どれを目指すべき?子供心理資格の種類と取得方法

どれを目指すべき?子供心理資格の種類と取得方法

子供が好きで、子供のために働きたいと思っている方にとって興味があるのは子供に関する心理の資格ではないでしょうか。実は子供の心理に関しては様々なものがあります。今回は子供の心理に関わる資格やその取得の方法についてご紹介します。

子供心理資格とは?

子供の心理に関する資格には様々なものがありますが、その多くは子供のメンタルケアに関するものです。

子供の心の状態は、現在だけでなく、将来大人になったときにも影響する非常に重要なもの。そのため、子供のメンタルケアに関しては様々な方面についての資格が設けられています。

この資格は専門性の高いものから入門的なものまでレベルも色々。このように子供の心理に関する資格を取得することは、人格形成時や思春期の子供をサポートする職業に就くきっかけになるだけでなく、自分自身の子育てについても、資格取得を通じて得た知識を応用することにもつながります。

臨床発達心理士

子供についての資格の中で、子供の心の発達の臨床に関わりたいという方におすすめなのが臨床発達心理士です。

発達心理学を扱う資格

臨床発達心理士は、子供の心の発達や成長に寄り添い、そこで生じる問題の深刻度や重大性を判断、必要な支援を提供するための資格です。

臨床発達心理士の特徴は非常に専門性が高いということ。資格は五年ごとに更新する必要があり、常に高い専門性や最新の知識を保つことができます。

また、研修の機会も非常に豊富で、学びの場を得やすいというのが特徴。

さらに臨床発達心理士の特徴として、子供の時期だけでなく、成長して大人になってからの支援も行うというものがあります。つまり、子供から大人まで、生涯にわたってその人への支援を行うということ。

その際には、地域のネットワークとのつながりも増えて、そこからの得られる情報も支援に役立つことも少なくありません。

臨床発達心理士は育児への不安や虐待、引きこもり、不登校、発達障害といった現代的な問題への対応も重要となります。

臨床発達心理士の資格をとるには?

臨床発達心理士の資格を取得するには、臨床発達心理士認定運営機構の試験を受けて合格する必要がありますが、試験を受験するためには、受験資格を満たす必要があります。

受験資格を満たすには様々な方法があります。

主な受験資格としては、発達心理学隣接諸科学の大学院修士課程の学生または修了後3年未満の者、臨床経験が3年以上あり、現職者である。かつ、発達心理学隣接諸科学の大学院を修了している者、臨床経験が3年以上あり、現職者である。そのうえで、四年生の発達心理学隣接諸科学の学部を卒業している者、その他には大学や研究機関で五年以上研究職として勤務している、臨床心理分野の国家資格である公認心理士資格を取得している者などがあります。

これに該当しない場合には、「指定科目取得講習会」を受講して単位を取得すれば受験資格を得ることができます。

また、大学院で発達心理学隣接諸科学を先行していない場合でも、教育職員免許状専修を持っているか、医学部、薬学部、歯学部など六年生の大学の学部を卒業している場合、受験資格を得ることができます。

児童心理司任用資格

児童心理士任用資格は、子供や保護者の心理状態の診断を行うために必要な知識を認定する資格です。

児童心理司の任用資格

児童心理司は児童相談所において、心理学の専門的な知識に基づいて、心理的な状態に対して診断を下す職業です。

児童相談所は、虐待や育児放棄といった家庭内の問題を抱えた子供や保護者の相談に乗り、必要な支援を提供する機関ですが、その際に重要になるのが児童や保護者の状況を把握すること。

そのときに面接などを行い、心理検査や心理診断、カウンセリングを提供しますが、その際に必要となるのが心理学の専門的な知識です。

その専門的な知識を活用する児童心理司になるために必要となるのが児童心理司任用資格です。

児童心理司任用資格を取るには?

児童心理司任用資格を取得するためには、上級(Ⅰ種)地方公務員採用試験を受験、合格する必要があります。

また、児童心理司になるためには、公務員採用試験に合格するだけでなく、児童福祉法に定められている任用資格要件を満たしていることが必要な条件です。

この任用条件は、「医師であって精神保健に関して学識経験を有する者」「大学において心理学を専修する学科等の課程を修めて卒業した者等とする」とされています。

これらの条件をクリアするための難易度は決して低くはありません。さらに児童相談所での採用数も少ないため、難関の資格ということができます。

また、臨床心理士の資格を持っていると有利であるとも言われているため、まずそれらの資格取得を目指すというケースも少なくありませんが、現在国の政策によって児童相談所の児童心理司の増員が図られていることもあり、非常に将来性が高い資格であるといこともできるでしょう。

チャイルドカウンセラー

子供の心理に関する資格はハードルが高いものも少なくありません。また受験自体にも必要な資格が複数求められることもあります。

もし、まずは取得しやすい資格から勉強を始めてみたいという場合、おすすめなのが「チャイルドカウンセラー」です。

日本能力開発推進協会(JADP)主催の民間資格

チャイルドカウンセラーは日本能力開発推進協会(JADP)が主催する民間資格です。精神的な悩みやトラブルを抱えた子供や、子育てに悩む保護者を支援するための専門的な技術を身につけたスペシャリストがチャイルドカウンセラーです。

チャイルドカウンセラーは民間資格であるため、国家資格とは異なり、就職に直結する資格ではありません。しかし、資格取得を通じて知識を身につけることで、さらに広い視野で子供と接することが可能になります。

また、保育士やスクールカウンセラーをはじめ、子供と接する機会が多い人にとって活動の範囲をさらに広げることにつながります。

チャイルドカウンセラーを取るには?

それでは、チャイルドカウンセラーの資格を取得するためにはどのような方法があるのでしょうか。

チャイルドカウンセラーの資格を取得するためには、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する講座を受講することが必要になります。

この講座はチャイルドカウンセリングの役割や理念、子供の理解のあり方、問題行動、来談者とのかかわりといった、子供と保護者へのカウンセリングについての知識を学ぶことができます。

また、発達障害の子供や、なかなか自分の考えを伝えられないという子供との信頼関係の気づき方や、カウンセリングを継続させる技術といった、子供に対する幅広い知識を身につけることができるという点もチャイルドカウンセラーの資格の魅力のひとつ。

この講座のカリキュラムを修了することで受験資格を得ることができ、その後試験を受験、合格することでチャイルドカウンセラーの資格を取得することが可能になります。

なお、資格の検定試験は在宅でも受験できるため、仕事や家事との両立が可能という点も、子供に関する資格取得を考えている人にとってはうれしいポイントだということができるでしょう。

まとめ

子供や保護者に対する心のケアを行う資格には大きな注目が集まっています。現在、専門的な資格を持っている人は多くはないため、資格取得を狙うなら、今がもっともよいタイミングだということができるかもしれません。

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