もっとくわしくなりたい人に!タロットの基本的な知識

もっとくわしくなりたい人に!タロットの基本的な知識

占いの中でも人気が高いタロットカード。神秘的な雰囲気で奥の深いタロットカードですが、今回は知っておくとさらに楽しくなるタロットカードの基礎知識や歴史、タロットで占えることや占えないことなど、基本的な知識をご紹介します。

タロット占いとは

タロットカードは、「死」「力」「世界」などそれぞれ異なる絵柄が掛かれているものですが、そもそもタロットカードを利用した占いとはどのようなものなのでしょうか。

タロット占いは、タロットカードを様々な展開方法で開き、運勢や人の気持を占うものです。

タロットカードによる占いでは、引いたカードや、順番によってそこから意味を見出しますが、引いたカードは偶然によって手元にやってきたというふうには考えません。現れたカードは、占った人の潜在意識によってもたらされたもの。いわば、偶然の中に必然性をもたらすという意味では、「卜占い」の一種ということができるでしょう。タロット占いの基本的な考え方は「出てきたカードは何らかの意味を持つ」ということです。そのため、タロット占いでは、出てきたカードのメッセージをどのように読み取るかということが重要になります。

タロットの歴史

タロットカードは古い歴史を持っています。

その起源にはいくつかの説があり、はっきりしたことは分かっていませんが、有力なのはイタリアで作られたカードが起源になったというものです。事実、現存している世界最古のカードは、当時のミラノ公であったフランチェスコ・スフォルツァが描かせた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」と言われ、このカードは博物館や図書館などで一部が保存されていますが、すべて手書きで作られたこのカードは、現在のカードとほぼ同じ構成を持っているといわれています。

ただし、当時のタロットカードは占いというよりも、カードゲームの道具としてトランプのように使用されていました。

トランプでもゲームだけでなく占いを行うことができますが、それと同じようにタロットカードもゲーム用のカードから、占いのツールに変化したと考えられています。

そのほかにも、タロットカードにはエジプトに起源を持つという説があります。これは18世紀のフランスの作家だったジェブランが提唱した説ですが、具体的な証拠はなく、現在ではこの説はあまり信じられていないようです。

また、19世紀には神秘思想家のエリファス・レヴィが「ユダヤ起源説」を提唱したこともあります。エリファス・レヴィは「近代西洋魔術の父」とも呼ばれ、当時の作家などに多大な影響を与えた人物ですが、レヴィによれば、タロットカードの枚数とユダヤ人の使うヘブライ文字のアルファベットの数が一致していることを根拠に、タロットカードはユダヤに起源を持つという説を唱えました。ただし、このユダヤ起源説も文字とカードの数が同じと言う以外には、証拠が見つかっていません。

これ以外にも「世界を放浪するジプシーが広めた」という説や「中国の占いである易の六十四卦が西洋に伝わりタロットになった」などの説がありますが、どの説が正しいのか、またイタリアで最初のタロットカードが誕生するまでどのような経緯があったのかについて、はっきりとしたことは分かっていません。

ただし、イタリア以降、タロットカードは木版画の量産品が出回るようになると、一気に庶民の人気を集めるようになりました。ただし、そのときにもまだタロットは主にゲーム用のカードとして使われていました。この時期のタロットのことは「ヒストリカル・タロット」と呼ばれています。

やがて、18世紀から19世紀にかけてはタロットによる占いの手法が確立されるようになり、それまでのゲームという存在から、神秘的なムードを漂わせるようになりました。この時期のタロットは「エソテリック・タロット」と呼ばれています。これ以降の「モダン・タロット」の時期には、ヨーロッパの神秘主義者や思想家がそれぞれタロットの秘教化を進め、タロットはより神秘的な存在になります。

その後タロットはヨーロッパからアメリカにわたり、ニューエイジムーブメントと結びつき、大きな人気を集めます。この時期のタロットは「トランスフォーメーション・タロット」と呼ばれ、新しいデザインが次々と誕生するとともに、一般にもタロット愛好家が拡大していきました。

タロットの種類とカード構成

ひとくちにタロットと言っても、実は大きく分けて二つの種類が存在します。

それが「マルセイユ版」と「ウェイト版」と呼ばれているものです。

マルセイユ版は最初に誕生したタロットの構成などを大きく受け継いでいるもので、木版画の技術が発展したときにフランスのマルセイユで誕生したことから「マルセイユ版」と呼ばれています。マルセイユ版はヨーロッパを中心に使用されているタロットカードです。

一方の「ウェイト版」は、イギリスからアメリカに伝わったもので、現在では世界でもっとも人気のあるタロットして知られています。このウェイト版は「ライダー版」という別名でも知られています。

マルセイユ版、ウェイト版ともに枚数は大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の全部で78枚で、枚数に違いはありませんが、マルセイユ版とウェイト版では大アルカナのカードの番号と内容が入れ替わっているほか、マルセイユ版が小アルカナがトランプのように数字だけが記されているのが中心なのに対して、ウェイト版ではそれぞれに絵柄が書き込まれています。

ちなみに「アルカナ」とは、ラテン語に由来する言葉で「隠されたもの」「秘密」などを意味しています。大アルカナは寓意絵、小アルカナは「杖」「剣」「杯」「硬貨」の四つの組みに分けられ、それぞれ1から10までの数札と4種類の人物札で構成されています。この小アルカナはトランプの基礎になったカードとも言われています。

タロットで占えること・占えないこと

タロットカードによる占いには、占えることと占えること、またタロットの占いが向いていること、向いていないことがあります。

タロットカードが占えること、またタロットによる占いが向いているのは、近い未来や現在の状況についての占いです。タロットは占う人の直感やインスピレーションを重視した占いの方法なので、たとえばホロスコープのように、その人の人生や運命全体を占うことには不向きです。タロットカードによる占いが適しているのは、現在の状況について、また近い未来のことです。

タロットカードでの占いを行うときは、具体的なことがおすすめです。たとえば「自分の恋愛運はどうか」ということよりも、「好きな人は振り向いてくれるか」など、具体的な解決策を求める質問が向いています。

また、タロットカードではギャンブルに関することなども向いていません。例えば「競馬でどの馬が勝つか」といったことは、本人がどれだけ努力しても結果には影響しないこと。タロットは、結果をもとに自分が行動することで問題を解決する占いです。自分の努力ではどうしようもないことを占うには不向きです。

それは人の生死に関しても同じこと。人間の生死に関しては誰も手出しをすることができません。

まとめ

歴史と伝統のあるタロットカードは、調べれば調べるだけ面白くなってくるものです。また、タロット占いは自分の心との対話でもあります。もし今現在、悩んでいることがある人は、タロットカードに尋ねてみてはいかがでしょうか。

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