壁紙に汚れがついた場合の落とし方は?使用する道具や対処方法について解説!
壁紙に付いた汚れを効果的に落とすには、適切な道具と掃除手順が重要です。
特に、汚れの種類や壁紙の材質によって掃除方法が異なるため、正しいアプローチを取ることが求められます。
お部屋の中でも気になるのが壁紙の汚れです。壁紙の汚れは目立つため、早くきれいにしたいものの、その方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は壁紙についた汚れの効果的な落とし方をご紹介します。

- 目次
- 1. 効果的な壁紙掃除の基本手順とは
- 1-1. ブラシやスポンジを使った壁紙の表面清掃
- 1-2. 洗剤を使った頑固な汚れへのアプローチ
- 1-3. 壁紙掃除の仕上げとして重要な水拭きと乾拭き
- 2. 汚れの種類別、壁紙の効果的な対策法
- 2-1. ボールペンの汚れを簡単に消す方法
- 2-2. クレヨンの落書きの効果的な取り除き方
- 2-3. たばこのヤニ汚れや手あかを取り除くテクニック
- 3. 頑固なカビやヤニ汚れの除去方法
- 3-1. 酢を使ってカビ汚れを簡単に除去する方法
- 3-2. 重曹水スプレーで壁紙を仕上げる方法
- 3-3. 頑固なヤニやカビに対する専門的な対処法
- 4. 壁紙の材質に応じた掃除方法
- 4-1. ビニール壁紙の掃除で気をつけるべきポイント
- 4-2. 布製壁紙の取り扱いとメンテナンス
- 4-3. 材質に適した洗剤選び
- 5. 壁紙掃除に必要な道具とその使い方
- 5-1. 必要な掃除道具のリストとそれぞれの使い方
- 5-2. 各種道具の使用方法と手順
- 5-3. 道具を使い分けることで得られる効果的な掃除方法
- 6. 基本的な壁紙の掃除方法
- 7. らくがき汚れの落とし方
- 8. たばこのヤニや脂などの汚れ
- 9. 壁についたカビ汚れ
- 10. まとめ
01効果的な壁紙掃除の基本手順とは
1-1ブラシやスポンジを使った壁紙の表面清掃
壁紙の掃除において、最初に行うべき作業は、表面に溜まったホコリや軽い汚れを取り除くことです。 これを行う際に役立つのが、柔らかいブラシやスポンジです。 これらの道具を使うことで、壁紙を傷つけずに表面の汚れを効果的に取り除くことができます。
汚れに応じた適切なブラシの選び方
ブラシやスポンジを使用する際には、汚れの種類に応じて適切なものを選ぶことが大切です。 例えば、軽いホコリや細かい砂ぼこりは、柔らかい毛のブラシを使うことで簡単に除去できます。 一方で、少しこびりついた汚れやシミがある場合は、スポンジを軽く湿らせて擦ることで、表面を優しく拭き取れます。 ブラシは、硬すぎるものを選ぶと壁紙の表面を傷つけてしまう恐れがあるため、壁紙に負担をかけない柔らかい素材のものを選びましょう。 特にビニール製の壁紙や繊細な素材の壁紙では、ソフトなナイロンブラシやスポンジが適しています。 掃除の際には、ブラシを一方向に軽く動かすようにし、過剰な力をかけないようにするのがポイントです。
1-1洗剤を使った頑固な汚れへのアプローチ
ブラシやスポンジで表面の軽い汚れを取り除いた後、もしまだ壁紙に頑固な汚れが残っている場合には、洗剤を使用するのが効果的です。 しかし、洗剤を使用する際には、壁紙の素材や洗剤の種類に注意が必要です。 不適切な洗剤を使うと、壁紙を変色させたり、劣化させたりするリスクがあるため、正しい選び方と使い方を知っておくことが重要です。
洗剤の選び方と使い方のポイント
壁紙掃除に使用する洗剤は、できるだけ刺激の少ない中性洗剤を選ぶのが基本です。 中性洗剤は、壁紙の素材を傷めにくく、さまざまな汚れに対しても効果的です。 洗剤を使用する際は、まず少量の水で薄め、目立たない部分でテストしてから使用することをおすすめします。 特に色付きの壁紙や柄物の壁紙では、洗剤が染み込んで変色する可能性があるため、注意が必要です。 具体的な使い方としては、薄めた洗剤をスポンジや柔らかい布に含ませ、汚れた部分を軽く拭き取るようにします。 このとき、強く擦りすぎないようにし、壁紙に負担をかけないように注意しましょう。 頑固な汚れの場合は、少し時間を置いてから再度拭き取ることで、汚れが浮き上がりやすくなります。 また、洗剤を使った後は、しっかりと水拭きして洗剤成分を残さないようにすることも重要です。
1-1壁紙掃除の仕上げとして重要な水拭きと乾拭き
洗剤を使った後や、日常的な壁紙掃除の最後に行うべきステップが水拭きと乾拭きです。 これらの作業は、壁紙をきれいに保つために非常に重要で、壁紙に洗剤や水分が残らないようにする役割を果たします。 また、仕上げの乾拭きを行うことで、壁紙の表面が清潔で滑らかな状態に仕上がり、汚れの再付着を防ぐことができます。
水拭き後の乾拭きが持つ意味とは
水拭きと乾拭きの工程は、壁紙掃除の最終段階で欠かせないステップです。 まず、水拭きを行うことで、洗剤や残留した汚れを完全に除去しますが、水分が残ったままでは、壁紙が湿気を吸収して変形やカビの原因となることがあります。 そこで、乾拭きを行うことで、水分をしっかりと取り除き、壁紙を長期間美しい状態に保つことができます。 乾拭きを行う際には、吸水性の高い布やタオルを使うことが重要です。 また、力を入れすぎずに優しく拭き取ることで、壁紙の表面を傷めずに水分を効果的に除去できます。 乾拭きをしっかりと行うことで、汚れが再び付着しにくくなり、清潔な状態を長く保てるのです。
01汚れの種類別、壁紙の効果的な対策法
1-1ボールペンの汚れを簡単に消す方法
ボールペンの汚れは、意外と頻繁に発生します。 誤って壁にボールペンのインクが付いてしまった場合、そのままにしておくとインクが染み込み、除去が困難になります。 しかし、適切な方法を用いれば、ボールペンの汚れは簡単に取り除くことが可能です。
家庭にある道具でできるボールペン汚れの除去
ボールペンのインクを取り除くには、特別な道具や洗剤が必要ない場合も多く、家庭にあるもので簡単に対応できます。 例えば、消毒用のアルコールや除光液を使用する方法があります。 これらは、インクを溶かして浮き上がらせる効果があり、比較的安全に使用できるアイテムです。 まず、消毒用アルコールを使う場合は、綿棒やコットンに少量含ませ、インク部分に軽く押し当てて染み込ませます。 あまり強く擦ると壁紙を傷めることがあるので、あくまで軽く叩くような感じで行います。 少し時間を置いた後、インクが浮き上がってきたら、乾いた布で軽く拭き取ります。 除光液も同様に使用できますが、アルコールよりも成分が強い場合があるため、使用前に目立たない部分でテストを行い、壁紙に影響がないか確認することが重要です。 どちらの場合も、インクが残っていると、再び汚れが広がる可能性があるため、十分に拭き取ることを忘れないでください。
1-1クレヨンの落書きの効果的な取り除き方
小さなお子さんがいる家庭では、壁にクレヨンで落書きをされてしまうこともよくあります。 クレヨンは油性の成分が含まれているため、通常の水拭きではなかなか取り除くことができません。 しかし、適切な方法を使えば、安全に落書きを消すことが可能です。
子どものクレヨン跡を安全に消すには
クレヨンの落書きを取り除く際には、強い薬品や洗剤を使用せず、安全に作業を進めることが重要です。 まずおすすめの方法として、ベビーオイルや食器用洗剤を使ったアプローチがあります。 ベビーオイルは油性の汚れを浮き上がらせる効果があり、クレヨンの成分を分解してくれます。 具体的には、コットンや柔らかい布にベビーオイルを含ませ、クレヨンの跡を優しく拭き取ります。 クレヨンの色素がオイルに溶け込んで少しずつ浮き上がってくるため、あまり力を入れずに円を描くように拭いていくのがポイントです。 オイルで拭き取った後は、水拭きをして壁紙の表面に残ったオイル分をきれいに取り除きます。 食器用洗剤も同様に効果がありますが、あまり濃い洗剤は壁紙に負担をかける可能性があるため、水で薄めたものを使用します。 柔らかい布に洗剤を含ませ、クレヨン部分を優しく拭き取ることで、汚れが除去できます。 最後に、再度水拭きを行って仕上げることで、クレヨンの跡がほとんど目立たなくなるでしょう。
1-1たばこのヤニ汚れや手あかを取り除くテクニック
たばこを吸う環境では、どうしても壁にヤニ汚れが付着してしまいます。 また、頻繁に触れる場所には手あかが溜まり、壁紙が黒ずんで見えることがあります。 これらの汚れは通常の掃除ではなかなか落ちにくいですが、適切な方法を取れば、効果的に取り除けます。
ヤニ汚れを効率的に落とすための準備
たばこのヤニ汚れは、時間が経つほど壁紙に深く染み込み、取り除くのが難しくなります。 そのため、定期的に掃除することが重要です。 ヤニ汚れを除去する際には、まず、適切な洗剤と道具を準備することが鍵です。 ヤニは油性の汚れなので、通常の水拭きではあまり効果がありません。そこで、油分を分解する効果のある洗剤を使うと良いでしょう。 おすすめの洗剤は、重曹や酢を使った自然派の洗剤です。 重曹は油分を吸着し、汚れを浮き上がらせる効果があり、環境にも優しい成分です。 酢は殺菌作用があり、ヤニや手あかの臭いを除去する効果も期待できます。 重曹と水を1:3の割合で混ぜた重曹ペーストを作り、それをスポンジに付けて汚れた部分を軽くこすります。 こすった後は、水拭きして残った重曹を取り除きます。 また、酢を使う場合は、水で1:1に薄めた酢スプレーを壁紙に吹きかけ、数分放置してから柔らかい布で拭き取ってください。 ヤニ汚れが頑固な場合は、少し時間を置いてから再度作業を繰り返すと効果的です。 このように、汚れの種類に応じた適切な対策を取ることで、壁紙を美しく保つことができます。 ヤニや手あかは日常的に発生しやすいため、定期的な掃除が壁紙の寿命を延ばす大切な手段となります。
01頑固なカビやヤニ汚れの除去方法
1-1酢を使ってカビ汚れを簡単に除去する方法
カビ汚れは、湿気の多い場所で発生しやすく、特に浴室やキッチン周りの壁紙で見られることが多いです。 カビを効果的に取り除くためには、殺菌効果のある酢を使った方法が簡単かつ有効です。 酢は自然由来のクリーナーであり、カビの繁殖を抑える効果も期待できます。
酢を使う際の注意点と効果的な拭き方
酢は壁紙のカビを除去するのに優れた方法ですが、使用にはいくつかの注意点があります。 まず、酢の強い酸性が壁紙を傷める可能性があるため、使用前に目立たない部分でテストを行うことが重要です。 壁紙が変色しないか、素材に影響がないかを確認してから作業に取り掛かりましょう。 酢を使用する際は、水で1:1に薄めた酢をスプレーボトルに入れ、カビの発生した部分にスプレーします。 酢をスプレーした後は、数分間放置してカビが浮き上がってくるのを待ちます。 その後、柔らかい布やスポンジを使って、カビを拭き取るように優しくこすりましょう。 この時、強く擦りすぎると壁紙を傷つける可能性があるため、あくまで軽く拭く程度で十分です。 カビを取り除いた後は、水拭きをして酢の残留物をしっかり取り除きます。 最後に乾拭きを行い、壁紙が完全に乾くようにしましょう。 湿気が残っていると、再びカビが発生する原因となるため、風通しを良くして壁紙を乾燥させることが重要です。
1-1重曹水スプレーで壁紙を仕上げる方法
酢でカビを取り除いた後、さらに効果を高めるためには、重曹水スプレーを使った仕上げが有効です。 重曹は天然のクリーナーとして知られ、カビやヤニ汚れを中和し、表面をきれいにする効果があります。 特に、壁紙の表面に残った汚れや臭いを取り除くために役立つ方法です。
重曹水の作り方と使用方法
重曹水を作るには、まず重曹を水で薄める必要があります。 基本的な比率は、水1カップに対して重曹1〜2スプーン程度が目安です。 スプレーボトルにこの重曹水を入れ、壁紙の汚れた部分にスプレーします。 重曹はアルカリ性であり、酸性のカビやヤニ汚れを中和する効果があるため、酢と組み合わせて使うことで相乗効果が得られるのです。 重曹水をスプレーした後は、再度柔らかい布やスポンジで軽く拭き取ります。 重曹は粒子が細かいため、表面を擦ることで汚れを物理的に除去する助けにもなります。 ただし、強く擦りすぎると壁紙の表面を傷つける可能性があるので、優しく拭き取るようにしましょう。 拭き取り後は、水拭きをして重曹の残留物を取り除き、最後に乾拭きをして仕上げます。 この方法は、特にヤニ汚れや臭いを取り除くのに効果的です。 重曹の消臭効果も期待できるため、たばこを吸う部屋などでは定期的に使用すると良いでしょう。
1-1頑固なヤニやカビに対する専門的な対処法
家庭でできる清掃方法でも十分に効果がありますが、非常に頑固なカビやヤニ汚れの場合、これらの対処法だけでは十分でないこともあります。 特に、カビが広範囲にわたって発生していたり、ヤニ汚れが長期間にわたって蓄積していたりする場合は、専門的なクリーニングが必要です。 プロに頼むことで、壁紙や部屋全体の美観を効果的に回復させられます。
プロに頼む場合のポイント
カビやヤニ汚れが深刻な場合は、専門のクリーニング業者に依頼することが検討すべき選択肢です。 プロの業者は、特殊な薬剤や機器を使用して、家庭では対応できない頑固な汚れを効率的に除去します。 さらに、壁紙にダメージを与えることなく、安全かつ効果的に作業を行うため、長期的な壁紙の保存にも役立ちます。 プロに依頼する際には、まず業者の評判や口コミを確認することが大切です。 信頼できる業者を選ぶためには、過去の実績や提供されるサービスの内容をしっかりと把握しておきましょう。 また、費用についても事前に見積もりを依頼し、どの程度の作業が必要かを確認することが重要です。 一般的には、カビの除去やヤニ汚れのクリーニングは、部屋の広さや汚れの状態によって価格が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。 プロに頼むことで、短時間で効果的な清掃が可能になり、壁紙の見た目も劇的に改善されます。 また、カビやヤニ汚れが再発しにくい環境づくりのアドバイスも受けることができるため、長期的なメンテナンスの視点でも有益です。 このように、カビやヤニ汚れに対しては、日常的な清掃方法から専門的な対応まで、状況に応じた対策を取ることが重要です。 適切な対処法を選ぶことで、壁紙を長く美しく保つことができ、快適な住環境を維持できます。
01壁紙の材質に応じた掃除方法
1-1ビニール壁紙の掃除で気をつけるべきポイント
ビニール壁紙は、耐水性があり比較的お手入れが簡単なため、多くの家庭で採用されています。 水拭きや洗剤を使っても比較的丈夫な素材ですが、だからといってすべての掃除方法が適しているわけではありません。 ビニール壁紙を長持ちさせるためには、掃除の際にいくつかの注意点があります。
ビニール壁紙に適した掃除アイテム
ビニール壁紙の掃除には、柔らかいスポンジやマイクロファイバークロスが最適です。 これらは壁紙の表面を傷つけることなく、汚れをしっかり取り除くことができます。 掃除をする際は、まず乾いたクロスで表面のホコリや軽い汚れを拭き取り、その後、軽く湿らせたスポンジや布で拭きます。 頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を水で薄めて使用しますが、洗剤を使った後は必ず水拭きをして残留物をしっかりと取り除くことが大切です。 洗剤が壁紙に残ると、時間が経つにつれて表面に変色やべたつきを引き起こす可能性があるため、最後に乾いたクロスで仕上げ拭きをすることを忘れないようにしましょう。
1-1布製壁紙の取り扱いとメンテナンス
布製壁紙は、その質感やデザイン性の高さから人気がありますが、非常にデリケートな素材です。 ビニール壁紙と違い、簡単に水で拭き取れないので、慎重な取り扱いが求められます。 また、布製壁紙はホコリや汚れが付きやすいため、日常的なメンテナンスが重要です。
布製壁紙を傷つけない洗浄方法
布製壁紙の掃除には、まず表面のホコリを丁寧に取り除くことが基本です。 掃除機を使って、弱い吸引力で壁紙に付着したホコリを吸い取る方法が一般的です。 ノズルにブラシを付けることで、壁紙を傷つけずにホコリを効果的に除去できます。 汚れがひどい場合は、洗剤を使用せず、まずは乾いた布や柔らかいブラシで軽くこすります。 水を使う場合でも、あまり湿らせないように注意が必要です。 水分が布製壁紙に吸収されると、シミや変色の原因になるため、できるだけ乾いた状態で拭き取ることが推奨されます。 万が一、しつこい汚れが残る場合は、クリーニング業者に相談するのも一つの手です。 専門的な技術で、布製壁紙を傷つけることなく汚れを落とせるため、無理に自分で対処しようとせず、プロに任せることで壁紙を長持ちさせられます。
1-1材質に適した洗剤選び
適切な洗剤選びも壁紙の掃除で重要なポイントです。 特に、壁紙の材質によって適した洗剤が異なるため、間違った洗剤を使用すると、壁紙が傷んだり、変色してしまったりすることがあります。 ビニール壁紙と布製壁紙、それぞれに最適な洗剤の選び方を知っておくことが大切です。
材質に応じた洗剤の注意点
ビニール壁紙には、中性洗剤を使用するのが基本です。 アルカリ性や酸性の強い洗剤は、ビニール素材を傷める可能性があるため、避けるようにしましょう。 特に、漂白剤が含まれたものは色落ちや変色を引き起こすことがあるため、使用する前に洗剤の成分をよく確認してください。 布製であれば、洗剤を使用しないのが基本的です。 どうしても汚れを落とす必要がある場合は、できるだけ成分がマイルドな専用クリーナーを選び、少量を布に含ませて軽く拭き取る程度にとどめます。 洗剤が直接壁紙に触れると、繊維に染み込んで取り返しのつかないダメージを与えることがあるため、慎重に扱いましょう。 壁紙材質に適した洗剤を使うことで、余分なダメージを避け、壁紙の美しさを保つことができます。 特に高級な布製壁紙やデザイン性の高いビニール壁紙では、間違った洗剤選びが大きな影響を与えるため、注意が必要です。
01壁紙掃除に必要な道具とその使い方
1-1必要な掃除道具のリストとそれぞれの使い方
壁紙掃除に使用する道具は、基本的なものから専用のクリーナーまでさまざまです。 まずは、どのような道具が必要で、どのように使用するのが効果的かを見ていきましょう。 柔らかいブラシ 軽いホコリや砂ぼこりを取り除くための道具です。 毛の柔らかいブラシを選ぶことで、壁紙にダメージを与えることなく汚れを払うことができます。 使い方としては、軽く壁をなでるようにして表面のホコリを取り除きます。 スポンジ 壁紙の表面に付着した軽い汚れを拭き取るのに最適です。 スポンジは水に濡らし、しっかりと絞ってから使用することで、過剰な水分を壁紙に残さずに掃除ができます。 マイクロファイバークロス 吸水性が高く、乾拭き・仕上げに最適です。 マイクロファイバーのクロスを使うことで、ホコリや微細な汚れを効率よく拭き取れます。 中性洗剤 汚れが頑固な場合、中性洗剤を水で薄めて使用します。 壁紙に負担をかけにくく、さまざまな汚れに対応できますが、使用後はしっかり水拭きをして洗剤の残留物を取り除く必要があります。
道具の手入れ方法と長持ちさせるコツ
掃除道具は、正しい手入れを行うことで長持ちし、効果的に使い続けることができます。 例えば、スポンジやブラシは使用後にしっかり洗浄し、乾かして保管することが大切です。 湿った状態で放置するとカビが発生したり、道具が劣化しやすくなったりします。 マイクロファイバークロスは、洗剤や漂白剤を使わずに手洗いするか、優しく洗濯機で洗います。 高温の乾燥機を使うと繊維が傷むことがあるため、自然乾燥が理想です。 これらの手入れを行うことで、道具を長持ちさせ、毎回清潔な状態で掃除を行えます。
1-1各種道具の使用方法と手順
道具の使い方と順序を間違えて壁紙掃除を行うと、壁紙にダメージを与えたり、汚れを拡散したりしてしまうことがあります。 適切な手順で道具を使うことで、壁紙を傷つけずに効率よく掃除ができるため、次にその正しい使い方を詳しく解説します。
壁紙に負担をかけない掃除のテクニック
まず、ホコリや軽い汚れがある際は、柔らかいブラシを使って壁紙の表面をなでるように掃除を始めます。 この時、強く押し当てると壁紙が傷つく恐れがあるため、軽い力で優しく動かすのがポイントです。 特に、壁紙の接着部分や角はデリケートなため、注意が必要です。 次に、スポンジを使って表面の汚れを拭き取りますが、この際に重要なのはスポンジの水分量です。 過剰な水分は壁紙にシミを作る原因となるため、スポンジはしっかり絞ってから使用しましょう。 汚れがひどい場合には、中性洗剤を薄めた水を使いますが、必ず少量の洗剤で十分です。 洗剤を使った後は、マイクロファイバークロスで水分をしっかり拭き取り、最終的に乾拭きで仕上げると良いでしょう。 この手順を守ることで、壁紙に負担をかけずに美しさを保つことができます。
1-1道具を使い分けることで得られる効果的な掃除方法
壁紙掃除では、適切な道具を使い分けることで、効果的に汚れを取り除くことが可能です。 汚れの種類や壁紙の状態に応じて、道具を組み合わせて使うことが、効率的かつ壁紙にダメージの少ない掃除方法です。
掃除効率を上げる道具の組み合わせ
例えば、表面に軽いホコリが付着しているだけの場合は、柔らかいブラシとマイクロファイバークロスだけで十分なことがあります。 一方、少し頑固な汚れや手あかが残っている場合には、スポンジと薄めた中性洗剤のコンビネーションが効果的です。 スポンジで汚れを浮かせ、マイクロファイバークロスで拭き取ることで、壁紙を傷めることなく汚れを除去できます。 さらに、仕上げにマイクロファイバークロスを使って乾拭きすることで、表面が滑らかになり、汚れが再付着しにくくなります。 このように、状況に応じて道具を使い分けることで、効率的に掃除を進められます。 また、適切な道具を使うことで、作業時間を短縮しつつ、壁紙の美観を保つことが可能です。 このように、掃除道具の選び方や使い方、そして手順を守ることで、壁紙を効果的に掃除し、長く美しい状態を保つことができます。
01基本的な壁紙の掃除方法
壁紙の汚れを落とすときにはどんな道具や洗剤を使えばいいのか分からないかたも多いはず。まずは基本的な壁紙の掃除方法を解説します。
1-1ブラシやスポンジ、お湯などで落とせるものは落とす
まず、壁紙を掃除するときには洗剤ではなくお湯を使いましょう。実はお湯を使えばほとんどの汚れを落とすことができます。また、洗剤を使用した場合、思ったように汚れが落ちないだけでなく、その部分がシミになってしまうこともあります。しかし、お湯の場合にはそういった心配も不要。そのため、まずはブラシやスポンジ、ぞうきんなどを使用して、ざっと落とせる汚れを落としてしまうのがよいでしょう。
ただし、ホコリが付着している場合はさらにホコリを広げてしまう可能性もあります。そのため、ホコリで壁紙が汚れているときには、ブラシのついた掃除機などでホコリを取り除いておきましょう。
1-2頑固な汚れには汚れにあった洗剤を使う
もしお湯で落ちない汚れが合った場合、次は洗剤の出番です。ただし、洗剤には酸性やアルカリ性などの成分による違いがあります。酸性の洗剤は金属による汚れ、アルカリ性の洗剤は皮脂汚れなどに効果的なので、汚れに合った洗剤を使用することが大切です。
1-3水拭きをし、水分が残らないようにからぶきをする。
掃除の後は、水分が残らないようにからぶきをすることも重要です。壁紙に水分が残っていると、乾燥した後、その部分がシミになったり、そこから壁紙がはがれてくることもあります。
02らくがき汚れの落とし方
お子さんがいるご家庭では、壁に落書きされてしまうことも珍しくありません。鉛筆の場合、消しゴムを使えばきれいにできますが、もしそれ以外のもので落書きされた場合にはどうすればよいのでしょうか。
2-1ボールペンの場合
ボールペンのインクによる落書き落としには、メラミンスポンジが便利です。メラミンスポンジとは「メラミンフォーム」という硬い樹脂でできた白いスポンジ。洗剤要らずで、水を含ませるだけで汚れを落とすことができるお掃除グッズです。メラミンスポンジは内部に開いた空洞に水を含ませて汚れを落とす仕組みになっていますが、このメラミンスポンジはボールペンの汚れ落としに実力を発揮してくれます。使い方は水を含ませて軽くこするだけ。ただし、時間が経ってインクが乾燥すると汚れを落としにくくなるため、その場合にはエナメルリムーバーなどでまずした処理して、その後メラミンスポンジを使用するとボールペンの落書きを落とすことができます。
2-2クレヨンの場合
子どもの落書きでもっとも多いのがクレヨン汚れです。クレヨン汚れは下手に掃除すると広がってしまうため注意が必要ですが、そのときに便利なのが「歯ブラシ」です。歯ブラシに歯磨き粉を付けて軽くこするとクレヨン汚れが浮き上がって来るので、絞ったぞうきんで拭き取ると、さっと壁紙をキレイにすることができます。
このとき、あまり力を入れすぎると壁紙が削れてしまうことがあります。また、歯ブラシの毛の固さによっては壁紙を傷つけてしまうこともあるため、まずはできるだけ力を入れずに汚れをこすり、少しずつ力を入れていきましょう。また、壁紙に水分は大敵なので、汚れが落ちた後はからぶきすることも忘れないようにしましょう。
03たばこのヤニや脂などの汚れ
キッチンやリビングなど、場所によっても壁紙の汚れは異なります。また、お家の中に喫煙者がいる場合、ヤニ汚れなども気になるものです。では、タバコのヤニや手垢、脂などはどうすればきれいにできるのでしょうか。
3-1ヤニ汚れ
お部屋の壁紙の汚れの中でも目立つのがヤニ汚れです。黄色くなった壁紙をなんとかきれいにしたい、そんなときはどうすればよいのでしょうか。
まず汚れを落とすときには、汚れの正体を理解することが重要です。タバコのヤニ汚れの場合、原因となるのはタール。タールは植物性の樹脂の一種で、タバコが燃焼するときに大量に発生します。タールは樹脂なので、強い油性と粘着性を持っているのが特徴。それが壁紙にこびりついたのがヤニ汚れです。ではヤニ汚れはどのような方法で落とすことができるのでしょうか。
まずタバコのヤニ汚れを落とすときに便利なのが重曹。重曹はアルカリ性の性質を持っているため、ヤニ汚れを落とすには最適。さらに消臭効果もあるため、においも同時に落とすことができます。
もし重曹でも落ちないほどひどいヤニ汚れがついている場合には、セスキ炭酸ソーダを使用しましょう。セスキ炭酸ソーダは「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼ばれるもので、重曹に比べると水煮溶けやすいのが特徴。やはり重曹と同じアルカリ性の性質を持っていて、手荒れが少ないというメリットもあります。
重曹もセスキ炭酸ソーダも、水に溶かしてスプレーで壁に吹き付けてしばらく放置した後、ぞうきんなどで拭き取るとよいでしょう。成分が残ってしまうのを防ぐため、水ぶきの後、からぶきをするとさらに効果的です。
なお、ヤニを掃除するときには、強くこすりすぎると壁紙が破れてしまうこともあります。また、壁紙のつなぎ目に洗剤を吹きかけると水分がしみこみ、壁紙がはがれてしまうことがあるため注意しましょう。
3-2手垢や脂の汚れ
壁紙の中でも手の届く高さに多いのが手垢や油の汚れです。黒ずんだ手垢や脂の汚れは気になるものですが、これらの手垢や脂の汚れを落とすときにもセスキ炭酸ソーダがおすすめです。すでに説明したように、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持っていますが、油脂を乳化するとともに、タンパク質を分解できるという特徴を持っています。そのため、皮脂とたんぱく質が混合した手垢や油汚れには、セスキ炭酸ソーダが最適です。
手垢や脂の汚れは、手が触れることの多い電気のスイッチ周辺などにありがちなものですが、もし汚れがひどい場合には、水に溶かしたセスキ炭酸ソーダを吹き付けてキッチンペーパーなどでパックしておくと、さらに汚れが落ちやすくなります。
04壁についたカビ汚れ
壁紙の汚れの中でも気になるのがカビ汚れ。なかなか落ちないカビ汚れを落とすためにはどのような方法があるのでしょうか。
4-1酢やエタノールでカビ部分をふく
壁紙に付いたカビを落とすために、まず使用するのはお酢やエタノール。お酢やエタノールは高い殺菌効果があり、これらで壁を拭くことで、カビを死滅させることができます。
4-2仕上げに重曹水をスプレーし、きれいにふきとる
お酢やエタノールでカビを拭きとったら、仕上げに水に溶いた重曹をスプレーします。カビの栄養源は皮脂や脂などの汚れですが、重曹水で処理することで、これらカビの栄養源をキレイにして、再びカビが繁殖するのを防いでくれます。
それでもカビが落ちない場合や、カビが広範囲に広がっている場合には、塩素系の漂白剤がおすすめです。ただし、塩素系漂白剤の場合、壁紙の色も同時に落としてしまうことがあるため、使用のときには注意が必要です。また、塩素系漂白剤はほかの洗剤と混ざると有毒なガスが発生することもあります。そのため、塩素系漂白剤を使用するときには窓を開けるなど換気に注意しましょう。
01まとめ
壁紙の掃除には、柔らかいブラシやスポンジ、中性洗剤などの道具が欠かせませんが、壁紙の材質や汚れの種類に応じた方法を取ることが大切です。
洗剤の使い方や乾拭きの仕上げも、壁紙の美しさを保つために必要なステップです。
適切な道具選びと手入れを心がけることで、長く清潔で美しい壁紙を維持することが可能です。
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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1-1ブラシやスポンジ、お湯などで落とせるものは落とす
まず、壁紙を掃除するときには洗剤ではなくお湯を使いましょう。実はお湯を使えばほとんどの汚れを落とすことができます。また、洗剤を使用した場合、思ったように汚れが落ちないだけでなく、その部分がシミになってしまうこともあります。しかし、お湯の場合にはそういった心配も不要。そのため、まずはブラシやスポンジ、ぞうきんなどを使用して、ざっと落とせる汚れを落としてしまうのがよいでしょう。
ただし、ホコリが付着している場合はさらにホコリを広げてしまう可能性もあります。そのため、ホコリで壁紙が汚れているときには、ブラシのついた掃除機などでホコリを取り除いておきましょう。
1-2頑固な汚れには汚れにあった洗剤を使う
もしお湯で落ちない汚れが合った場合、次は洗剤の出番です。ただし、洗剤には酸性やアルカリ性などの成分による違いがあります。酸性の洗剤は金属による汚れ、アルカリ性の洗剤は皮脂汚れなどに効果的なので、汚れに合った洗剤を使用することが大切です。
1-3水拭きをし、水分が残らないようにからぶきをする。
掃除の後は、水分が残らないようにからぶきをすることも重要です。壁紙に水分が残っていると、乾燥した後、その部分がシミになったり、そこから壁紙がはがれてくることもあります。
2-1ボールペンの場合
ボールペンのインクによる落書き落としには、メラミンスポンジが便利です。メラミンスポンジとは「メラミンフォーム」という硬い樹脂でできた白いスポンジ。洗剤要らずで、水を含ませるだけで汚れを落とすことができるお掃除グッズです。メラミンスポンジは内部に開いた空洞に水を含ませて汚れを落とす仕組みになっていますが、このメラミンスポンジはボールペンの汚れ落としに実力を発揮してくれます。使い方は水を含ませて軽くこするだけ。ただし、時間が経ってインクが乾燥すると汚れを落としにくくなるため、その場合にはエナメルリムーバーなどでまずした処理して、その後メラミンスポンジを使用するとボールペンの落書きを落とすことができます。
2-2クレヨンの場合
子どもの落書きでもっとも多いのがクレヨン汚れです。クレヨン汚れは下手に掃除すると広がってしまうため注意が必要ですが、そのときに便利なのが「歯ブラシ」です。歯ブラシに歯磨き粉を付けて軽くこするとクレヨン汚れが浮き上がって来るので、絞ったぞうきんで拭き取ると、さっと壁紙をキレイにすることができます。
このとき、あまり力を入れすぎると壁紙が削れてしまうことがあります。また、歯ブラシの毛の固さによっては壁紙を傷つけてしまうこともあるため、まずはできるだけ力を入れずに汚れをこすり、少しずつ力を入れていきましょう。また、壁紙に水分は大敵なので、汚れが落ちた後はからぶきすることも忘れないようにしましょう。
03たばこのヤニや脂などの汚れ
キッチンやリビングなど、場所によっても壁紙の汚れは異なります。また、お家の中に喫煙者がいる場合、ヤニ汚れなども気になるものです。では、タバコのヤニや手垢、脂などはどうすればきれいにできるのでしょうか。
3-1ヤニ汚れ
お部屋の壁紙の汚れの中でも目立つのがヤニ汚れです。黄色くなった壁紙をなんとかきれいにしたい、そんなときはどうすればよいのでしょうか。
まず汚れを落とすときには、汚れの正体を理解することが重要です。タバコのヤニ汚れの場合、原因となるのはタール。タールは植物性の樹脂の一種で、タバコが燃焼するときに大量に発生します。タールは樹脂なので、強い油性と粘着性を持っているのが特徴。それが壁紙にこびりついたのがヤニ汚れです。ではヤニ汚れはどのような方法で落とすことができるのでしょうか。
まずタバコのヤニ汚れを落とすときに便利なのが重曹。重曹はアルカリ性の性質を持っているため、ヤニ汚れを落とすには最適。さらに消臭効果もあるため、においも同時に落とすことができます。
もし重曹でも落ちないほどひどいヤニ汚れがついている場合には、セスキ炭酸ソーダを使用しましょう。セスキ炭酸ソーダは「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼ばれるもので、重曹に比べると水煮溶けやすいのが特徴。やはり重曹と同じアルカリ性の性質を持っていて、手荒れが少ないというメリットもあります。
重曹もセスキ炭酸ソーダも、水に溶かしてスプレーで壁に吹き付けてしばらく放置した後、ぞうきんなどで拭き取るとよいでしょう。成分が残ってしまうのを防ぐため、水ぶきの後、からぶきをするとさらに効果的です。
なお、ヤニを掃除するときには、強くこすりすぎると壁紙が破れてしまうこともあります。また、壁紙のつなぎ目に洗剤を吹きかけると水分がしみこみ、壁紙がはがれてしまうことがあるため注意しましょう。
3-2手垢や脂の汚れ
壁紙の中でも手の届く高さに多いのが手垢や油の汚れです。黒ずんだ手垢や脂の汚れは気になるものですが、これらの手垢や脂の汚れを落とすときにもセスキ炭酸ソーダがおすすめです。すでに説明したように、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持っていますが、油脂を乳化するとともに、タンパク質を分解できるという特徴を持っています。そのため、皮脂とたんぱく質が混合した手垢や油汚れには、セスキ炭酸ソーダが最適です。
手垢や脂の汚れは、手が触れることの多い電気のスイッチ周辺などにありがちなものですが、もし汚れがひどい場合には、水に溶かしたセスキ炭酸ソーダを吹き付けてキッチンペーパーなどでパックしておくと、さらに汚れが落ちやすくなります。
04壁についたカビ汚れ
壁紙の汚れの中でも気になるのがカビ汚れ。なかなか落ちないカビ汚れを落とすためにはどのような方法があるのでしょうか。
4-1酢やエタノールでカビ部分をふく
壁紙に付いたカビを落とすために、まず使用するのはお酢やエタノール。お酢やエタノールは高い殺菌効果があり、これらで壁を拭くことで、カビを死滅させることができます。
4-2仕上げに重曹水をスプレーし、きれいにふきとる
お酢やエタノールでカビを拭きとったら、仕上げに水に溶いた重曹をスプレーします。カビの栄養源は皮脂や脂などの汚れですが、重曹水で処理することで、これらカビの栄養源をキレイにして、再びカビが繁殖するのを防いでくれます。
それでもカビが落ちない場合や、カビが広範囲に広がっている場合には、塩素系の漂白剤がおすすめです。ただし、塩素系漂白剤の場合、壁紙の色も同時に落としてしまうことがあるため、使用のときには注意が必要です。また、塩素系漂白剤はほかの洗剤と混ざると有毒なガスが発生することもあります。そのため、塩素系漂白剤を使用するときには窓を開けるなど換気に注意しましょう。
01まとめ
壁紙の掃除には、柔らかいブラシやスポンジ、中性洗剤などの道具が欠かせませんが、壁紙の材質や汚れの種類に応じた方法を取ることが大切です。
洗剤の使い方や乾拭きの仕上げも、壁紙の美しさを保つために必要なステップです。
適切な道具選びと手入れを心がけることで、長く清潔で美しい壁紙を維持することが可能です。
3-1ヤニ汚れ
お部屋の壁紙の汚れの中でも目立つのがヤニ汚れです。黄色くなった壁紙をなんとかきれいにしたい、そんなときはどうすればよいのでしょうか。
まず汚れを落とすときには、汚れの正体を理解することが重要です。タバコのヤニ汚れの場合、原因となるのはタール。タールは植物性の樹脂の一種で、タバコが燃焼するときに大量に発生します。タールは樹脂なので、強い油性と粘着性を持っているのが特徴。それが壁紙にこびりついたのがヤニ汚れです。ではヤニ汚れはどのような方法で落とすことができるのでしょうか。
まずタバコのヤニ汚れを落とすときに便利なのが重曹。重曹はアルカリ性の性質を持っているため、ヤニ汚れを落とすには最適。さらに消臭効果もあるため、においも同時に落とすことができます。
もし重曹でも落ちないほどひどいヤニ汚れがついている場合には、セスキ炭酸ソーダを使用しましょう。セスキ炭酸ソーダは「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼ばれるもので、重曹に比べると水煮溶けやすいのが特徴。やはり重曹と同じアルカリ性の性質を持っていて、手荒れが少ないというメリットもあります。
重曹もセスキ炭酸ソーダも、水に溶かしてスプレーで壁に吹き付けてしばらく放置した後、ぞうきんなどで拭き取るとよいでしょう。成分が残ってしまうのを防ぐため、水ぶきの後、からぶきをするとさらに効果的です。
なお、ヤニを掃除するときには、強くこすりすぎると壁紙が破れてしまうこともあります。また、壁紙のつなぎ目に洗剤を吹きかけると水分がしみこみ、壁紙がはがれてしまうことがあるため注意しましょう。
3-2手垢や脂の汚れ
壁紙の中でも手の届く高さに多いのが手垢や油の汚れです。黒ずんだ手垢や脂の汚れは気になるものですが、これらの手垢や脂の汚れを落とすときにもセスキ炭酸ソーダがおすすめです。すでに説明したように、セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持っていますが、油脂を乳化するとともに、タンパク質を分解できるという特徴を持っています。そのため、皮脂とたんぱく質が混合した手垢や油汚れには、セスキ炭酸ソーダが最適です。
手垢や脂の汚れは、手が触れることの多い電気のスイッチ周辺などにありがちなものですが、もし汚れがひどい場合には、水に溶かしたセスキ炭酸ソーダを吹き付けてキッチンペーパーなどでパックしておくと、さらに汚れが落ちやすくなります。
4-1酢やエタノールでカビ部分をふく
壁紙に付いたカビを落とすために、まず使用するのはお酢やエタノール。お酢やエタノールは高い殺菌効果があり、これらで壁を拭くことで、カビを死滅させることができます。
4-2仕上げに重曹水をスプレーし、きれいにふきとる
お酢やエタノールでカビを拭きとったら、仕上げに水に溶いた重曹をスプレーします。カビの栄養源は皮脂や脂などの汚れですが、重曹水で処理することで、これらカビの栄養源をキレイにして、再びカビが繁殖するのを防いでくれます。
それでもカビが落ちない場合や、カビが広範囲に広がっている場合には、塩素系の漂白剤がおすすめです。ただし、塩素系漂白剤の場合、壁紙の色も同時に落としてしまうことがあるため、使用のときには注意が必要です。また、塩素系漂白剤はほかの洗剤と混ざると有毒なガスが発生することもあります。そのため、塩素系漂白剤を使用するときには窓を開けるなど換気に注意しましょう。
01まとめ
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。