本当は効くの?薬膳の効果・効能は

本当は効くの?薬膳の効果・効能は
美容と健康に効果的というのが薬膳のイメージ。そのため興味を持っている女性の方も多いかもしれません。では、実際には薬膳にはどのような効果や効能があるのでしょうか。今回は薬膳の効果や効能、簡単な薬膳スープのレシピなどについてご紹介します。

薬膳の効果・効能とは?

薬膳とは、中国の伝統的な医学である「中医学」の知識や技術、理論を用いた料理のことを指しています。この薬膳にはどんな効果や効能があるのでしょうか。

基本は不調を防ぐもの

薬膳は美容と健康に効果があると言われています。というのも、薬膳で使用されている食材の中には、漢方薬にも使用されているものがあるから。漢方薬は、植物や動物、鉱物といった自然に存在するものの中で、薬としての効果が高いものを選び、調合したものですが、薬膳でもこれらの生薬を食材として使用、内側から身体の調子を整えてくれます。 また、薬膳は体調を整えて、病気になる前の段階で身体を調整する効果も期待できます。中医学では「未病」という考え方がありますが、これは病気ではないが健康でもないという、病気と健康の間の状態。 この未病の段階で体調を整え、病気になることを防ぎながら身体を健康な状態へと導きます。 そのため、薬膳を普段の生活に取り入れることで、不調を防ぐという効果が期待できます。

薬膳で解消できると言われる症状

では、どのような症状が薬膳で改善できるのでしょうか。薬膳は健康面と美容面のふたつの効果があります。 まず健康面では、冷え性や疲れ対策、滋養強壮、肩こりや腰痛など。特に生活習慣病に対しては効果を発揮します。というのも、薬膳の基本となるのは、身体の中に溜まった余計なものを排出し、身体の力を補うという考え方。現代人は不規則な食生活や偏ったメニュー、コンビニ弁当やファストフードによる塩分や糖分、脂質などが過剰になりがち。それが溜まりすぎたものが糖尿病や高脂血症、高血圧といった生活習慣病ですが、薬膳は食べ過ぎを防ぎながら、体内から不要なものの排出を促し、身体の調子を整えてくれます。 一方の美容面では、むくみや便秘、肌荒れなどにも効果があります。 実はむくみや便秘、肌荒れなども、生活習慣病と同じく、体内に不要な老廃物や水分が溜まってしまったことが原因。薬膳で使用される生薬は、これらの不要な老廃物や水分の排出も促し、すっきりした身体に導いてくれます。 また、薬膳の美容効果としてダイエットが挙げられます。 薬膳は様々な効能を持った食材を組み合わせて料理として提供するものですが、素材や組み合わせによって、内側から体質改善を行うことも可能です。 そもそも薬膳のベースとなっている中医学は、個人の体質や体調を重視し、それを健康な状態へと導くもの。そのため、中医学の理論をベースにした薬膳も、体質の改善に効果を発揮します。太りやすい体質やむくみやすい体質、なかなか体重が落ちないといった場合でも、身体の中から不足している物を補うことで、痩せやすく太りにくい体質へと導いてくれます。

薬膳の「温熱性」「平性」「寒涼性」

薬膳で重要になるのが、食材をどのように組み合わせるか。そのときにポイントとなるのが食材の持っている特性です。

薬膳で使われる食材は大きく3つに分けられる

薬膳では食材の特徴を大きく三つに分けて考えます。それが「温熱性」「平性」「寒涼性」と呼ばれるものです。

体を温める「温熱性」は血行促進や冷え性改善

「温熱性」とは、身体を温める性質を持った食材のことです。さらに巡りをよくして、身体を元気な状態に導きます。 また、発汗を高め、新陳代謝を促すのも温熱性の食材の特徴。冷えた身体を温めたり、冷え性の改善などには効果がありますが、発熱している場合や、身体が熱すぎる場合などは避けたほうがよいでしょう。また、これらの食材は大量に摂取すると身体のバランスが崩れることがあります。 温熱性の主な食材は、牛肉や羊肉、アジやイワシ、エビ、ウナギ、ナガイモ、カボチャ、タマネギ、ニンニク、ショウガといった物が挙げられます。 調味料では、黒砂糖や酢、味噌、コショウなども温熱性の食材です。 なお、薬膳では飲み物にもそれぞれの性質があると考えますが、温熱性の飲み物はコーヒーや紅茶、酒などが挙げられます。

温熱や寒涼などに影響を与えない「平性」は吸収率や薬膳効果を高める

身体を温めたり冷やしたりする作用がない食材のことを、薬膳では「平性」と呼びます。平性の食材は、偏りが少なく滋養強壮にも効果があり、病後や子どもでも食べられると考えられる食材です。また、吸収率や薬膳効果も高いため、積極的に摂取したい食材です。 平性の食材としては、大豆、卵、鶏肉、サケ、サバ、サンマ、ジャガイモ、サツマイモ、ニンジン、シイタケ、リンゴ、ブドウなどがあります。飲み物では牛乳、調味料ではハチミツなども平性の食材で、薬膳では非常によく用いられます。

熱を体外へ逃がす「寒涼性」は血圧の上昇を抑える

身体に溜まった熱を冷まし、身体から不要な水分を排出したり、消炎の効果などがあるのが寒涼性の食材です。寒涼性の食材には海藻なども含まれているため、便秘解消の効果も期待できます。 ただし、寒涼性の食材を食べるときは身体が冷えすぎないように、温熱性の食材と組み合わせたり、冬の季節に食べ過ぎないようにしたりといった注意が必要です。寒涼性の食材には、豚肉、マグロ、そば、ホウレンソウ、春菊、キュウリ、ナス、トマト、レンコン、スイカ、カキなどが挙げられます。 飲み物では、麦茶や緑茶も寒涼性の食材です。また、調味料では塩、出汁でよく使用される昆布も寒涼性の食材なので、知らず知らずに取りすぎになってしまうこともあるため、注意するとよいでしょう。

手軽に効果を感じられる薬膳スープ

薬膳というと、家庭で作るときにはどうしても敷居が高く感じられます。そんなときにはスープがおすすめ。簡単にできる薬膳スープのレシピを紹介します。

目的や体の調子にあわせて多種多様な効果を得られる

薬膳をスープにするメリットは、目的や身体の調子に合わせて多種多様な効果を得られるということ。特に薬膳は身体を温めることが大切と考えますが、スープならそれにぴったりです。 また、スープならベースとなる鶏ガラスープに食材を入れるだけと、料理が苦手な人にも非常に簡単です。 たとえば、冷え性には生姜やネギのスープ。ショウガもネギも身体を温める効果が高い食材で、冷えを解消してくれます。 一方、貧血には黒ゴマやホウレンソウのスープが最適。黒ゴマやホウレンソウには身体の中のエネルギーを補ってくれる働きがあると考えられているため、貧血で悩んでいる人には最適です。 もし疲れ気味な方や身体が重いという場合には、、切り干し大根や干ししいたけのスープが良いでしょう。干した野菜にはデトックス効果があると言われているため、体内の老廃物の排出に効果が期待できます。 さらに干した野菜は旨みが凝縮されているため、塩分を減らすことができるため、塩の取りすぎによるむくみ解消といった効果も期待できます。

まとめ

様々な効果や効能がある薬膳のレシピ。レシピの中には、日常的に手に入る材料で本格的な効果がある薬膳料理を作ることができるものも珍しくありません。もし興味が出てきたという方は、この機会に薬膳の深い世界を学んでみてはいかがでしょうか。 通信教育講座の諒設計アーキテクトラーニングTopへ
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