これが重要!プランター栽培を行う時に注意すべき土の選び方や入れ方について

これが重要!プランター栽培を行う時に注意すべき土の選び方や入れ方について

野菜を育てた経験が少なくても楽しめるのがベランダで楽しむプランター栽培です。プランター栽培を成功させるポイントとなるのが「土」。土を正しく扱うことができれば、ほとんどの野菜を上手に育てることができます。今回はプランター栽培の土の選び方や土の入れ方についてご紹介します。

プランターでの野菜作りは「土」が重要

野菜を育てるためには、苗選びや水やりなどの日々の世話も大切になりますが、それよりも重要なのが土そのもの。よい土で育てることが、野菜作り成功への近道です。

「良い土」の条件

それでは、実際に野菜を育てる場合、どのような性質を持った土が「良い土」とされるのでしょうか。

野菜を育てる場合、良い土かどうかは四つのポイントによって見分けることができます。それが「保水力」「通気性」「水はけ」「弱酸性」です。

保水力とは、与えられた水分をしっかり保持できるかどうかということ。また、単に水を保持するだけでなく、必要以上の水で過湿状態にならないことが重要です。

通気性は空気が通りやすいかどうかということです。土と根にとって、空気は栄養の元になるもの。さらに通気性が悪い場合、どうしても病気になったり、根が詰まったりして水分や養分を吸い上げられなくなってしまいます。

また、植物にとっては水はけも重要。もし水はけの悪い土の場合、土の中が過湿状態になってしまい、根が腐ってしまうことがあります。

さらに土には酸性、アルカリ性、中性の三つの性質がありますが、野菜を育てる場合には弱酸性であることが必要。そのため、野菜を育てる前に土の土壌の性質を野菜が好む弱酸性に整えておくことが必要になります。

野菜用の「培養土」を購入するのが最もお手軽

といっても、なかなか初心者には土づくりは難しいもの。そんな場合に便利なのが「培養土」です。

培養土はあらかじめ複数の土や肥料が加えられたもので、ほとんどの野菜が好む状態に整っています。ただし、培養土にも様々な種類があるため、プランターで野菜を育てるタイプを選ぶことが必要です。

土を手作りしてオーガニックに挑戦

もし少し野菜作りに慣れてきたら、土から手作りするオーガニックもおすすめです。土から工夫して手作りすると、野菜に愛着が湧くだけでなく、通常の培養土よりも質・量ともに多くの収穫を期待することができます。

一般的な土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を用意します。この二種類を7:3の割合でミックス。

土が固いと感じる場合には赤玉土を、さらさらしている場合には腐葉土を加えます。

ここに肥料を加えればオーガニックな手作りの土の完成ですが、さらにこだわりたいという場合には土壌酸度測定器などを使って土の状態を調べるのもよいでしょう。もしアルカリ性に傾いている場合には、苦土石灰などを混ぜることで土を弱酸性に整えることができます。

土をプランターに入れる

土の準備ができたら、次はプランターに土を入れていきます。このとき、ただプランターに土を入れるだけでなく、正しく土を取り扱うことが必要です。

土を入れる前にプランターの底を確認

土を購入したら、そのままプランターに入れてしまう人もいますが、その前に注意しなければいけないことがあります。

それはプランターの底を確認すること。実はプランターの底には様々なタイプがあります。

ただ単に穴が開いているものや、底にネットが付けられているものなどによって、必要な作業が異なります。

穴が開いているだけなら鉢底ネットを敷く

もしプランターに穴が開いているだけという場合、そこに鉢底ネットを敷く必要があります。もし穴が開いているプランターをそのまま使用すると、穴から水とともに土が流れ出してしまうことに。排水とともに土が流れ出すと、プランターの中の土が目減りしてしまうだけでなく、ベランダが汚れたり、排水口が詰まったりしてしまうことも。排水口が詰まってしまうと、大雨の場合など水があふれて室内に流れ込んでしまうこともあります。

さらに鉢底ネットには鉢底から害虫が侵入するのを防ぐという役割もあるため、ぜひ用意しておきましょう。

また、底面にネットがついている場合にはそのまま使用することができます。

鉢底石を敷く

プランターの底に鉢底ネットを強いたら、次に鉢底石を敷き詰めていきます。鉢底石はプランターの水はけをよくために使用される石のこと。鉢底石を敷いておくと、不要な水が抜けることはもちろん、鉢底からも空気が入り、根と土に栄養を与えてくれます。

さらに通気性を保つことで、植物に害を与える菌の繁殖や根腐れを防いでくれる効果も。

ホームセンターや園芸店などに行くと、専用の鉢底石が販売されているため、それらを使用するとよいでしょう。鉢底石は専用のものでなくても、拾った石や砂利などを使用することもできますが、専用のものは軽く、植物の根にも負担がかからないようになっているため、専用のものを購入することをおすすめします。

鉢底石を敷くときには、多すぎると土の量が不足し、少なすぎると排水性や通気性が低下してしまいます。そのため、プランターの底が隠れる程度を目安にするとよいでしょう。

ただし、特に水はけが必要な植物の場合には通常よりも多くの鉢底石が必要になるため、ホームセンターなどで問い合わせてみるのもよい方法です。

培養土を入れる

鉢底石の準備ができたら、いよいよ培養土を入れていきます。特に必要がある場合には、この段階で元肥も混ぜていきます。

ただし、30日程度の早期に収穫できる野菜の場合、元肥は不要。

また、土をプランターぎりぎりまで入れてしまうと、水やりをするときに縁から水があふれてしまいます。それを防ぐためにも、水が入るための場所であるウォータースペースは開けておくようにしましょう。ウォータースペースは縁から2センチから3センチを目安にするのがよいでしょう。

元肥とは

野菜を大きく育てたい場合に欠かせないのが肥料です。野菜を育てるための肥料は「元肥」と「追肥」の二種類に分けることができます。

「元肥」とは、根をしっかりと育てるために、苗の植え付けまたは種の発芽後すぐに効果を期待する肥料のこと。

元肥には「リン酸」を中心に粒状のタイプが使われることが多く、土に混ぜてからゆっくりと作用し、一か月以上効果が持続する緩効性の物、土の中の微生物によって一度分解して根から吸収されやすい成分に変わる遅効性のものなどが用いられます。

元肥はプランター栽培の場合、培養土全体に均一に混ぜ込んで使うのが一般的。

ただし元肥は多ければいいというわけではありません。

元肥の量が多すぎると、逆に根の成長が遅くなってしまうことも。また、最初に株だけが大きくなると、暑さや寒さに弱く、病害虫の影響で株が弱くなってしまう「つるぼけ」の原因にもなってしまいます。

このように元肥は初心者にとって難しいものですが、培養土を使用すると最初から肥料が混ぜ込まれているため、手軽に野菜を育てることができます。

追肥とは

元肥に対して追肥とは、野菜の成長に従って与える肥料のことです。

野菜は成長するにつれて、葉や実を大きく育てるためはより多くの肥料が必要になります。しかし、最初に与えた元肥だけでは、養分が足りなくなってくるもの。

特にプランターで野菜を育てる場合、畑と比べるとどうしても土の量が少ないもの。さらに土も乾燥しやすく、水をやることも多くなるため、元肥がプランターの底から土と共に流れ出してしまいます。そのため、ベランダ栽培では追肥は必須の存在です。

追肥として必要なのは、野菜の生育に必要な窒素やリンさん、カリといった成分。特に窒素とカリは野菜の成長には欠かせませんが、プランターで育てる場合にはどうしても流されやすくなるため、追肥としては窒素とカリが中心になります。また、野菜の種類によっては、マンガンやホウ素、カルシウムといった栄養成分も必要になります。

追肥を与えるのは、一般的には植え付けてから三週間から四週間後。この頃には根が成長し、養分を吸収しやすい状態になっています。

また、最初に遅効性の元肥を与えた場合でも、この時期に追肥を行うのがおすすめです。

追肥を行うのは天気が良く、土の中の空気や水が新鮮なときがおすすめです。雨が続いている場合などは土の中の空気が不足し、寒い季節の場合には根が養分を吸収しにくくなります。

もし追肥を与える場合には水に混ぜて与える速効性肥料がおすすめ。速効性と緩効性をミックスした固形肥料も使いやすく便利です。

ただし、元肥と同様、追肥も与えすぎには注意が必要。追肥の量が多すぎると、土の中の養分濃度が高くなり、根が脱水状態になってしまいます。そうなると根が水分を吸い込めなくなり枯れてしまうこともあるため気を付けましょう。

適した大きさのプランターを使う

野菜作りには、それぞれの野菜に適したサイズのプランターを使うことも重要です。

もしスペースがある場合には、大きければよいと考えがちですが、大きすぎるプランターを使うと根が張らず、野菜の成長が遅れることがあります。また、大きすぎるプランターは、野菜の根のサイズに比べて水が多すぎる傾向に。水が多すぎると、根腐れの原因になってしまいます。

逆にプランターが小さすぎると、根が詰まって十分な成長ができなくなります。さらにダイコンやジャガイモなど、根が下に成長する野菜の場合、小さなプランターでは十分な深さがないため、なかなか野菜が大きくなりません。

それを防ぐためにも、育てる野菜の大きさに応じてプランターの深さを決めることが必要。

もし根の中で大きくなる野菜を育てる場合には、深さがあるプランターを選びましょう。

逆にリーフレタスなどそれほど高くならない野菜の場合、浅めのプランターでも構いません。

なお、プランターには様々な素材のものがありますが、初心者の場合にはプラスチックのものを選ぶのがよいでしょう。プラスチックは軽く、移動も簡単なので、ベランダ菜園には最適です。

野菜をしっかり育てるための水やり

土も肥料もきちんと与えているはずなのに、どうしても野菜がしっかり育たないという場合、水やりが原因となっていることがあります。水やりというと、単に水を与えるだけというイメージですが、野菜を育てるためにはいくつかのポイントがあります。

土が白く乾燥したら水やりのタイミング

野菜の成長のために水やりは欠かせないもの。しかし常に水を与えていると、逆に野菜が枯れてしまうことがあります。

これは土の中の空気の量が関係しています。というのも、野菜の根が成長するためには水分だけでなく、空気も必要。しかし常に水を与えていると、土の間の空気の層が水によって潰れてしまい、空気がなくなってしまいます。

そうすると根は窒息状態に。さらにカビなどが増殖することで、根が腐ってしまう原因となります。

では、水をやるときはどのようなタイミングで行えばよいのでしょうか。ひとつの目安となるのが土の状態。土が乾燥して白っぽくなっている場合、植物が水を欲している証拠です。

その場合には、プランターの底から水が流れ出すぐらいにたっぷりと水を与えましょう。そうすることで根がきちんと水分を吸収することができます。

また、水やりをするときには、野菜ではなく土に水を掛けるのが基本。このとき、土が跳ねて泥が野菜に付着してしまうと、そこから病気になってしまうこともあるため注意しましょう。

水やりは午前中がおすすめ

水やりを行うときには時間帯も重要です。おすすめは午前中の時間帯。植物の活動時間は基本的には午前中。この時間帯は効果的に水分を吸い上げることができます。

逆に午後の暑い時間に水を上げると、植物の活力が弱っていることに加えて、気温が高いため水が蒸発しやすく、水分が不足してしまいがち。また、日差しが強い時間帯に葉に水がかかると、そこから葉焼けを起こしてしまうこともあります。

さらに夜間や夕方の時間帯も水やりには向いていません。この時間帯も日中と同じく植物が水を吸い上げにくいため、生育不良の原因になってしまいます。

まとめ

プランターで野菜を栽培する場合には、土や水やりなどいくつかのポイントを知っておくことが必要です。正しい方法を身につけて、ぜひ健康な野菜を育ててくださいね。

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