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ニードルフェルトデザイナー®

ニードルフェルトとは?基本や作り方、応用アイデア!

ニードルフェルトは、羊毛を使って針で繊細に形を作り上げる魅力的なクラフトです。
専用の道具さえあれば、初心者でも手軽に始めることができ、色や形の自由な表現が可能です。
このクラフトは、立体的な作品から平面アートまで、さまざまな作品に応用でき、その柔らかな質感と温かみのあるデザインが多くの人々を惹きつけています。
ニードルフェルトは手芸が得意な人だけでなく、どちらかというと裁縫が苦手という人でも簡単に可愛い作品を作ることができるため、女性を中心に人気を高めています。やってみたいけどどんなものか分からないという方のために、今回はニードルフェルトの基本や必要な道具、楽しみ方のコツについてご紹介します。

なにから始めたらいい?ニードルフェルトの基本と作り方について
目次

01ニードルフェルトの基本とその魅力

ニードルフェルトは、専用の針と羊毛を使ってさまざまな形を作り出すクラフトであり、そのシンプルな作り方と奥深い表現力で、多くの人々に親しまれています。 柔らかな羊毛をニードルで少しずつ刺していくことで、作品が徐々に形を成していくプロセスは、誰にでも楽しめる魅力があります。 ニードルフェルトの特徴や初心者向けの理由、さらにアート表現としての可能性について詳しく見ていきましょう。

1-1ニードルフェルトの特徴とは

ニードルフェルトの最大の特徴は、針と羊毛さえあれば、簡単に始められる手軽さです。 他のクラフトに比べ、複雑な道具や高価な材料を必要とせず、初心者でも気軽に取り組める点が魅力的です。 羊毛を専用の針で刺すことで、繊維が絡み合い、形が固まっていくという技術は、一見単純ですが、繊細で奥深い技術が求められる部分もあります。 また、ニードルフェルトでは、立体的な作品を作れるだけでなく、平面作品にも応用できる多様性も備えています。 色鮮やかな羊毛を組み合わせることで、自由な色彩表現も可能です。 こうした技法の多様さが、クラフトを超えたアートの領域にも広がる魅力を持っています。

ニードルフェルトの多様な技法と応用範囲

ニードルフェルトは、立体作品やキャラクター、動物などのミニチュアを作成することが多いですが、平面のフェルトアートやアクセサリー作りにも応用できます。 これにより、作品の幅が広がり、さまざまな分野での活用が期待されます。

1-1初心者でも楽しめる理由

ニードルフェルトは、そのシンプルさから、クラフト初心者にも理想的な選択肢です。 まず、道具の種類が少なく、必要なものは専用のニードルと羊毛だけという手軽さがポイントです。 また、羊毛の扱い方や針の使い方を少し覚えるだけで、基礎的な作品を作り始められるため、すぐに達成感を味わえます。 さらに、ニードルフェルトのプロセスは、少しずつ形を作り上げるものであり、途中での修正や調整がしやすいため、失敗しても気軽にやり直すことが可能です。 これにより、完成度の高い作品を目指しながら、徐々に技術を磨いていく楽しみもあります。

失敗を恐れずに挑戦できる環境

ニードルフェルトは、一度針を刺した部分を修正するのが比較的容易です。 そのため、作品作りに不安を抱える初心者でも、安心して挑戦できます。 最初は思い通りにいかなくても、練習を重ねることで、確実にスキルアップしていけるでしょう。

1-1独自のアート表現としての魅力

ニードルフェルトは、単なるクラフトに留まらず、独自のアート表現の手段としても高く評価されています。 特に、立体的な作品を作る際には、自由度の高い表現が可能です。 羊毛という柔らかな素材を使うことで、温かみや柔らかさが作品に自然と宿り、他のアートとは異なる雰囲気を作り出せます。 また、ニードルフェルトでは、色彩の豊かさと形状の柔軟さを生かして、オリジナルのキャラクターや抽象的なアート作品を作成でき、作り手の個性やセンスが色濃く反映される点が魅力です。 世界に一つだけの作品を作る喜びが、ニードルフェルトの大きな特徴といえます。

独創的なデザインの作成プロセス

独自の作品を作り出すには、最初のデザインが重要です。 ニードルフェルトは、思い描いたイメージを形にしやすいため、スケッチを元にしたり、インスピレーションを得たりしたものをそのまま形にするなど、自由なデザインプロセスが楽しめます。

01ニードルフェルトを始めるために必要な道具と材料

ニードルフェルトは、専用の道具と材料を揃えるだけで、簡単に始められる手軽なクラフトです。 必要なアイテムは比較的少なく、特に初心者には、基本的な道具と材料を揃えることが第一歩となります。 ここでは、ニードルフェルトに欠かせない道具と材料について、選び方や種類を詳しく解説します。

1-1ニードルの選び方とその種類

ニードルは、ニードルフェルトの基本中の基本であり、羊毛を刺して繊維を絡め、形を作るための重要な道具です。 ニードルにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を理解することで、作品の仕上がりに大きな影響を与えます。 ニードルを選ぶ際には、太さや形、さらには針先の構造に注目することが大切です。

太さと形による使い分け

ニードルの太さは、作品の細かさや仕上がりに直接関わります。 一般的に、太いニードルは初心者向けで、大きな形を早く作るのに適しています。 一方、細いニードルは、細部の仕上げや繊細な部分の作成に有効です。 また、ニードルの形状も多岐にわたり、星型や三角形、螺旋状の針先がそれぞれ異なる効果を持ちます。 星型ニードルは繊維を効率的に絡ませ、早く形を作るのに適しており、三角形のニードルは一般的な用途に広く使われます。

1-1ウールの種類と選び方

羊毛の種類は、作品の風合いや作業のしやすさに大きく影響します。 ウールの選択肢は多く、特に初心者には、何を選ぶべきか迷うことがあるでしょう。 主に使われるのは、ロービングウールという柔らかく扱いやすいタイプの羊毛です。 ここでは、ロービングウールの特徴について詳しく解説します。

ロービングウールとその特徴

ロービングウールは、ニードルフェルトで最も一般的に使用される素材で、羊毛が長く繊維状に整えられた状態で提供されます。 この形状により、羊毛をちぎって形作るのが非常に簡単で、初心者でも扱いやすいというメリットがあります。 また、ロービングウールはカラーバリエーションが豊富で、さまざまな色を組み合わせて作品に幅広い表現を加えられます。 柔らかな質感と伸縮性を持つロービングウールは、作品の滑らかな仕上がりを助けるため、特に動物やキャラクター作成に最適です。

1-1フェルト台やその他の小物の重要性

フェルト台は、ニードルを刺す際に下敷きとして使う道具で、作業を快適かつ安全に行うために不可欠なアイテムです。 また、ハサミやピンセットなどの小物も、細かい作業を助け、作品の完成度を高める重要な役割を果たします。 道具の選び方と活用法について詳しく見ていきましょう。

フェルト台の選び方と使い方

フェルト台は、作業中の手やニードルの保護に欠かせないアイテムです。 ウレタン素材の柔らかいものや、ブラシ状の台など、さまざまな種類があります。 柔らかいフェルト台は針が刺さりやすく、初心者に適しており、ブラシ状の台はより細かい作業に適しています。 フェルト台を使うことで、作業効率が上がり、ニードルの折れを防げるため、必ず用意しておくと良いでしょう。

小物の選び方とその役割

ハサミやピンセットといった小物も、ニードルフェルトの制作過程において重要な道具です。 ハサミはウールの切断に、ピンセットは細かなパーツを扱うのに役立ちます。 また、作品の仕上げに使うボンドや装飾パーツなども、アイデア次第で作品に個性を与える要素となります。

01ニードルフェルトの基本ステップ

ニードルフェルトは、羊毛を専用のニードルで刺して形を作り上げるシンプルながらも奥深いクラフトです。 しかし、作品を美しく仕上げるためには、いくつかの基本的なステップを踏む必要があります。 ここでは、デザインの決定から、ウールの成形、刺し固め、仕上げに至るまで、ニードルフェルトの制作過程を順を追って解説します。 それぞれのステップを理解し、コツをつかむことで、より完成度の高い作品を作ることができます。

1-1デザインの決め方とアイデア出し

作品を作り始める前に、まずデザインをしっかりと決めることが重要です。 何を作りたいのか、どのような形や色合いにするのかを決めることで、制作中の迷いが少なくなり、スムーズに作業を進められます。 アイデアを出す際には、頭の中でイメージを膨らませるのも良いですが、実際にスケッチを描いたり、他の作品を参考にしたりすることで具体的なビジョンを得ることができます。

インスピレーションを得るための方法

インスピレーションを得るためには、写真やイラスト、自然の風景などさまざまな情報源からヒントを得ることが有効です。 また、ニードルフェルトは柔らかい素材を扱うため、動物やキャラクター、植物などの有機的なモチーフが作りやすいでしょう。 最初はシンプルな形から始め、徐々に複雑なデザインに挑戦していくと、スキルも向上していきます。

1-1ウールの成形とちぎり方

デザインが決まったら、次は羊毛を成形し、基本の形を作っていきます。 ウールの扱い方は、ニードルフェルトの成否を左右する重要なステップです。 ウールは塊のまま使用するのではなく、適切な大きさにちぎって使用します。 このちぎり方や形の整え方が、作品の見た目や仕上がりに大きな影響を与えます。

ウールを適切なサイズにするコツ

ウールは手でちぎることで、自然な繊維の流れを残しつつ、形を整えられます。 ハサミを使うこともできますが、手でちぎることで柔らかいラインが出やすく、形を整えやすくなります。 大きなパーツを作る際には、少し多めにちぎり、余分な部分は後で削ぎ落とすようにすると、バランスの良い形を作りやすくなります。

1-1ニードルでの刺し固めの基本技術

ウールをちぎって形を作った後は、いよいよニードルで刺し固める工程に入ります。 このステップは、羊毛を針で刺して繊維を絡め、形を固定していく作業です。 刺す力加減や角度、刺す回数によって仕上がりが大きく変わるため、慎重に行う必要があります。 ニードルを扱う際の基本技術を押さえることで、綺麗な形を作ることができます。

針を刺す際のポイント

ニードルを刺す際は、力を入れすぎないことが大切です。 強く刺しすぎると羊毛が過剰に固まり、形が歪んだり割れ目ができたりします。 また、同じ場所を何度も刺すのではなく、まんべんなく全体を刺していくことで均一な仕上がりになります。 刺す方向を変えることで、形を細かく調整することも可能です。

1-1形を整える際のテクニック

ニードルフェルトでは、初期段階で作った形をさらに調整し、仕上げに向けて整える作業が重要です。 このステップでは、より正確な形を作り出し、細部を仕上げていきます。 立体的な作品の場合、パーツごとに刺し固めていきながら、全体のバランスを確認し、微調整を行うことが求められます。 形を整える際には、作品全体の統一感を意識しつつ、細かなディテールにも気を配ることがポイントです。

細部を仕上げるためのコツ

最後の仕上げでは、表面を滑らかに整え、細部のディテールを作り込む作業が必要です。 余分なウールを慎重に削ぎ落としながら、曲線や角度を調整します。 また、必要に応じて色の異なる羊毛を追加し、作品にアクセントを加えることも効果的です。 小さなパーツをしっかりと固定し、全体のバランスを保つことで、完成度の高い作品に仕上げることができます。

01上達のためのコツとアドバイス

ニードルフェルトの技術を上達させるためには、基本をしっかりと抑えつつ、繊細な感覚を磨いていくことが重要です。 作品をより美しく仕上げるためには、ニードルの扱い方や刺す力加減、さらには色合わせのバランス感覚が欠かせません。

1-1ニードルの正しい持ち方と動かし方

ニードルフェルトでの作業は、ニードルを正しく持ち、正確に動かすことが基盤となります。 ニードルの持ち方が適切でないと、狙った場所に刺すのが難しくなり、作品の仕上がりに影響を与えるだけでなく、ニードルが折れやすくなる危険性もあります。 ここでは、ニードルの持ち方と動かし方の基本を解説します。

安定したグリップで作業効率を高める

まず、ニードルは軽く持つのではなく、しっかりと安定したグリップを保つことが大切です。 ペンを握るような感覚で、親指と人差し指、中指でしっかりと固定しましょう。 この持ち方により、針を正確に動かせるだけでなく、長時間作業しても手が疲れにくくなります。 また、手首を使わずに、肘を支点にして腕全体で動かすことで、均一な刺し方ができるようになります。

1-1刺し方の力加減を意識する

ニードルフェルトで成功するためには、針を刺す力加減を正しく理解することが不可欠です。 力加減が適切でないと、ウールが硬くなりすぎたり、逆に緩くなってしまったりします。 理想的な刺し方の力加減について解説していきます。

軽いタッチで繊維を整える

初心者にありがちなのは、力を入れすぎて刺してしまうことです。 力を入れすぎると、羊毛が過剰に圧縮され、硬くなりすぎるだけでなく、作品の見た目が荒くなってしまいます。 適切な力加減とは、軽く針を刺して繊維を少しずつ絡めていくことです。 ニードルを刺すときは、羊毛に軽く触れる程度の力で十分です。 これにより、自然な形が保たれ、繊細な仕上がりを実現できます。

部分ごとに力加減を調整する

作品の異なる部分には、異なる力加減が必要です。 大きなパーツを作る際には、軽いタッチで全体を少しずつ刺していく一方で、細部を仕上げる際には、やや強めに刺して形を整える必要があります。 このように、部分ごとに力を調整することで、バランスの取れた作品が完成します。

1-1色合わせのポイントとバランスの取り方

色の組み合わせは、ニードルフェルト作品の美しさを左右する重要な要素です。 適切な色合わせを行うことで、作品に立体感や深みを持たせられますが、逆に色のバランスを崩すと、作品全体の印象がぼやけてしまうことがあります。 ここでは、色合わせの基本的なポイントと、バランスの取り方について解説します。

ベースカラーとアクセントカラーの選び方

色を選ぶ際は、まず作品全体のベースとなるカラーを決め、その後にアクセントカラーを加えるという順序が効果的です。 ベースカラーは、作品全体の雰囲気を決めるため、あまり目立たない色を選ぶと良いでしょう。 アクセントカラーには、明るい色や対照的な色を取り入れることで、立体感や視覚的なインパクトを与えられます。

グラデーションを活用して自然な仕上がりに

色のバランスを取るために、グラデーションを活用することも一つのテクニックです。 羊毛は色の変化が柔らかく馴染むため、グラデーションを作りやすい素材です。 自然な色の移り変わりを作ることで、作品に奥行きが生まれ、よりプロフェッショナルな仕上がりが期待できます。 また、複数の色を使う場合でも、色が急激に変わるのではなく、徐々に変わっていくように心がけると、全体的な調和が取れます。 このように、ニードルフェルトの作品を上達させるためには、細かな技術や感覚が必要です。 適切なニードルの扱い方、力加減、色合わせを意識することで、独自性のある美しい作品を作り上げられるでしょう。

01ニードルフェルトの応用アイデアと作品例

ニードルフェルトは、ウールを専用の針で刺し固めることで立体的な造形や表現を可能にするクラフトですが、その応用範囲は非常に広く、多様な作品を生み出すことができます。 立体的なキャラクターや動物、平面のアート作品、さらには異なる素材を組み合わせることで、ユニークなアートを作り出すことが可能です。 ここでは、立体作品、平面作品、そして異素材との組み合わせ作品について、具体的なアイデアと作り方のポイントを詳しく解説していきます。

1-1立体作品を作る際のポイント

ニードルフェルトの最も代表的な応用例の一つが、立体作品の作成です。 動物やキャラクターなど、3Dで表現される作品は、作り手の想像力を存分に発揮できる場です。 立体作品を作る際には、形状の正確さとバランスが重要となります。 立体作品を美しく仕上げるための具体的なポイントを解説していきます。

芯材の活用と基本の骨組み作り

立体作品を作る際に、作品の大きさや形状に合わせて芯材を使うことで、安定した形を作ることができます。 芯材を使用すると、ウールの量を節約しつつ、しっかりとした構造を作ることが可能です。 まず、芯材をベースにして大まかな形を作り、その上にウールを巻き付けて、針で刺し固めていくことで、自然な立体感を出せます。

バランス感覚と細部の仕上げ

立体作品を作る際には、全体のバランスを常に確認しながら作業を進めることが重要です。 例えば、動物の顔や手足のパーツを作る際には、細かい部分まで丁寧に作り込むことで、リアルな表現が可能になります。 また、作品の細部をしっかりと固めることで、仕上がりがより安定し、長持ちする作品に仕上がります。

1-1平面作品で広がる表現方法

ニードルフェルトは立体的な作品だけでなく、平面作品にも応用できる多才なクラフトです。 平面作品では、絵画のように羊毛を使って色彩豊かな表現を行うことができます。 平面作品を作る際のコツと、その独自の表現方法について解説していきます。

色の重ね方とテクスチャの作り方

平面作品を作る際には、色の重ね方が非常に重要です。 羊毛は柔らかく、層を重ねることで微妙な色合いや深みを表現できます。 グラデーションを意識しながら、薄く羊毛を重ねていくことで、自然な色の変化を作り出すことができます。 また、ニードルを刺す際に軽く刺すことで、ふわっとした柔らかいテクスチャを残すことができ、逆にしっかりと刺すことで、平滑な仕上がりを作ることも可能です。

背景と前景を使い分けた奥行きの表現

平面作品でも奥行きを表現することは可能です。 背景に薄く色を重ねた後、前景に明るい色や濃い色を刺していくことで、立体感や奥行きを生み出すことができます。 風景画のように、遠近感を意識して色を配置することで、より質の高い作品に仕上げられます。

1-1異なる素材を組み合わせた作品の作り方

ニードルフェルトのもう一つの魅力は、異なる素材と組み合わせて新しい表現を生み出せることです。 フェルト以外の素材と組み合わせることで、独特な質感や見た目を持つ作品を作ることが可能です。 ここでは、異素材を使った作品の作り方とアイデアについて解説します。

布やビーズを使ったアクセント

フェルト作品に布やビーズ、リボンなどの異素材を加えることで、より魅力的で個性的な作品を作ることができます。 例えば、フェルトで作った動物にビーズで目を付けたり、布で衣装を作って着せたりすることで、作品にユニークなアクセントを加えられます。 また、刺繍糸を使って作品に模様を描くことも、異素材の活用法としておすすめです。

金属フレームや木材を活用した作品

フェルトの柔らかい質感と、金属や木材の硬い素材を組み合わせることで、コントラストの効いた作品を作ることもできます。 例えば、フェルトで作った花を金属フレームに飾ることで、モダンなインテリアとして活用できます。 また、木材のフレームにフェルトの平面作品を収めることで、壁掛けアートとしても楽しめるでしょう。

01ニードルフェルトとは?

動物をモチーフにしたアクセサリーや小物を作るニードルフェルト。そもそもニードルフェルトとはどのようなものなのでしょうか。

1-1ニードル(特殊な針)でフェルトを刺して作る手芸の一種

ニードルフェルトとは、簡単に言えば「ニードル」という特殊な針でフェルトを刺して作る手芸の一種です。
フェルトとは、動物の毛を集めて圧縮して作る布製品のこと。フェルトには
様々な種類がありますが、羊毛のフェルトが最も一般的です。
この羊毛のフェルトを使った作品がニードルフェルトと呼ばれるものです。
羊毛フェルトの作品には、ニードルを使った「ニードルフェルト」や、水や石けんを含ませたニードルに摩擦を加えて固める「水フェルト」などの方法があります。

1-2ニードルとは

ニードルフェルトを作るときに欠かせないのがフェルトとニードル。ニードルとは「針」を意味する英語ですが、ニードルフェルトの場合、どんな針でもよいというわけではありません。
ニードルフェルトは羊毛を針で刺すことで引き出された繊維が絡みついて固まっていくという仕組みですが、しかし普通の針では繊維を引き出すことができません。
ニードルフェルト専用の針の場合には、針の先に傷が付けられていて、そこに繊維が引っかかって引き出され、絡みついて固めることができます。
なお、ニードルフェルトには、針の太さによって、「太針」「中針」「細針」などの種類があります。

02ニードルフェルトに必要な道具

ニードルフェルトの魅力は初心者でも簡単に取り組めるという点です。そのため、必要な道具もごく限られています。

2-1羊毛フェルト

ニードルフェルトに欠かせないのは羊毛フェルト。羊毛フェルトとは、羊毛で出来たフェルトのこと。
実はこの羊毛フェルトには、羊の違いによっていくつかの種類があります。
もっとも一般的なのは「メリノ」ですが、そのほかにも「ロムニー」「アッシュフォール」などがあります。
これらは色や素材感などが異なりますが、最初は手に入りやすいものを選ぶとよいでしょう。
また、最近では手芸用にナイロンやアクリルといった化学繊維でできたフェルトもあります。
化学繊維のフェルトの場合、手芸用に作られているため、作業がしやすいというメリットもあります。

2-2専用ニードル

フェルティングニードルを始めるときには、専用のニードルも必要です。すでに説明したように、このニードルは家庭にある縫い針などでは代用できません
専用のニードルには太さだけでなく、作業を早く進めたい人のために、数本のニードルが並んでいるものや、長いもの、短いものと様々なタイプがあります。
ただし、こちらも最初からすべての種類を揃える必要はありません。
百円ショップなどでも販売されているものもあるため、まずは手に入りやすいものを用意するとよいでしょう。

2-3芯材

芯材とは、羊毛フェルトの芯になる素材のことです。芯材には固いものや柔らかいものがあり、作品によって使い分けられることもあります。
また、専用芯材を使うと、羊毛フェルトの節約になり、作業のスピードもアップします。

2-4フェルティングマット

羊毛フェルトはフェルトを針で刺して行うもの。針が突き抜けてしまったときのために、専用の作業台があると便利です。
その専用の作業台がフェルティングマットと呼ばれるもの。フェルティングマットは、針が机などを傷つけてしまうのを防ぐだけでなく、滑り止めの効果があります。
専用のものがあると非常に便利ですが、台所用のタワシやスポンジなどで代用することができます。

2-5カッティングマット

カッティングマットはナイフやカッターなどを使っても切れないマットのこと。フェルティングマットの下に敷いて使用すると、机に傷がつくのを防いでくれます。
また、カッティングマットにはマス目が書いてあるものもあり、サイズを計るときにも便利ですが、これもどうしても必要というわけではありません。

2-6はさみ

羊毛フェルトをつくると、最後にフェルトがまとまらない部分が出てしまいます。そのとき、不要な部分をはさみでカットすると、作品の見栄えもアップします。
理想は切れ味のよい、小さなはさみですが、こちらも最初は家庭用のもので十分役立つでしょう。

2-7木工用ボンド

刺した目を接着するのに使用するのが木工用のボンドです。
といっても、最後の仕上げに使うだけなので家庭にあるものを利用するとよいでしょう。

03ニードルフェルトの基本の作り方

それでは、ニードルフェルトの基本的な作り方を見ていきましょう。

3-1フェルトボールの作り方

ニードルフェルトの基本となるのが、フェルトボールです。フェルトボールは、動物の顔などに当たる部分。
フェルトボールを作るときは、まず取り出した少量のフェルトを丸くまとめます。
しっかり丸めたら、後はニードルを刺して羊毛を固めていきます。

3-2板状のパーツの作り方

ニードルフェルトで作るのは丸い物だけとは限りません。そのときに必要なのが板状のパーツ。
といっても基本的な作り方はフェルトボールと変わりません。板状のパーツを作るときは、折り畳んだフェルトを延ばして、ニードルを刺していくだけ。裏表からニードルを刺すと、均等なパーツを作ることができます。

3-3パーツ同士を繋げる方法

ニードルフェルトでは、球形や板状などのパーツをつなげる機会は多いもの。
もしパーツ同士をつなげたい場合、ニードルをつなげたい面に対して平行に指していきます。さらにつなげた部分に薄く羊毛を巻き付けると、継ぎ目が目立たなくなります。

04ニードルフェルトの失敗しないコツ

ニードルフェルトは比較的簡単なハンドクラフト。さらに失敗を減らすためにいくつかのポイントがあります。

4-1最初はアクリル素材を使う

先ほど説明したように、フェルトには様々な種類があります。もし初心者の場合には羊毛100パーセントよりもアクリル素材がおすすめ。アクリル素材は固まりやすく、作業も簡単に行うことができます。

4-2ニードルを刺しすぎない

ニードルを刺しすぎると、羊毛が偏って作品のバランスが崩れてしまいます。初心者の場合、ついつい刺しすぎてしまうことがあるため、注意するとよいでしょう。

4-3パーツをしっかり繋げる

羊毛フェルトを作るときには、パーツをしっかりつなげると作品が美しくなります。また、仕上げのときにはニードルで表面だけを指すと、細かい毛が目立たなくなります。

05楽しみ方いろいろ!ニードルフェルトのアイデア集

ニードルフェルトといえばぬいぐるみというイメージですが、実際は様々な作品を作ることができます。

5-1アクセサリー

たとえばヘアピンにフェルトボールをつけるだけでも、シンプルでオリジナリティーのあるアクセサリーに変身。
そのほかにも、ヘアゴムやピアスなどにも応用できます。

5-2コースター

まだまだ複雑な形を作るのが難しいという初心者の場合、おすすめがコースター。コースターなら、フェルトボールを組み合わせるだけで簡単に作品を作ることができます。

5-3リース

ニードルフェルトでおすすめなのが、クリスマスのリースやオーナメント。手作りのハンドメイドなら、季節のイベントをさらに楽しむことができます。

01まとめ

ニードルフェルトは、初心者でも手軽に始められるクラフトでありながら、その表現力や応用範囲は非常に広い魅力的な技法です。 専用のニードルと羊毛さえあれば、立体作品や平面作品、さらには異素材を組み合わせたユニークな作品を生み出すことができます。 また、繊細な技術を磨くことで、より複雑でプロフェッショナルな作品作りが可能となり、創造力を存分に発揮できるアートの一環として楽しめるでしょう。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
のあわん
のあわん 先生
羊毛フェルト作家
のあわん
趣味として始めた羊毛フェルトでしたが、その造形の楽しさに魅了され、各種コンクールに出品。
そこでの入賞を機に本格的に羊毛フェルト制作を行うようになりました。
イベント出展や...
宮崎千絵
宮崎千絵 先生
羊毛フェルト作家Fluffy smile
宮崎千絵
富山県出身・手芸歴30年超。
2013年より作家活動を開始、2019年「Fluffy smile」名義に変更し、現在に至る。
羊毛フェルト作品の制作・販売を経て、講師業、コ...
光るまど
光るまど 先生
羊毛フェルト作家
光るまど
学生の頃に羊毛フェルトと出会いました。
デザイナーとして働いていましたが、知人の依頼でペットの猫を作成し、作品として購入してもらえたことをきっかけに羊毛フェルト作家になりました。...

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