正しく理解できてる?マクロビアンの正しい意味と、ベジタリアンとの違いとは

正しく理解できてる?マクロビアンの正しい意味と、ベジタリアンとの違いとは

野菜や玄米を中心にした食生活を送るマクロビオティック。健康や美容に対する意識の高い人の中には、実際にやってみたいと考えている方も多いかもしれません。しかし、改めて考えてみると、マクロビオティックとベジタリアンにはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、マクロビオティックの正しい意味と、ベジタリアンとの違いなどについて解説します。

マクロビアンとは

マクロビオティックについて調べていると、「マクロビアン」という言葉を見かけるかもしれません。このマクロビアンというのは、「マクロビオティックを実践する人」ということです。マクロビオティックは日本で生まれたライフスタイルですが、第二次世界大戦後にアメリカに輸出、それ以来、マクロビオティックとして体系化され、現在もアメリカのセレブなどを中心に人気を集めています。

このマクロビオティックの知識にのっとり、正しい食生活を送っている人のことを「マクロビアン」と呼びます。

マクロビアン以外のヘルシーな食事法

マクロビアンは動物性たんぱく質を避けて、玄米菜食の食生活を送っている人々のことですが、その他にも、マクロビオティックに似た食のスタイルを守っている人もいます。その代表がベジタリアン。ベジタリアンは菜食主義者と呼ばれ、宗教や思想、信条的な理由によって、動物性の食品を食べないという人々のことです。

ベジタリアンの歴史は古く、古代インドやギリシア・ローマ時代から様々な理由によって肉食を絶っている人々がいたことが知られています。

さらにベジタリアンの中の「ビーガン」と呼ばれる人は、肉や魚だけでなく、卵、乳製品、ハチミツ、肉に由来するエキスやラードなどを口にしないという人々です。ビーガンは宗教的または健康的な理由ではなく、倫理的な理由でなる人が多いといわれ、徹底している人の場合、動物実験を行った製品や革製品なども使用しない場合もあります。食べ物に関してだけのビーガンの場合には「ダイエタリー・ビーガン」と呼ばれることもあります。

また、ベジタリアンの中でも、肉と魚、卵は食べないが、乳製品は食べるという人々もいて、このタイプのベジタリアンは「ラクトベジタリアン」と呼ばれます。

一方、肉と魚、乳製品は食べないが卵は食べるという人々もいて、これらの人々は「オボベジタリアン」と呼ばれます。

肉と魚は食べないが、卵も乳製品も食べるという人たちは「ラクト・オボ・ベジタリアン」と呼ばれます。さらに、野菜の中でもナッツや果物、豆といった木になるものだけを食べる「フルータリアン」など、ベジタリアンにも様々なタイプが存在しますが、通常は「肉や魚を食べない人」と言う場合には「ベジタリアン」という言葉が使われます。

マクロビアンとベジタリアンの違い

それでは、マクロビアンとベジタリアンの違いとはどのようなものなのでしょうか。

マクロビアンもベジタリアンも、肉や魚、卵を食べないという点では共通しています。

しかし、マクロビアンの場合、単に野菜だけを食べるというわけではありません。マクロビアンが重視しているのはマクロビオティックの考え方。マクロビアンは、単に野菜や玄米を食生活に中心にするだけではなく、季節や土地、陰陽バランスに基づいて食材を選んでいます。

マクロビオティックはそもそも玄米菜食主義なのか?

マクロビオティックには、「身土不二」「一物全体」といった二つの原則があります。また、マクロビオティックでは「陰陽調和」という考え方を重視しています。

マクロビオティックの食事が玄米菜食なのは、その食材がこれらの原則と合致しているから。そのため、マクロビオティックとベジタリアンとは、考え方が根本的に異なっているということもできます。

マクロビの基本ルール

それでは、マクロビアンとベジタリアンを分けている、マクロビオティックの二大原則とはどのようなものなのでしょうか。

原則のひとつは「身土不二」と呼ばれるものです。これは、人間の身体と、住んでいる土地は分けることができないという考え方です。これを食生活に当てはめて考えると、人間は住んでいる土地の、旬の食べ物が最適の食べ物だということになります。たとえば、日本人の場合、もっとも身体に合った食材はお米ということになります。本来、日本人にとって、お米は消化吸収がしやすい食材ですが、欧米人にとって最適なのは小麦など、それぞれが住む場所によって、身体に適した食べ物は違うというのがマクロビオティックの考え方です。

さらにマクロビオティックでは「旬」を重視します。旬の食べ物には、その季節に応じた栄養素や特徴が備わっています。たとえば、キュウリやゴーヤは夏の野菜ですが、これらの食材には、共に身体を冷やし、水分を補給するという特徴があります。

反対に冬の野菜であるゴボウやダイコンには身体を温める作用があります。このように、旬の食材には、その季節に必要とする作用や特徴が含まれています。これらの食べ物を食べることが人間にとって重要だというのが「身土不二」の考え方です。

もうひとつの原則である「一物全体」は、簡単に言うと、「すべてのものは一部分ではなく、全体で完成されている」という考え方です。

たとえば、ダイコンを食べるときには、通常の食事では大根の葉や根、皮などを取り調理を行います。しかし、「一物全体」の考え方によるとこれは間違い。白い部分だけでなく、葉や根、皮などすべてを取り入れることで、身体にとって必要な栄養素をすべて補給することができます。

これがマクロビオティックの主食が白米ではなく、玄米になる理由のひとつです。玄米とは、そもそも稲からもみ殻を取り去ったもので、白米のように精米を行いません。そのため、玄米は白米と異なり、胚芽もぬかもついたままの、いわば全体の状態。実際に胚芽にもぬかにも豊富な栄養成分が含まれていて、栄養面から言えば、白米よりも玄米のほうが、はるかに栄養豊富な食品です。

このように、食材を捨てず、すべて身体に取り入れるというのもマクロビオティックの特徴です。

いわば、この二つの考え方が、マクロビオティックとベジタリアンの大きな違い。ベジタリアンの場合には、皮や葉を捨てたり、旬や産地にこだわることはほぼありませんが、マクロビオティックではそれこそが重要なポイントです。

また、マクロビオティックとベジタリアンを分けるポイントとしては「陰陽調和」も重要なポイントです。

「陰陽」とは、東洋思想の易から生まれたもので、すべてのものが備えている特徴のこと。

たとえば、身体を冷やし、水分をたっぷり含んだキュウリやゴーヤは「陰性」、身体を温め、水分の少ないダイコンやゴボウなどは「陽性」の食材というふうに区別されます。

また、陰陽があるのは食材だけではありません。マクロビオティックでは、調理法にも陰陽があると考えます。たとえば火をあまり使わない調理法は陰性、火をしっかり使うと陽性となります。

このほか、調味料にも陰陽があり、甘味やハーブは陰性、醤油や味噌などは陽性となります。

マクロビオティックでは、陰陽どちらが優れているというふうに考えることはありません。この飲用をバランスよく身体に取り入れ、ちょうどいい状態を目指すのがマクロビオティックの考え方です。

まとめ

一見、とても似ているようなマクロビアンとベジタリアンですが、実はまったく違うものということが分かっていただけたでしょうか。ベジタリアンよりもさらに奥の深いマクロビオティックの世界、興味が出てきたという方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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