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介護事務資格で就職を有利に!
資格6種の内容と取得方法紹介

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超高齢社会の今、介護事業はどんどん拡大しています。
そのため、介護関連の仕事は引く手あまたです。

中でも「介護事務」は、ハードな介護現場の中でも夜勤がない・時間の融通が利くなどの理由で、長く続けていける仕事として注目されています。

そんな時、就職に有利になるのが、「介護事務資格」です。
国家資格ではないものの、民間資格は種類も多く合格率も高いため、取得しやすく人気があります。

もちろん資格取得は必須ではありませんが、就職で有利になるとともに現場で即戦力として働けるため、メリットは多いといえます。

ここでは、6種類の「介護事務資格」をご紹介します。
また、介護事務資格ではないものの、介護事務の現場で役立つ資格もご紹介しますので参考にしてみてください。

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1. 介護事務の仕事内容と給与

介護事務の仕事内容と給与

介護職の中には、「介護職員」「介護福祉士」「ケアマネージャー」などがあります。
しかし、介護の仕事は、「体力勝負」「大変」であるイメージがある方も多いのではないでしょうか?

たしかに「介護職員」の業務は、ハードな職場といえます。
施設によっては夜勤があったり、時間も不規則になりがちです。

その中でも、「介護事務」は比較的時間の融通が利き、夜勤のほとんどない職種です。
では、「介護事務」の仕事はどのような内容でしょうか?

介護事務の仕事
  • 介護報酬請求業務(レセプト作成)
  • 窓口業務 / 電話対応
  • 経理 / 備品注文などの一般事務
  • 場合によっては、介護職員の補佐など

一般的な事務に加えて、介護の補佐を依頼される可能性があります。
もし気になるようであれば、就職希望先の面接時などに確認をとりましょう。

このように、仕事内容は多岐にわたりますが、正社員だけでなくパートや派遣社員などさまざまな働き方があり、生活環境によって働き方を選択できることも多い職種です。

介護事務の年収は、およそ300万円前後。
一般的な事務の年収が330万円程度なので、収入はやや少な目であるといえます。

しかしご紹介したように、長く働けて家事との両立もしやすいため、人気のある職種です。

職場は、老人ホームや訪問介護ステーション・デイサービスなど。
今後市場は拡大していくと思われるので、需要も増えていくことが考えられます。

1-1必要なスキルと向いている人

一般的な会社に勤める場合とは違い、介護事務では「介護に関する知識」を身につけなければなりません。
「介護に関する知識」は、実際に通いながら身に着けていく方法もあります。

しかし小規模の事業所では、ケアマネージャーが事務を兼任していることも多く、募集が多いとは言い切れません。
募集があっても人気の職種のため、応募者多数のこともあるでしょう。
少しでも就職に有利に働くよう、資格を取得しておくのもおすすめです。

また、職場によっては介護職員の補佐など、突発的な仕事を依頼されることもあります。
それだけでなく、受付業務で人と接することもあるため、コミュニケーション能力・経理の知識・パソコンの知識なども必要です。

事務だけでなく、どんな仕事でもフットワーク軽く動ける人が、とくに介護事務職に向いているといえます。

2. 介護事務資格6選

介護事務資格6選

介護事務資格は複数ありますが、すべて民間資格で、習得できる技能に大差はありません。
合格率も比較的高く、取得しやすい資格といえます。

また、就職活動中や仕事をしている人でも、独学での取得が十分可能です。

ここでは、全国区で取得できる資格をご紹介します。

2-1講習の受講が必須

特定の講習を受講しなければ、受験資格が与えられない資格があります。
もし資格取得を考えるのであれば、通学のスケジュール等を確認し、無理なく通学できるものを選びましょう。

2-1-1介護報酬請求事務技能検定試験(日本医療事務協会(JMCA))

次は、日本医療事務協会(JMCA)の、「介護報酬請求事務技能検定試験」です。

介護報酬請求事務技能検定試験詳細
主催団体 日本医療事務協会(JMCA)
試験内容 学科試験:1 題(正誤問題25問)
実技試験:介護給付費明細書作成(記述式3題)
※教材・資料持ち込み可
受験資格 日本医療事務協会が認定する介護事務講座を修了、もしくは受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学の学生・一般受験申込み者
受験日 偶数月第3日曜日(年6回実施)
受験料 6,600円(税込)
受験場所 会場受験(開催月により異なる)
合格基準 学科・筆記(実技)試験の総合点の70%以上(難易度により点数補正の可能性あり)
合格率 78.2%
(2019年度)
※参考 日本医療事務協会 医療事務検定情報サイト 介護報酬請求事務技能検定試験

日本医療事務協会の介護事務講座は、通学コースと通信コースの2種類です。

通学コースの講座を受講すると、わずか3日(18時間)で、知識を身に着けられます。
通信コースでも、最短1ヶ月ですべての学習を終えられます。

試験も年6回開催と、資格取得のチャンスも多いため、効率的に学習し短期間で取得を目指す方におすすめです。

2-1-2介護保険事務管理士(一般財団法人日本病院管理教育協会)

「介護保険事務管理士」は、内閣府の認定を受けている一般財団法人日本病院管理教育協会が主催する試験です。

介護保険事務管理士詳細
主催団体 一般財団法人日本病院管理教育協会
試験内容 学科試験:非公開
受験資格 協会が指定する「教育指定校」に通学した人
受験日 各教育指定校に合わせて実施
受験料 非公開
受験場所 非公開
合格基準 非公開
合格率 非公開
※参考 一般財団法人日本病院管理教育協会 介護保険事務管理士

全国の大学・短期大学・専門学校全15校の教育指定校に入学して、介護事務の知識を身につけます。

教育指定校で「介護保険事務管理士」とあわせて、「医事管理士」「医療事務士」「病歴記録管理士」いずれかの資格を取得すると、上級能力資格取得者「介護医療事務管理士」として認定されます。

2-1-3介護保険事務士(一般財団法人つしま医療福祉研究財団)

資格が取得できる専門学校・短期大学・大学が全国的にあるのが、「介護保険事務士」です。

介護保険事務士詳細
主催団体 一般財団法人つしま医療福祉研究財団
試験内容 学科試験:介護保険制度全般15問
実技試験:介護給付費請求の実務3問
受験資格 財団が認定する養成講座を受講した人
受験日 講座修了後、講座実施施設が指定する期日
受験料 非公開
受験場所 認定校
合格基準 学科・実技共に100点満点中60点以上
合格率 非公開
※参考 一般財団法人つしま医療福祉研究財団 学校向け講座「介護保険事務士」

「社会福祉士・介護福祉士養成施設校」で受講した場合、学科試験が免除されます。
また、不合格の場合、再試験・再々試験を追加受験料不要で受験可能です。

上級講座を受講し、試験に合格すると、「介護保険事務士上級」が認定されます。

2-2-1ケアクラーク技能認定試験(一般財団法人日本医療教育財団)

介護事務に必要な知識と、要介護者の心理・人間関係など深く掘り下げた知識を身につけられるのが、「ケアクラーク技能認定試験」です。

ケアクラーク技能認定試験詳細
主催団体 一般財団法人日本医療教育財団
試験内容 学科試験:択一式25問
実技試験:介護報酬請求事務・介護給付費明細書作成2問
受験資格 特になし
受験日 年3回(5 月・9 月・1 月)
受験料 6,900円(税込)
受験場所 在宅受験・団体受験
合格基準 学科・実技共に70%以上
合格率 非公開
※参考 一般財団法人日本医療教育財団 ケアクラーク技能認定試験

ケアクラーク技能認定試験は、介護事務資格の中では、比較的認知度が高い資格です。
そのため、どれを受験しようか悩んでいる方にはおすすめの資格です。

2-2-2介護事務管理士(JSMA技能認定振興協会)

2000年に日本初の介護事務者の資格試験としてスタートしたのが、「介護事務管理士」です。

介護事務管理士詳細
主催団体 JSMA技能認定振興協会
試験内容 学科試験:マークシート形式10問
実技試験:レセプト点検1枚とレセプト作成(居宅サービス・施設サービス)3枚
※資料持ち込み可
受験資格 特になし
受験日 奇数月第4土曜日翌日(日曜日)(年6回実施)
受験料 6,500円(税込)
受験場所 JSMA指定会場・受験申請のあった専門学校・各種学校等/在宅試験
合格基準 実技試験:点検・作成問題ごとに60%以上、さらに3問の合計で85%以上
学科試験:85点以上
合格率 50%程度
※参考 技能認定振興協会 介護事務管理士技能認定試験

ソラストの介護事務講座を受講した場合、在宅4か月で資格取得を目指せます。
また、1年間は在宅受験が可能です。

3. 介護事務で役立つ他の資格

介護事務で役立つ他の資格

介護事務の現場では、介護事務資格以外にも役立つ資格があります。
次は、介護事務だけでなく、広いジャンルでも役立つ資格をご紹介します。

3-1医療事務資格

介護事務と密接にかかわっているのが、医療事務です。
医療事務資格も国家資格はなく、すべて民間資格です。

レセプトの作成等、共通点も多くあります。
介護事務にこだわらない人や、できるだけ就職の幅を広げておきたい方は、医療事務資格を取得しておくのもいいでしょう。

3-2簿記検定資格

介護事務にも経理の仕事があるため、簿記の知識があると役立ちます。

また、介護事務に限らず経理全般ができるようになり、仕事の幅が増える点でもおすすめです。

簿記資格は3種類ありますが、中でも「日商簿記」がもっとも認知されています。
3級から履歴書に記載できますが、一般的な企業では、2級以上を持っていた方が優遇されやすいです。

4. 介護事務資格取得方法

介護事務資格取得方法

資格の取得というと、独学を思い浮かべるかもしれません。
しかし、独学で介護事務資格の取得は難しいといえます。

理由は、ふたつあります。

独学をお勧めしない理由
  • 講座を受講しなければ、受験資格が与えられない試験が多い
  • 介護事務資格取得の本があまりない

そのため、通学もしくは通信教育どちらかを選択することが現実的です。

4-1短期間で目指すなら通学

短期間で取得を目指す方は、通学がおすすめです。

ご紹介した「介護報酬請求事務技能検定試験」が取得できる、日本医療事務協会の講座のように、最短3日で知識を身につけることも可能です。
ただし、通信講座に比べ割高になること、時間の制約があることなどデメリットもあります。

4-2じっくり学ぶなら通信教育

通信教育は、通学に比べて日数がかかることがネックです。
しかし、自分のペースで学べるため、仕事をしている人や家事育児に忙しい人におすすめです。

諒設計アーキテクトラーニングでも、通信教育による介護事務資格の講座を開設しています。
専門的なカリキュラムで、効率的に資格取得を目指します。
ぜひ一度ご検討ください。

5. まとめ

まとめ

介護事務は、今後も需要の増えていくことが予想される職種です。
また、家庭との両立がしやすく、長く働ける仕事のため人気もあります。

介護事務資格を持っていることで、就職活動が有利に働きます。
それだけでなく、実際の現場でも即戦力として、スムーズに仕事を開始できるでしょう。

今後の仕事に役立てるためにも、介護事務資格の取得を考えてみてはいかがでしょうか?

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