どう対処すべき?不登校になる小学生の心理について

どう対処すべき?不登校になる小学生の心理について

以前から問題となっている不登校は、最近はさらに増加する傾向にあります。保護者の方の中には他人事ではないと心配になっている方も多いのではないでしょうか。そもそもなぜ不登校は起きるのでしょうか。また、もし我が子が不登校になってしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか。今回は不登校になる小学生の心理などについてご紹介します。

不登校とは?

不登校は、学校に登校しない、したくてもできない状況のこと。小学生の場合、学年が上がるほど増加傾向にあり、小学校一年生の頃に比べ、六年生の頃には八倍以上になるという統計もあるほど。実は不登校には様々な種類があります。

不登校の種類

不登校には、様々な種類があります。

もっとも多いのが、いじめなどはっきりした理由があって学校に行きたくないというもの。以前は学校に行くのが楽しみだったのに急に行きたくないと言い出す場合や、日ごろの生活で暗い顔をするようになった、口数が減ったといった場合、いじめによる不登校が疑われることもあります。

また、非行のひとつの手段として学校に通わないといったケースもあります。非行というと、犯罪や暴力といったイメージを抱きがちですが、精神的に未熟な小学生の場合、我慢しようという気持ちが弱いこともあり、日ごろのストレスが不登校という形で現れることもあります。

さらにはっきりした理由はないけれど学校に行きたくないといったケースもあります。

この場合、児童が自分の口で理由を説明できないケースや、自分でも原因を自覚できないケースなど様々なことが不登校のきっかけとなります。

現在、小学生の不登校児は増加しているといわれ、その理由も多様化しているため、まずなにが原因で不登校になっているかという見極めが重要と考えられています。

不登校になる主な理由

不登校になる理由は児童によって異なりますが、同時に学年や年齢によっても不登校となる理由は異なります。

低学年

小学校に入学すると、それまでの幼稚園や保育園とは生活環境が大きく変化します。この環境の変化が、児童が不登校になってしまう原因となることがあります。

もっとも多い理由が、親と長時間離れることへの不安や寂しさ。

これまで幼稚園に通っていた児童の場合、保育園とは異なり、親と長い時間離れることになります。そのため、子供の心の中には、親と離れることへの不安が強くなります。これは「分離不安」と呼ばれるもので、特に低学年の児童の場合、この不安を強く感じる傾向にあります。

一方、保育園に通っていた子供の場合、これまで比較的自由に過ごしていた生活から、規則や多い学校という環境で過ごすことへの戸惑いも生まれます。

また、机に座っていなければいけない時間や、やらなければいけない勉強なども増えることからストレスを感じ、先生に叱られたということがきっかけとなって不登校になってしまうこともあります。

中学年

中学年になると、少しずつ児童の心や体が成長していきます。もちろん子供が成長するのは喜ばしいことなのですが、情緒や自我の発達によって人間関係が複雑になることもあります。

たとえば低学年の間は、男女であっても仲良く過ごしていたものが、中学年になるとそれができなくなり、特定のグループでの行動が中心になります。

その場合、同じグループの中でも好き嫌いが生まれたり、グループのリーダーに逆らえなかったり、仲間外れにされたりと、それまでには感じなかったことが悩みとなり、そのトラブルから学校に行くのがつらくなってしまうこともあります。

また、この時期になると「恥じらい」の気持ちも大きくなります。たとえば、勉強が苦手で成績が悪くなってしまったという場合など、それが恥ずかしくて学校に行きたくないとなってしまうことも少なくありません。

高学年

高学年になると、友人や異性、教師など、学校における人間関係はさらに複雑になります。特に異性のことを意識することも大きくなりますが、それを友達にからかわれることで学校に行きにくいと感じることもあります。また、高学年になると児童は思春期を迎えますが、その際に生まれるのが教師や親への反抗です。

反抗期は大人になるための第一歩ですが、その表現が学校に行かないといった形で現れることもあります。

また、高学年は勉強がさらに難しなりますが、思春期を迎えた児童の場合、自分が勉強が苦手だと思い込んでしまい、やる気がなくなり、さらに成績が悪くなるという悪循環に陥ることもあります。

そうなると勉強から逃げ出すようになり、結果として学校に行かなくなってしまうことにつながります。

不登校生の心理

小学生は自分の気持ちを言葉で説明するのはまだまだ得意ではありません。それでは、不登校になっている児童の心理状態とはどのようなものなのでしょうか。

本当は学校へ行きたいと思っている子が多い

実は不登校に陥っている児童の中でも、「本当は学校に行きたい」と思っている児童は少なくありません。

多くの児童は学校を休んでいることに罪悪感を感じています。

また、他の子は学校に通っているのに、自分は学校に通えないということに対して、嫌悪感を抱いていることも多いもの。

さらにそこに、勉強が遅れていることへの不安が伴います。

そういった罪悪感や嫌悪感、不安感で、傷ついたり、疲れ果てているというのが不登校になっている子供たちの正直な気持ちです。

周りの目

不登校の子供たちにとって、不安の対象は学校だけではありません。

特に気になるのが親の反応。

子供にとって、親は絶対的な存在。子供はもし親に見捨てられたら自分は生きていけないと考えています。

ただでさえ不安になっている子供たちにとって親から「学校に行かないの?」と聞かれることは大きなプレッシャーとなります。

また、親だけでなく学校の先生も恐怖の対象となります。

子供にとって先生は自分を学校に戻そうとする存在。どれほど正論で学校に戻るようにと言われても、子供にとってはそれも大きな負担になります。

不登校生のケア

それでは、不登校になってしまった子供に対して、大人はどのようなケアを行えばよいのでしょうか。

アドバイスではなく共感をする

不登校児のケアというと「こうすればいい」といった形で解決策を提案することがありますが、子供にとって、そのアドバイスはあまり有効ではありません。

というのも、「こうすればいい」という内容は子供の多くはすでに理解しているもの。しかし、それができないからこそ子供は苦しみを含めています。

もし不登校になっている子供たちに言葉をかける場合、アドバイスではなく共感を表すのがよいでしょう。

たとえば、自分が仕事や会社に行きたくない場合、どう言って欲しいかを考えてみましょう。

その場合、好意や肯定の気持ちを意識するとよいでしょう。

親子で良好な関係を築くこと

不登校の解決にとって、良好な親子関係が築くことがもっとも重要です。子供にとって、親は信頼できる唯一の存在ですが、その親に「学校に行け」と言われると、子供は逃げ場を失ってしまいます。

まず子供の感情を理解するように努めると親子関係を良好な状態に導き、問題解決の糸口となることがあります。

フリースクールの活用

もし学校に行きたくない場合、フリースクールを活用するという方法もあります。フリースクールは子供が過ごしやすい環境を提供してくれる場所。勉強についてもフリースクールを活用すれば、学習の遅れへの不安を和らげることにつながります。

まとめ

不登校は誰にでも起こる可能性がある問題です。必要なのは、急に学校に戻そうとせず、ゆっくり子供が対応できるのを待つこと。一人一人の個性や性格に合わせた対応が必要です。

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