カフェオレとは?
カフェオレとは「cafe au lait」というフランス語がカタカナ語になった言葉で英語で言えば「ミルクコーヒー」を表します。コーヒーを5割・ミルクを5割入れたコーヒーです。
カフェラテはエスプレッソが元になっているので、作るとき専用のマシーンなどが必要になります。けれど、このカフェオレを作るコーヒーはドリップされたものや紙で抽出された一般的なコーヒーです。そのため苦いコーヒーが得意ではない方でも、おいしくいただけることができるんですね。
フランスではもともとドリップコーヒーのような比較的薄めのコーヒーが好まれています。そこにミルクを注いだコーヒーがさらにアメリカや日本へと入ってきたのでこちらはカフェオレになりました。
でもイタリアではエスプレッソが主流。そこにミルクを注いだカフェラテも、ヨーロッパやアメリカを経由しながら日本にも入ってきて、今やどちらもとても人気のあるコーヒーになりました。
説明をするととてもややこしいのですが、まとめるとカフェオレはフランス産のドリップコーヒーを使ったコーヒー5割・ミルク5割のもの、カフェラテはイタリア産のエスプレッソを使ったコーヒー2割・ミルク8割のものです。
こんな違いがあるため、濃厚なコーヒーの味を楽しみたいという方はカフェラテを好まれ、ミルクの甘さも楽しみたいという方はカフェオレを楽しむ方が多いそうです。またこのほかにも様々な違いはありますが、全てを挙げてしまうとややこしくなってしまうので、次にフランスではどんな料理やお菓子に合わせているのかをご紹介しますね。
フランスではどんな食事やお菓子と飲んでいるの?
実はフランスには、カフェオレボウルというカフェオレを飲むための食器があるんです。普通のマグカップやスープカップよりも一回り大きいサイズで、日本だとシリアルなどを入れて使っている方もいますね。
けれどフランスではこれにたっぷりのミルクで作ったカフェオレを入れて飲みます。ちなみにこれを使うのは朝食時のみで、そのほかの時は一般的にマグカップなどに入れて飲むそうです。
カフェオレボウルには取っ手がついていないので、ついスプーンなどを使いたくなりますが、その気持ちをぐっと我慢して、手を使って飲みます。カフェオレボウルについてくるスプーンは、お砂糖を混ぜるだけのものなので、注意して下さいね。
また、フランスでは朝食に出てくるクロワッサンやバゲットなどを、このカフェオレに浸して飲むこともあるのだそう。また田舎パンなどの比較的薄味なパンはカフェオレとも相性がよく、浸して食べる方もいるそうですよ。
カフェオレはとってもミルクをたっぷりと使うものなので、シンプルなものと相性抜群なんです。カフェタイムには、お菓子のバタークッキーやサブレ、スコーンやスポンジケーキ・シフォンケーキなど、シンプルでもおいしいお菓子と合わせていただくようです。
私もよくクッキーとカフェオレを楽しんでいますが、最後は浸して食べるととてもおいしく感じます。ちょっとした休憩時には、砂糖もプラスして、疲労回復効果も高めると良さそうですね。
インスタントコーヒーでも楽しめる
またカフェオレはインスタントの粉末の商品でも販売されていますし、自宅でもインスタントコーヒーやドリップコーヒーがあれば、いつでも作れるのでとっても重宝します。
以下にインスタントコーヒーでのカフェオレの作り方をご紹介しますね。ちなみにこれ、牛乳を豆乳に変えてもOKなので、お好みに合わせてぜひ作ってみて下さいね。
カフェオレの作り方(1人前)
・インスタントコーヒー:小さじ1~2(お好みで)
・牛乳:200ml
・砂糖:小さじ1
1.鍋に牛乳を入れ、少し温めたところで砂糖を混ぜる
2.沸騰直前まで温め火を消す
3.インスタントコーヒーを入れてよく混ぜてできあがり
ポイントは牛乳を沸騰直前まで温める事ですね。その後にコーヒーを入れれば、コーヒーの味を楽しみながら、牛乳本来の優しい味も楽しめるのでとってもオススメです。また、砂糖の量を調節したり、この上に砂糖を入れて泡立てた生クリームをプラスするのもおいしくなりますよ。ぜひ好みに合わせてアレンジしてみて下さいね。
まとめ
私は自分で作るときはカフェオレ、インスタントやコーヒーショップなどではカフェラテを楽しんでいます。どちらもコーヒー好きにはたまらないとてもおいしいものですが、自宅で簡単に作れるカフェオレはより家庭的なものではないでしょうか。ぜひあなたも、こころもほっと温まるおいしいカフェオレを作ってみて下さいね。