日本の喫茶店はフランスのカフェを目指して誕生した

カフェー・パウリスタ コーヒー

ヨーロッパでコーヒーの飲用がはじまったのは、フランスではカフェ、イギリスではコーヒーハウスというように、コーヒーを飲ませる専門店でした。日本でも同じです。その役割をになったのが「喫茶店」でした。「喫茶店」という名称がいつできたのかは分かっていません。

日本初の喫茶店は、明治21年(1888年)、上野に開業した「可否茶館」(こうひいちゃかん)です。開業したのは鄭永慶という人物。中国風の名前ですが、長崎出身の日本人でした。

「仏蘭西(フランス)芸文珈琲館に擬せん」とうたっているから、フランスのカフェをモデルとしていたようです。2階建て洋風建築の店でしたが、営業はうまくいかず、4年ほどで廃業をしています。

明治23年に(1980年)、浅草公園に「ダイヤモンド珈琲館」、26年(1983年)に東京麻布に「風月堂」が開業します。

明治43年(1910年)、「メゾン鴻の巣」が東京・日本橋が東京に開業します。やはりフランス風の文学カフェを目指し、詩人の北原白秋ら多くの作家が集まり、文字通りの文学者の巣窟となりました。

白秋は「やわらかな 誰が喫みさしし珈琲ぞ 紫の吐息ゆるくのぼれる」

と歌っています。

翌43年(1911年)に東京の京橋に「カフェ・プランタン」が開業します。コーヒー1杯の値段は15銭。今の価値に直すと2000円以上です。とうてい一般の日本人が通える店ではありませんでした。

そんな中、大正元年(1912年)に東京の銀座に「カフェー・パウリスタ」が開業します。店を開いたのは水野龍という、移民事業を請け負うブラジル帰りの男でした。

「カフェー・パウリスタ」のコーヒーは1杯5銭、今の価値で500円程度、当時のかけ蕎麦1杯とほぼ同じです。この店の登場で、本格的な日本の喫茶店の歴史が始まります。

日本最古の喫茶店「カフェ・パウリスタ」は平成28年の今も現存します。銀座8丁目9番地 長崎センタービルの1階で営業しています。店のサイトでは、その興味深い歴史を知ることができます。https://www.paulista.co.jp/

大正から昭和にかけて、東京、大阪を中心に喫茶店は爆発的に増えていきます。昭和8年(1933年)には、東京に1万件の喫茶店があったとされています。

この中には「カフェー・ライオン」のように女給を傍らに座らせてサービスする店もあって、取り締まりの対象になってしまいました。そこで女給のサービスなどをせず、コーヒーを提供するだけの店は「純喫茶」を名乗るようになったのです。

日中戦争が始まるとコーヒーは贅沢品に指定され、昭和16年(1941年)に太平洋戦争がはじまるとコーヒーの輸入は途絶えます。戦争中、日本の喫茶店は完全に姿を消しました。

 

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