にすることも可能となります。
タロットにはこのような資格があるので、プロを目指したい場合は覚えておくといいでしょう。
《タロットカード占いのお勧め資格》
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それが「マルセイユ版」と「ウェイト版」と呼ばれているものです。
マルセイユ版は最初に誕生したタロットの構成などを大きく受け継いでいるもので、木版画の技術が発展したときにフランスのマルセイユで誕生したことから「マルセイユ版」と呼ばれています。マルセイユ版はヨーロッパを中心に使用されているタロットカードです。
一方の「ウェイト版」は、イギリスからアメリカに伝わったもので、現在では世界でもっとも人気のあるタロットして知られています。このウェイト版は「ライダー版」という別名でも知られています。
マルセイユ版、ウェイト版ともに枚数は大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の全部で78枚で、枚数に違いはありませんが、マルセイユ版とウェイト版では大アルカナのカードの番号と内容が入れ替わっているほか、マルセイユ版が小アルカナがトランプのように数字だけが記されているのが中心なのに対して、ウェイト版ではそれぞれに絵柄が書き込まれています。
ちなみに「アルカナ」とは、ラテン語に由来する言葉で「隠されたもの」「秘密」などを意味しています。大アルカナは寓意絵、小アルカナは「杖」「剣」「杯」「硬貨」の四つの組みに分けられ、それぞれ1から10までの数札と4種類の人物札で構成されています。この小アルカナはトランプの基礎になったカードとも言われています。
タロットカードが占えること、またタロットによる占いが向いているのは、近い未来や現在の状況についての占いです。タロットは占う人の直感やインスピレーションを重視した占いの方法なので、たとえばホロスコープのように、その人の人生や運命全体を占うことには不向きです。タロットカードによる占いが適しているのは、現在の状況について、また近い未来のことです。
タロットカードでの占いを行うときは、具体的なことがおすすめです。たとえば「自分の恋愛運はどうか」ということよりも、「好きな人は振り向いてくれるか」など、具体的な解決策を求める質問が向いています。
また、タロットカードではギャンブルに関することなども向いていません。例えば「競馬でどの馬が勝つか」といったことは、本人がどれだけ努力しても結果には影響しないこと。タロットは、結果をもとに自分が行動することで問題を解決する占いです。自分の努力ではどうしようもないことを占うには不向きです。
それは人の生死に関しても同じこと。人間の生死に関しては誰も手出しをすることができません。
01タロットの歴史と基本
1-1様々な種類のタロットカード
タロットには一般的なウエイト版、根強い人気のマルセイユ版などの様々な種類があります。 またサイズも一律ではなく、手のひらサイズのものから小さなものまで様々です。 長方形の物が大半ですが、中には丸かったり正方形だったりするものもあります。
絵柄も豊富である
タロットカードはたくさんの絵柄のものが市販されています。 デザインもシンプルな物から幻想的なもの、美麗なもの、アールヌーボー風など様々なカードがあるようです。 また市販のものだけではなく、個人が作ったオリジナルのタロットカードもあります。
1-1タロットの枚数と順番
タロットは大アルカナが22枚、小アルカナが56枚で一セット(デッキ)です。 大アルカナ22枚のみで占うこともできます。 《ウエイト版(ライダー版)によるカードの順》 0愚者、1魔術師、2女教皇、3女帝、4皇帝、5法王、6恋人、7戦車、8力、9隠者、10運命の輪、11正義、12吊された男、13死神、14節制、15悪魔、16塔、17星、18月、19太陽、20審判、21世界。 8と11が逆に配置されているマルセイユ版のデッキや、札の名称が「女教皇=女司祭」という風に異なるカードもあります。
小アルカナ
1から10の数字が刻まれたカードと、4枚の人物が描かれたカードの14枚により、一つのスートが構成されています。 コートカード(人物札)は「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」です。 この14枚のカードは「棒、金貨、聖杯、剣」の4つのスートごとにシンボルや意味を与えられており、合計56枚で構成されています。
1-1正位置と逆位置の解釈
大アルカナ、小アルカナにはそれぞれ正位置と逆位置が存在します。 正位置の場合、カードの意味がストレートに表われますが、逆位置だと意味が逆になったり、弱まったりすることがあるようです。
逆位置=ネガティブな意味ではない
カードの逆位置が、必ずしも逆の意味にならないこともあります。 代表的なものとして大アルカナ16番目の塔が挙げられるでしょう。 塔は良くないカードの代表格ですが、逆位置も否定的な意味となります。 小アルカナの棒4は平和的なムード漂う安息のカードですが、逆位置も似たような意味です。
1-1生命の木(セフィロトの樹)と大アルカナ
タロットはカバラによる生命の木の概念に対応しています。 第一のセフィラである「ケテル(王冠)」から第十のセフィラである「マルクト(王国)」まであり、それぞれに大アルカナのカードが対応しているようです。 深く学ぶことにより、専門的な解釈が可能となるでしょう。
01占いにおけるタロットとは
1-1占いの基本「命術・相術・卜術」
占いには命術、相術、卜術があります。 《命術とは》 生年月日と暦を元に作成するもので、本人の資質や才能、性格や向いている職業などを割り出していきます。 暦により未来の流れを読み解くことも可能です。 未来だけではなくもちろん、過去の運気を振り返ることもできます。 《相術とは》 本人の相を元に鑑定するものであり、相の吉凶で本人の気性や運気を読み解いていくものです。 《卜術とは》 おみくじのように偶然性により占うものです。 カードやサイコロ、コインや石などで占っていきます。 タロットはこの卜術に該当するようです。
タロット以外の卜術とは
タロットカード占い以外に、このような卜術が存在します。 《主なカード占い》 ・ルノルマンカード占い ・トランプ占い ・ルーン占い ・イーチンカード占い 《サイコロや時間など、カード以外で占うもの》 ・易 ・梅花心易 ・パワーストーンによるルーン占い ・コーヒー占い ・紅茶占い ・ダイス占い ・アストロダイス占い ・おみくじ
代表的な命術とは
命術にはこのような占術があります。 プロの鑑定士としてデビューを考える場合、1つは覚えておくことが望ましいとされています。 《西洋占星術》12の星座と12のハウス、太陽や天王星などの10の主要な星、MCやドラゴンヘッドなどの感受点などで占います。 トランジット法やプログレス法による未来予測、ハーフサムやホーラリー、サビアン等の度数での判断など、非常に多岐にわたる占い方があるようです。 《四柱推命》年・月・日・時の4つの柱を基本に、12の干支と正財星などの10の星の組み合わせで運命を読み取ります。 《九星気学》九紫火星など9つの星を年・月・日・時間で見て占うものです。 方位取りによる開運効果が期待できるのがポイントと言えます。 《算命学》10の星などで年・月・日を中心に占います。 《宿曜占星術》27の宿で占います。 月の配置を重視するというインド占星術との共通点もあるのもポイントです。 《インド占星術》西洋占星術と同じく12の星座と12のハウス、木星などの7つの星とラーフ(ドラゴンヘット)などの感受点により占います。 サイデリアルといい、西洋占星術で使用する度数より20数度マイナスされた度数を用いるのがポイントです。 分割図であるナバムシャ、最大120年を占うダーシャなどの方法も用いて深く解釈します。 《数秘術》生年月日による数字から運気や性格などを占う方法です。 誕生日以外に、アルファベットにした名前からも占うことができます。
代表的な相術とは
このような相術が存在します。 命術と同じく、本格的に鑑定士として活躍したい場合は、どれか1つを習得しておくことが望ましいでしょう。 《手相占い》手のひらの線により占います。 手の皺だけではなく厚みや色、ほくろ、指紋も読み取るのがポイントです。 《人相占い》鼻の長さや口の大きさ、目の形などの顔相と言われる特徴から読み取ります。 顔占い、観相学とも呼ばれることがあるようです。 《風水》間取りや方角、家や土地の気の流れから占います。 道路や川などの周辺環境、土地の形などで総合的に判断するのも特徴です。 《家相》中国から伝わった風水を元に作られた、家の間取りなどを読み取ります。 《姓名判断》名前により吉凶を鑑定し、必要であれば改名などを行うようです。
1-1霊術などその他の占い
命術ら3つの基本の占い以外にも、霊感を用いた霊術や、その他の占いがあります。 ・水晶占い ・ダウジング占い ・霊視、霊感、前世占い、守護霊占い、サイキックなど
01タロット占いは難しい?習得の難易度とは
1-1タロット占いの難易度は中程度
タロット占いでは、78枚の正位置・逆位置のシンボルや意味と、並べ方であるスプレッドを暗記することが必要です。 比較対象である、それぞれのカードの枚数とはどのようなものでしょうか。 《ルノルマンカード》36枚。 《ルーン占い》25枚。 《トランプ》52枚。 《イーチンカード》64枚。 卜術のカード占いの中で、タロットカードの78枚は多いと感じるかもしれません。 しかし占い全体から見ると、覚える項目が多い命術や相術の方が、マスターする難易度が高めでしょう。 たとえば命術・四柱推命の場合、主要の10の星を四つの柱で推命し、大運などを見ていく必要があります。 相術でいえば風水は、方位や土地の環境など様々な要素を見て判断する必要があるでしょう。 このためタロットカードの難易度は、中くらいと言えそうです。
卜術で一番難易度が高いのは易
タロットカード占いは78枚のカードの正位置・逆位置を覚えるため、他のカード占いに比べてかなり難しい印象を受けるでしょう。 しかし難解さで言えば、最も卜術でマスターすることが難しいのは易かもしれません。 なぜなら易では、普段は馴染みが無い「鼎」や「蠱」などの難解な漢字や、旧漢字を用いるからです。 「易経」の原文は漢文であり、一連の文章をある程度覚える必要があります。 さらに6つの爻もあり、384通りの吉凶を理解する必要があるため、卜術の中で最もハードルが高いのは易と言えそうです。
1-1頑張れば一ヶ月で暗記することも可能
タロットカードは78枚のカードの意味とスプレッドを暗記することが必要であり、努力すれば一ヶ月程度でマスターすることも可能でしょう。 ここから様々なカードを組み合わせてリーディングしていきます。 上達者はこのリーディングの腕が熟練しているようです。 また、質問の答えを読み取る上で最も重要なのはカードのシンボルや意味と、スプレッドと言えます。
01タロットカード占いのスプレッドとは
1-1質問によってスプレッドを変えていく
占う前に、必ず瞑想やグラウンディング、深呼吸などで意識を集中していく作業が必要です。 汚れや傷が付きにくくなるように、机の上にタロットクロスか布を広げ、その上にカードを置くといいでしょう。 そして次に、質問をより明確にしていきます。 質問をあいまいなままにしておくと、適切なスプレッドを選ぶことができなくなります。 問いかけたいことが二者択一のものか、イエスノーで分かるものか、相手の気持ちなのかなど、はっきりさせておくといいでしょう。
適切なスプレッドを選ぶ必要性
スプレッドはそれぞれ個性があり、何を見るかが変わってきます。 タロット占いでメジャーなケルト十字は、本人の気持ちをじっくり読み解く占いであるため、内面を見ることが得意です。 一方で二者択一法の場合は、それぞれの選択のこれからや近い未来を見ていくため、心の動きを読み取ることはやや不向きでしょう。 逆にワンオラクルのように、特化した部分はないけれど、「どんな質問でも対応できる」ものもあります。
1-1まずは清める
スプレッドで占う前に、この3つが必要です。 《場を清める》 空間を清浄に保つために、クリスタルチューナーなどの音で清めたり、掃除を行ったり、お香を焚いて雰囲気を良くしたりすると良いでしょう。 《手を清める》 占う前に自身の体を清めることも必要です。 触れるカードを清潔に保つためにも、事前に手を洗い清めておくと良いでしょう。 《心を清める》 瞑想やグラウンディング、祈りを捧げるなどの方法で天の啓示を受けやすい精神状態へと導きます。
1-1シャッフルとカットなどの手順
タロットを用意したら、まずタロットクロスの上でよくかき混ぜます。 この時、質問を頭に思い浮かべるといいでしょう。 カードをまとめ、天地を定めます。 これは正位置と逆位置を決める行為であるため、とても重要です。 次にカードの山を三つに分け、それぞれを直感のままに一つずつ重ねていきます。 この作業をカットと呼びますが、占ってほしい人がカットを手伝うといいでしょう。 心が決まったら、カードをスプレッドに従い並べていきます。
1-1覚えておきたい定番のスプレッド
タロットカード占いには様々なスプレッドがありますが、基本として覚えておきたいスプレッドがあります。 これらのスプレッドを覚えておくことで、質問者の問いに対して、スムーズに答えることができるでしょう。
《定番のスプレッド》①ワンオラクル
直感で引いた一枚のカードで占います。 一枚のカードで読み取るため、様々な質問に対応できるのがポイントです。
《定番のスプレッド》②ヘキサグラム
7枚のカードで占うスプレッドです。 対策や過去などの項目を7枚のカードが表します。
《定番のスプレッド》③ケルト十字法
タロットカード占いの定番であり、10枚のカードで占っていきます。 本人の気持ちの動きが非常によく表現されるスプレッドであるため、願望や質問に対する本音を導き出すことができるでしょう。
《定番のスプレッド》④ホロスコープ法
西洋占星術とタロットの二つの占術が融合したスプレッドです。 13枚のカードで占いますが、質問者の様々な運気をテーマ毎に読み取ることが可能なため、とても便利なスプレッドと言えるでしょう。
他にもオリジナルのスプレッドが存在する
他にも様々なスプレッドが存在しますが、中には鑑定する人がオリジナルのスプレッドと考案し、占うこともあります。 オリジナルのスプレッドは、既存のスプレッドを使用者本人にとって質問をより分かりやすくアレンジしたものが多いようです。 自分自身だけのスプレッドは魅力的ですが、まずは基本となる複数のスプレッドをマスターし、上達してから考えるといいでしょう。
01占う時のリーディングのコツ
1-1直感をリーディングに活かす
タロットカードの多くは、ミステリアスで幻想的な絵柄が描かれています。 これは使用者の直感やインスピレーションを降りて来やすくするための寓意であり、カードから連想することが重要です。 このため、タロットでは意味やシンボルだけではなく、本人の直感も重視します。 たくさんのカードに触れて感じた直感を、大切にするといいでしょう。
1-1カードのコンビネーションで読む
カードを一枚だけで読み取ろうとすると、限界があります。 その場合、複数のカードで読み解いていくといいでしょう。 たとえば現在が魔術師の逆位置で、障害となるのが法王の場合、あなた自身の言動に嘘が混じっていたのかもしれません。 本当は規律に従い行動すべきことを、口先だけでずる賢く立ち回ろうとしたため、「ルール」が妨害に来たのでしょう。 さらに近い未来の流れとして塔の正位置が来た場合、不誠実な言動がトラブルを招いたことが読み取れるかもしれません。 このように、複数のカードで物語のように読み解いていくといいです。 また連想ゲームのように考えてみるのも良いでしょう。
リーディング例を見ていく
他の占い師の鑑定例や、本に書かれている質問とその結果のように、様々なケースのリーディングを見ていくといいでしょう。 多くの鑑定例を見ることにより、パターンが掴めてくるはずです。
1-1全体を見て受けた印象を伝えても良い
スプレッド全体を見て受けた印象も、リーディングでは重要になります。 たとえば全体的にパワーが弱いカードが多い場合、本人の気持ちが後ろ向きであったり、自信が無かったりするかもしれません。 逆に力強くポジティブなカードが多い場合、やる気に満ちており、物事に対処していけるため明るい展開になりやすいでしょう。
小アルカナの場合、4つの属性の偏りでも判断できる
小アルカナには棒、金貨、聖杯、剣の4つのスートがあります。 出てきたカードがいずれかのカードに偏っていた場合、鑑定者の思考パターンや願望などが表されていることもあるので注意してチェックするといいでしょう。
1-1やってはならないこととは
タロットカード占いでは、守るべきルールがいくつかあります。 この4つを頭に入れて占うと良いです。
《①カードの貸し借りは避けよう》
迂闊に他人に自分のカードを触らせない方がいいでしょう。 もちろん鑑定中に必要であれば、相手にカードをめくらせることもあります。 この場合、何ら問題はありませんが、勝手に誰かがあなたのカードで占うのは良くないでしょう。 なぜなら相手の念がこもったり、タロットカードと使用者の絆が弱まったりすることがありえるからです。 すみやかに浄化を行うことにより、カードにこもった念は消え、再び力を取り戻します。
《②鑑定に向かない時間帯は避けておく》
一般的にカード占いは真夜中にするのに適していません。 集中力が妨げられがちになったり、ネガティブ思考に偏ったりすることがあるようです。
《③カードを乱雑に扱わない》
カードは出しっぱなしにせず、きちんとしまって保管すると良いです。 また乱暴に扱うと、紙であるため耐久性が強くないため、カードの使用年数が少なくなってしまいます。 こまめにメンテナンスすることも重要です。
《④占ってはならないテーマとNG質問を避ける》
できれば生死に関わること、誰かの病気についての質問は避けた方がいいでしょう。 また、カードを試すような行為は慎むべきです。 なぜならカードとの絆を弱まらせる行為であり、本気の願いからの質問ではないからでしょう。 同様にギャンブルの結果や、誰かの不幸を望む質問などのネガティブなものも良くないとされます。 依頼されてもいないのに、他者の知られたくないプライベートな悩みについて占うのも、失礼な行為と言えるかもしれません。 ・NG例「寿命は残り何年ですか?」→OK例「私はこの一年健康で過ごせますか?」 ・NG例「恋敵はいつ不幸になって別れてくれますか?」→OK例「好きな人と接近するチャンスはいつですか?」
01タロットを極めることで人生を有利な方向に導くことができる
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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