ここがポイント!ガーデニングの土選びと土のつくり方

ここがポイント!ガーデニングの土選びと土のつくり方

花やハーブ、野菜をお庭やベランダで育てるガーデニング。一度はやってみたいと興味を持っている方も多いのはないでしょうか。ガーデニングを始めるときには、植物選びや道具なども重要ですが、それ以上に大切になるのが「土」。今回は、ガーデニングの土選びや土の作り方についてご紹介します。

ガーデニングの土作りとは?

ガーデニング初心者や、これからガーデニングを始めるという人の中には、土がなぜそんなに大切なのか分からないという方も多いことでしょう。土なんてどれも同じ、ついついそう考えてしまいがちですが、実はそんなことはありません。土を正しく選び、作ることはガーデニングが成功するかどうかの最も大きなポイントになります。

土作りの重要性

それでは、なぜガーデニングでは土はそれほど重要なのでしょうか。実は植物によっては、土の違いによって相性があります。相性がよい土を使用すれば、植物は早く成長し、花や実のつきも良くなります。しかし反対に相性の悪い土を使用すると、植物は成長できないだけでなく元気がなく、色が悪くなるといった状態になり、花も咲かず、実もつかないということになってしまいます。

土の役割

土には植物に対して様々な役割がありますが、中でも重要なのが植物に養分や水分を与えるということ。植物は日光や空気だけでなく、根から水や養分を吸い上げて成長します。根を切り落とした切り花がすぐに枯れてしまうのは、水分や養分を取り入れることが難しくなるから。さらに土は水分を保持しておくため、植物は常に必要に応じて水分やその中にある養分を吸い上げることができます。

また、土の中は温度の変化が少ないため、直射日光が当たっても温度が急上昇することもありません。もし温度が急上昇すると、病虫や害虫などが発生して植物が枯れてしまうこともあります。

それだけでなく、土は植物を支えるという大きな役割も担っています。土が固すぎると植物はしっかり根を張ることができません。逆に土が柔らかすぎる場合、根を伸ばしても植物は支えられなくなり倒れてしまいます。

これら重要な役割を果たす土は、植物にとって我が家といってもいい存在。そのため、植物が健康に成長するためには、よい土を与えることが欠かせない条件となります。

ガーデニングに良い土の条件

ガーデニングを行うとき、植物にとって良い条件の土を作ることが必要です。では、植物にとってはどのような土が良い土だと言えるのでしょうか。

通気性がいい

よい土の条件のひとつとして、通気性がよいということが挙げられます。実は植物の根っこも呼吸をしているため、みっしりとして空気が通らない土の場合、根が呼吸ができなくなってしまいます。そのため、空気の通りやすい風通しのよい土が必要になります。

排水性がいい

植物にとって、必ず必要なのが水。しかし、その水も土の状態によっては植物に正しく行きわたらないということもあります。たとえば、水を蓄えておく能力が足りなければ、植物は十分水を吸い上げることができなくなります。反対に、水を吐き出すことができなければ、水がいつまでも土の中にとどまってしまうため、根腐れを起こす原因となってしまいます。

これらのほかにも、肥料をどれだけ保っておけるか、病気や害虫が発生しにくいかなどといった点も土選びや土づくりのためのポイントとなります。

 

ガーデニング用の基本的な土の種類

では、実際にガーデニングを行うときにはどのような土を使用すればいいのでしょうか。土は種類によって向いている植物も異なり、また特徴にも違いがあります。

土の種類と特性を紹介

ガーデニングを行うときに代表的な土が「赤玉土」です。赤玉土は火山灰を乾燥させた赤身のある土で、保水・排水に優れています。肥料成分を含んでいないために清潔で、ほとんどの植物に使用することができるガーデニングの基本となる土です。

赤玉土と同じように、「鹿沼土」もポピュラーな土の種類です。この鹿沼土も火山灰を乾燥させた土で、栃木県の鹿沼で産出されることから鹿沼土と呼ばれるようになりました。

さらに水はけを良くしたいという場合には、「日向土」が使用されることもあります。日向土は軽石の一種で、他の土に比べて硬いのが特徴。表面に小さな穴が開いているため、通気性をアップすることもできます。

一方、肥料となる有機質を多く含む土の中では「黒土」が有名です。黒土は関東ローム層から採取されるもので、火山灰と枯れた植物が混ざっていることから非常に栄養が豊富。空気も多く含んでいるため、肥料や水持ちもよく、野菜などにも使用されます。

このほかにも、様々な土がありますが、どれか一種類を使用するというよりも、植物との相性を考えて複数の土を組み合わせて使用するのが一般的です。

プランターの土入れ手順

実際に土を作ろうと思ったときにはどのようにすればよいのでしょうか。初心者でも簡単にできる、プランターを使った土入れの手順を紹介します。

用意するもの

プランター、鉢底ネット、鉢底石、ネット(あれば)、土

方法を紹介

まず、土を入れるプランターを用意します。このとき、最初に底の部分を確認しましょう。プランターによっては、底面に穴が開いているものと、すでに底面にネットが設置されているものがあります。もし穴が開いているものの場合、土の流出を防ぐために、鉢底ネットを敷きましょう。

次に、鉢底石をプランターの底に敷きます。これは排水力や通気性をアップさせるためのもので、通常は軽石などが使用されます。ただし、鉢のスペースが小さい場合、鉢底石を入れすぎると土が入らなくなるため注意しましょう。また、台所の排水溝に使用するネットがあれば、そこに鉢底石を入れてプランターに入れる方法もあります。この方法の場合、プランターを使用し終わったあと、鉢底石をまとめて取り出すことができます。鉢底石はよく洗い、乾かしておけば別のプランターでも利用できますが、その予定がない場合、ネットに入れず直接プランターに入れても構いません。

鉢底石を入れたら、その上から培養土やたい肥などを入れてよく混ぜ合わせます。こうすれば土は完成ですが、プランターのふちまで一杯に入れてしまうと、水を入れたときにあふれてしまうため、少しスペースを残しておきましょう。

花壇の土作り手順

もし庭があり、花壇を作るときには土づくりが必要になります。花壇はプランターや鉢に比べると、土の入れ替えや植え替えの回数などが少なくなり、手間がかからない代わりに、一度作った土を長期間使用することになります。

用意するもの

苦土石灰、腐葉土、たい肥など

方法を紹介

まず植物を植え付ける二週間程度前には土を掘り返しておきましょう。花壇の場合、まず土を空気に当てて、新鮮な状態にしておく必要があります。

次に、掘り返した土の中から、雑草や小石などを取り除きます。その後、1平方メートル当たり、100グラムから200グラム程度の苦土石灰を混ぜて土を一週間ほど寝かせます。

しっかり土を寝かし終わったら、腐葉土や堆肥を花壇を作る土の三割程度混ぜ入れ、再び土を寝かせます。

その後、植え付けを行いますが、その際に肥料などをしっかり混ぜ入れておくと、植物の育ちやすい土を作ることができます。

土が出来上がったら畝をつくり、苗を植え付ければ花壇の完成です。

まとめ

ガーデニングにおいて、土を選ぶことや土づくりは非常に重要です。土には様々な種類があり、植物によって土の作り方も異なるため、本格的にガーデニングを始めたいときには、一度しっかり調べておくとよいでしょう。

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