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意外なことが原因だった!犬が甘噛みする理由と対策について

子犬の甘噛みは見ていてかわいいもの。しかし、それを放置すると犬の行動はエスカレート、ケガにつながってしまうこともあります。そのため、できるだけ早くやめさせることが重要です。今回は犬が甘噛みする理由と対策についてご紹介します。

意外なことが原因だった!犬が甘噛みする理由と対策について
目次

01甘噛みってどういう行動?

そもそも「甘噛み」というのはどのような行動なのでしょうか。

1-1甘噛みとは?

「甘噛み」とは、子犬が人や他の犬に対して力の加減をして噛む行為を指している言葉です。おもに一歳未満の子犬に見られやすい行動ですが、これは子犬の本能によって行われいるもの。
というのも、子どもは母犬や他の兄弟と一緒に成長することが多いものですが、そのときに遊びやコミュニケーションの中心になるのが「甘噛み」です。
子犬は他の兄弟を噛んだり、噛まれたりすることで、どれだけ力加減をすればいいのかといったことを学びます。また、群れのルールを乱したときなど、母親はそれを教えるために子犬を噛むこともあります。
このように甘噛みは子犬の成長にとっては欠かせないもので、実際にはある程度成長すれば自然に治まります。
しかし問題は、成長しても甘噛みが収まらないというケース。その場合、もともと力のコントロールができないことに加えて、噛む力も成長に伴って強くなっているため、思わぬ事故やトラブルにつながることもあります。

1-2噛みの種類

「噛む」という犬の行動には実は様々な種類があります。

1-3甘え噛み

「甘え噛み」とは、愛情表現のための甘噛みです。これは子犬に多い行動で、人の指や腕を加えて噛む、前歯だけで軽く噛むといった噛み方です。この甘え噛みは、いわば人間に親愛の情を表している行動です。

1-4うっかり噛み

犬は興奮してしまうと、ついつい目の前にあるものにかみついてしまうことがあります。これが「うっかり噛み」と呼ばれるもの。
好きなおもちゃで遊んでいるときやおやつを与えたとき、噛む意図はなくてもうっかりと歯が当たってしまうことがあります。また、犬の個性によって、夢中になりやすい、興奮しやすいといった犬に現れます。

1-5じゃれ噛み

子犬の頃には、犬同士で甘噛みをすることがコミュニケーションとなります。これは「じゃれ噛み」と言われるものですが、力加減せずに噛むことがあるのも特徴です。敵意はないものの、噛む力をコントロールできないといった犬に起こりがちな現象です。

1-6要求噛み

何かしたいことがある、要求が叶えられないでストレスを溜めているというときに起きるのが「要求噛み」です。この要求噛みは、飼い主が要求にこたえてしまうとエスカレートしていくのが特徴で、家族の中の特定の誰かひとりだけに噛むといったケースもあります。

1-7攻撃の噛み

犬にとって、歯は最大の武器。そのため相手を攻撃しようというときにも「噛む」という行動を行います。この攻撃の噛みには、相手を排除したい、危険を感じたといった場合だけでなく、突然身体を触られたといった場合でも起きることがあります。

02犬が甘噛みをする理由

それでは、そもそもなぜ犬は甘噛みをするのでしょうか。甘噛みには、犬ならではの理由がありました。

2-1歯が痒い

甘噛みは子犬に良く見られる行動ですが、子犬ならではの理由として、「歯が痒い」というものがあります。子犬は歯が生え変わりやすい時期で、歯が抜けたり、新しい歯が生えてきたりすると、どうしても口の中が気になってしまうもの。
しかし犬は人間と違って、自分の歯を触ることはできません。そのため、何かで歯を刺激したいという欲求が甘噛みという形で現れることがあります。

2-2楽しい(遊び)

自然の環境では、子犬は母親や兄弟と一緒にいるもの。そのとき、遊びの中心となるのが甘噛みです。お互いにかみ合うことで、コミュニケーションを行い、力加減を学びます。もし強く噛みすぎた場合には母親に叱られるといったことから、子犬は集団行動でのルールを身につけます。つまり、子犬の甘噛みは楽しい遊びであり、学習行動の一環ということができます。

2-3気をそらすため

歯や口は犬にとっては人間の指に相当するような非常に大切な器官です。もしストレスなどを感じた場合、他の行動でそれを紛らわせようとしますが、そのときに何かを噛むことで気をそらすことも考えられます。

03甘噛みされた時の対応

甘噛みは犬にとっては一種のコミュニケーションですが、人間にしてはいけないと教えるためにはどのような対応を行うべきなのでしょうか。

3-1「痛い」、「ノー」など、統一した言葉できちんと伝える

もし甘噛みをされたときには「痛い」、「ノー」など、やってはいけないということをきちんと犬に伝えることが必要です。
その際には、統一した言葉を使うこと。もしバラバラの言葉を使うと、犬はどう反応されたのか理解できなくなってしまいます。
また、指示は低い声で冷静に伝えることが効果的です。

3-2遊び、じゃれ合いをやめる

遊んでいるときには犬が興奮して甘噛みをしてしまうことがあります。そんなときには、すぐに遊びをやめること。そうすることで犬も落ち着きを取り戻すことができます。また、甘噛みをすると遊んでもらえないと学習できるため、甘噛み対策として効果があります。

3-3騒がず冷静に対処する

甘噛みをしている犬に対しては、まず冷静に対処することが必要です。もし騒いでしまった場合、犬が「遊んでもらえる」と勘違いしてしまうことや、「甘噛みをするとかまってもらえる」と間違って学習してしまう可能性があります。
また、おやつなどで気をそらせるのも逆効果。おやつなどで別の方向に顔を向けようとすると、「甘噛みするとおやつがもらえる」と思い込んでしまいます。

04甘噛みをなおすしつけ方

出来る限り早く治しておきたい甘噛み。甘噛みを直すためにはどのようなしつけ方をすればよいのでしょうか。

4-1噛んでも良いおもちゃをあたえる

何かを噛むという行動は犬にとっては本能的な行為。そのため甘噛みをするのは仕方のない面もあります。それでも人に対して甘噛みをするのはできるだけ避けたいところ。
そんなときには犬の欲求を発散させるためにも噛んでもよいおもちゃを与えましょう。
犬の甘噛み用のおもちゃには様々な種類があるため、ペットショップなどで相談してみるとよいでしょう。

4-2噛みやすいところを嫌いな味、カバーをする

もし家具や服などを噛んでしまうというときには、噛みやすいところに嫌な味を付けておくという方法があります。これは「噛んだら嫌なことがある」と犬に学習させるもので、物をかじってしまういたずらなどに効果的。
現在では噛み癖を防止するためのスプレーなども市販されていますが、ある程度の時間が経つと成分が揮発してしまうこともあるため、家具などしっかりしたものであれば、アルミホイルなどを巻いてカバーしておくという方法もよいでしょう。

4-3犬同士で遊ばせる

すでに説明したように、甘噛みは犬にとっては大切な学習行動です。そのため、犬同士で遊ばせて甘噛みについて学ぶというのも効果があります。
多くの犬と遊んでいると、どれぐらいの強さで噛んだらよいのかということを学ぶことができるもの。また、犬とのコミュニケーションを通じて、社会性やルールなどを身につけることができます。

05まとめ

甘噛みをきちんとしつけることができると、飼い主との信頼関係が増す、他のしつけもスムーズになるといったメリットがあります。また、甘噛みには犬によって異なる理由もあるため、しっかりと個性に合った対処を行うことが重要です。

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ドッグセラピスト
藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
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