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イングリッシュガーデンとは?作り方・ポイント・メンテナンス!

イングリッシュガーデンとは、自然な風合いを重視した美しい庭園スタイルです。
色とりどりの花や多様な植物が調和し、リラックスできる空間を提供します。
作り方のポイントは、乱雑さと調和を意識することです。
メンテナンスには定期的な剪定や水やりが必要で、季節ごとの変化を楽しむことができます。
ヨーロッパは素敵な庭が多いことで有名ですが、ガーデニングを趣味にしている人にとって、あこがれの的といえばイングリッシュガーデン。イングリッシュガーデンはちょっとしたポイントを知ることで日本でも簡単に再現できます。今回はイングリッシュガーデンの基礎知識や作り方のポイントなどを紹介します。

イングリッシュガーデンとは?作り方とポイントを紹介
目次

01イングリッシュガーデンとは?

イングリッシュガーデンは、自然の美しさを引き出すことを目的とした庭園スタイルで、特に18世紀のイギリスで発展しました。 このスタイルの特徴は、整然とした幾何学的なデザインではなく、自由で自然なレイアウトです。 色とりどりの花々や多様な植物が調和し、季節ごとの変化を楽しむことができます。 作る際のポイントは、植物の高さや色を考慮しながら、さまざまな種類を組み合わせることです。 また、曲線を使った小道や水辺を取り入れると、より自然な印象が出ます。 メンテナンスには、定期的な剪定や雑草取りが欠かせません。 植物が元気に育つように、適切な水やりや肥料も忘れずに行いましょう。 イングリッシュガーデンは、訪れる人にリラックスした雰囲気を提供し、四季折々の美しさを楽しむことができる素敵な空間です。

01イングリッシュガーデンの基本的な作り方

イングリッシュガーデンの基本的な作り方は以下の通りです。 ● カラーの選定 ● 自然なレイアウト ● 自然素材のアクセサリーを活用する こちらを順に解説していきます。

1-1カラーの選定

イングリッシュガーデンを作る際、カラーの選定は非常に重要です。 まず、庭のテーマや雰囲気を考え、使用する色のトーンを決定します。 パステルカラーやビビッドな色を組み合わせることで、視覚的な興味を引くことができます。 次に、季節ごとの色の変化を意識しましょう。 春にはチューリップやスイセン、夏にはバラやラベンダー、秋にはダリアやコスモスなど、季節に応じて異なる花を選ぶことで、庭の魅力が持続します。 また、緑の葉や地被植物を使うことで、色合いに深みを加えることができます。 さらに、色の組み合わせを考える際は、補色や類似色を使って調和を図りましょう。 たとえば、紫と黄色、赤と緑など、相対する色を組み合わせることで、庭に活気を与えることができます。 イングリッシュガーデンでは、色の選定が視覚的な楽しさだけでなく、植物同士の相性にも影響を与えるため、慎重に選ぶことが大切です。

1-1自然なレイアウト イングリッシュガーデンの魅力の一つは、その自然なレイアウトです。

計画段階では、庭の形状や既存の景観に配慮し、流れるような曲線を取り入れることがポイントです。 直線的なラインよりも、緩やかな曲線を使うことで、より自然な印象を与えます。 まず、庭の中心になるテラスや小道を設け、その周囲に植物を配置しましょう。 小道は、訪れる人々が自然に歩けるように設計し、視線を誘導する役割も果たします。 植物は高低差を意識し、背の高い花を後ろに、低い花を前に配置することで、立体感を出します。 植物同士の配置は、密接になりすぎず、適度な間隔を保つことが重要です。 また、異なる種類の植物を混ぜることで、色や形のバリエーションが豊かになり、視覚的な興味が増します。 最後に、庭の一部に野生的な部分を残すことで、より自然な雰囲気を作り出します。 無造作に咲く花や苔むした石などが、イングリッシュガーデン特有の魅力を引き立てるのです。

1-1自然素材のアクセサリーを活用する

イングリッシュガーデンでは、自然素材のアクセサリーを活用することで、庭の雰囲気を一層引き立てることができます。 これらのアクセサリーは、庭の自然な美しさと調和し、温かみのある印象を与えます。 まず、石や木材を使ったパスやベンチを取り入れるのが効果的です。 天然石を使った小道や、古い木材で作ったベンチは、自然の風景に溶け込み、訪れる人々にリラックスできる空間を提供します。 また、ウッドフェンスやフェンスゲートなどの構造物も、自然素材で作ると良いでしょう。 これにより、庭の領域を柔らかく区切りつつ、自然な雰囲気を保つことができます。 最後に、鉢植えやプランターも自然素材を選ぶと、全体の調和が取れるでしょう。 テラコッタや木製のプランターは、植物との相性が良く、庭に温もりを与えます。 自然素材を使ったアクセサリーは、エレガントでありながら、リラックスした雰囲気をもたらすのがイングリッシュガーデンの魅力です。

01美しいイングリッシュガーデンを作るためのポイント

美しいイングリッシュガーデンを作るためのポイントは以下の通りです。 ● 異なる性質の花を組み合わせる ● レンガや木で小道を設ける ● 高さを意識した植栽 ● 季節ごとの変化を楽しむ こちらを順に解説していきます。

1-1異なる性質の花を組み合わせる

美しいイングリッシュガーデンを作るためには、異なる性質の花を組み合わせることが重要です。 これにより、色彩や形状、テクスチャーのバリエーションが生まれ、視覚的な魅力が増します。 まず、開花時期が異なる植物を選ぶことで、四季折々の美しさを楽しむことができます。 春に咲くチューリップやスイセン、夏のバラやラベンダー、秋のコスモスやダリアなど、各季節に合わせて選びましょう。 また、植物の高さや成長の仕方も考慮しましょう。 背の高い花は後ろに配置し、中程度の高さの花をその前に、低い花を手前に置くことで、立体感を演出します。 異なる性質の花は、色の組み合わせにも影響を与えます。 補色や類似色を使うことで、庭全体に調和と動きを生み出すことができるのです。 これにより、訪れる人々にとって魅力的で、心地よい空間が作り出されます。

1-1レンガや木で小道を設ける

美しいイングリッシュガーデンを作るためには、レンガや木で小道を設けることが効果的です。 小道は庭の中心を形成し、訪れる人々が自然に歩けるスペースを提供します。 レンガ製の小道は、耐久性があり、クラシックな雰囲気を作り出します。 色やパターンを工夫することで、庭のデザインに個性を与えることができるのです。 一方、木製の小道は、温かみがあり、自然な印象を与え、古材や再利用した木を使うと、エコフレンドリーで独特の味わいが生まれます。 小道の設計では、曲線を取り入れるとより自然な印象になるでしょう。 また、小道の幅を広めに設定することで、ゆったりとした雰囲気を楽しめます。 周囲には花や草木を配置し、訪れる人々が視覚的に楽しめるようにすることが大切です。 レンガや木で作る小道は、イングリッシュガーデンの魅力を引き立て、訪れる人々に心地よい体験を提供します。

1-1高さを意識した植栽

美しいイングリッシュガーデンを作るためには、高さを意識した植栽が重要です。 植物の配置を工夫することで、庭に立体感や奥行きを与え、視覚的な興味を引き立てます。 まず、高さの異なる植物を組み合わせることが基本です。 背の高い花を後方に配置し、中程度の高さの植物をその前に、低い花を手前に置くことで、自然な階層構造が生まれます。 また、常緑植物を取り入れることで、冬でも緑のアクセントが加わり、年間を通じて美しさを保つことができるでしょう。 さらに、花の開花時期を考慮し、季節ごとに異なる高さの花が咲くように計画すると、四季折々の変化を楽しめます。 高さを意識した植栽では、植物の成長を見越して配置することも大切です。 これにより、イングリッシュガーデンの魅力が一層引き立ちます。

1-1季節ごとの変化を楽しむ

美しいイングリッシュガーデンを作るためには、季節ごとの変化を楽しむ工夫が欠かせません。 四季折々に異なる花や植物を取り入れることで、庭の表情が豊かになり、訪れる人々に新たな発見を提供します。 春には、チューリップやスイセンなどの早春の花が咲き誇り、明るい色合いで庭を彩ります。 夏になると、バラやラベンダーが見頃を迎え、華やかな香りが漂い、秋にはダリアやコスモスが咲き、落ち着いた色合いが庭を包み込むでしょう。 そして冬には、常緑植物や冬咲きの花が庭に緑をもたらし、寒い季節にも美しさを保ちます。 さらに、植物の配置を工夫することで、花が咲く順番や色のバランスを意識したデザインが可能です。 季節ごとに異なる手入れや装飾を取り入れることで、庭の魅力を引き立てることも可能です。 こうした工夫により、イングリッシュガーデンは常に新鮮で魅力的な空間となります。

01イングリッシュガーデンおすすめの植物とアイテム

イングリッシュガーデンおすすめの植物とアイテムは以下の通りです。 ● オールドローズとイングリッシュローズ ● ラベンダー ● テーブルやチェアの選び方 ● アーチやトレリスの活用 ● ガーデンライトで雰囲気を演出 こちらを順に解説していきます。

1-1オールドローズとイングリッシュローズ

イングリッシュガーデンに欠かせない植物として、オールドローズとイングリッシュローズがあります。 これらは、クラシックな美しさと豊かな香りで、庭に優雅さをもたらします。 オールドローズは、19世紀以前に品種改良されたバラで、自然な風合いと香りの強さが特徴です。 例えば、ダマスクローズやアルバローズは、繊細な花びらと豊かな香りで、庭に深い情緒を与えます。 イングリッシュローズは、デビッド・オースチンによって開発されたバラの品種で、オールドローズと現代のバラの良さを兼ね備えています。 例えば、ジェフ・ハミルトンやウィリアム・シェイクスピアは、優雅な形状と豊かな香りを持ち、色彩も多彩です。 どちらのバラも、他の花とのコンビネーションが得意で、イングリッシュガーデンの雰囲気を一層引き立てます。 これらのバラを取り入れることで、庭全体が華やかになり、訪れる人々を惹きつける魅力的な空間が生まれるでしょう。

1-1ラベンダー

イングリッシュガーデンで人気の植物として、ラベンダーがあります。 この美しい紫色の花は、香り高く、庭にリラックスした雰囲気をもたらします。 また、ラベンダーは乾燥に強く、手入れが比較的簡単で、初心者にもおすすめです。 ラベンダーは、特に夏に花を咲かせ、長い間楽しむことができます。 花は摘んでドライフラワーにしたり、アロマオイルやハーブティーとして利用することもでき、多用途な植物です。 植える場所は、日当たりが良く、排水の良い土壌が理想です。 地面に直接植える際は、間隔を空けて配置すると、風通しが良くなり、病気のリスクを減少させます。 また、ほかの花とのコンビネーションも楽しめ、特にオールドローズやイングリッシュローズとの相性が抜群です。 ラベンダーを庭に取り入れることで、視覚的な美しさと香り、さらには実用的な魅力を兼ね備えた空間を楽しむことができるでしょう。

1-1テーブルやチェアの選び方

イングリッシュガーデンにぴったりのテーブルやチェアを選ぶ際は、素材やデザインに注意を払うことが大切です。 まず、自然素材を選ぶことで、庭の雰囲気に調和します。 木製の家具は温かみがあり、特にオークやティークなどの耐久性に優れた木が理想です。 デザインに関しては、クラシックなスタイルやアンティーク風のものがイングリッシュガーデンにマッチします。 曲線を取り入れたアイアン製のテーブルやチェアも、エレガントで庭の美しさを引き立てます。 さらに、クッションやテーブルクロスに花柄やパターンを選ぶと、よりリラックスした雰囲気が楽しめるでしょう。 サイズも重要なポイントです。 スペースに合わせて適切なサイズを選び、動線を確保することで、快適に過ごすことができます。 これにより、イングリッシュガーデンでのひとときをさらに楽しむことができます。

1-1アーチやトレリスの活用

イングリッシュガーデンにアーチやトレリスを活用することで、庭に立体感と美しさを加えることができます。 これらの構造物は、花を絡ませるためのサポートとして機能し、視覚的な焦点を作ります。 アーチは、庭の入り口や小道の上に設置することで、訪れる人々を迎える印象を与えるでしょう。 ローズやクレマチスなど、つる性植物を絡ませると、華やかな花々がアーチを彩り、特別な空間を演出します。 トレリスは、壁やフェンスに取り付けることで、スペースを有効活用できます。 背の高い植物を支えることで、垂直的な美しさを加えつつ、日陰を作る効果もあるのです。 これらのアイテムは、木製やアイアン製など、素材によって異なる雰囲気を持っているので、庭のスタイルに合わせて選ぶことで、全体の調和が生まれます。 アーチやトレリスを取り入れることで、イングリッシュガーデンの魅力が一層引き立つでしょう。

1-1ガーデンライトで雰囲気を演出

イングリッシュガーデンにガーデンライトを取り入れることで、夜間の雰囲気を演出することができるのです。 ライトは、庭の美しさを強調し、リラックスした空間を提供します。 庭の通路や花壇の周りに配置することで、道を照らしながら、植物の魅力を引き立てます。特に、ラベンダーやバラの周囲に設置すると、その香りと光が調和し、ロマンチックな雰囲気が生まれるのです。 さらに、吊り下げ型のライトやランタンもおすすめです。 木の枝やアーチに吊るすことで、柔らかな光が庭全体を包み込み、優雅な空間を演出します。 デザインは、庭のスタイルに合わせて選びましょう。 クラシックなアイアン製や、ナチュラルなウッド素材など、素材や色によって雰囲気が変わります。 これにより、イングリッシュガーデンは昼と夜で異なる表情を楽しむことができ、訪れる人々に魅力的な体験を提供します。

01イングリッシュガーデンのメンテナンス

イングリッシュガーデンのメンテナンスは以下の通りです。 ● 定期的な剪定と肥料 ● 雑草対策 ● 病害虫の管理 こちらを順に解説していきます。

1-1定期的な剪定と肥料

イングリッシュガーデンの美しさを保つためには、定期的な剪定と肥料が不可欠です。 これらのメンテナンス作業を行うことで、植物が健康に成長し、庭全体の調和を保つことができます。 剪定は、植物の形を整えるだけでなく、風通しを良くし、病害虫の発生を防ぐ役割も果たします。 特に春と秋に行うのが効果的です。 春には新芽が出る前に弱い枝を取り除き、形を整え、秋には、枯れた花や葉を剪定し、冬を迎える準備をします。 バラやラベンダーなど、特定の植物にはそれぞれ適切な剪定時期があるため、事前に調べておくと良いでしょう。 肥料は、植物の成長を促進し、花付きや葉色を良くするために重要です。 春の成長期に、バランスの取れた肥料を施すことで、栄養を十分に供給します。 定期的な剪定と適切な肥料の施用により、イングリッシュガーデンは常に美しい状態を保ち、訪れる人々に感動を与えることができます。

1-1雑草対策

イングリッシュガーデンの美しさを保つためには、雑草対策が重要です。 雑草は植物の栄養や水分を奪い、庭全体の美観を損なう原因となります。 まず、定期的な手作業での除草が基本です。 特に雨後の土が柔らかい時期に行うと、根から抜きやすくなります。 次に、マルチングを行うと効果的です。 土表面にバークチップやストローなどの素材を敷くことで、雑草の成長を抑制し、土の水分を保持する効果もあります。 これにより、植物が健やかに育つ環境を作ることができます。 また、地被植物を使うのも良い方法です。 例えば、タイムやクリーピング・セージなどの低い植物を選ぶと、庭に色合いを与えつつ雑草対策になるでしょう。 これらの対策を組み合わせることで、イングリッシュガーデンは常に美しい状態を保てます。

1-1病害虫の管理

イングリッシュガーデンの健康を保つためには、病害虫の管理が欠かせません。 早期発見と対策が重要です。 まず、定期的な観察を行いましょう。 植物の葉や茎、花に異常がないかチェックし、変色や穴、粘っこい物質が見られたら、病害虫の兆候かもしれません。 特に新芽や花が咲く時期には注意が必要です。 次に、自然な防除方法を取り入れることが効果的です。 例えば、天敵となる昆虫を引き寄せるために、特定の植物を植えると良いでしょう。 また、ニームオイルや石鹸水を使ったスプレーは、害虫を効果的に駆除しながら、植物に優しい方法です。 病気対策としては、風通しを良くするための剪定や、枯れた葉を取り除くことが重要です。 また、適切な水やりや肥料の施用により、植物の免疫力を高めることも病気予防につながります。 これらの管理を行うことで、イングリッシュガーデンは健康を保ち、美しい状態を維持することができます。

01イングリッシュガーデン

ヨーロッパ風の庭の作り方は、大きく「イタリア様式」「フランス様式」「イギリス様式」三つに分けることができます。
イタリア様式は別荘と庭が一体化していることが特徴で、建物や噴水などの建築物を中心に、植物や花でそれらの建築物を装飾します。一方のフランス式は、水平方向に広がる庭に、左右対称のシンメトリー構造の建物や彫刻、樹木などを幾何学的に配置する方法です。
そして、そういった建築物を含んだ庭とはことなり、自然本来の姿を大切にしているのがイギリス様式の庭、つまりイングリッシュガーデンです。
イングリッシュガーデンは自然の美しさを重視して、花の色やサイズを統一せず、野原に咲いているような自然な印象を目指します。フランス様式のように樹木をまっすぐに刈り込むこともなく、あくまでも自然の造形美を大切に植物を育てていくのがイングリッシュガーデン。
そのため、イングリッシュガーデンは自然の中に身を置くような感覚を味わえるだけでなく、庭の中を散策することでも楽しむことができます。

02イングリッシュガーデンの基本的な作り方

それでは、実際にイングリッシュガーデンを作るときには、どうすればいいのでしょうか。いくら自然のありのままの姿を重視すると言っても、無造作に思いつくままに植物を植えても美しいイングリッシュガーデンを作ることはできません。
イングリッシュガーデンを作るときには、まず植物の色に注意しましょう。イングリッシュガーデンを作るときには、この色を使わなければならない、この色を使ってはいけないといったルールはありません。しかし、自然な美しさを目指すイングリッシュガーデンでは、色を統一するよりも、ある程度色の幅を持たせたほうがよいでしょう。
また、花を選ぶときにはテーマに合わせて色を選ぶという方法も。たとえば華やかな雰囲気なら赤や紫といったはっきりした大き目の花、シックな印象を持たせたいなら白やブルーなど落ち着いた小さな花をといったテーマで花を選ぶとまとまりのある庭になります。
テーマは決まったけどどのような色がふさわしいか分からないという場合、赤系、ピンク系などベースとなる色を決めて、グラデーションを作るとセンスのいい庭になります。
さらにイングリッシュガーデンでは、花壇などを作りこみすぎないようにすることも大切です。イングリッシュガーデンの魅力は、あくまでも野に咲く花のような自然な美しさ。そのため、植物を詰め込みすぎたり、規則的に植物を植えたりするのは避けたほうがよいでしょう。
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03美しく見せるイングリッシュガーデンのポイント

イングリッシュガーデンを作るときには、庭を美しく見せるためのいくつかのポイントがあります。
すでに説明した通り、イングリッシュガーデンは自然そのままの美しさを大切にした庭。そのため、通路などを作るときには、石や木の板など、天然素材のものを使用しましょう。もちろん、鉢やプランターもプラスチック素材のものは避けて、木製のものや素焼きのものなどを使用すると美しいイングリッシュガーデンに仕上げることができます。
さらに、花の開花時期にも注意しましょう。自然の野原などでは、花はひとつの時期にまとめて咲くのではなく、四季折々それぞれの時期にかけて、順番に咲いていくものです。また、開花時期がまとまってしまうと、その季節はきれいになっても、その他の季節にはなんとなく寂しく見えてしまいます。そのため、開花時期が異なる花を配置すると、自然を大切にした雰囲気とともに、一年中いつでもきれいな花を楽しめる庭になります。
また、イングリッシュガーデンでは、植物の配置にも気を付けましょう。自然な雰囲気を大切にするあまり、植物を適当に配置してしまうこともありますが、そうすると雑然とした印象の庭になってしまいます。もし庭の配置で困ったときには、「ボーダーガーデン」がおすすめ。ボーダーガーデンはイングリッシュガーデンの中でも代表的なスタイルのひとつで、手間から奥にかけて少しずつ高い植物を配置していくほうほう。こうすれば庭に広がりと奥行きを持たせることができるため、狭い場所でも本格的なイングリッシュガーデンに仕上げることができます。

04イングリッシュガーデンにおすすめのアイテム

イングリッシュガーデンはイギリス様式の庭づくりのスタイル。そのため、配置する植物やアイテムなどにちょっとしたこだわりをもたせると、初心者でも本格的な庭を作ることができます。

4-1オールドローズ、イングリッシュローズ

イングリッシュガーデンといえば、欠かせないのがバラの花です。実際、バラはほとんどのイングリッシュガーデンで育てられている花で、イングリッシュガーデンを代表する存在。特にオールドローズやイングリッシュローズといった品種はおすすめ。イングリッシュローズの場合、ツル性の植物などで門や扉などにはわせることで、本格的なイングリッシュガーデンを作ることができます。また、イングリッシュローズでアーチを作るのもおすすめのデザインです。バラは病害虫に弱いため、育てるのが難しいというイメージがありますが、最近では病害虫に強い品種もあり、初心者でも育てやすくなっています。

4-2ラベンダー

バラと同様、イングリッシュガーデンに欠かせないものといえばハーブです。ハーブは良い香りを与えてくれることはもちろん、植えておくだけで病害虫を防ぐ効果があることから、イングリッシュガーデンを作るときにはぜひ植えておきたい植物のひとつです。
ハーブの中でも、特にラベンダーは素朴な印象を与え、紫色の花はナチュラルなイングリッシュガーデンにはぴったりです。他の植物と比べると背が高いので、ボーダーガーデンを作るときにも便利です。同じハーブ類では、ローズマリーもイングリッシュガーデンに向いた植物です。ローズマリーもよい香りがするだけでなく、病害虫の予防効果があります。さらにローズマリーは、乾燥を好む植物で水やりの手間が少ないのもうれしい点です。生命力も強く、初心者にも育てやすいため、イングリッシュガーデンを作るときにはぜひ仲間に加えてみましょう。
このほかにも、フェンネルやセージといったハーブは本場のイングリッシュガーデンでも使用される機会が多く、料理やスイーツ、飲み物などにも使えるため、非常に便利な存在です。

4-3テーブルやチェア

イングリッシュガーデンには、植物だけでなくエクステリアも充実されると、さらに本格的な雰囲気がアップします。
その場合、使用するテーブルやチェアなどには木製でアンティーク感のあるものを選びましょう。天然素材で作られたアイテムは、ハーブティーやお菓子を楽しむ時間にも重宝なだけでなく、置くだけでナチュラルな雰囲気を演出できる頼もしい存在です。

01まとめ

イングリッシュガーデンは、自然の美しさを引き立てる素敵なスタイルです。 自由なレイアウトや多様な植物の組み合わせが魅力で、訪れるたびに新たな発見があります。 作り方では、色や高さを意識した植栽が大切で、季節ごとの変化を楽しむことができるでしょう。 また、定期的なメンテナンスや雑草対策が、庭の美しさを保つ鍵です。 ガーデニングは自分だけのリラックスできる空間を育てる楽しさがあります。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
森沢潤子
森沢潤子 先生
癒しのガーデニング教室運営
兵庫県神戸市出身。
出版業界、園芸生花業界を経てガーデニング教室を設立。
フリーランスとして教室運営、カルチャー講座開講指導、ガーデンエクステリア施工請負。
店舗、在庫を持たないスタイルで活動している。
森沢潤子

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