どう違う?マクロビとビーガンの違いとは

どう違う?マクロビとビーガンの違いとは

美容や健康に関心を持っている人なら「ビーガン」という言葉を聞いたことがあるはず。でも、実際にどんなものなのかを説明するのはなかなか難しいものです。ビーガンとマクロビとはどんな違いがあるのでしょうか。また、似ているところはあるのでしょうか。今回はマクロビとビーガンの違いについてご紹介します。

マクロビとは?

マクロビオティックというと、「玄米食」というイメージがあります。そもそもマクロビとは、どのようなものなのでしょうか。

日本人が考案したもの

マクロビといえば、海外セレブが実践していることから、欧米で考え出されたものというイメージですが、じつはマクロビオティックは日本人が考案したものです。

マクロビのルーツは明治時代。「食医」と呼ばれた石塚左玄が考案した「食養生」に影響を受けた桜沢如一という人物が、そこに中国の思想を加えて、玄米や菜食を中心とする「正食」を生み出しました。

この正食の欧米名がマクロビオティック。

マクロビオティックは当時健康に気を使っていた欧米の人々の心をつかみ、逆輸入の形で日本でも広まっていきました。

陰陽論をもとにした食事法

マクロビオティックの特徴は、陰陽論をもとにした食生活です。

陰陽論とは、すべてのものは陰か陽、どちらかの性質を持っているという考え方。

この陰陽を食材や飲み物、調理方法などに当てはめて、陰陽のバランスの取れた食生活を送るというのがマクロビオティックの基本的な考え方になります。

砂糖を使用せず、肉類や乳製品を使わない

マクロビオティックは日本から始まった食のスタイル。そのため、食事の中心は穀物になります。そこに旬の野菜や豆、海藻を加えてバランスのとれたメニューを作り出していきます。

また、マクロビオティックでは白砂糖や肉、乳製品を使わないというのが特徴。

もともと、日本の伝統的な食生活では、精製された白砂糖や肉類、乳製品などは使用されないもの。

そのため、これらの食材は日本人の身体に合っていないというのがマクロビオティックの考え方です。

皮や根なども一緒に摂る

マクロビオティックでは、陰陽思想とともに「一物全体」という考え方が重視されます。

「一物全体」とは、食べものをまるごと食べるということ。たとえば、普通の食事では野菜の皮や根は取り除きますが、マクロビオティックでは、食材はすべて取り入れることで十分な栄養素を摂取できると考えます。

そのため、皮や根など、すべてを食べるというのがマクロビ食の特徴です。

ビーガンとは?

日本生まれのマクロビ。では一方のビーガンとはどのようなものなのでしょうか。

純粋菜食者、完全菜食主義者

ビーガンとは、日本語では純粋菜食者、完全菜食主義者と訳される人々のことを指しています。

ビーガンの歴史は古く、古代インドや古代ギリシアにもさかのぼることができると言われています。

ただし、その場合はビーガンという言葉は使われず、菜食主義者を指す「ベジタリアン」と呼ぶのが一般的。

当時のベジタリアンは、健康上の理由というよりも、宗教的な理由から菜食を行っていたことが多いようです。

その後、欧米の脂質やたんぱく質過多の食事による健康に与える影響への批判が高まり、ビーガンは欧米に浸透していきました。

動物性食品を摂らない

ビーガンの特徴は、「動物性食品を食べない」ということです。

ベジタリアンの場合、野菜を中心にした食生活を送りながらも、卵やチーズなどは食べてもよいとしているのに対して、ビーガンは肉や魚はもちろん、卵や乳製品もNG。さらに、ハチミツなど、動物に由来した食品を一切摂取しないということが特徴です。

ウールやシルクなどの衣類も着用しない

ビーガンが誕生したもともとの理由は、動物を人間の生活に利用することへの倫理的な問題。そのため、ビーガンは羊の毛であるウールや、カイコが作るシルクなどを使用した衣類も使用しません。

そのほかにも、ダウンやフェザーなどの羽毛なども使用しないということがビーガンの特徴です。

マクロビとビーガンの違い

それでは、マクロビとビーガンの具体的な違いとはどのようなものなのでしょうか。

考え方

マクロビの考え方の根本となるのは、「食生活を通じて、健康と長寿を目指す」ということです。

また、マクロビでは陰陽思想によって分類した食べ物をバランスよく摂取し、身体を陰にも陽にも偏らない状態に導くことを目指しています。

マクロビにも摂取を避けるべきとさせている食材がありますが、それは倫理的な理由ではありません。たとえばマクロビでは白砂糖を使用しませんが、白砂糖はマクロビでは極めて陰性の性質の強い「極陰」という存在。

このように陰陽どちらかの性質が強すぎる食べ物は身体のバランスを乱してしまうため避けるべきと考えられています。

一方、ビーガンが重要視しているのは動物の生命や、動物の行動を人間の生活に利用すること。そのため、ビーガンは動物の肉や魚はもちろん、動物の卵や乳を使用した食材すべてを避けることが特徴です。

動物性食品

マクロビとビーガンとでは、動物性の食品に対する考え方もことなっています。

マクロビでも、肉などは避けるべきというのが基本的な考え方ですが、少量であれば小魚や卵を使用してもよいとされることがあります。

これはあくまでも、マクロビの目的が健康の維持と促進にあるから。

一方のビーガンは、動物性の食品を一切口にすることはありません。これは健康を目指すことよりも、動物の権利を重視しているため。そのため、マクロビではハチミツなどの使用は認められていますが、ビーガンはハチミツを使用することは認められていません。

マクロビとビーガンが似ているところ

このように、考え方が根本的が異なるマクロビとビーガン。しかし、双方には類似しているところもあります。

なぜ一緒くたにされるのか

マクロビとビーガンは、日本では同一視されることも少なくありません。では、なぜマクロビとビーガンは同じようにとらえられているのでしょうか。

まず大きな理由のひとつは、マクロビとビーガンに対する理解の不足。

日本ではマクロビもビーガンもそれほど定着しているとは言い難い存在。健康や美容に関心のある人の場合、マクロビやビーガンに興味を持っているという人も少なくありませんが、これらの違いまで知っているという人はまだまだ少数。

また、日本には昔から精進料理というベジタリアン文化があります。この精進料理は、修行中の僧侶が食べるとされている料理で、不必要な殺生を避けるため肉や魚、卵などの使用を禁じた食生活。

この精進料理のイメージが強いため、マクロビとビーガンも同じようなものと考えられているという可能性も高いということができます。

植物性中心の食生活

ビーガンとマクロビの共通点は、植物性の食材を中心とした食生活。同時に動物性食品を控えていることが特徴です。

また、マクロビにもビーガンにも、「平和主義」という大きな思想があります。

マクロビの場合は健康、ビーガンの場合は博愛主義といったように、前提こそ異なりますが、ある食材を避け、ある食材を推奨するという点ではふたつの考え方はかなり共通点が多いということができるでしょう。

まとめ

マクロビやビーガン以外にも、世界には様々な食生活が行われています。もし興味があるという方は、より詳しいことを学んでみてはいかがでしょうか。

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