リフレクソロジーとは?その目的と基本知識

リフレクソロジーとは?その目的と基本知識

足の裏を刺激して美容や健康を導くリフレクソロジー。サロンに行ってみたい、自分でもやってみたいと考えている方も多いことでしょう。しかし、そもそもリフレクソロジーにはどのような目的があるのでしょうか。今回はリフレクソロジーの目的や基本的知識についてご紹介します。

リフレクソロジーとは?

知っているようできちんと理解することはなかなか難しいリフレクソロジー。では、そもそもリフレクソロジーとはどのようなものなのでしょうか。

「リフレックス=反射」と「ロジー=学問」を合わせた造語

リフレクソロジーは、簡単に言えば足の裏を刺激することで、全身の臓器や組織に働きかけ、不調を解消したり美容に効果をもたらす技術です。リフレクソロジーでは、足の裏に人間の全身が現れると考えていて、そのため足の裏を刺激することで、その効果が全身に反射して効果をもたらすと考えられています。これはこれまでの経験から導き出されたもので、リフレクソロジーという言葉自体が、「リフレックス=反射」と「ロジー=学問」を組み合わせて作られた言葉です。

日本では「反射学」「反射療法」とも言われている

リフレクソロジーは日本では「反射学」「反射療法」と訳されています。これは足の裏に、全身の臓器や組織を反射する「反射区」があるという考えに基づいたもの。反射区は、人間の身体の働きを投影するもので、足の裏だけでなく、ふくらはぎや手、耳、頭などにも存在しています。その中でも、もっともわかりやすいのが足の裏。そのため、リフレクソロジーでは足の裏へのアプローチを中心とした施術が行われます。

反射区を刺激して心身を整える

では、この反射区とは具体的にはどのようなものなのでしょうか。反射区とは、分かりやすく言えば内臓などにつながる末梢神経が集まっている部分です。リフレクソロジーの考え方では、反射区は頭から足の先まで、全身を10本のエネルギーの通り道であるエネルギーラインが存在していると考えます。反射区はこのエネルギーラインの終点に当たる部分。そのため、反射区を刺激するとエネルギーラインに対応した臓器や組織に刺激が反映され、それが身体に対してよい影響を与えると考えられています。

また、リフレクソロジーと混同されやすいものとして「ツボ」がありますが、このツボは中国の伝統医学である経絡理論をベースにしたもの。ツボ押しでは、この経絡に沿ったポイントが全身のあちこちに分布していると考えます。

リフレクソロジーの目的

それでは、リフレクソロジーはどのような目的で行われるものなのでしょうか。

全身の機能の活発化

リフレクソロジーの大きな目的のひとつは、全身の機能を活発にすることです。人間の身体は、ストレスや疲れ、慢性的な働きすぎなどによって本来持っているよりも低いパフォーマンスしか発揮することできないという場合が非常に大きいもの。リフレクソロジーでは、自律神経に働きかけることでストレスを解消、また反射区を刺激することで、全身の臓器や組織に働きかけて、持っている機能を活発な状態に導きます。

自然治癒能力を最大限引き出す

人間の身体には、身体の異常や故障を発見したときに、自然の力でそれを治癒しようという働きが備わっています。また、もともと身体は健康になろうとしているもの。ところが身体が疲れた状態では、それら自然治癒能力も低下して、思うような力を発揮することができません。しかしリフレクソロジーは反射区を通じて全身に働きかけることで、自然治癒能力を引き出し、病気になりにくい身体づくりに役だってくれます。

血液やリンパの流れを促進する 

足は「第二の心臓」とも言われるように、筋肉によって血管にポンプのような役割を果たして、心臓から送り出された血液を再び心臓の方向へと送り返す働きがあります。しかし、通常では座りすぎや運動不足によってこの働きはどうしても衰えがちになってしまいます。リフレクソロジーでは、足の裏を刺激することで外側からポンプの働きを向上させて、全身の血液やリンパの流れを促進、体内の循環を向上させます。

これによって身体が温まるだけでなく、足のむくみを解消したり、身体の不要な水分や老廃物を排出するためのデトックス効果も発揮します。

心身の健康増進

リフレクソロジーは、内臓や神経に働きかける技術。もともと人間の身体は一か所の不調というよりも、複数の場所で不調が起きることで体調が低下するもの。しかし、リフレクソロジーの場合、いくつもの場所を同時に刺激することができるため、総合的な心身の健康増進に役立ちます。

東洋式と西洋式

ひとくちに「リフレクソロジー」と言っても、実はいくつかの流派があります。ではそれぞれの方法では、どのような点が異なるのでしょうか。

東洋式…関節や器具を使う、むくみや倦怠感の緩和

リフレクソロジーの中でも、日本人になじみ深いのが「東洋式」と呼ばれるものです。東洋式リフレクソロジーの代表ともいえるのが台湾式。

台湾式のリフレクソロジーや指の関節や器具などを使用するのが特徴。指の関節を曲げてできる固い部分や、木の棒などによって反射区を強く刺激し、体内の内臓や神経、筋肉の凝りなどを改善していきます。

東洋式の特徴は、痛みを感じるほど強い刺激を与えることですが、これは痛みを知ることで自分の体内に起きる不調を知るという意味があります。また、強い刺激を与えることで、心身の改善に即効性があり、慢性的な病気や不調の改善を図ることができます。

実は東洋式と呼ばれるリフレクソロジーの発祥はヨーロッパ。アメリカで編み出されたリフレクソロジーの技術が台湾に渡り、そこで独自の発展を遂げたとも言われています。

もともと西洋人は痛みや刺激には弱いため、それでは物足りなくなった東洋人により、マッサージよりも医療目的として発展してきたのが東洋式リフレクソロジーの特徴です。

西洋式…人の手だけ(指)を使う、治療の延長線上で一般的に活用

東洋式リフレクソロジーに対するもうひとつの流派が西洋式のリフレクソロジーです。実はリフレクソジーの理論が誕生したのはアメリカ。そのため、西洋式リフレクソロジーは、リフレクソロジーの王道ということもできます。

もともと、足の裏をマッサージするという方法は古代から世界各地に存在するものでしたが、それを反射区という概念を組み入れて現在の形にまとめたのがアメリカ人の医師であるウィリアム・フィッツジェラルド博士。博士の理論はアメリカで注目を集め、やがてそれがイギリスにわたり、リフレクソロジーとして発展していきました。

西洋式リフレクソロジーの特徴は、あまり痛みを与えないこと。もともと、マッサージというよりもリラクゼーションを目的としたもので、病を治療するというよりも、ゆったりと楽しむリラクゼーションや健康法のような位置づけでした。

ちなみに、東洋式や西洋式といった区別は日本独自のもので、最初にリフレクソロジーを広めた団体が格式高いイメージを与えるために英国式と名乗ったことや、リフレクソロジーの学校が最初に英国で出来たことがその理由とされています。

まとめ

健康と美容に高い効果を持つリフレクソロジー。ちょっとした知識を身につければ家庭でも簡単に行うことができるので、気になっていたという方は一度しっかりと知識を身につけてみてはいかがでしょうか。

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