スパイスパワーと人類の関係

薬としてのスパイス

人類とスパイスの深い関係とは

人類がスパイスを使い始めたのは、なんと旧石器時代にさかのぼると考えられています。狩りや漁で得た肉や魚を保存していると風味の低下や腐敗がどうしても起こってしまいます。それを抑える効果のある植物を経験的に見つけ出して使うようになったのです。老古学的研究では、アメリカ大陸原産のトウガラシは、少なくとも紀元前7000年には南米ペルーの山岳地帯で栽培され、利用されていました。紀元前3000年ごろのメソポタミア文明の粘土板医学書には、薬として使われたさまざまな植物の中に「ケシ」や「タイム」が記載されています。

エジプトのピラミッドはスパイスパワーでつくられた?

古代エジプトでは、輪廻転生が信じられ、王様が亡くなった後、生まれ変わる時のために遺体をミイラにしていました。ミイラづくりには「アニス」「クミン」「シナモン」などのスパイスが用いられ、有名なツタンカーメンの墓からも「ガーリック」が見つかっています。さらにピラミッドの建設の際に労働者が疲労や暑さによる体力消耗防止のためガーリックやオニオンを大量に食べていたという記録も残されています。

エジプトでは、中央アジア原産といわれるガーリックを、シリアやトルコなど東方貿易を中継して輸入し、労働者に支給するため、500億円以上も支出したとピラミッドの碑文に刻まれています。これだけの大金がガーリックというスパイスに投じられた理由は、ナイル川の定期的な増水や氾濫による衛生状態の悪化に対して、ガーリックの殺菌作用を活用したことと、ピラミッド建設の労働者が、ガーリックを日常的に食べていたことを物語っています。

薬としてのスパイス

エジプトには、他にも紀元前1500年ごろの医学書に、他の薬品類と並んで「コリアンダー」「サフラン」「フェンネル」「カラシ」などの記録が残っています。インド原産のコショウも、2500年以上の栽培の歴史があると考えられていますし、紀元前1000年ごろのバラモン教の経典には「ナツメグ」を頭痛薬や整腸薬として用いていたという記録があります。古代ギリシャのヒポクラテスの著作にも薬としてのコショウの使用方法が記載されているので、ヨーロッパでも2400年以上の歴史があることが分かります。アジアでも古代中国の前漢時代には、皇帝に謁見する際や神への祈りを唱える際には「クローブ(丁字)」の葉を口に含んで口を清めたと伝えられています。

最後に

これだけ近代医学が発展し、化学的に合成された薬が作られても、民間薬として胃腸薬にフェンネルやクローブ、疲労回復にガーリクが根強く用いられているということは、人類とスパイスの長い関係の証でもあるのではないでしょうか。

 

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