これで簡単!マクロビオティックの陰陽調和の意味と「陰陽表」の見方

これで簡単!マクロビオティックの陰陽調和の意味と「陰陽表」の見方

マクロビオティックといえば「肉を食べない玄米菜食の生活」。しかし、マクロビオティックではもうひとつ大切にされている考え方があります。それが「陰陽」。この「陰陽」を理解することが、正しいマクロビオティック生活を送るためには必要になります。今回は、マクロビオティックの陰陽論や、陰陽に基づいた正しい食材の選び方などを紹介します。

マクロビオティックの「陰陽論」とは

「陰陽」とは、東洋思想の伝統的な考え方です。世界のあらゆるものには陰と陽のバランスがあるというのが陰陽の考え方です。マクロビオティックは、明治の思想家である桜沢如一によって生み出されたものですが、桜沢如一は中国の古典を元にして、陰陽の考え方をわかりやすく整理しました。桜沢如一によると、「陽」は中心に向かって収縮していくエネルギー、「陰」は周辺に向かって拡散していくエネルギーということになります。ただし、これらはあくまで一つの尺度にすぎません。

あらゆるものには「陰」と「陽」の両面があり、そのバランスを大切にするのがマクロビオティックの「陰陽調和」の考え方です。

人間の身体は常に変化をしているもの。陰陽ふたつの性質がバランスよく保たれている状態こそ、健康を保つためには重要になります。

食べ物にも反映する陰陽バランス

マクロビティックは、食べ物にも陰陽の性質があると考えています。たとえば、陰性の性質を持つ食べ物は身体を冷やしますが、反対に陽性の性質を持つ食べ物は身体を温めます。

これはどちらの食品のほうが優れているということではなく、あくまでも性質についての考え方。特にマクロビオティックの場合、陰陽どちらかの食品に偏るのではなく、双方をそのときの身体の状態に合った、ちょうどいいバランスで身体に取り入れることが大事だと考えています。

また、陰陽の性質を持っているのは食べ物だけではありません。陰陽は、飲み物はもちろん、調味料にも存在しています。

さらに調理法にも、それぞれに陰陽の特徴があり、これらを組み合わせて、身体にとって最適な食事を組み立てていきます。

マクロビオティックの「陰陽表」とは

マクロビオティックでは「陰陽」が重要になるというのはすでに説明した通りですが、すべての食材の陰陽を覚えるのはなかなか大変なものです。

しかし、食材の特徴によって、大まかな陰陽を判断することもできます。

たとえば、陰性の食材の特徴としては「植物性」「身体を冷やす」「水分が多い」「地上より上にまっすぐ伸びる」「熱帯などの暖かい土地で取れる」などがあります。また、色や形によっても陰陽を判断することもできます。たとえば、黄色やオレンジ、赤といった食材は陽性、青や藍色、紫といった色の食材は陰性、質感が固いものは陽性、柔らかいものは陰性に分類することができます。そのほか、甘い、辛い、酸っぱいものは陰性、苦い、塩辛いものは陽性、すぐに火が通るもの、火を通すと非常に柔らかいものは陰性、火が通るのに時間がかかる、火が通ってもしっかりと形を保っているものなどは陽性と考えられます。

また、食品の中には、陰陽のバランスが拮抗した「中庸」に分類されるものもあります。

これらのものを整理して一覧表の形にしたものが「陰陽表」と呼ばれ、一目で引用を判断することができるため、マクロビオティックの食事を実践する上では非常に便利です。

マクロビオティックの食材・飲み物の陰陽表

それでは、具体的に食材や飲み物についての陰陽表を見ていきましょう。

陰性の食品

 

陰性

穀物:パン(イーストのもの)

豆製品:ピーナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、豆乳、豆腐、ゆば、そら豆、うずら豆、大豆、きな粉

野菜:ナス、トマト、生シイタケ、じゃがいも、もやし、みょうが、ピーマン、ニンニク、さつまいも、干しシイタケ、里芋、長芋、大和芋

果物:バナナ、パイナップル、いちじく、ブドウ、ナシ、メロン、スイカ、モモ、柿

油脂類:コーン油、オリーブオイル

調味料:わさび、コショウ、唐辛子、精製塩、砂糖、白砂糖、化学調味料、ハチミツ、黒砂糖、米飴、醸造酢、みりん、カレー粉、ショウガ、辛子粉

飲み物:氷、合成酒、コーヒー、ブランデー、自然酒、ビール、抹茶、煎茶、紅茶

 

中庸

穀物:とうもろこし、うどん、天然酵母パン、白米、そうめん、小麦粉、玄米、もりそば、もち、大麦、きび、ひえ、あわ、そば、玄米餅

豆製品:納豆、黒豆、エンドウ、白ゴマ、油揚げ、がんもどき、高野豆腐、小豆、黒ゴマ

海藻類:ワカメ、昆布、ひじき、天草、青のり、佃煮昆布、ふのり、もずく

野菜:ほうれん草、レタス、ネギ、キャベツ、野菜、小松菜、白菜、大根、かぶ、パセリ、かぼちゃ、たまねぎ、れんこん

油脂類:なたね油、椿油

果物:いちご、みかん、いよかん、きんかん、さくらんぼ、くり、りんご

油脂類:ゴマバター

調味料:白ゴマ塩、黒ゴマ塩、くず

飲み物:ほうじ茶、よもぎ茶、三年番茶

 

陽性

豆製品:セイタン、浜納豆

野菜:にんじん、ゴボウ、ふき、じねんじょ、たくあん、朝鮮にんじん

調味料:みそ、梅干し、しょうゆ、自然塩、卵醤

飲み物:たんぽぽコーヒー、しょうゆ番茶、梅醤番茶

 

なお、ひとつの野菜の中でも部分によって陰陽が同時に存在する場合もあります。たとえばダイコンは、葉の部分は陰性ですが、白い部分は陽性の特徴を持っています。マクロビオティックでは、ひとつの素材を捨てるところなく丸ごと食べることを重視しますが、ダイコンの場合であれば、白い部分も葉も両方を調理して食べることで、バランスの取れた中庸の食品となります。

また、食材の中には、それぞれの特徴の非常に強い、「極陰」「極陽」に分類されるものがあります。食べ物では、白砂糖や白砂糖を使ったお菓子、牛乳が「極陰」、肉類や卵、マグロやブリが「極陽」の食材に当たります。これら「極陰」「極陽」の食品はできるだけ避けたほうがよいでしょう。

マクロビオティックの調理法陰陽表

マクロビオティックでは、食材や調味料だけでなく、調理の方法も陰と陽に分けることができます。

陰性の調理法としては「火をあまり使用しない、または全く使わない」「時間をかけない」「圧力をかけない」「油・水を多く使用する」「土鍋や木製の調理器具を用いる」「野菜などは小さめにカットする」などが挙げられます。

反対に陽性の調理法では「火を多く使用する」「時間をかける」「圧力をかける」「油・水をあまり使わない」「金属製や鉄製の調理器具を用いる」「野菜を大き目に切る」などとなります。

これらの調理法を用いることで、食材などが持っている特徴を変化させることもできます。

たとえば、陽性の特徴を持った食材に陰性の調理法を行うことで、食材の中の陽性の部分を抑えることができます。逆に、陽性の食材を陽性の調理法で料理すると、陽性の特徴が強まります。

この方法を使うと、もともと身体が冷えやすい、血圧が低い陰性体質の人の体質改善や、逆に汗かきで高血圧といった陽性体質の改善を行うこともできます。

まとめ

食材や調味料だけでなく、調理方法まで陰陽に分け、人間の身体にベストな食事の提供を目指すマクロビオティック。徹底するのは難しいかもしれませんが、日ごろの不調がある人などは、毎日の食生活の参考になるかもしれません。興味のある方は、さらに詳しくマクロビオティックの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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