認知症と音楽

認知症と音楽

「認知症」「アルツハイマー病」という言葉は、いつからこんなに身近になってしまったのでしょう。

今は知らない方がいないくらいですね。

テレビや雑誌で取り上げられているからではなく、親戚や祖父母、両親などの近い家族でも認知症の診断を受けたという経験は年々増加しています。

そして、まだ家族には発症していないという方でも、何かしらの不安や恐れを感じている病いの一つです。

どのような病気でも恐怖はありますし、人類は永久の命ではないとわかっていても、「もしも、自分が・・・」と考えると不安感でいっぱいになるものです。

一体、何が不安なのでしょう。

おそらく、自分の意識がなくなってしまうという不安でしょうか。

確かに認知症になると、もの覚えが悪くなり、何を食べたか、どこにいるのか、忘れてしまったりします。

いま、持っているものが何なのか、なぜこんな服を着ているのか、意識がそこに向かなくなってしまうのです。

この煩雑な情報社会の中で、忘れてしまうことはかえって幸せなのかもしれません。

しかし老いて忘れっぽくなった自分のことを、まるで一人前ではなくなったかのように周囲から扱われるかもしれないという屈辱や嫌悪の気持ちは、想像するだけでも暗い悲しみが押し寄せてきます。

「そんな風になりたくない。」と、みなが持っている気持ちです。

そんな認知症のことで、一筋の光を感じる話があります。

現在、世界中で多くの研究が進められており、たくさんの治療法も開発されています。

「音楽療法」もその一つです。

認知症の方に音楽を聴いてもらうというシンプルなものです。

最近のポップスではなく、古いクラシックや童謡、その患者の世代や国にもよりますが、懐かしい時代のものです。

認知症であっても、記憶は存在しています。その記憶に音楽で呼びかけ、反応を誘うのです。

単純なリズムを刻むことだけでも、生命の運動に語りかけることができます。(ドラムサークル)

子供の頃によく歌っていた歌を偶然聞いた時、パッとその頃の光景が浮かんでくることはありませんか?

忘れていたような人々やその時の香り、季節、声、感情など。

私たちが今こうして過ごしている日常も現実ですが、それも音楽の引き起こす現実なのです。

認知症の方々が音楽を聴いて、一緒に歌いだしたり、リズムを指でたたいたりすることがあるそうです。

時には感情的に涙をこぼしたり、目を輝かせることも・・・。

単に過去を思い出しているのではなく、いま、音楽によって刺激を受けた感情を表現しているともいえます。

中には、普通におしゃべりが成立している時間が伸びたり、急に放っておいた趣味を始めた方もいるそうです。

一緒に誰かと演奏したり歌うことで、その間、心を通わせることができ、そのプラスの感情は深い意識に何かの刺激を投じています。

そして介護をしている方の接し方にも変化が生じるそうです。

もちろん、たくさん歌った後で歌ったことすら忘れてしまうかもしれません。

しかし、物忘れがひどくなり、日常生活が大変になっても、本来の自己は失われることはないのです。

今後、音楽療法がどんどん治療に取り入れられていくことを期待しますが、まず私たちも認知症への絶望的な認識を正す時かもしれません。

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