羊毛フェルト作家のなり方と収入、仕事内容について
羊毛フェルトに夢中になっている人の中には、作家になりたいと考えている方も多いかもしれません。では、羊毛フェルトの作家になるためにはどのような方法があるのでしょうか。また、収入や仕事の内容はどのようなものなのでしょうか。今回は羊毛フェルト作家のなり方と収入、仕事内容などについてご紹介します。

- 目次
01羊毛フェルト作家になるには?
1-1資格は不要
羊毛フェルト作家になるためには、特別な資格は必要ありません。専門的な職業の中には、国家試験に合格することが必要なものや、資格を持っていることが必須のものもありますが、羊毛フェルトの作家の場合、特別な資格は不要です。
1-2作家と名乗ればなれる
資格が不要だということは、どうすれば羊毛フェルト作家になれるのでしょうか。
簡単に言えば、羊毛フェルト作家だと自分で名乗ってしまえば、それで作家になれるということになります。
もちろん、羊毛フェルト作家になるためには、羊毛フェルトのセンスや技術、経験が必要。しかし、センスや技術は数字で表れることはありません。また、企業に就職するときのように、必要な経験年数が決められているわけではありません。
つまり、自分で十分な技術があり、肩書として作家だと名乗った時点から、その人は羊毛フェルトの作家になっていることになります。
02売れる作家になるにはデザイン性や品質が重要
しかし、問題は作家となってから。単に自分で作家と名乗っただけでは収入を得ることはできません。
お客さんに作品を買ってもらい、収入を得て初めて本当に羊毛フェルト作家になったということができます。
お客さんに作品を買ってもらえる作家、売れる作家になるためには、デザイン性や品質が重要。
つまり、よい作品を作り、それがお客さんに受け入れられることが必要ということになります。
03羊毛フェルト作品の販売方法
3-1直接販売
羊毛フェルトの作品を販売する場合には大きく分けると二つの方法があります。
まずひとつは直接販売。直接販売とは、顔を合わせたお客さんに作品を買ってもらう方法です。
直接販売では、店舗を構えるという方法もありますが、物件を借りたり、自宅の一角を改装したりするための資金を考えると最初から店舗での販売は現実的ではありません。
もし最初に作品を販売したいという場合には、イベントやフリーマーケットに参加することがおすすめ。
ハンドメイド系のイベントやフリーマーケットで自分の作品を販売することで、お客さんに直接作品の魅力を伝えたり、お客さんの反応を知ることができます。
また、周囲のお店でどのようなものが売れているのかを観察することで、どのような商品ならヒットするのかというヒントを手に入れることにもつながります。
もちろん、イベントやフリーマーケットでの出品にも手数料や参加費用が必要ですが、実際に店舗を出したり家を改装したりするのに比べるとずっとリーズナブルです。
また、直接販売の中には「委託販売」という方法もあります。
これはハンドメイド作品を預かってくれるお店やギャラリーなどに作品を預けて販売してもらう方法。
この場合、お店やギャラリーのオーナーに作品を見てもらい、気に入られる、評価されるといった経験を積むこともできます。
さらに委託販売の場合、自分で接客や集客を行わなくてもよいというメリットがあります。
3-2インターネットでの販売
自分の作品を販売したいと思ったとき、もっとも簡単なのがインターネットでの販売です。
たとえばハンドメイド作品を販売するサービスを利用することで、自宅にいながら作品を販売することができます。
この方法の場合、最初の費用がほとんどかからないということが魅力。
多くのハンドメイド販売サイトは登録無料で、作品が売れれば手数料を支払うという仕組みなので、初期費用がほとんどかかりません。
また、海外のサイトなどに登録することで、日本だけでなく世界中に作品を届けることができます。
04羊毛フェルト作家の収入
4-1活動の仕方によって幅がある
ひとくちに羊毛フェルト作家といっても、その活動の仕方は様々です。インターネットの販売サイトやフリーマーケットに参加して作品を売る人の場合、月収は数千円から数万円。しかし、メディアなどの取り上げられたり、自分の本を出版する有名な作家の場合には月収は数百万円になることも。
つまり、どれほど作品が売れるのか、どれほど人気があるのかによって羊毛フェルト作家の収入は大きく異なります。
4-2副業の場合、多くて5万円くらい
どれほど才能がある人でも、いきなり多くの収入を稼ぐことは難しいもの。また、家事や育児をしながら作品を作っていたり、他に別の仕事をしているという場合には、羊毛フェルトの作品作りに当てられる時間も少なくなります。
もし副業で作品を販売する場合には、羊毛フェルト作家の収入は多くても月5万円程度というのが一般的です。
その場合、気を付けたいのがどのような商品が売れ筋なのかということ。
ハンドメイド作品の場合、どの分野でも売れ筋の商品があり、そういった商品を販売することで収入をアップすることができます。
もし収入を上げたいなら、売れ筋の商品が何か探してみることも大切です。
4-3作品の材料代以外に、パッケージ代もかかる
作品を販売するとき、注意したいのが作品販売に必要な経費です。
ハンドクラフト作品をインターネットで販売する場合、作品の材料費や手数料はもちろん、作品を発送するためのパッケージ代も必要です。
また、委託販売をお願いする場合には、お店に払う手数料も必要。
これらを引くと、収入がほとんど残らないということも考えられるため、あらかじめしっかりと経費について考えておくことも必要です。
05まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
そこでの入賞を機に本格的に羊毛フェルト制作を行うようになりました。
イベント出展や委託販売など積極的に活動し、自身の技術向上と多くの方に羊毛フェルトの魅力を伝えることを目指して制作しています。
