思春期のスタート!小学校高学年の特徴について

思春期のスタート!小学校高学年の特徴について

思春期といえば、中学・高校というイメージですが、実は思春期は小学校の高学年からスタートすると言われています。この時期には子供に対して戸惑いを抱く方も多いもの。今回は小学校高学年の特徴についてご紹介します。

小学校高学年の心と体

小学校の高学年は、これまでの児童期から思春期へと移り変わる準備の時期だと言われています。つまり、子供から大人へと変化する時期。この時期には心と身体に大きな変化が見られます。

体が大人へと変化していく

小学校高学年の身体的な発達の特徴として、もっとも大きな点が男女の違いが生まれてくるということ。

小学校の中学年までは、男女の身体にはそれほど大きな変化は見られません。また、それまでの時期には、男子が身長・体重ともやや優位な点が見られることが多いもの。

しかし、高学年になると、体格的に女子が男子を追い越す現象が見られます。そのため、女子に比べて男子が小さく見えることもあるもの。

このように、男子に比べると女子は肉体的な成長が早く始まりますが、実際に胸がふくらみ始める、生理が始まるといった第二次成長期を向けるのがこの時期です。

実際に女子の初潮は小学校の高学年で過半数以上だと言われています。

一方の男子の場合、肉体的な成長は女子に比べると少し遅くなりますが、早い子では精通や声変わりが始まります。また、男子の中には身長が急激に伸び始める子もいます。

知的な興味を沸き始める

それでは、小学校高学年では心の面ではどのような変化がみられるのでしょうか。

もっとも大きい点は、抽象的な思考が発達するということ。これまではできなかった推理的な思考ができるようになり、判断力もアップ。さらに言語や表現もさらに豊かになっていきます。

思考や興味の範囲も広がり、これまでは自分の周囲にとどまっていた関心が、自分の国や世界のこと、過去の歴史や未来、科学技術などに広がっていきます。

小学校高学年の心理状態

小学校高学年は、大人になるための入り口とも言われます。それでは、そんな子供たちの心理状態とはどのようなものなのでしょうか。

自立、反抗

これまで、親や兄弟と密接だった子供も、小学校高学年になると、自立した行動を取るようになります。といってもまだまだ親に頼らなければいけない面もありますが、心理的にはすでに独り立ちが始まっているといってもいいでしょう。

そのため、親よりも友人を優先するようになるのがこの時期です。

その反面、親の期待や願望に沿うようにしたいと思いながらも、自分らしさを表現したくなり、親への気持ちと自分への欲求といった感情の板挟みになって、それが反抗という形で現れる子供も少なくありません。

また、親よりも友人と一緒に過ごす時間が増えるため、親に干渉されたくない、親に対して秘密を持つといった感情もこの時期から始まります。

自己肯定感、劣等感がうまれる

小学校高学年は、親や教師が自分を公平に扱ってくれているかどうかに対して非常に敏感になる時期。また、大人に近づきたいという欲求も強くなり、自己肯定感や劣等感が強くなりがちな時期でもあります。

同時に、小学校高学年になると羞恥心が強くなります。人の前で失敗したくない、笑われたくないといった感情が強まり、授業中などにも積極的な発言が少なくなります。

その反面、仲間意識が強くなり、友達の中にも、好きな友達と嫌いな友達を区別するようになります。その結果、好きな友達だけを選んでグループを作る仲間づくりや、調和を乱す友達を排除する仲間割れといった出来事も起こります。

思考力と能力の違い

小学校高学年になると、判断力や推理力はすでに大人と同じようなレベルに近づいてきます。

ただし、経験が不足しているため、当然大人と同じようには判断することはできません。しかし、子供は早く大人に近づきたいと行動するため、できないことや結果がでない落胆などを感じやすく、焦ったり、自暴自棄的な行動やなげやりな言動が増えることもあります。

良い悪いの分別がつく

小学校の高学年は倫理的な思考の成長が起きる時期です。正義感も強くなり、ルールに違反した友達を非難したり、大人の態度や行動に対して批判的になることもあります。

また、学級会や委員会など、全員で話し合って意見をまとめる機会も増えて、自主的な集団運営を行う力も生まれます。

その一方で、利己的になり、他人の批判が気になる時期でもあります。

小学校高学年への接し方

小学校の高学年は、心も身体も大きな成長を遂げる時期です。反面、小学校高学年の子供は反抗的になったり、不安定になったりしやすいもの。それでは、小学校高学年の子供に対してはどのように接するとよいのでしょうか。

反抗期への対処

小学校高学年になると、親の干渉を嫌うようになったり、反抗的な態度を取ったりすることが多くなります。

いわゆる反抗期と呼ばれるものですが、この反抗期が起きる大きな理由が「自我の芽生え」と呼ばれるものです。

自我の芽生えとは、いわば内省的な思考のこと。

「自分は何をするために生まれたのか」「自分とは一体何なのか」といった抽象的な問いが生まれ、自分探しを始め、自分の価値観が育ち始めます。

しかし、これらの問いに答えるのは大人でも難しいもの。

また、経験や知識も不足していることから、自分に対する不満やイライラが募っていきます。

さらに、小学校の高学年は、身体も心も大きく変化するもの。男女の性差も大きくなり、そのことがさらに子供を不安にさせます。

そのストレスが向けられるのが親。親は子供にとっては甘えられる存在で、自立したい時期といっても、小学校高学年はまだまだ親に依存している時期。そのため、自分が抱えているストレスがすべて親に向けられてしまうのです。

それでは、親にとっては子供の反抗期をどう乗り越えればよいのでしょうか。

まず覚えておかなければならないのが、反抗期は一時的なものだということ。どのような子供でも、反抗期はいずれ治まるもの。そのため、「いつかは終わるものだ」と大きな気持ちで構えておくことが重要です。

また、親が深刻になると、そのストレスや不安が子供に伝染してしまい、さらに反抗期がひどくなることもあります。

親は子供の反抗期に対して、深刻になりすぎないように注意しましょう。

小学校高学年への叱り方、注意の仕方

小学校高学年の子供に接する場合、叱り方や注意の仕方も重要です。小学校高学年の場合、これまでと同じような叱り方をしていても、「大したことはない」と考えて、親の言うことを聞かなくなってしまうこともあります。

それでは、どうすれば子供が言うことを聞くようになるのでしょうか。

まず重要なのは、「指示しない」ということ。子供に叱る場合、小さな頃には「こうしなさい」といって叱ることが多いものですが、小学校高学年になると、命令口調の叱り方は反発につながることがあります。

そのため、「こうしなさい」ではなく、自分で解決策を引き出すことができるようなメッセージを伝えるとよいでしょう。

たとえば何か失敗したとき「なぜ失敗したの?」ではなく「どうすればよかったと思う?」という問いかけの形でメッセージを伝えることで子供の正直な気持ちを引き出すことができます。

また、単に叱るのではなく、「それに対して親である私はどう思ったか」と、「私」を主体にしてメッセージを伝えると子供にも伝わりやすくなります。

まとめ

小学校の高学年は今後の成長にとって非常に大切な時期です。深刻になりすぎることなく、子供の成長をしっかり見守りましょう。

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