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アスリートにとっての朝食の役割と摂り方

身体づくりを行う上で食事は重要ですが、中でも大きな役割を果たしているのが朝食です。しかし、アスリートでも朝食を軽視している人は少なくありません。今回はアスリートにとって朝食が大切な理由や、理想的な朝食の取り方、メニューなどについて解説します。

思った以上に重要だった!アスリートにとっての朝食の役割と摂り方
目次

01アスリートにとって朝食が必要な理由

朝食をしっかり食べるようにと指導される機会は多いものです。そもそも、なぜ朝食が必要なのでしょうか。

1-1体が動きやすくなる

アスリートがベストなパフォーマンスを発揮するためには、身体の中にエネルギーがあることが必要です。このエネルギーは食事を通じて取り入れられるもの。そして午前中のエネルギーの多くは朝食を通じて摂取させます。
そのため、朝食を抜いていると、必要なエネルギーが不足してしまいます。
朝食を抜く人の中には、前日にしっかり食べているから大丈夫と思っている人もいますが、実際には人間は眠っている間にもカロリーを消費しています。そのため、起きたばかりの身体はエネルギーがゼロ。
その状態で身体を動かそうとすると、疲れが早く出るだけでなく、身体は筋肉を分解してエネルギーを調達しようとするため、結果的にトレーニングが無駄になるだけでなく、身体にとってマイナスの結果をもたらしてしまいます。

1-2練習の疲労を回復し、筋肉を成長させる

筋肉はトレーニングなどで強い負荷がかかると、一時的に損傷、それを回復させようとすることで、以前よりも太く、強くなっていきます。その原料となるのがたんぱく質ですが、体内にたんぱく質が不足していると筋肉は思うように回復することができません。そのため、朝食によるたんぱく質の補給は非常に重要。また、たんぱく質は一日の食事を通してまんべんなく補給することでより効果的に筋肉を成長されることができます。そのため、しっかり朝食から栄養を補給することが必要になります。

1-3生活のリズムを整える

人間の身体には体内時計というものがあり、これが毎日の生活を支えています。しかしこの体内時計は25時間周期になっているため、毎日リセットする必要があります。そのリセットのスイッチとなるのが体温。
朝食を食べると、体温が自動的に上昇。それが体内時計のリセットにつながります。逆に朝食を食べなければ、体温は低い状態のままで、体内時計をリセットすることができません。その結果、毎日一時間ずつ時間がずれていき、生活リズムの乱れにつながります。

1-4ウエイトコントロールの役割も

朝食を食べない場合、カロリーが少なくなるため減量に効果があると考える人もいますが、実際はその逆。朝食を食べない場合、糖質が不足、身体は筋肉を分解することでエネルギーを作り出そうとします。その結果、基礎代謝が低下。食べた栄養がすぐに脂肪に変わりやすくなってしまいます。また、運動には身体の中の脂肪も使用されますが、その前の段階では炭水化物が必要。というのも脂肪の燃焼には時間がかかるため、その前にエネルギー効率の高い糖質が用いられます。しかし朝食を食べないという場合、最初のエネルギー源となる炭水化物が不足、すると身体は手っ取り早いエネルギーを獲得する方法として、すでに身体の中にある筋肉を分解してしまいます。
結果として、動けば動くほど筋肉が減り、代謝も低下、太りやすく痩せにくい身体になってしまいます。

02アスリートの理想の朝食とは?

それでは、アスリートにとってはどのような朝食の食べ方が理想なのでしょうか。

2-1朝から1000kcal程度のエネルギーが必要

一般的に、高校生以上のアスリートの場合、1日に必要なカロリーは3000から4000キロカロリーと言われています。間食などを加えても、昼と夜でこれだけのカロリーを摂取することは、消化吸収を考えても効率的ではありません。そのため、朝食では1000キロカロリー以上のエネルギーを補給することが理想的です。

2-2主食だけでなく栄養素5つを揃えた食事が理想

朝食では、ごはんやパンと言った主食が中心になりがち。中には、主食だけといった人やインスタントラーメンという人もいるかもしれません。ですがアスリートの朝食としては、それだけでは不十分。筋肉を成長させるたんぱく質をしっかり補給するためにも、卵や納豆、魚といった主菜、たんぱく質を効果的に筋肉に変換するためのビタミンやミネラルを含んだ野菜、果物、カルシウム補給に便利な乳製品といった、栄養素5つを揃えた食事が理想的です。ただし、これらの食事を朝から揃えるのは難しいこともあるかもしれません。そのため、まずはたんぱく質をしっかり含んだおかずとエネルギー源となる主食の二種類を食べることから始めてみましょう。

2-3運動までに余裕を持って食事をすませる

食事はアスリートにとって非常に重要ですが、注意したいのが消化です。食事を食べた直後は、消化するために胃に血液が集まるため、筋肉に十分な血液が届かず、酸素やエネルギー源が不足しがち。また、胃にものがある状態で身体を動かすと、気分が悪くなってしまうこともあります。そのため、午前中に試合やトレーニングのスケジュールがある場合、身体を動かす3時間前までには食事を済ませておきましょう。
もし早朝から身体を動かさなければならないというときには、しっかりした食事ではなく、まずは糖質だけ補給して、運動後に改めて食事を摂るという方法もあります。おにぎりやバナナ、ゼリー飲料など、すぐにエネルギーに変わり消化にいいものであれば、運動に差し障ることもありません。特に、たんぱく質は消化吸収に時間がかかるため、運動が終わったあと改めて補給すると効率よく栄養補給を行うことができます。

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03朝食にはパンかご飯のどちらが良いか

朝食の定番といえばパンかご飯。それでは、アスリートの朝食には、パンとご飯のどちらが良いのでしょうか。

3-1ご飯は低脂肪で炭水化物が摂りやすい、血糖値の上がり方が比較的緩やか

ご飯を食べるメリットとしては、低脂肪で炭水化物が取りやすいということが挙げられます。パンの場合、元々バターや油が添加されているうえに、バターやジャムなどとつける必要があるため、どうしても脂質が増えがちです。さらにご飯の場合、血糖値の上昇が比較的穏やかなので、体重増加を気にする必要も少なくなります。

3-2朝食がご飯の場合、主菜副菜も摂っている割合が多い

ご飯を朝食にするもうひとつのメリットは、主菜や副菜を食べやすいということです。ご飯であれば、納豆や味噌汁、卵、漬物など、そのほかの食品も食べやすく、結果的にバランスの良い食事を摂取することができます。

3-3朝食がパンの場合、パンのみになっている割合が高い

パンはご飯に比べると、含まれている水分量が少ないため、食べやすいという反面、豊富な食材が食べにくいという特徴があります。パンの場合、パンにバターやジャムを塗ったものと後は飲み物という形で完結しがち。そのため、アスリートにとって必要なたんぱく質が不足する傾向にあります。さらにアスリートは通常の人よりも多くのカロリーを摂取する必要がありますが、丼一杯のご飯と同じ量の炭水化物を摂取しようとすると、ロールパンだと約8個、六枚切りの食パンだと約4枚が必要になります。朝ごはんを食べ慣れていない人にとって、これほどの量を食べるのはなかなか難しいかもしれません。

04まとめ

一般の人はもちろん、アスリートにとって朝食は非常に重要です。しっかり朝食を食べることは、身体づくりはもちろん、試合やトレーニングを行う上でも大切なポイントです。もし試合やトレーニングのパフォーマンス向上に悩んでいるなら、一度朝食について、しっかりと見直してみることが必要かもしれません。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
西川勇麻
西川勇麻 先生
パーソナルトレーナー
1992年生まれ。大阪府出身。総合格闘技歴10年、怪我をきっかけにトレーニング・ダイエットの勉強&指導に没頭。Twitter、instagramで「YUMA@パーソナルトレーナー」としてトレーニング動画&知識を発信中。
西川勇麻

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