日本古来の色を調べてみよう 冬編

昨日は襲装束の配色で秋の伝統色を紹介しました。

今日はふゆの伝統色を紹介していきたいと思います。

さあ、秋とはどんな違いがあるのでしょうか・・・

※参照 色見本と配色サイト(http://www.color-sample.com/)

 

冬の配色

枯色

表地に淡香(RGB:224,176,128)、裏地に中青(RGB:45,84,52)の配色です。

冬になり、草花が枯れ薄茶色に変化する四季の移ろいを表現しています。

どことなく、寂しさを感じさせる色合いです。

 

枯野冬

表地を中黄(255,239,32)、裏地を淡青(41,144,94)組み合わせます。

雪や霜で草木が黄色く枯れている情景を表現しています。

 

 

黄色が使われていることもあり前出の枯色よりは明るさがありますが、寂しさを感じさせる色合いに変わりはありません。

 

 

冬

表地、裏地ともに白(252,250,245)の配色です。氷の冷たさを表しています。

それにしても、白に白を組み合わせるとは何とも斬新です。

 

 

 

表も裏も同じ色のため、表地に糊をつけたり、表面を磨き光沢を持たせたりして変化をつけていたそうです。

 

 

雪の下

冬表地を白(252,250,245)、裏地に中紅梅(249,130,137)の配色です。

雪の下に埋もれた紅梅を表現しています。

寒く、色を失い寂しさを感じる冬、春の到来を待ち望んでいる気持ちを表現した配色と言えるでしょう。

いつの時代でも、春の到来は人々の心に希望を持たせてくれますよね。

そんな気持ちを、着物の配色で表現できる昔の人の雅さに感服します。

 

椿冬

表地を中蘇芳(98,22,46)、裏地を中赤(232,39,39)の配色で、椿の花を表現しています。

 

 

 

椿は冬の寒い季節にも濃い緑の葉を持ち、凛とした花を咲かせます。

その姿から強い生命力を感じられ、古来より椿には神秘的な力があると信じられていました。

 

冬表地を白(252,250,245)、裏地を中蘇芳(98,22,46)の配色で、白梅を表現します。

この配色はどちらかといえば春の配色になりますが、早春にほころびはじめた蕾からかすかに香る梅をイメージでき、雪の下同様春の訪れを願う配色の様に感じられ、敢えて冬の配色として紹介しました。

 

その他、梅重、裏梅、紅梅などたくさんの梅を表現した配色があります。

こちらは、ピンクを多く用いた配色なので、やはり春を感じさせる配色になっています。

 

 

いかがでしたか?

冬と言っても、やはり自然の景色を基に考えられた配色になっていますね。

昔の人がどれだけ自然美を大切にしていたかが感じられます。

 

今回は秋と冬の色だけを紹介しましたが、春の華やかさ、夏は花の色や、涼しさを感じさせる配色など秋・冬とは違った季節感を感じさせられます。興味のある方はぜひ調べてみてください。

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