子どもの健康を守るなら!幼児食を始める目安や乳歯との関係

子どもの健康を守るなら!幼児食を始める目安や乳歯との関係

離乳食を終えると次は幼児食の始まりです。幼児食は大人とほぼ同じものが食べられるため、お母さんにとってはほんの少し、肩の荷が下りるといったところではないでしょうか。それでは、幼児食はどのようなタイミングで始めればいいのでしょうか。今回は幼児食を始める目安や、乳歯との関係について紹介します。

幼児食を始める目安

幼児食を始めるときには、様々な目安があります。

月齢では1歳後半~3歳前後

幼児食を始めるタイミングでは、月齢を中心に考える方法が一般的です。子どもの多くは、1歳半ごろになるとほぼすべての乳歯が生えてきます。離乳食から幼児食に変更するとき、大切なのがきちんと食事を咀嚼することができるかどうか。そのため、食材をしっかりと噛み、すりつぶせる奥歯が生えてきたタイミングが幼児食に切り替える目安となります。

1日3回の食事リズムに慣れている

子どもが一日3回の食事のリズムに慣れてきているということになれば、幼児食にチャレンジしてみてもいいタイミングかもしれません。ミルクや母乳が大きな栄養源となる離乳食とは異なり、幼児食は三度の食事から栄養を取るもの。そのため、食事の回数が整ってきているかどうかも目安となります。

乳歯が10本生えてきている

乳歯の数も離乳食から幼児食に切り替える時期を示しています。もし乳歯が10本程度生えているなら、幼児食を試してみてもいいかもしれません。

水分をコップから飲める

まだ乳歯が生えていない頃は、哺乳瓶などから吸う力だけで水分を補給しますが、もしコップから水などを飲めるようになっていれば、食べるという基本が身についている証しです。

きちんと噛めている

幼児食では離乳食よりも固形のものを口にする機会が増えます。幼児食はよりお米の粒がはっきりしたおかゆや、大人よりも柔らかめに炊いたご飯になるため、前歯だけでなく、奥歯をしっかり使えるかどうかもポイントとなります。乳歯が10本程度生えていれば、しっかりと幼児食を食べられる可能性が高くなります。

幼児食と乳歯の関係

幼児食が歯の発達に与える影響

実は幼児食は、子どもの歯の発達にも影響を与えます。幼児食に入る時期は、歯を使って物を消化しやすくすりつぶして飲み込むという力が発達していく時期。そのため、この時期にしっかり歯を使うことで、より丈夫な歯を育てることができます。

奥歯が生え揃うまでは形がある柔らかい食物

奥歯が生えそろうまでは、ハンバーグなどある程度形があり、柔らかい食べ物を与えましょう。上下の奥歯が生えそろっていなければ、しっかりと咀嚼することができません。

奥歯が生え揃ったらそれほど硬くない食物

奥歯が生えそろって来たら、次は玉子焼きなどそれほど固くない食べ物で、しっかり食べ物を噛み、すりつぶすことを覚えさせましょう。

噛みにくい食物は3歳過ぎまで控えた方がよい

とんかつやステーキなど、しっかり噛まなければいけないものや、噛みにくい食べものは3歳過ぎまで控えたほうがいいでしょう。もししっかりと食べ物がすりつぶされていない状態で飲み込んでしまうと、子どもの胃腸に負担がかかってしまいます。

幼児食で注意しながら与えた方がよいもの

幼児食では、食べ物の大きさや形だけでなく、注意しながら与えたほうがいいものもあります。

生もの(生の刺し身、生卵など)

離乳食を卒業したといっても、幼児はまだまだ胃腸の抵抗力や免疫力が弱いものです。そのため、生の刺身などは与えないほうがいいでしょう。非常に鮮度が良いものであっても、生の魚には雑菌がついていたり、寄生虫がいたりといった可能性もあります。また、包丁やまな板などを使った調理の過程で雑菌が増えてしまうかもしれません。

刺身以外にも注意したほうがいいのが生卵。生卵でも食中毒になる危険があるだけでなく、に生の食品は消化するのに時間がかかるものです。特に、幼児期の子どもは消化器官が未成熟なものです。大人なら食べても平気なものであっても、子どもの場合は深刻な食中毒などを引き起こす可能性もあります。そのため、刺身などを与えるときには、2~3歳まで待つようにしたほうがいいでしょう。

もちろん、魚自体は栄養が豊富なもので、子どもに様々な食を経験させるのは味覚を成長させるうえでも重要なこと。魚を与える場合には、くせのない白身魚などをしっかりと加熱して、少量ずつ与えることを心がけましょう。

誤嚥の危険があるもの

幼児食で注意したい食材には、誤嚥の危険があるものも含まれます。通常、食べたものは口から喉、食道を通じて胃へと送り込まれます。しかし、何らかの原因によって食べ物がのどから気管に入ってしまうことがあり、これが誤嚥と呼ばれるものです。誤嚥には様々な原因がありますが、幼児期に多いのは飲み込む力が弱いということ。特に幼児食に入ったばかりの子どもは、まだ食べ物を飲み込むということに慣れていないため、誤嚥の危険は高くなります。大人であれば、むせたり咳をしたりといった行動によって、間違って気管に入った食べ物を吐き出そうとしますが、子どもはこの力もまだまだ未発達なため、誤嚥してもむせないことがあり、その場合は肺炎の原因にもなってしまいます。

誤嚥を起こしやすいものは、水分の少ない食品。特にナッツなどは口の中でまとまりにくいため注意が必要です。また、ゴマなどもすりつぶしていないものであれば、口の中に残ったものが息を吸い込んだときに気管に入ってしまうこともあります。

誤嚥と同様、気を付けておきたいのはのどを詰まらせやすい食べ物です。高齢者などがおもちをのどに詰まらせるというニュースをよく耳にすることもあるかと思いますが、子どももやはり飲み込む力が弱いことや、まだまだきちんと咀嚼できないといったこともあり、高齢者同様、おもちをのどに詰まらせることがあります。そのほかにも、こんにゃくやところてん、缶詰のモモなど、表面がなめらかなものや、つるりとした感触の食べ物は、噛まずに飲み込んでしまうこともあるため、のどを詰まらせる原因になります。

アレルギーの危険性があるもの

幼児食では、アレルギーの危険があるものにも注意する必要があります。アレルギーがある場合、少量を口にしてものどが痒くなるといった反応がありますが、子どもは言葉で異変を伝えることができません。

そのため、気づいたときにはアレルギー物質を大量に摂取してしまったといったことも起きてしまいます。

特に気を付けたいのが「そば粉」のアレルギー。幼児食にはうどんやそうめん、スパゲティーなど麺類が登場する機会も増えますが、そばに関してはアレルギーの可能性もあるため、2~3歳ごろになって、内臓がしっかりしてくるまで与えないように注意しましょう。

また、初めてそばを食べさせると言う場合には、万が一のことも考えて、医療機関を受診しやすい平日の午前中などを選びましょう。

最初にそばを食べるときには、そば一本を細かく切り、それを食べさせてから数時間は子どもの様子を見守りましょう。

もし体調に変化がなければ、少し時間を空けて、翌日などに少し量を増やして食べさせてみましょう。

そば以外にも、エビやカニ、小麦、落花生なども重篤なアレルギー症状を引き起こすことがあるため、幼児食に用いるときは注意が必要です。

まとめ

子どもの成長の証でもある幼児食へのステップアップ。ただし、子どもの成長には個人差が大きいものなので、焦ることなく子どもの様子を見ながら少しずつチャレンジしていくとよいでしょう。

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