レジンの種類と基本知識
最近、女性に大人気のハンドクラフト。中でも自分だけのオリジナルアクセサリーを作りたいという人から人気を集めているのがレジンです。レジンは百円ショップでも購入できるため、始めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。今回はレジンの種類や選び方など、基礎知識についてご紹介します。
01レジンの種類は?
使いこなすことができれば様々な形になり、応用ができるレジン。レジンにはいくつかの種類がありますが、そもそもレジンとはどのようなものでしょうか。レジンとは人工的に作られた樹脂のこと。その特徴や性質、材質などによって、レジンは種類分けされています。
このレジンは大きく分けれると、ふたつの種類に分けることができます。
まず一つ目の種類は「固まると透明になるもの」。このタイプのレジンは整形する際、中に入れたものが透けて見えるため、幅広いハンドクラフトに使用することができます。
もう一つのレジンの種類は「固まると不透明になるもの」。このタイプはプラスチックの質感に似ていることが特徴で、染料を使うことができるため、ボタンなどのアクセサリーに使用されることもあります。
さらにレジンの種類は、特徴や素材、固まり方によっても分けることができます。
固まると透明になるもののレジンでは、「UVレジン」「エポキシレジン」が代表的な存在です。
固まると不透明になるレジンには「ポリウレタンレジン」や「ポリエステルレジン」などがあります。
これらはそれぞれ特徴が異なり、扱い方などにも違いがあるため、自分がどのようなものを作りたいのかなどによって使い分けることが必要になります。
02UVレジンとは?
レジンの中でも、もっともハンドクラフトに適していて、初心者でも扱いやすいのがUVレジンです。
2-1UV(紫外線)によって硬化するもの
UVレジンとは、紫外線によって固まるタイプのレジンです。UVレジンはもともとは工業用の接着剤などとして使用されていたもので、コンパクトなUVライトなどがリーズナブルな価格で販売されるようになってからは、ハンドクラフトにも使用されるようになりました。
ただし、もともとはハンドクラフト用に開発されたものではなく、工業用の接着剤というルーツを持っているため、かつては品質の悪いものも少なくありませんでしたが、最近ではかなり品質の高いものも販売されるようになったため、非常に大きな人気を集めています。
2-2厚みはでない
UVレジンは初心者におすすめのレジンですが、知っておきたい特徴もあります。それは、UVレジンは厚さは出すことができないということ。
というのも、UVレジンの場合にはレジンを固めるために紫外線が必要になりますが、分厚くなってしまうと奥まで紫外線が届かず、その部分を固めることができなくなってしまいます。そのため、薄いものを作る場合にはUVレジンは向いていますが、分厚い作品を作るには不向きな素材です。
また、紫外線が当たらない部分は固まりにくくなるため、凹凸が多い作品の場合にはしっかりと影になる部分にもライトを当てておかないと、その部分を固めることができなくなってしまいます。
2-3UVを当てないと固まらないため、パーツを調整しやすい
ハンドクラフトの素材としてレジンを選ぶときに重要となるのが下降のしやすさですが、UVレジンの場合、紫外線を当てなければ固まらないため、ゆっくりと時間をかけて成型を行ったり、パーツ調整を行うことができるというのが大きなメリットです。
また、固まると透明になるタイプのレジンを使ってハンドクラフト作品を制作するとき、大きな悩みの種になるのが「気泡」です。気泡ができると作品が台無しになってしまうこともあるため、注意を払わなければいけませんが、それでも初心者の場合には、どうしても空気が入ってしまうことも少なくありません。しかし、UVレジンの場合、紫外線を当てるまでは加工が可能なため、もし空気が入って気泡ができてしまっても、固める前に気泡を取り除いてから紫外線を当てると、クリアで透明な状態を保つことができます。
このように、初心者にはメリットの多いUVレジンですが、注意しなければならないこともあります。
すでに説明したように、UVレジンは工業用の接着剤として開発されたものなので、直接肌に接触した場合にはレジンのアレルギーを起こしてしまうことも少なくありません。もちろん、人によってアレルギーが出るかどうかは体質の違いなどによって様々ですが、注意することに越したことはありません。
また、気密性の高い部屋や密閉された空間でUVレジンを使用すると、気化した化学物質によって同様の反応が起きることもあります。
そのため、UVレジンを使用するときには、手袋を着用し、しっかり換気の行き届いた空間で作業することがおすすめです。
このレジンは大きく分けれると、ふたつの種類に分けることができます。
まず一つ目の種類は「固まると透明になるもの」。このタイプのレジンは整形する際、中に入れたものが透けて見えるため、幅広いハンドクラフトに使用することができます。
もう一つのレジンの種類は「固まると不透明になるもの」。このタイプはプラスチックの質感に似ていることが特徴で、染料を使うことができるため、ボタンなどのアクセサリーに使用されることもあります。
さらにレジンの種類は、特徴や素材、固まり方によっても分けることができます。
固まると透明になるもののレジンでは、「UVレジン」「エポキシレジン」が代表的な存在です。
固まると不透明になるレジンには「ポリウレタンレジン」や「ポリエステルレジン」などがあります。
これらはそれぞれ特徴が異なり、扱い方などにも違いがあるため、自分がどのようなものを作りたいのかなどによって使い分けることが必要になります。
2-1UV(紫外線)によって硬化するもの
UVレジンとは、紫外線によって固まるタイプのレジンです。UVレジンはもともとは工業用の接着剤などとして使用されていたもので、コンパクトなUVライトなどがリーズナブルな価格で販売されるようになってからは、ハンドクラフトにも使用されるようになりました。
ただし、もともとはハンドクラフト用に開発されたものではなく、工業用の接着剤というルーツを持っているため、かつては品質の悪いものも少なくありませんでしたが、最近ではかなり品質の高いものも販売されるようになったため、非常に大きな人気を集めています。
2-2厚みはでない
UVレジンは初心者におすすめのレジンですが、知っておきたい特徴もあります。それは、UVレジンは厚さは出すことができないということ。
というのも、UVレジンの場合にはレジンを固めるために紫外線が必要になりますが、分厚くなってしまうと奥まで紫外線が届かず、その部分を固めることができなくなってしまいます。そのため、薄いものを作る場合にはUVレジンは向いていますが、分厚い作品を作るには不向きな素材です。
また、紫外線が当たらない部分は固まりにくくなるため、凹凸が多い作品の場合にはしっかりと影になる部分にもライトを当てておかないと、その部分を固めることができなくなってしまいます。
2-3UVを当てないと固まらないため、パーツを調整しやすい
ハンドクラフトの素材としてレジンを選ぶときに重要となるのが下降のしやすさですが、UVレジンの場合、紫外線を当てなければ固まらないため、ゆっくりと時間をかけて成型を行ったり、パーツ調整を行うことができるというのが大きなメリットです。
また、固まると透明になるタイプのレジンを使ってハンドクラフト作品を制作するとき、大きな悩みの種になるのが「気泡」です。気泡ができると作品が台無しになってしまうこともあるため、注意を払わなければいけませんが、それでも初心者の場合には、どうしても空気が入ってしまうことも少なくありません。しかし、UVレジンの場合、紫外線を当てるまでは加工が可能なため、もし空気が入って気泡ができてしまっても、固める前に気泡を取り除いてから紫外線を当てると、クリアで透明な状態を保つことができます。
このように、初心者にはメリットの多いUVレジンですが、注意しなければならないこともあります。
すでに説明したように、UVレジンは工業用の接着剤として開発されたものなので、直接肌に接触した場合にはレジンのアレルギーを起こしてしまうことも少なくありません。もちろん、人によってアレルギーが出るかどうかは体質の違いなどによって様々ですが、注意することに越したことはありません。
また、気密性の高い部屋や密閉された空間でUVレジンを使用すると、気化した化学物質によって同様の反応が起きることもあります。
そのため、UVレジンを使用するときには、手袋を着用し、しっかり換気の行き届いた空間で作業することがおすすめです。
03エポキシレジンとは?
UVレジンと同様、固まると透明になるのがエポキシレジン。エポキシレジンはUVレジンと比べるとやや扱いが難しい部分もありますが、独特の質感を持っているレジンです。
3-1主剤と硬化剤の2液混合タイプ
エポキシレジンは二種類の異なる成分の薬剤を混ぜて使用するレジンです。薬剤は主剤と硬化剤に分かれていて、これらを混合することで化学反応が起きて硬化を起こします。
この二種類の薬剤を混ぜる場合には、デジタルの計量器などを使用してそれぞれの分量を正確に守ることが必要。目分量で行うと、きちんと硬化を起こさない場合があります。特に大きな塊を成型しようとした場合、化学反応が急激に進んで発熱を起こすこともあるため、取り扱いには注意が必要です。
混合比は商品によって異なるだけでなく、作業する場所の気温などによって硬さが異なることもあります。
そのため、ライトや日光を当てるだけのUVレジンと比べるとややハードルが高く感じられるかもしれません。
また、最短で五分ほどで固まるUVレジンとは異なり、エポキシレジンの場合しっかりと固まるまでには三日程度かかる場合もあります。
3-2ぷっくりと厚みがでる
このように取り扱いが難しい点もあるエポキシレジンですが、UVレジンでは不可能な厚みのある成型ができるというメリットがあります。UVレジンを使用した場合には、どうしても薄いものしか作ることができないため、作品作りには制限があり思うようなものが作れないということも珍しくありませんが、しっかりとした厚みが出るエポキシレジンの場合、自分のイメージ通りの作品を作ることができます。
そのため、まずUVレジンでレジンの扱いを学び、その後、自分のイメージや作りたいものがはっきりと固まったらエポキシレジンを使用するという方も多いようです。
3-3ツヤが合って高級感ある仕上がりになる
エポキシレジンは別名「クリスタルレジン」とも呼ばれます。その理由は、固まった後の透明感。エポキシレジンはUVレジンと比べると、まるでガラスのように透き通った質感を得ることができます。また、固まった後は非常に硬くなるため、高級感のある仕上がりになります。
さらに、エポキシレジンの特徴は独特のツヤと重さ。手触りがよく、ゴージャスな作品を作ることができる素材です。
04まとめ
レジンにはそれぞれの個性があり、作ることができる作品も異なります。もし自分のイメージ通りのものを作りたいという場合、それぞれのレジンの特徴を生かすことが大切です。
3-1主剤と硬化剤の2液混合タイプ
エポキシレジンは二種類の異なる成分の薬剤を混ぜて使用するレジンです。薬剤は主剤と硬化剤に分かれていて、これらを混合することで化学反応が起きて硬化を起こします。
この二種類の薬剤を混ぜる場合には、デジタルの計量器などを使用してそれぞれの分量を正確に守ることが必要。目分量で行うと、きちんと硬化を起こさない場合があります。特に大きな塊を成型しようとした場合、化学反応が急激に進んで発熱を起こすこともあるため、取り扱いには注意が必要です。
混合比は商品によって異なるだけでなく、作業する場所の気温などによって硬さが異なることもあります。
そのため、ライトや日光を当てるだけのUVレジンと比べるとややハードルが高く感じられるかもしれません。
また、最短で五分ほどで固まるUVレジンとは異なり、エポキシレジンの場合しっかりと固まるまでには三日程度かかる場合もあります。
3-2ぷっくりと厚みがでる
このように取り扱いが難しい点もあるエポキシレジンですが、UVレジンでは不可能な厚みのある成型ができるというメリットがあります。UVレジンを使用した場合には、どうしても薄いものしか作ることができないため、作品作りには制限があり思うようなものが作れないということも珍しくありませんが、しっかりとした厚みが出るエポキシレジンの場合、自分のイメージ通りの作品を作ることができます。
そのため、まずUVレジンでレジンの扱いを学び、その後、自分のイメージや作りたいものがはっきりと固まったらエポキシレジンを使用するという方も多いようです。
3-3ツヤが合って高級感ある仕上がりになる
エポキシレジンは別名「クリスタルレジン」とも呼ばれます。その理由は、固まった後の透明感。エポキシレジンはUVレジンと比べると、まるでガラスのように透き通った質感を得ることができます。また、固まった後は非常に硬くなるため、高級感のある仕上がりになります。
さらに、エポキシレジンの特徴は独特のツヤと重さ。手触りがよく、ゴージャスな作品を作ることができる素材です。