失敗は成功の母!失敗例から学ぶ手作り石鹸

失敗は成功の母!失敗例から学ぶ手作り石鹸

手づくり石鹸を始めたばかりの頃は、失敗も多いもの。実は手作り石鹸が失敗してしまうにはいくつかのパターンがあります。今回は手作り石鹸の失敗例と、そこから学ぶ成功への方法をご紹介します。

手作り石鹸のよくある失敗例

手作り石鹸の失敗にはいくつかのパターンがあります。まず多いのが、材料を混ぜているときに発生する失敗。たとえばトレースが出ない、できすぎる、素材が分離してしまう、ジェル化して固まらないといったものがこれにあたります。

また、型に入れたり、型から出すときにも、トラブルが起こりがちです。

さらに手作り石鹸で多いのが、使用感や仕上がりに関する失敗。

使っていると使うと泡立つ前に溶け崩れる、石鹸としては使えるが仕上がりに不満といったものがこのタイプです。

特に手作り石鹸の場合、好みの模様や色を出せることも魅力ですが、考えていたような模様や色にならなかった、石鹸がなんとなくパサパサ、ボソボソしているといった失敗も起こりがち。

これらの失敗には、それぞれの原因と対処法があります。

手作り石鹸のトレースが出ない原因と対策

トレースとは、油脂とアルカリを混ぜたとき、生地が重くなり、道具の跡がはっきりと見える状態のこと。トレースは材料が石鹸になる「鹸化」が始まっている証拠なので、しっかりとトレースを出すことが石鹸づくりを成功させるポイントです。

しかし、どれだけ頑張って石鹸を作っていても、なかなかトレースが出ないことがあります。

これはそもそもの分量が間違っていることが原因かもしれません。

油脂とアルカリの分量が適正ではないと、どれだけ混ぜてもトレースが出ることはありません。また、レシピ通りの分量を守っていても、油脂の状態やメーカーによって、トレースに時間がかかることがあります。油脂は天然の原料なので、ひとつひとつ微妙に成分が異なっています。

ただし、この場合は分量が正確であればしっかりと混ぜているとトレースが生まれます。

逆にトレースが早く出過ぎてしまうという失敗も珍しくありません。トレースが出にくい素材を使うときには、反応を促進するためにエタノールなどを使うこともありますが、それらの反応促進材を使っていないのにトレースが早く出過ぎるという場合には、原料となる油脂が原因になることがあります。

たとえば、バター系の油脂を使った場合には他の油脂より反応が早くなります。そのため、トレースが早く出過ぎてしまって型に入らないということも考えられます。もしバター系の油脂やミルクを使っている場合には注意が必要です。

手作り石鹸が固まらない原因と対策

手づくり石鹸を作っていると、どうしても固まってくれないということも多いもの。固まらない石鹸を捨ててしまって悲しい思いをしないために、石鹸が固まらない原因を知っておきましょう。

手づくり石鹸を作るときには、油脂とアルカリを混ぜ合わせますが、このとき鹸化がゆっくりと進行しています。

鹸化がしっかりと始まっていない状態で型に入れてしまうことが固まらない原因のひとつ。

それを避けるため重要なのがトレースです。しっかりトレースを確認して型入れを行いましょう。

また、型に入れたあと、石鹸がジェル化したまま固まらないことがあります。これは「過冷却」と呼ばれるもので、オイルの温度が下がっても固まらない現象のこと。

通常の場合、石鹸はジェル化したあと、個体になりますが、水分量が多いなどの条件が重なると、ジェル化したままで固まらなくなってしまいます。

もしこの状態になった場合、型ごと冷蔵庫に入れてさらに温度を上げましょう。過冷却の温度よりも温度を低くすることで、ジェル化した石鹸を固めることができます。

手作り石鹸が型から出ない原因と対策

初心者の頃に多いのが型出しのトラブル。牛乳パックなどの場合、紙を破ることもできますが、専用型の場合にはどうすることもできません。

型から石鹸が出ないという場合には、石鹸の水分量が関係しています。石鹸は型に入れると少しずつ水分が蒸発しますが、この水分が不足していると、石鹸が型に張り付いてしまいます。

もし石鹸が型に張り付いた場合には、一度冷凍庫に入れて放置してみましょう。

すると、温度差によって型の内側に結露が生まれ、その水分によって石鹸を型から外すことができます。

手作り石鹸の分離

石鹸の失敗では、石鹸の素材が分離してしまうことも少なくありません。

中には、混ぜている途中だけでなく型に入れてから分離してしまうということも。

石鹸が分離してしまうことには、材料が混ざり切っていない、温度が高すぎるなど様々な原因があります。

石鹸を分離させないためには、石鹸を型に入れる前にしっかりとトレースを確認することと、室内の温度や素材の温度をきちんと管理することが必要です。

では、もし石鹸が分離してしまったらどうすればよいのでしょうか。

もし型入れの前であれば、しっかりと材料を混ぜ合わせましょう。

そうすることで分離した材料を元の状態に戻すことができます。

その他にも、生地を加熱して混ぜ合わせるという方法も。生地を温めることで、素材が混ざりやすくなり、分離した生地を回復させることができます。

手作り石鹸が溶け崩れる

一度固まった石鹸でも、使っていると泡が立つ前に崩れてしまうということがあります。

この場合、原因になっているのはオイルの質。たとえばナッツ系のオイルの場合、出来上がった石鹸は柔らかめ。そのため、すべてのオイルをナッツ系にしてしまうと、泡立つよりも先に石鹸が崩れてしまい、油だらけになるということに。オリーブオイルでもこういった現象が起きることがあります。

手作り石鹸の楽しみのひとつは自分好みのオイルを使えることですが、初心者の間はレシピ通りの分量を守るように心がけましょう。

仕上がりに不満

手作り石鹸を作っていると、一応石鹸としては使えるけれど、仕上がりが不満だとか、なんだか納得できないということも少なくありません。そういうときに便利なのが「リバッチ」という方法です。

リバッチで作り変えられる

リバッチとは、石鹸を「再形成」することです。たとえば、石鹸をナイフなどで美しい形に切り出すソープカービングで出た小さなかけらなどを再び加工、ひとつの石鹸に作り直すことを指しています。

リバッチは比較的簡単に行うことができるだけでなく、肌当たりがよくなるというメリットも。もし仕上がりに不満だという場合、リバッチで石鹸を作り変えるのもおすすめの方法です。

リバッチはホットプロセスと同じ

ではリバッチはどのように行えばよいのでしょうか。リバッチは、一言いえば、原料を加熱して石鹸を作るホットプロセスとほぼ同じ方法。

まずリバッチしたい石鹸を細かく刻み、石鹸の分量の15~20パーセントの精製水と共にボウルに入れます。

その後、湯煎で石鹸と精製水を温めます。このとき、温度は70℃程度が目安。また、ヘラなどを使って丁寧などで混ぜ合わせて、空気が入るのを防ぎましょう。

しっかりと石鹸が溶けたら、後は型に入れるだけ。このとき、エッセンシャルオイルなどを加えて香りを変えるというのもよい方法です。

型に入れた石鹸は約一日置いて切り出し、さらに一か月程度乾燥させれば、しっかりと固さが残った使いやすい石鹸になります。

まとめ

失敗しても何度でもやり直せるのが手作り石鹸の魅力のひとつ。もし失敗したときはそれを次に生かすつもりで、思い切ってチャレンジしてくださいね。

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