覚えておきたい!犬に教えるコマンドの基本とフレーズ
犬のしつけはトラブルを防ぎ、愛犬を守るためにも非常に重要です。そんなしつけのときに役立つのが「コマンド」です。今回はコマンドの基本から、フレーズについてもご紹介します。

- 目次
01コマンドとは?
犬を飼うとき、しつけはきっちりと行う必要があるもの。愛犬と飼い主の間のルールを決めることや上下関係をはっきりさせることは犬を大切にすることでもあります。ではしつけのときに欠かせないコマンドとはどのようなものなのでしょうか。
1-1コマンド=命令の言葉、飼い主の指示
コマンドとは、英語で「命令」を意味する言葉です。愛犬へのしつけに使われるときには、飼い主からの指示ということができるでしょう。
たとえば犬を飼っている人ならおなじみの「おすわり」「お手」といった言葉もコマンドのひとつです。
1-2コマンドを教える意味
日本で「おすわり」「お手」というと、「芸をさせる」といったようなイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、コマンドは犬にとって非常に重要なものです。
コマンドを教える意味の中でもっとも大きなものが「危険から愛犬を守る」ということ。たとえば、犬を散歩させるときに危険なのが車ですが、もし犬が好きなように走り出したら、事故に遭う危険は非常に高くなってしまいます。
また、犬は集団の中で暮らす生き物ですが、もし命令を聞けない場合、入ってはいけない場所に入ってしまうこともあり、トラブルの原因となってしまいます。
また、きちんとコマンドを教えないと、他人に危害を加えてしまう可能性も。また、無駄吠えが多く、迷惑がられてしまう存在になってしまうと、最悪の場合、愛犬を手放さなければならないという事態にも発展しかねません。
つまり、コマンドを教えることは、他人に迷惑を掛けないようにするための飼い主のマナーであると同時に、犬を守る方法でもあるのです。
1-3子犬の頃から徐々にトレーニングしていく
それでは、コマンドはいつから教えればよいのでしょうか。
コマンドを教えるときには、子犬の頃から教えていくのが必要です。人間でも同じことですが、子どもの頃から少しずつ繰り返し教わったことは、きちんと身についていくもの。
犬のしつけもそれと同じで、子犬の頃から徐々にトレーニングをしていくのが効果的です。
02コマンドの基本
このように犬を飼うときには重要になるコマンド。では、コマンドを教えるときの基本とはどのようなものなのでしょうか。
2-1使うコマンドは統一する
コマンドを教えるときにまず重要なのは、英語にするか日本語にするかということ。非常に基本的なことなので、ついつい忘れがちになってしまうことですが、コマンドをどちらかの言葉で統一するというのは非常に重要です。
というのも、犬はコマンドを覚えることはできますが、それを日本語・英語と区別して考えたり、指示を別の言葉に翻訳したりといったことはできません。
そのため、「おすわり」「シット」など、別の言葉になってしまうと混乱して、せっかく覚えたこともできなくなってしまいます。
では、日本語と英語では、どちらのコマンドを教えるべきなのでしょうか。
実は日本語と英語のコマンドにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。
英語コマンドの場合、もっとも大きなメリットはセンテンスが短いということ。「お手」などの場合には日本語でも短い言葉なので、それほど違いはないようにも思えますが、「持ってこい」「テイク」ではどちらがわかりやすいか一目瞭然。
また、犬にとっては母音のアクセントが強調される英語のほうが聞き取りやすいとも言われています。
一方、日本語でコマンドを出すメリットは、飼い主が分かりやすいということ。犬にコマンドを出すときには、素早く伝えることが必要ですが、日本語の場合には、思いついたらすぐに口に出せるというメリットがあります。
2-2徐々に教えていく
コマンドを教えるときには、まず簡単なものから始めて、少しずつ難易度を上げていくという方法が基本になります。
コマンドを習うとき、犬にとってはまだなにも分からない状態。そのため、まずは簡単なものから始めて成功体験を積み重ねさせましょう。
また、犬の集中力は非常に短いもの。時間をかけて教えると、集中力がなくなり、結果的にコマンドを身につけることができなくなってしまいます。
2-3出来たら褒める、ご褒美をあげる
コマンドができたときは、すぐに犬をほめてあげましょう。犬をほめるということは、犬に対して「それでOK」というメッセージを伝えるため。もし成功してもほめてもらえなかったとしたら、犬にとってはなにが成功なのか分からなくなってしまいます。
そのときに重要なのは、すぐにほめてあげるということ。コマンドができたとき、すぐにほめなければ犬は自分が何をほめられているのか分からなくなってしまいます。
また、犬をほめるときには、ご褒美をあげると、犬にとってもはっきりと「ほめられた」ということを理解することができます。
2-4失敗しても厳しく怒らない、失敗のままにしない
もしコマンドに失敗しても、厳しく怒らないことも重要です。最初はどんなコマンドでもできないのが当たり前です。忍耐強く、繰り返し教えてあげましょう。
また、もし失敗した場合には失敗したままで終わらせないことも大切です。もし失敗した状態で終わらせてしまうと、犬は「これは覚えなくてもいい」と勘違いしてしまいます。
そのため、コマンドを教えるときには、時間に余裕をもって行うとよいでしょう。
03基礎的なコマンド
コマンドには様々な種類がありますが、基礎的なものは以下の五つです。
3-1アイコンタクトの取り方
犬のしつけの基本になるのがアイコンタクトです。アイコンタクトは、名前を呼んだら飼い主の目を見るということ。
アイコンタクトを教えるときには、まず犬の名前を覚えさせることが重要。さらに名前を呼んだらおやつなどで視線を誘導、飼い主と目が合うように導きましょう。
3-2「待て」のしつけ方
散歩などで重要になるのが「待て」。待てを覚えさせるためには、おやつを使いましょう。待てと声を掛けて、OKが出るまで食べさせないようにすると、自然に「待て」を身につけることができます。最初は短時間から始めて、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
3-3「お座り」のしつけ方
「待て」と同様、「お座り」も散歩のときに重要です。最初にお座りを教えるときには、犬のお尻を押して座らせ、できたらほめてあげましょう。また、おやつなどで視線を犬の後ろに誘導させると、自然にお尻が下がるので、そのタイミングでほめてあげる方法もあります。
3-4「伏せ」のしつけ方
トラブル防止に役立つのが「伏せ」。伏せのしつけにもおやつが役立ちます。お座りの姿勢からおやつで床に視線を誘導させると、自然に伏せの姿勢を導くことができます。
3-5「取って来い」のしつけ方
遊びのときに便利なのが「取って来い」。この「取って来い」を教えるときには、おもちゃなどを遠くに投げて、犬がおもちゃを加えたらリードを引いて犬を呼び戻し、おやつを与えます。このとき、無理におもちゃを取り上げないことも重要です。
04フレーズ一覧
ここでは一般的に使われるコマンドフレーズを日本語と英語で紹介します。
お手/ハンド
おかわり/チェンジ
おすわり/スィット
伏せ/ダウン
待て/ステイ
おいで/カム
家に入れ/ハウス
取って来い/テイク
05まとめ
犬にとってコマンドはとても重要ですが、コマンドを教えるときに必要になるのが信頼関係。まずはしっかりと犬との信頼関係を築きましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
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コマンドとは、英語で「命令」を意味する言葉です。愛犬へのしつけに使われるときには、飼い主からの指示ということができるでしょう。
たとえば犬を飼っている人ならおなじみの「おすわり」「お手」といった言葉もコマンドのひとつです。
1-2コマンドを教える意味
日本で「おすわり」「お手」というと、「芸をさせる」といったようなイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、コマンドは犬にとって非常に重要なものです。
コマンドを教える意味の中でもっとも大きなものが「危険から愛犬を守る」ということ。たとえば、犬を散歩させるときに危険なのが車ですが、もし犬が好きなように走り出したら、事故に遭う危険は非常に高くなってしまいます。
また、犬は集団の中で暮らす生き物ですが、もし命令を聞けない場合、入ってはいけない場所に入ってしまうこともあり、トラブルの原因となってしまいます。
また、きちんとコマンドを教えないと、他人に危害を加えてしまう可能性も。また、無駄吠えが多く、迷惑がられてしまう存在になってしまうと、最悪の場合、愛犬を手放さなければならないという事態にも発展しかねません。
つまり、コマンドを教えることは、他人に迷惑を掛けないようにするための飼い主のマナーであると同時に、犬を守る方法でもあるのです。
1-3子犬の頃から徐々にトレーニングしていく
それでは、コマンドはいつから教えればよいのでしょうか。
コマンドを教えるときには、子犬の頃から教えていくのが必要です。人間でも同じことですが、子どもの頃から少しずつ繰り返し教わったことは、きちんと身についていくもの。
犬のしつけもそれと同じで、子犬の頃から徐々にトレーニングをしていくのが効果的です。
02コマンドの基本
このように犬を飼うときには重要になるコマンド。では、コマンドを教えるときの基本とはどのようなものなのでしょうか。
2-1使うコマンドは統一する
コマンドを教えるときにまず重要なのは、英語にするか日本語にするかということ。非常に基本的なことなので、ついつい忘れがちになってしまうことですが、コマンドをどちらかの言葉で統一するというのは非常に重要です。
というのも、犬はコマンドを覚えることはできますが、それを日本語・英語と区別して考えたり、指示を別の言葉に翻訳したりといったことはできません。
そのため、「おすわり」「シット」など、別の言葉になってしまうと混乱して、せっかく覚えたこともできなくなってしまいます。
では、日本語と英語では、どちらのコマンドを教えるべきなのでしょうか。
実は日本語と英語のコマンドにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。
英語コマンドの場合、もっとも大きなメリットはセンテンスが短いということ。「お手」などの場合には日本語でも短い言葉なので、それほど違いはないようにも思えますが、「持ってこい」「テイク」ではどちらがわかりやすいか一目瞭然。
また、犬にとっては母音のアクセントが強調される英語のほうが聞き取りやすいとも言われています。
一方、日本語でコマンドを出すメリットは、飼い主が分かりやすいということ。犬にコマンドを出すときには、素早く伝えることが必要ですが、日本語の場合には、思いついたらすぐに口に出せるというメリットがあります。
2-2徐々に教えていく
コマンドを教えるときには、まず簡単なものから始めて、少しずつ難易度を上げていくという方法が基本になります。
コマンドを習うとき、犬にとってはまだなにも分からない状態。そのため、まずは簡単なものから始めて成功体験を積み重ねさせましょう。
また、犬の集中力は非常に短いもの。時間をかけて教えると、集中力がなくなり、結果的にコマンドを身につけることができなくなってしまいます。
2-3出来たら褒める、ご褒美をあげる
コマンドができたときは、すぐに犬をほめてあげましょう。犬をほめるということは、犬に対して「それでOK」というメッセージを伝えるため。もし成功してもほめてもらえなかったとしたら、犬にとってはなにが成功なのか分からなくなってしまいます。
そのときに重要なのは、すぐにほめてあげるということ。コマンドができたとき、すぐにほめなければ犬は自分が何をほめられているのか分からなくなってしまいます。
また、犬をほめるときには、ご褒美をあげると、犬にとってもはっきりと「ほめられた」ということを理解することができます。
2-4失敗しても厳しく怒らない、失敗のままにしない
もしコマンドに失敗しても、厳しく怒らないことも重要です。最初はどんなコマンドでもできないのが当たり前です。忍耐強く、繰り返し教えてあげましょう。
また、もし失敗した場合には失敗したままで終わらせないことも大切です。もし失敗した状態で終わらせてしまうと、犬は「これは覚えなくてもいい」と勘違いしてしまいます。
そのため、コマンドを教えるときには、時間に余裕をもって行うとよいでしょう。
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3-1アイコンタクトの取り方
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3-2「待て」のしつけ方
散歩などで重要になるのが「待て」。待てを覚えさせるためには、おやつを使いましょう。待てと声を掛けて、OKが出るまで食べさせないようにすると、自然に「待て」を身につけることができます。最初は短時間から始めて、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
3-3「お座り」のしつけ方
「待て」と同様、「お座り」も散歩のときに重要です。最初にお座りを教えるときには、犬のお尻を押して座らせ、できたらほめてあげましょう。また、おやつなどで視線を犬の後ろに誘導させると、自然にお尻が下がるので、そのタイミングでほめてあげる方法もあります。
3-4「伏せ」のしつけ方
トラブル防止に役立つのが「伏せ」。伏せのしつけにもおやつが役立ちます。お座りの姿勢からおやつで床に視線を誘導させると、自然に伏せの姿勢を導くことができます。
3-5「取って来い」のしつけ方
遊びのときに便利なのが「取って来い」。この「取って来い」を教えるときには、おもちゃなどを遠くに投げて、犬がおもちゃを加えたらリードを引いて犬を呼び戻し、おやつを与えます。このとき、無理におもちゃを取り上げないことも重要です。
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お手/ハンド
おかわり/チェンジ
おすわり/スィット
伏せ/ダウン
待て/ステイ
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ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
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というのも、犬はコマンドを覚えることはできますが、それを日本語・英語と区別して考えたり、指示を別の言葉に翻訳したりといったことはできません。
そのため、「おすわり」「シット」など、別の言葉になってしまうと混乱して、せっかく覚えたこともできなくなってしまいます。
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2-2徐々に教えていく
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コマンドを習うとき、犬にとってはまだなにも分からない状態。そのため、まずは簡単なものから始めて成功体験を積み重ねさせましょう。
また、犬の集中力は非常に短いもの。時間をかけて教えると、集中力がなくなり、結果的にコマンドを身につけることができなくなってしまいます。
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コマンドができたときは、すぐに犬をほめてあげましょう。犬をほめるということは、犬に対して「それでOK」というメッセージを伝えるため。もし成功してもほめてもらえなかったとしたら、犬にとってはなにが成功なのか分からなくなってしまいます。
そのときに重要なのは、すぐにほめてあげるということ。コマンドができたとき、すぐにほめなければ犬は自分が何をほめられているのか分からなくなってしまいます。
また、犬をほめるときには、ご褒美をあげると、犬にとってもはっきりと「ほめられた」ということを理解することができます。
2-4失敗しても厳しく怒らない、失敗のままにしない
もしコマンドに失敗しても、厳しく怒らないことも重要です。最初はどんなコマンドでもできないのが当たり前です。忍耐強く、繰り返し教えてあげましょう。
また、もし失敗した場合には失敗したままで終わらせないことも大切です。もし失敗した状態で終わらせてしまうと、犬は「これは覚えなくてもいい」と勘違いしてしまいます。
そのため、コマンドを教えるときには、時間に余裕をもって行うとよいでしょう。
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コマンドには様々な種類がありますが、基礎的なものは以下の五つです。
3-1アイコンタクトの取り方
犬のしつけの基本になるのがアイコンタクトです。アイコンタクトは、名前を呼んだら飼い主の目を見るということ。
アイコンタクトを教えるときには、まず犬の名前を覚えさせることが重要。さらに名前を呼んだらおやつなどで視線を誘導、飼い主と目が合うように導きましょう。
3-2「待て」のしつけ方
散歩などで重要になるのが「待て」。待てを覚えさせるためには、おやつを使いましょう。待てと声を掛けて、OKが出るまで食べさせないようにすると、自然に「待て」を身につけることができます。最初は短時間から始めて、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
3-3「お座り」のしつけ方
「待て」と同様、「お座り」も散歩のときに重要です。最初にお座りを教えるときには、犬のお尻を押して座らせ、できたらほめてあげましょう。また、おやつなどで視線を犬の後ろに誘導させると、自然にお尻が下がるので、そのタイミングでほめてあげる方法もあります。
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3-5「取って来い」のしつけ方
遊びのときに便利なのが「取って来い」。この「取って来い」を教えるときには、おもちゃなどを遠くに投げて、犬がおもちゃを加えたらリードを引いて犬を呼び戻し、おやつを与えます。このとき、無理におもちゃを取り上げないことも重要です。
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